肉欲から生まれた愛欲

  いつもの駅で電車を降りて、時計を見る。時刻は18時少し過ぎ。

  繁忙期を過ぎ、ようやく定時で帰られるようになった。明るいうちに帰られるという普通のことが、素晴らしいことのように感じられる。無論、仕事は忙しいが、それでも早く帰られるだけでありがたい。

  残念だが、恋人はまだ少し忙しいらしく、まだ家にいない。ようやく、明るいうちから思いっきりセックスを楽しめると思ったんだが・・・・・・セフレである従弟とその恋人の家に行くという選択肢もあるが、少し遠いし、あっちも久々に二人っきりで燃え上がっているはずだ。お邪魔しないでおこう。

  仕方なく、俺は人込みに混ざり歩き出した。どーするか。早く帰って、飯やら掃除やら色々済ませてしまうか。

  「お」

  そんなことを考えながら歩いていた俺は、行きつけのジムのことを思い出した。行きつけと言っても、繁忙期に入ってからは全く行けていなかったが。

  駅前のデパートのショウウインドウに映った自分の姿を見る。スーツを着こなした、馬獣人の姿がそこにある。こげ茶の体毛と黒い鬣は昔のまま。しかし肉体の方は、少し太った気がしないでもない。無論、がっしりと筋肉がついており、それはまだまだ衰えていないのだが、少々脂が乗ってきたのではないだろうか。

  「ちょっと、運動していくか」

  俺はジムに向かって歩き出した。そう言えば、恋人との出会いも、あのジムだったなと、当時のことを思い出しながら。

  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  数年前。

  夜、仕事終わり、俺はいつものようにそのジムで汗を流していた。

  その日はランニングマシーンに乗り、結構なペースで走っている。陸上部にいた経験はないが、趣味がキックボクシングということもあり、よく走っていた。そのおかげで、社内の陸上部が大会に出場する時は、よく声を掛けられる。ガチ勢には敵わないが、それでもけっこう走れる自負はあった。

  上半身はシャツ一枚、下半身は短パンのみだ。陸上選手が穿くようなやつだから、裾は太ももの付け根までしかないので、我ながら逞しい太腿はしっかりと露出していた。体に密着しているから、股間部はしっかりと盛り上がっている。馬獣人の中でも特に巨根だから、この膨らみはごまかせない。こういう、身にしっかりフィットするタイプだと、チンポも玉も暴れ回らないから、走るときは重宝している。

  「ふっ! ・・・・・・くっ! ・・・・・・くうっ!」

  荒い呼吸を繰り返し、汗を飛ばしつつ走り続ける。多少苦しいぐらいが丁度いい。

  「ふうっ!」

  20分くらい走り、俺はマシーンのペースを落とし、ウォーキングを始めた。全身、汗でぐっしょりだ。シャツは体に張り付き、筋肉が浮かび上がっている。乳首の盛り上がりまで分かってしまう程に。

  短パンも同様だ。自慢の巨根の形はしっかりと浮かび上がっている。亀頭を上に向けると、ちょっと勃起しただけで亀頭が臍を超えるかもしれないから、斜めに傾けてなんとかパンツに納めている。

  (ちょっと勃起する危険性が、高いからな)

  俺は呼吸を整え、ウォーキングを続けながら周囲を見渡した。

  あちこちで、屈強な雄たちが様々な機材で筋トレをしている。獅子や虎、猪に河馬、ゴリラなど。ここは結構良い機材があり、値段も手頃なので愛用している人が多い。そこそこガチのアスリートもいるそうだ。

  皆、恰好は俺と同じで汗だくだ。ゲイである俺は、周囲の雄たちに見とれてしまう。

  (あの獅子、俺と同い年くらいか。良い大胸筋してるな。あっちの狼は、太腿がしっかりしてるな。自転車とかガチでやってるのか?あっちの猪は、チンコでけえな。俺ほどじゃないが)

  つい、品定めをしてしまう。良いスタイルをした女性もそこそこいるが、俺はやっぱり雄に目がいく。本当に、注意しないと勃起しちまう。

  実際に、ここで恋人やセフレを見つけた、とかいう話も聞くんだが、本当だろうか。セフレはそこそこいるが、俺もそろそろ決まった恋人が欲しいかな。同棲して、いつでもヤれるくらいのパートナーが。

  でもそうなると、ガチで相性がいい相手を選びたいしな。

  「お?」

  マシーンを止めて降り、タオルで汗を拭いていた俺は、その時気付いた。視線が一つ、俺に向けられていることに。

  そいつは椅子に腰かけダンベルトレーニングをしつつ、俺の方に視線を向けていた。それに気づいた俺は、気付かない振りをしながら、馬の広い視界を利用してそいつを見てみる。

  そいつは、黒毛の牛獣人だった。年齢は、俺と同じくらいか。背丈も俺とほぼ同じみたいだが、骨格は俺よりでかいみたいだ。

  シャツに短パン姿だから、肉体の様子もよく分かった。胸板はかなり厚く両手足も太い。かなりの筋肉量だが、俺と違ってうっすらと脂肪が乗ってるな。

  しかし、かなり胸がでかいな。大胸筋と脂肪の組み合わせで、かなり大きい。こりゃかなりの巨乳だ。パイズリ出来るくらいなんじゃないか?女性顔負けだな。乳首もしっかり立ってるし。チンポも、俺ほどじゃないがかなり大きいらしく、膨らみがでかい。竿は俺だが、玉は俺と同じくらいってところか。

  その牛は、真剣な表情で俺をガン見している。この視線、多分、筋肉がすごいとか、そういう羨望の感じじゃないかもしれねえ。ちょっとカマをかけてみるか。

  俺は思い切って、シャツをめくってみた。牛ほどじゃないが発達した胸の筋肉と、割れた腹筋を見せつけてやる。

  シャツで汗を拭くふりをしながら牛を見ると、やはりじっとこちらを見ている。

  俺はさらに行動に出てみた。あの牛と、セックスをする妄想を始めたのだ。徐々に俺の巨根に血が巡っていき、太く長く、硬く成長していく。股間の膨らみは大きくなっていき、短パンを押し上げていく。それは、遠目でも分かるほどの膨張だ。

  半勃起の状態だが、それでも切っ先は臍を超える。斜めに傾けているおかげでなんとか短パンから飛び出してはいないが、既に亀頭は太腿の付け根からはみ出ている。牛に背を向けたとしても、恐らく亀頭の先端はちらりと見えるだろうな。我ながら、マジでデカい一振りだ。

  すると、それを見た牛の股間も徐々に膨らんでいった。俺の勃起につられて、股間の盛り上がりが大きくなっていく。短パンに、くっきりと牛のチンポの形が浮かび上がった。

  「うっ」

  その時、牛が小さく呻き、ダンベルをおいて両脚をとじた。

  牛もかなりの巨根で、勃起したら臍まで届くほどのサイズだったのだ。しかも俺と違ってチンポを斜めに収納していないし、しかも最後まで完全勃起したらしい。どうやら亀頭が短パンからはみ出たようだ。顔を赤く染めて、チンポの位置を修正している。幸い、周囲の奴らは気付いていないようだが。いや、気付いているが、何も言わないだけかもな。

  これは間違いなく、当たりだ。こいつもゲイ、そして俺に見惚れている。特に、このでかいチンポに。

  ガタイのいい牛で、俺に興味を持っている、か。いいな。とりあえず、アプローチかけてみるか。そういや最近、忙しくてセックスしてなくて溜まってるしな。

  そいつの方に体を向けてみた。そいつは慌てて俺から体を反らす。バレバレなんだがな。馬の視野の広さを舐めるなよ。

  思い切って、牛に歩み寄ってみる。するとそいつは、逃げるように立ち上がり、ロッカールームの方へ歩き出した。勃起がバレないよう、前かがみになって。

  (マジでバレバレだっての)

  心の中で突っ込んで苦笑しつつ、俺はあとを追った。これ以上勃起しないよう、注意しながら。

  ロッカールームに入ると、そいつはこっちに背を向けたまま動かないでいた。見ているのがバレてしまって、気まずいんだろう。まぁ、普通は怒られるって思うよな。俺は構わない、むしろ嬉しいくらいなんだが。

  牛はこちらに背を向けて、自分が借りているロッカーを開けた。どうやら服を脱ぎ、併設されているシャワー室で汗を流し、急いで出ていくつもりなんだろう。

  しかし、嬉しい偶然だ。あいつのロッカー、俺の隣じゃないか。俺は内心ほくそ笑み、そいつの隣についた。

  「ん」

  そいつが息をのむ声が聞こえるが、無視してロッカーを開けてシャツを脱ぐ。見せつけるように、ゆっくりと。牛は俺の逞しい大胸筋と腹筋を至近距離で眺め、ごくりと唾を飲み込んだ。露出とか、ストリップの趣味はないんだが、悪い気はしない。

  俺はそのままシューズと靴下も脱ぐと、短パンとパンツを一緒にずりおろした。

  「うっ」

  牛が小さく呻いた。当然だろう。一番の目当てである、俺のチンポが露出したんだから。

  巨根が多い馬獣人の中でも特にでかい俺のチンポは、やや勃起していることもあり、太さは500ミリのペットボトル並、長さは子供の腕ほどもある。そんなものがだらんと垂れ下がって、太腿の間で揺れているんだから。玉もそれに見合うほど大きく、竿と一緒にゆらゆらと揺れているんだから、たまらないだろうな。

  俺はすぐシャワー室へ行かず、洗面台が設置された方へ向かう。そこには鏡があり、自分の全身を映すことが出来た。わざとチンポをぶらぶらと揺らすように歩くと、牛は鏡に映ったそれをじっと見つめてくる。

  俺は鏡の前に立つと、ボディービルダーみたいにポーズを取ってみた。全身に力を込めて筋肉を隆起させ、その肉体を誇示するように。ジムで鍛えている奴はよくやっていることだから、別に不自然じゃない。

  俺は鏡ごしに牛の様子を見た。牛はまず。俺の背中に集中した。がっしりとした背筋に。そして次に、黒い尻尾と大きな尻に視線が向かう。流石の俺も、尻は脂肪で丸みを帯びている。自慢の巨根でタチをやる事が多い俺だが、ウケもしっかりできる。肉付きの良い尻には自信がある。

  そして牛は、鏡に映った俺の胸や腹に視線を向けた。牛には負けるが見事な大胸筋雄っぱいと腹筋に。隆起させてるから、さっきまでより見ごたえがあるらしく、じっくりと見定めているようだ。

  そして俺の顔にも視線を向けてくる。もちろん、目が合うのを恐れてじっくり顔を見てくる。自分で言うのもなんだが、それなにり精悍だからな。牛の雄々しい顔も、中々のもんだが。その割には、俺に声を掛けずチラ見をするあたり、ちょっと男らしさが無いというか、ビビりっぽいんだが。

  そしてついに、牛の視線は俺の股間に向けられた。鏡越しに、俺のチンポを凝視してくる。今まで結構な数の雄と遊んできたからな。自慢の巨根は使い込まれて真っ黒だ。太く長く、存在感たっぷりの肉柱だ。

  やっぱり、一番気になるのはチンポみたいだな。そりゃそうだ。雄の性の象徴だもんな。しかも俺のチンポは、繰り返すがかなりデカい。精力を体現しているかのような、圧倒的なでかさだ。今までセックスしてきた相手も、俺のチンポに驚いていた。

  見られることで、俺も興奮しちまった。半勃ちだったチンポへ更に血が巡り、どんどん膨張していく。太く長く大きく成長していき、ぐぐっ、っと立ち上がる。

  「うお・・・・・・」

  牛が感嘆声を上げた。

  俺のチンポは数秒後、完全に勃起していた。太さも長さも一回り以上膨張し、力強く天を突いている。起き上がることでデカい玉も牛にさらけ出されている。ビクビクと震えるそれは、正に肉の刀だ。生命力に満ち溢れ、どんな雌も一突きで孕ませてしまいそうな、そんな極上の一振りだ。

  鏡の前でポーズを取るのはまだ自然だが、勃起は流石に不自然だ。これは、俺なりの牛へのアプローチ。牛が俺に性的な興味を抱いていると確信したうえでの行動だ。

  完全にチンポを勃起させた俺は、牛の方に体を向けた。勃起したチンポがぶるんっと揺れる。

  牛は一瞬俺と目が合ったが、すぐに背を向けて服を脱ぎ始めた。視姦してくる割には、恥ずかしがり屋だな。

  牛がシャツを脱ぐと、逞しく肉付きの良い背中が露出される。短パンを脱ぐと、俺以上にでっかい尻が。良い尻だ。あれにぶち込んだらたまらんだろうな。しかも短パンを脱いだ瞬間、ドコッて音がした。多分勃起したチンポが、腹筋に衝突した音だろう。牛も完全に勃起しているみたいだな。

  牛は全裸になると、小走りでシャワー室に向かった。俺はそのデカいケツの後を追った。

  幸い、シャワー室には誰もいなかった。牛は一番隅のシャワーを利用している。俺は迷うことなく、牛の隣のシャワーを使い始めた。

  「ん」

  牛が何か言いかけたが、口を閉ざした。俺に咎められると思ったのだろうか。

  暖かい湯を浴びながら、俺は隣の牛を見る。牛は顔を伏せて湯を浴びていた。がっしりとした体つきだ。しかし脂肪のおかげで、俺より全体的に丸みを帯びている。まぁ、デブってほどじゃないな。レスラーみたいな体形だな。

  やはり注目するのは、大きな胸だ。筋肉で実り、脂肪がとっぷりと乗った女性のような豊満な乳房は、迫力満点だ。走ったりすれば、間違いなく揺れるだろうな。チンポもでけえ。やや萎えているが、完全には萎えていないな。半勃ちの状態で、股間で揺れている。しゃぶりごたえがありそうだ。

  顔をちらりと見ると、そいつもこっちを見ていた。目が合ったが、やはりすぐに反らされた。雄々しい顔のくせに、可愛い奴だ。

  せっかく俺好みのガチムチ体形の雄を見つけたんだ。しかも、相手も俺に興味を持ってる。手を出さないわけにはいかないだろう。てか、もう我慢できない。

  「なぁ」

  俺は牛に話しかけた。

  「な、何だ?」

  牛はビクリと体を震わせて応える。

  「お前、俺のこと、ずっと見てたよな」

  「え、い、いや、気のせいじゃないか」

  牛の方は見ず、俺は続けた。

  「隠すなよ。気付いてるぞ」

  否定させいないと言わんばかりの俺の口調に、牛はたじろいだ。

  「う、その・・・・・・」

  牛は同様に、何か言おうとしているが、何と言えばいいか分からず困っているようだ。見た目と違って奥手だなぁ、おい。いや、見た目で判断しちゃいけないが。

  俺から行くか。もう我慢も出来ないし。

  「興味があるのか」

  俺は牛の方に体を向け、詰め寄った。

  「い、いや、その」

  後退する牛に歩みよる。やがて牛は壁にぶつかり、止まる。

  「素直になれよ」

  牛を壁際に追い詰めた俺は、体をぎりぎりまで牛に近づけた。

  俺の顔のすぐ前に、牛の顔がある。

  鼻先がくっつきそうだ。

  目と目が合う。

  荒い鼻息と吐息がぶつかり合う。

  驚きながらも、嬉しそうな、しかし恥ずかしさが残っている、そんな表情の牛。

  自分から仕掛けておきながら、きっと俺も似たような表情だろう。

  興奮が、欲望が、高まる。

  会ったばかりの相手に。見た目が好みだからという理由だけで。

  否、それで十分なのかもしれない。

  どんな恋愛も、始めは見た目だけだ。

  思わず身を寄せると、胸と胸が触れ合う。

  そして、下半身では互いのペニスもぶつかり合う。

  性器同士が接触して、甘美な刺激が生まれ、それが全身に広がる。

  その刺激は、脳の制御を破壊した。

  俺は牛に密着して、その唇を奪った。優しい触れ合うようなキスなんかじゃない。激しく、食らいつくすかのように、思いをぶつけるかのようなキスだ。口を開いて相手の唇を食み、半開きだった口の中に舌を押し込み、嘗め回してやる。唾液をたっぷり含んだ舌で、吐息とともにこっちの欲望を注ぎ込んでやるように。

  粘着的な水音を立てながら、相手の口内を嘗め回していると、相手の肉厚な舌が動いた。こちらの舌に呼応するように動き、絡ませてくる。相手も負けじと、唾液や吐息と共に欲情の心をこっちに送り込んできた。

  たまらず両腕を広げて相手を抱きしめると、同時に相手もこっちに抱き着いてきた。

  きつく抱きしめ合って、一心不乱に情熱的なキスを続ける。荒い鼻息と、息継ぎによる呼吸の音、そして唾液が滴る音が、シャワーの水音をかきけすくらい木霊する。

  逞しい肉体の感触が心地よい。興奮で暖かく、いや、熱くなっているから尚更気持ちが昂る。両胸の柔らかさも気持いい。むっちりと柔く、しかし弾力がある感触が気持よすぎる。

  何より、ペニス同士の密着によって生まれる快感がすさまじい。腰が震えてしまう。すぐにでも射精しそうになる。試しに、腰を一度振ってみた。先走りが溢れ、お湯と混ざって潤滑油になり、スムーズに擦れ合う。

  熱く硬い肉の塊同士が共に快感で震え、欲望を解放させようと同時に口を開き発射の準備を整える。俺は必死にそれに耐えた。牛も俺にしがみつき、射精に耐えている。その必死さが、愛おしい。

  その時、俺は思い出した。部屋の隅には、個室型のシャワーがある。個室と言っても、両側をにスリガラスが設置され、カーテンがついただけものだ。音はばっちり外に漏れる。

  だが、もう限界だった。

  欲望を解き放ちたい。こいつと存分に愛し合いたい。

  抱き合ってキスを続けたまま目を開くと、そいつも目を開いていたから目が合った。

  俺が目線を個室シャワーに向けると、牛も分かったようだ。

  抱きしめ合いキスをしたまま、そこを目指して歩き始める。一時でも、放れたくなかった。

  個室に二人で入ってカーテンを閉めて温水をシャワーから流し始めると、俺は牛を壁に押し付け、さらに激しくキスをお見舞いしつつ、腰を振り始めた。ペニスの裏筋同士をしっかりと密着させ、互いに快感を味わえるよう激しく腰を振る。発達した下半身の筋肉を最大限に躍動させて。

  「んんっ!!ぐうっ!!」

  こらえていた牛が、小さく呻いた。

  牛のペニスの熱が高まり、剛直が痙攣する。

  どうやら、その時が来たらしい。快感を強く味わわせてやろうと、俺が更に腰を強く振ると。

  「ぐうううううう!!!!」

  ブビュルルルルッ!! ドビュルルルルッ!! ゴビュウウウウウウウ!!

  牛は大きく呻いて射精した。欲望の強さに比例して、熱く濃厚で、凝縮され個体と化した精液が放たれる。それは俺たちの腹筋の当たりで破裂し、周囲に飛散した。留まることなく溢れ出てくるため、床にボタボタと精液の塊が落下していく。その間、牛は俺にしがみついて快楽に悶えていた。

  キスをしたまま目を開けると、硬く目をつぶって身を震わせながら射精を続けるこいつの姿が映る。牛のそんな姿を見ていると、興奮は増すばかりだ。

  やがて、長く続いた牛の射精が止まった。牛は俺に体重を預け、荒い呼吸を繰り返している。牛の汗と吐息とともに濃厚な精液の匂いが立ち込める。それはまるで媚薬効果をもったフェロモンのように、限界まで昂っていた俺の性欲をさらに滾らせた。

  俺はその場にしゃがみ、牛のペニスを至近距離で見つめた。大量射精の後だというのに、まだ勃起を維持している。やはりかなりの大きさで、堂々と天を衝く様は、正に肉の大樹だ。肉の幹には、樹液のように精液がこびりついていて、とてもいやらしく見える。

  どうやら牛は、まだ満足しきっていないようだ。まぁ、これだけ興奮していたら、1発くらいじゃ満足できないよな。

  俺は躊躇いなく、牛のペニスを咥えこんだ。馬特有の大きな口を開き、その長大なペニスを全て口に含んでやる。

  「うっ!」

  射精後で敏感になっているから、牛の体は大きく震えた。それを気にせず、俺は牛のペニスをしゃぶった。付着した精液の苦味を味わいつつ、唾液を肉棒にまぶしていく。苦味が無くなれば、無味の肉の味が広がる。美味いというわけではないが、魅力的な男性の性器であると思うと、極上の味のように感じてしまう。

  「ぐっ!」

  すると、牛のペニスはさらに硬度を増して僅かに膨らんだ。巨大で高質な塊と化し、俺の口内を占領する。膨張率はかなりのもので、口を結構開けなきゃ収まらない。高いが肉である以上、表面は柔らかい。

  肉の感触、体を震わせながら快楽に呻く牛、鈴口から漏れ出てくる先走りと精液の味、全てに満足しつつ、俺は牛のペニスの裏筋を舐め上げつつ、頭を前後に振り始めた。精一杯のフェラテクで、牛のペニスに刺激を与える。開いた手で睾丸を揉んでやると、そこも重量感たっぷりだ。この中で、さっきの濃厚な精液が作られているなら、納得だ。

  「がっ!!」

  牛は俺の頭を掴み、悶えている。俺は鼻息を噴き出し、フェラを続行しつつ次のアクションに移った。床に落ちた牛の精液を掬い、牛の肛門に当てる。

  「うはっ!」

  察した牛が、尻の力を緩めた。牛の物分かりの良さに気を良くした俺は、フェラを続けながら牛の肛門を優しくマッサージし、中指を腸内に突き入れた。

  「ふぐう!」

  指はすんなりと入った。どうやらこの牛、処女じゃないらしい。それどころか、かなりこの穴は使い込まれているようだ。期待値が上がっていく。挿入しても、この期待は裏切られないだろうという確信が生まれる。

  「がはっ!」

  前立腺の位置も、容易に探し当てることが出来た。前と後ろからの刺激で、牛の身体が硬直する。俺は穴を広げつつさらに刺激を与えてやろうと、指を2本、3本と増やし、ペニスを思いきり吸い上げた。

  「うっ!!!」

  ドビュッ!! グビュッ!!

  やがて、牛は耐えきれず俺の口内に再び精を放った。2度目とは思えないほどの量と勢いと濃さだった。喉に激流が直撃し、口内は一瞬で満たされ、しかも解けた餅のようだから飲み込みにくい。

  それでも俺は牛のペニスを口から放さなかった。せき込みそうになりそうになるがこらえ、精液を飲み込む。

  牛が放った欲望の塊は、精力絶倫な宿主を体現しているかのように濃厚だ。遺伝子情報がぎっしりと詰め込まれ、生殖能力の高さを誇示している。快感の証明として放たれたそれを捨てたくはない。俺は全てを飲み干した。

  「ふう・・・・・・」

  全てを飲み干した俺は、牛のチンポを口から解放してやる。そこには、やや硬度を失いだらりと舌を向く牛のペニスが。完全には萎えていない。半勃ちを維持しているということは、まだ満足していないようだ。

  そしてそれは、俺も同じ。一度も射精していないのだから。牛の射精を2度も見て、興奮は最高潮だ。こんな昂りは久しぶりだ。

  俺は牛の両膝に手を回した。牛は俺の意思を汲み取り、壁に体重を預けて俺に抱え上げられる。駅弁の体勢になり、俺のチンポの切っ先が準備を整えた牛の肛門に当たった。

  こんな場所で最後まで、という気持もあった。だが、ここまで昂っておきながら行為を止めることはもう出来なかった。それは牛も同じらしく、早くくれ、と言わんばかりの視線をこちらに向けてくる。言葉がなくともその目を見れば分かる。欲望の火が付いた目を見れば。

  俺は牛にキスをお見舞いし、牛の体を落とし、腰を突き上げた。俺の大きく膨らんだ亀頭が、牛の肛門を押し広げて貫く。

  「んんっ!!」

  切っ先が入ってしまえば、後は楽だった。太く長い肉の刀身が、ずぶずぶと牛の中に入っていく。腸内を押し広げながら、削岩機のように肉の洞窟を突き進む。

  「んぐう!!」

  やがて、巨大な俺のチンポが全て牛の胎内に収まった。想像通り、かなりの名器だった。締め付けが凄まじい。しかし腸壁は柔らかく、突起一つ一つが隙間なく俺のチンポを包み込む。まるで俺の肉刀のために生まれた肉の鞘だと錯覚するほどのフィット感だ。今度は、俺の身体が快楽で震えた。今までの昂りのせいで、入れただけで射精しそうになる。

  牛の方は、身を固くして俺にしがみついている。恐らく、俺ほどの巨根で貫かれたことはなかったんだろう。今まで誰も到達したことがない地点を俺の強直で刺激され、歓喜に震えているに違いない。

  俺は口づけを続けたまま、全身の筋肉をフル稼働し、思いっきり腰を振り始めた。

  「ぶふううう!!」

  牛がキスをしたまま、大きく呻いた。しかしそれが苦痛からではなく、強すぎる快楽による歓喜の雄たけびであることはよく分かる。俺は構わず、牛のキスと逞しい肉体も楽しみつつ、その胎内によってもたらされるペニスへの刺激に酔いしれた。

  凄まじい快楽だ。腸壁の突起一つ一つが蠢いて俺のペニスを刺激しているかのようだ。あまりの快楽に腰振りにも力が入る。もう止まらない。勝手に腰が動いているんじゃないかと錯覚してしまう。

  気付いたら、牛のペニスもまた勃起していた。興奮しているのは間違いない。俺の腹筋に擦れて、気持ちよさそうに先走りを流している。

  俺の下腹部と牛の尻がぶつかり合う。俺の先走りと牛の腸液が漏れ出てるから、逞しい肉体同士の衝突音には、粘着的な音が混ざった。キスによって生じる水音も、鼻息や息継ぎ、そして快楽の呻き声は、シャワーの音で消せなかった。

  だが、周囲にバレてしまったとしても、もう構わなかった。そんなことより、この快楽を享受したかった。最高に気持ちいセックスを、堪能したかった。相手も合意しているんだ。望んでいるんだ。俺とこの牛の仲を引き裂くなんて、行為を止めるなんて出来るはずがない。

  やがて、俺の快楽も限界まで達した。

  「んぐううううう!!」

  俺は激しいキスを続け、がっしりと牛を抱きしめ、渾身の力で腰を突き上げ、臨界点を突破した俺の興奮や欲望を込めて、射精した。

  ドビュルルルルルルルル!! ゴッビュウウウウウウウウウ!!ボビュビュビュビュウウウウウ!!!

  俺の思いが、欲望が、牛の中に注がれていく。その快楽は、凄まじいものだった。肉体的にも精神的にも、脳が焼き切れるんじゃないかと思うほどの快感が発生した。

  体を硬直させ、俺はしばらく射精を続けた。溜まっていた分、昂っていた分、射精は長く続く。精液は止まらず、奔流となって牛に胎内に注がれていく。俺の遺伝子が牛に注がれていくという事実もまた、興奮材料の一つだ。孕ませるという行為が、性の本質だからだろうか。

  俺の巨根が栓になっているから、俺の精液はほとんど牛から漏れ出なかった。こうふんしている

  牛も嬉しそうに身を震わせている。いつの間にか、下腹部のあたりが熱い。どうやら、牛はまた射精したようだ。腹筋で擦れていたとはいえ、ちゃんと扱いたりしたわけではないのに。ほとんどケツの快楽だけで絶頂したようだ。前立腺を意識して就いたわけじゃないが、俺のデカすぎるチンポはしっかりと感じる場所を突いていたのかもしれない。

  射精が収まったが、俺のチンポは勃起したまま。精神の昂りも収まっていなかったから、俺は再び腰を振り始めた。射精後のチンポには少し刺激が強すぎたが、腰を振っていればすぐに気にならなくなる。むしろ、更なる行為を求めて腰の速度が加速する。

  「む、むおおっ!」

  牛が悶えても気にしない。俺は自分の欲望に従い、腰を振った。穴は十分に広がり、精液が潤滑油になったためか腰がスムーズに進む。しかし締め付けや腸壁の感触は変わらず最高だ。

  「ぐううっ!!」

  ドピュッ!! ゴビュッ!! ビュビュビュッ!!

  思い切り抱きしめ、再び射精する。尚も激しい射精をして、しっかりと牛に種付けをする。牛はもう射精しなかったが、それでも俺を愛し気に抱きしめてくれた。

  流石に牛の巨体をこれ以上抱えているのは辛くて、腰を下ろす。しかし放れたいとは思えず、チンポはケツに入れたまま、抱きしめ合ってキスも続けている。

  汗や精の匂いが、雄の本能を掻き立てるフェロモンとなって湯気と共に立ち込め、俺たちを包み込む。まだ体の火照りは収まらない。牛も同じらしく、抱きしめている体は熱いほどだ。

  それはペニスも同じで、牛の中で俺はまだ勃起している。流石に腰を振る体力はないが、興奮は冷めていないので、牛を抱きしめたままキスを続ける。さっきより激しくはないが、それでも舌をしっかりと絡めるディープキスだ。

  二度射精して、少し冷静になった頭で考えてみる。何でこんなことになってんだろ。確かに今までも、その場限りの体の関係ってのはあった。ゲイの集まりであった奴と意気投合して、セックスしたり。でも、今回は急すぎるような気がする。まともな会話もせず、同じゲイで好みってだけで。実際、体の愛称は良かったが。

  久々だからか。めっちゃ好みだからか。それとも、フィーリング的なやつだろうか。

  キスしながら考えていると、萎えていた牛のチンポも再び復活した。俺と牛の腹筋の間で、完全に勃起してビクビク震えている。

  気持いいし、今は疑問なんか無視して続きをやろう。俺は牛を優しく押し倒し、正状位で腰を振り始めた。流石にさっきまでのような激しいセックスではなく、落ち着いたペースで腰を振る。しっかりと、その感触を味わいつくすかのように、ねっとりと。

  腰を振るペースを落としても、やはり気持ちよかった。牛のチンポもしっかり俺と牛の腹で挟んで扱けているから、牛も気持ちよさそうだ。

  「んんっ!」

  「くふっ!」

  そして、俺たちは揃って呻いて射精した。さっきまでの、間欠泉のようにぶっ放すやつではないが、それでもお互い絶倫だから勢いはそれなりだ。流石に、牛の方は勢いが弱っているが。

  俺はまだ3度目だから、まだ結構な量が出た。最奥に、俺の精液をそそ後込んでいく。3回も射精したから、牛の中にはかなりの量の俺の精液が詰まっていることになる。肛門からわずかに漏れ出てるが、俺の巨根のせいでほとんど胎内に入ったままだ。

  俺の遺伝子がこいつの中に入り、満ちていくのが嬉しい。牛も多分、喜んでいるだろう。俺の精液で長い腸内が満たされ、腹いっぱいになっていることが。現にこいつ、太い両脚を俺の胴体に絡ませていやがる。

  「ふうう・・・・・・」

  「はあ・・・・・・」

  射精がとまったので、俺はキスを止めてようやく顔を話した。薄く目を開け、疲労困憊と言った表情で、牛は俺を見つめ返している。きっと、俺も同じような顔だろうな。

  やばいな、3回も出したのに、まだヤりたりない。疲労は溜まっても、セックスは続けたい。欲望が収まらない。こいつともっとセックスがしたい。キスをしたい。抱きしめ合いたい。きっと牛も同じだろう。物欲しそうな目でこっちを見ている。

  「ん?」

  どうするか悩んでいると、右側から肉と肉がぶつかり合う音が聞こえてきた。水音や荒い呼吸音、粘着的な音に喘ぎ声までも。

  セックスによって生じる音であることは間違いない。しかも、一組じゃないな。個室シャワーは7つくらいあったし。どうやら俺たちに触発されて、ゲイカップルがセックスを始めてしまったらしい。

  いや・・・・・・女の声も聞こえるぞ。おいおい、こっちは男性が利用するシャワールームだぞ。そりゃ、女性用シャワールームに男性が行くわけにはいかないだろうが。

  しっかし、マジでどうするかな。まだまだセックスはしたいが、ここはシャワールームだ。床は硬いし、他の奴らもここでセックスしてるし。乱交もいいんだが、今はこいつとセックスがしたい。こりゃ、休憩も兼ねて、移動するか。

  「場所を変えないか」

  「ああ」

  「俺の家、近いからな」

  「分かった」

  その後、俺たちはジムを後にし、俺の家に移動した。体を乾かして服を着ている間は、ずっと無言だった。家に向かう間も駆け足で、牛も黙って俺の後に続いた。早くセックスを再開したいと、その気持ちしかなかった。

  家に着くと、すぐに行為を再開した。荒々しくキスを交わしながら服を脱ぎ、前触れもそこそこに挿入した。牛の巨乳を揉みながらバックで犯し、揺れる巨乳を眺めながら騎乗位で突き上げ、再び正状位で欲望をぶつけ合う・・・・・・そうやって、牛の肉体を堪能しながら、色んな体位でセックスをした。当然、牛も俺の肉体を存分に堪能していた。

  精液は全て牛の中に出した。この思いを伝えようとするかのように。牛の腹は膨らんでいた。挿入していたチンポを抜くと、ぽっかり開いた牛の穴から俺の精液が漏れ出た。ほとんど固体の俺の精液は、なかなか出てこなかったが。出たくない、とでも言わんばかりに、牛の胎内に残ろうとしていた。

  そうやって、とにかく欲望をぶつけ合った。セックスしまくって、出しまくって疲れたらフェラやキスをしながら回復するまで待ち、回復したらまたセックス。

  空が明るくなり始めたころ、俺たちは行為を止めた。ようやく満足したのか、それても、満足はしていないが体力が尽き果てたのか。とにかく俺たちは、朝日が昇ると同時に眠りについた。しっかりと抱きしめ合って。

  起きた時、時刻は昼の少し前だった。もう外は明るい。まぁ、休みだからいいけど。

  俺は牛のでがい胸に顔を埋めていた。牛の体臭が心地よく、思い切り息を吸った。牛はそれに気付かず、寝息を立てたままだ。ちょっと体を離して寝顔を見ると、気持ちよさそうに眠っている。

  まぁ、俺も満足したから、こんな寝顔だったんだろうな。本当に気持よかった。体はだるいが、満足できた。性欲に支配されていた頭も、今はすっきりしている。冷静に物事を考えられる状態になった。

  で、その頭で現状を考えてみる。何故か昨日は、とにかくこいつとヤりたいという気持に支配された。確かにこいつは好みだし、俺は絶倫で最近溜まっていたし、性欲が昂るのはおかしいことじゃないんだが、昨日のあの感覚は、今まで体験したことが無かった。媚薬でも盛られているんじゃないかと思うほどに。

  「ん・・・・・・」

  牛が小さく呻いた。俺はそんな牛に迫り、その顔を至近距離で覗き込んでみる。

  なんか、こいつとまたヤりたくなった。昨日あれだけヤったんだが、もっとこいつとセックスしたい、一緒にいたいという気持が湧き上がってくる。

  一晩だけの関係で、こんなに燃え上がったことはなかったな。そもそもそういう時は、一晩ヤっただけで満足して、そいつともう一回やろうって気持にならないんだよな。

  何回か交際した時も、こんなふうにならなかったな。勿論、何度もヤりたとか、一緒にいたと思ったけど、自然とその気持が薄れていくというか、長続きしないというか、自然消滅していくんだよな。

  でも、こいつは違う。一緒にいたいとか、ヤりたいって気持が強い。この気持が薄れることは、ないんじゃないかって思うほどに。

  不思議なもんだ。名前も知らないで、見た目と体の愛称だけでそんなふうに思うなんて。だが、そういうものなのかもな。どんな恋愛も最初は見た目で判別するし、セックスは恋愛に必要不可欠な要素だ。

  恋愛、か・・・・・・俺は牛を愛しているのかもな。ありきたりな表現だが。性欲に愛情が加わった結果なのか。まぁ、それも付き合って行けば分かるのかもしれないな。

  「おい」

  俺は牛を呼んでみた。牛は薄く目を開け、こっちを見上げる。

  「おう」

  牛は眠たそうな表情で、返事をした。驚きとか羞恥とか、そう言った感情は見られない。ずっと俺と同棲していたかのようなリアクションだ。

  気を良くした俺は、牛の唇に自分の唇を当てた。昨日の荒々しいキスと違い、優しい触れるようなキスだ。牛はそれに応じ、俺の体を抱きしめてくれた。

  牛の体に伸し掛かり、キスを続ける。激しいセックスじゃないが、満足感が体に広がる。やっぱりこれが愛なんだろうか。そう思いながら口を開くと、牛も開いてくれた。優しい動きで舌を絡ませ合い、愛しい感情を伝え合う。

  しかし、しばらくキスを続けていると、その感情が徐々に変化していった。昨晩のように、興奮してくる。間違いなく、性欲によるものだ。愛とともに性への欲望が高まっていく、抑えられなくなっていく。

  抱きしめる力は強くなり、キスは激しくなる。荒い呼吸をしながら舌を絡ませるようになる。萎えていたチンポも完全に勃起し、先走りが溢れる。腰を振って擦り合わせると、牛は快楽の呻きを上げた。

  強い愛欲の感情に支配された俺は、キスを続けながら牛の太腿を両脇に抱えてチンポの先端を牛の肛門に当てた。腰を出して切っ先を入れてみると、牛の穴はしっかりと開いて亀頭を飲み込んでくれた。ならしは必要ないと判断した俺は、ゆっくりと腰を出して長大なペニスを牛の中に入れていった。

  「んんうっ!」

  牛は苦しげだが、その呻きに快感が混じっていることは手に取るように分かる。やがて、俺の巨大なペニスは全て牛の中に収まった。こんなにデカい俺のチンポを、ならしもせず受け入れられるようになるとは。締め付けも抜群で、俺のチンポのために形状を変えてくれたんじゃないかと思うほど。

  歓喜した俺は、快楽を求めて腰を振り始めた。俺が味わう快楽、そして牛の快楽のために。

  こうして俺たちはセックスを再開した。昨晩のセックスで構築された愛欲をぶつけ合いながら。

  

  日が沈み始める頃、俺は布団の上に座ってお茶が入ったボトルを咥え、半分ほど一気に飲み干した。

  「ふうう」

  流石に、休憩と水分補給をしないとやばい。それくらい、セックスに熱中してしまった。

  肉体は疲労がたまったため休憩中だが、心は昂ったままだ。だから牛は辛抱できず、俺の股間に顔を埋めて、俺の巨根にむしゃぶりついていた。自分に強大な快楽を与えてくれる巨大な肉の塊に、敬愛のような視線を向けて。

  亀頭と睾丸も撫でつつ、裏筋に舌を当てて亀頭まで舐め上げる。舌が亀頭に達すると。口を大きく開けて亀頭全体を嘗め回しつつ、竿を扱きたててくる。こいつのフェラテクも中々のもんだ。

  俺はそいつの頭を撫でながら、思いついたことを口にした。

  「なぁ、お前の家、ここから近いのか?」

  「え?あ、ああ。あのジムからも、そんなに離れていない」

  「職場もか?」

  「ああ」

  「じゃあ、俺んちに引っ越せよ。一緒に暮らそうぜ」

  「え?」

  この牛と、もっと一緒にいたい。この欲望を、俺はもう抑えられそうになかった。

  突然の誘いに、流石に牛は驚いている。

  「いいのか」

  「ああ。いやか?」

  「いや、お願いする」

  牛の顔がぱっと明るくなった。まぁ、断るわけないって言う、確信めいた思いはあったがな。

  「あ」

  「何だ?」

  俺はそこで、お互い名乗っていないことに気付いた。名乗らずにセックスして同棲を提案するって・・・・・・順番逆だろ、と、心の中で自分に突っ込んだ。

  「俺、慶(けい)ってんだ」

  「ああ、俺は薫(かおる)だ」

  「よろしくな、薫」

  名前が分かったことで、愛おしさが増した気がした。

  俺は薫を押し倒した。まだ回復していないだろうから、挿入はせずその豊満な胸にむしゃぶりつく。

  「うおっ!」

  右手で左の乳房を揉み、口で右の乳首を舐めしゃぶり、吸い上げてやる。

  「け、慶・・・・・・いい・・・・・・」

  名前を呼ばれることが嬉しくて、愛欲が増し興奮がかき立てられる。チンポはすぐに勃起した。

  俺は何度目か分からないキスをして、回復したチンポを薫の肛門に挿入した。もう、すんなり入る。しかし締め付けは最高だ。

  それから俺たちは、深夜までセックスを続けた。もうこの感情に、疑問は感じない。セックスがきっかけで、俺たちは愛し合う関係になったんだ。きっかけがなんだろうが関係ない。この本能に、従うだけだ。

  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

  そうだ。このジムで薫と会って、セックスして、付き合うことになったんだな。今思えば、運命的な出会いだったんだな。

  しっかしあの後、ジムの経営者から注意されたっけな。シャワールームでセックスすんなって。確かに、常識的に考えると、やばいよな。

  でも結局、時間帯によってはここのジム、盛り場として利用されるようになったんだよな。まぁ、経営者のおっさんも、ジムを改装して盛り場専用のシャワールーム作ったり、自分も参加したりしているから、怒られる筋合いはねえけど。

  ま、そんなことはどうでもいいと、ジムに入ろうとした俺だったが、胸ポケットの形態が振動した。薫からのラインだ。どうやら早く帰られるようになったらしい。

  だったら、ジムはまた今度だ。俺は帰宅した薫とすぐセックスするため、家に向かって駆け出した。既にチンポは勃起を始め、ズボンの股間部分が盛り上がるが、気にしない。

  セックスで始まった仲は、順調に続いている。体で始まる関係も、決して悪いものばかりじゃないってことだな。肉体関係から始まる愛もあるんだ。