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【28】隠しきれぬ期待。【R18】

  「[[rb:前 > ・]]か[[rb:後 > ・]][[rb:ろ > ・]]」という、究極の選択を迫られた・・・

  鏡の向こう側で、布の上に広げられたモノは黒く細長い触手のような物と、三又に別れた曲線の・・何とも説明が難しい形状をした代物だった。

  それらを[[rb:入 > ・]][[rb:れ > ・]][[rb:る > ・]]と・・・

  ・・え?

  どこに?どうやって、だと?

  ・・詳しく聞きたくない、ような。聞かねばならぬような・・

  葛藤の末、前より後ろの方がマシに思えたので、消去法で後ろを選んだ。

  ・・「気持ち良くなる」というアヤの言葉に興味を引かれた訳では無い。決して。

  仕方なし、無理やりな状況で選んだ結果であったが・・

  彼女は「とっても楽しみ!」と、それはそれは良い笑顔で言った。

  そんな輝くような笑顔を見たら、不思議と『まぁ、良いか』という気になってしまった・・

  これが惚れた弱みというやつだろうか。

  彼女が笑ってくれるなら、何だって許してしまいそうだ・・

  何処か遠い彼方に意識を向けていると、折り畳まれた肌触りの良い大きな布と、その布と似たような生地の布を巻かれたクッションを手渡された。

  抱えた瞬間、ふわりと彼女の部屋と同じ香りがして、心臓が高鳴る。

  言われるがまま布を敷き、クッションを置いて鏡の位置を調整。

  そして、服を脱ぐように指示されたのだが・・

  日常会話の流れでさらりと「はい、じゃあ脱いで」と言われてしまって、これがどうにもやり辛い。

  今更なのは百も承知だが、状況に気持ちが追いつかず、どうしても躊躇ってしまう。

  まごまごしている内に、痺れを切らした彼女からやや低い声で「服・・脱ごうか?」と命じられた。

  ほぼ反射で「はい」と答えると、首輪も付けるよう指示が出る。

  首輪、彼女からの支配の証。従属の証明。

  「首輪」と耳にしただけで、ぞくぞくとした感覚が背中を駆け上がる。

  沸き上がる喜びのままに「はい!」と勢いよく返事を返した。

  机の引き出しに大事に仕舞っていた黒いベルトを取り出して、自らの首に巻く。

  革の匂いと、金具の冷たい感触。カチャリと鳴る金属音に『あぁ、またあの官能的な時間が始まる』と、自然と期待が高まっていく。

  少し薄まってしまったが、まだ彼女の魔力が感じられる首輪を嵌め終える頃には意識が切り替わった。

  戸惑いは希薄になり、今日はどんな快感を与えられるのかと期待に胸が高鳴る。

  シャツ一枚だけを身に纏い、鏡の前に立つ。

  何度も寸止めでお預けされ、痛い程に硬くなっている分身が彼女の熱い視線にぴくりと反応した。

  照れや恥ずかしさはあるものの、股間を隠すような行動は取れない。

  そのような挙動は逆に羞恥を加速させる予感がする上、彼女の好みではないような気がするからだ。

  じっと立っていると指示が出されたので、その通りに行動する。

  だが、流石に尻を突き出すような姿勢を取るのには抵抗があった。

  躊躇いから動けないでいると、首輪に繋がる紐を引かれる。

  「どうしたの?ほら、お尻を向ける」

  従うのが当然だという上位者そのものの彼女の雰囲気に、身体が喜びで震えた。

  自然と息が早くなり、体温も上がる。

  口内に溢れた唾液を飲み下しながら、両手を床に付いて言われた通りに尻を突き出す。

  絶対に、他人に見せる筈の無い場所を、好いている人に自ら晒しているという現状に、羞恥と興奮で身体が震えた。

  どうしても、両腿と尻に力が入ってしまう。

  だがそこへ「脚を開こうか」と次の指示が・・

  恥ずかしい。

  今更だが、とても恥ずかしい・・

  羞恥に震え、身体の奥から汲み上げられる興奮に炙られながら、言われた通り脚を開いた。

  顔が熱い。

  恥辱そのものの格好だが、顔を見られる事が無いのは救いだ。

  「まずは気持ち良くなろうね?でも、良いよって言うまで出すのは禁止」

  「は、い・・」

  「うん。じゃあ・・触るよ?」

  そう彼女が宣言して、袋の下、剛直の膨らみが始まる辺りにさわりとした感触がして反射的に尻が跳ねた。

  紐を引かれて注意されてしまったので、極力動かないように努める。

  たが、柔らかな筆で肌をなぞられる度、どうしても身体が反応してしまい、思うように抑えられない。

  じりじりと積み重ねられる快感に脚の筋肉が引き攣り、分身からは透明な雫が糸を引いて垂れ落ちる。

  四つん這いの姿勢で顎を反らし、荒い呼吸を繰り返す。

  「気持ち良いねぇ・・だけど、もっと気持ち良くななろう、ね?」

  彼女の声にどうにか返事をしたところで、胸を触るようにと新たな指示。

  言われた通り、脇に置いたクッションを手繰り寄せ上体を預ける。

  すると甘い花の香りがぶわりと広がって、まるで彼女に抱きしめられているかのような錯覚に陥った。

  鼻腔を満たす彼女の香りに集中しながら、胸の頂に触れる。

  言われた通りに指先で輪郭をなぞると、びりりとした刺激が起こり新たな快感が追加された。

  そこで腿の内側が筆で撫でられ、堪らず声が出てしまう。

  滲む涙と喘ぎをクッションに吸わせるようにしていると、追加で声を出すようにと指示が出された。

  頭は興奮で茹ってきて、快感を貪る身体はもはや抵抗する気を失くしてただ従順に彼女の声に従う。

  「あ、ひっ!」

  「そう、上手・・」

  声を大きくしたら褒められた。

  嬉しい。

  尻、腿、袋、そして分身がさわさわと撫ぜられる度、自分の物とは思えない甲高い声が零れる。

  与えられる刺激を追いながら、触れ、引っ掻き、摘んで、快感を加速させようと胸を弄った。

  「あ゛、あっ。ひっ、あひっ!」

  「うん。良い声・・もっと聞かせて?」

  「あ゛っ!!」

  冷たくぬるりとした感触が、尻の出口付近に触れた。

  反射的に力が入るが、無言で首輪の紐が引かれたので力を抜くよう、どうにか努める。

  「偉いね・・大丈夫、まだ入れないよ」

  「ふっ、ん・・」

  「・・うん。意識しないようにって言っても、難しいよね・・それじゃ、前。触っても良いよ」

  「でも出さないように注意してね」と続く言葉を聞き終わらない内に、たらたらと透明な先走りを零す分身に手を伸ばした。

  包み込むようにした手の平でぬるっとした体液に助けられ、先端が擦れる。

  強すぎた刺激に尻が跳ね、一段と大きな声が出た。

  「こーら、お尻は動かさない」

  「あぎっ!」

  ばちんっ!と何かで尻を弾かれて、濁った悲鳴が漏れ出る。

  あ、これ好き・・かも。

  びりっ!とした刺激が快感となり、股間を直撃。

  瞬間的に吐精の波が高まって、咄嗟に根本を強く握りしめて解放を押し留める。

  「ん~?あれ?出ちゃった?」

  問う声に、必死で首を振って潔白を主張。

  どうやら無事に伝わったらしく、頷く気配がして優しく尻を筆で撫でられた。

  「えらい、えらい♪その調子で頑張ってね」

  そう言って、また出口をぬるりと擽られる。

  「んひっ!」

  ぬる、ぬるとくすぐったい感覚が出口付近を這いまわる。

  不快ではない・・ただ、慣れてないから過剰に反応してしまうのだ。

  そう思ったところで「たくさん触って慣らして行こうね~」と声を掛けられた。

  彼女が自分の状態を細かく察してくれていると感じて、嬉しくなる。

  「気持ちいいのに集中して、いっぱい感じて?」

  「は、い・・」

  言われるまま、快感を追う。

  射精感を調整するように分身を擦り、喘ぎながらじわじわとした気持ち良い波を少しずつ積み重ねる。

  熱に浮かされ、荒々しい呼吸の合間に嬌声を上げ。

  高まる快感と共に魔力が凝って行く。

  ・・そろそろ出さないと不味い気配だ。

  だが、まだ許可は出ていない。

  これ以上昂るのは止めておこうと、分身への刺激を止めたところで不意に、出口に何か硬いモノが押し当てられた。

  次の瞬間、冷たい感覚が尻から体内に侵入する。

  「あ゛っ!!」

  クッションを抱きしめ、顎を反らして悲鳴に近い声を上げる。

  彼女の魔力を含んだ冷たい、何か、が、なか、に。

  直接触れられたわけでも無いのに、彼女の魔力が体内にあるだけで凄まじい快感が身体を包む。

  分身が跳ね動き、先端からは涎を垂らすようにぽたぽたと溢れる雫が垂れ落ちた。

  「冷たかった?大丈夫「ろーしょん」入れただけだから」

  震えつつ、肩口から後方を振り向くと、彼女は先が細くなった円柱形の物を手に構えて見せる。

  「すぐ体温で馴染むよ。それじゃ、慣らして行こうか?」

  笑顔と、弾む声で、彼女が今の状況を楽しんでいる事を理解すると、興奮と共に嬉しさが込み上げて来る。

  未だ知り得ぬ快感への期待が高まり過ぎて、分身ははち切れんばかり。

  彼女の魔力に酔いしれながら、私はまた花の香りを胸いっぱいに吸い込んだ。

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