地固め編 第四話 熟れた処女

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  奥の寝所に到着したフェカトは服を脱ぎながらツェリに言葉を掛ける。

  フェカト 「この上に上がるには服を脱ぐ習わしなんですよ、ほら、そこを見て下さい」

  フェカトが指差した先には乱雑に脱ぎ捨てられたニアの衣服が有った、下着もそこに有る事からニアが全裸なのは言うまでも無い。

  ツェリ 「ニアの服ですよね、という事はダイン様に愛されているのはニアなんでしょうか」

  フェカト 「どうでしょうね、ダイン様の寵愛はとても貴重なんですよ、そしてそれはツェリの為のモノですから」

  フェカトの言葉にツェリは期待を膨らませる、テガスに来てより実感した事は、ダインの存在はテガスの女性達の憧れの的なのだ、そんなダインに求められている自身の存在にツェリは誇りを感じており、直ぐにでも事実として記憶したいのだ。

  それ故に全裸となる事に躊躇は無かった、既に洞窟でも自ら裸体を晒しており羞恥心など無かったが、うら若い少女の裸体を見た後では不安も若干芽生えている。

  ニアとは違って、脱いだ衣服を畳む事で不安を鎮めたツェリは四つん這いで寝所に上がる、若さで劣るところは行儀で少しでも補おうという思惑だ。

  そして、フェカトは縁に座ってツェリを奥へと促し、自身は留まっている、ツェリはフェカトの意図を理解して先に進むと、濃い獣毛を持つ人間が四つん這いで大きく身体を揺らしている。

  ツェリ 「ニアさん?」

  ツェリはその顔にニアに面影を感じて問い掛けて見る。

  ニア 「ふぁぁん、ツェリにゃ、遅いにゃ」

  ニアの身体は後ろから犯されている様に前後しているが背後に人はいない、ただ後ろに張った尻尾と何かが繋がっている様で、尻尾が押される事でニアの身体も動いて居る様だ。

  ダイン 「驚きましたか、それがニアの遊魔としての姿です、我ながら獣人としての美しさを引き出せたと思っているんですよ」

  暗がりでツェリの眼には解らないがニアの後方にダインがいる様だ、ツェリはダインを求めて声の方へと進んで行く、そして、ニアに尻尾と繋がったモノの先にダインがいた。

  存在はダインだと理解出来るが、見た目はダインを元にした人とは別の生き物でこれが遊魔というモノであろう、だが、ニアとは変化の方向性が違って同種の生き物とは思えない。

  ツェリ 「ダイン様ですよね、随分と逞しくなられてます」

  ダイン 「逞しいですか、確かに腕力は人間の姿の数倍は有るでしょうから、だからこそ尻尾でニアを可愛がっているんですよ、普通にSEXすれば壊してしまいそうですから、ですが安心して下さい、ツェリは先に遊魔になって貰いますから、民衆を先導するには処女の方が盛り上がりますからね」

  ツェリ 「よく解りませんがそういうモノなのでしょうか」

  余り村から出る事の無かったツェリには解らない感覚で有ったが、この場合は異世界人であるダインの方が正しかった、アーグルでは男性と交わると純粋魔力を失って明らかに魔力量が減ってしまうので処女性が特に重視される傾向があり、男性は穢れ多きモノとして認識されている、故に処女は聖なる力の現れとも見られているのだ。

  ダイン 「例え交わりが無くても遊魔として迎え入れる事は私の最上級の愛情の現れです、心配しないで下さい、まぁ遊魔への魔進化はチョットした試練に思えるかも知れませんが」

  ツェリ 「怖い事言わないで下さい、私は田舎者ですので何も知らないんですよ、ダイン様の噂ぐらいは聞いた事有りましたけど、近くに凄い人が居るって事ぐらいでした」

  ダイン 「ツェリの評判もククジアにまで届いている様ですよ、テガスは商業も盛んですので良い品物の話題は広まるんでしょうね」

  ツェリ 「そうなんですか、生産した薬は税として納めてますから」

  ダイン 「この世界は労働での生産物を収める代わりに生活が保障されているんですね、必要量は決まってるそうですが、ツェリは多めに作って金銭を貯める事はしていなかったんですか」

  ツェリ 「余った物は売らずに残してましたから、何かあった時に薬師に薬が無ければ意味が有りませんので」

  ダイン 「なるほど、それが聖女と呼ばれる一因なのでしょう、多くの病を治せる事が絶対的な信頼に繋がっていた訳ですね」

  ツェリ 「そうなんでしょうか、私は色々な薬を作ってみたいだけですよ、調合で失敗して死にかけた事も有るぐらいです」

  ダイン 「自分で試しているとも言ってましたね、普通出来る事じゃ有りませんよ、ですが遊魔の力を与えれば、ツェリはもっと活躍してくれるでしょうね、遊魔の尻尾は採取した物の解析が可能なんですよ、他にも色々と使い方が有りますが、今からその一つを体験して下さい」

  ダインはニアとの交尾を止めて尻尾を手元に戻すと、ツェリを呼び寄せてよく見て貰う。

  ツェリ 「不思議な尻尾ですね、まるで伝説のドラゴンの尻尾です、ドラゴンの身体は薬になるって伝承が有るんですよ」

  ダイン 「そういうモノなのですか、私の世界でも動物の一部を薬として使ってましたね、古の医学の記述に自分の悪い部分を食べれば治るという考えが有った様ですし、理屈は何と無く解りますけどね」

  ツェリ 「確かに納得出来る考えですね、私は植物から薬を作るので応用出来そうに有りませんが」

  ダイン 「今のツェリならそうでしょう、ですが遊魔の身体はツェリの様な人間に与えられる事でより真価を発揮出来るでしょう、今からこの尻尾でツェリを丸呑みにしますが、耐えて下さい、要はあそこに有る肉柱の状態にして、ツェリの身体を遊魔のモノへと作り変えて行くわけです、それなりに時間の掛かる作業ですので眠っていて貰った方が楽に終わるんですよ」

  ツェリ 「この尻尾の中ですか、それ程大きくは無い様ですが」

  ツェリの疑問は直ぐに晴らされる、ダインの尻尾は直ぐに肥大化して行き、ダイン本体よりも大きくなってしまう。

  ダイン 「遊魔の尻尾は人の身体と違って柔軟なんですよ、望めばもっと大きくもなりますがツェリ一人を呑むのならばこれでいいですね」

  ツェリ 「この中に私が・・・正直、恐怖は感じてますけど、それ以上にダイン様を信頼しています、それにダイン様が望むのなら何にでも応えてみせます」

  ダイン 「頼もしい言葉ですね、まぁ堕液を体験していれば当然なんですがね」

  フェカト 「いよいよ始まりますね、新しい遊魔が増えるのはとても嬉しい事です」

  ニア 「そうにゃ、ツェリは森の知識が凄いからニャアも仲間が増えて嬉しいにゃ」

  いよいよツェリが呑まれる段階になって、様子を伺っていた遊魔達が近寄って来る、遊魔達にとって、人間を魔進化させる事はとても心躍る時間でもあるのだ。

  ダイン 「なら始めましょうか、ツェリは頭と足のどちらが良いでしょうか」

  ツェリ 「頭ですかね、やはり人間って頭が大事ですから」

  ツェリはダインの意図を理解せずに頭と言ってしまったが、それは何処から呑まれたいかという意味であった、ツェリを丸呑みにする為に立ち上がって行くダインの尻尾は、地下室の天井に到達すると折れ曲がってツェリの頭部へと延びて行く、だが、既に堕液で染まってしまったツェリの思考はそれを恐怖とは感じる事無く、むしろ待ち望んでいた。

  大きく開いた尻尾の穴がツェリの頭に覆い被さる、ツェリは抵抗する事無くそれを受け入れて、徐々に全身が尻尾の中に収まって行く。

  フェカト 「いよいよ新しい実験ですね、より活力に満ちた身体を与えればダイン様も楽しめますからね」

  ダイン 「そうですね、熟れと張りを持つ新しい女体です、人の理に縛られない遊魔ならではの身体です」

  フェカト 「理想の女体ですよね、ゆくゆくはフェカト達も与えられるのでしょうか?」

  ダイン 「いえ、欲しければ自分で獲得して下さい、淫魔形態との相性は良い筈ですから」

  ニア 「淫魔の姿は与えてくれるのにゃ?」

  ダイン 「それは今後の楽しみの一つですから、何度も楽しんでこそ愛着も増える筈です」

  フェカト 「絵描きが気に入るまで作品を修正する様なものですね、私から見たら凄い絵なのに何度も修正していますよ」

  ダイン 「私が最終的な姿を自身で決めて欲しいのには自分では納得しきれないところが有るからなんですよ、本人の理想ならばそれが一番なんです」

  ニア 「でもダイン様に愛される事が最も重要にゃ、だからニャアも変わる気はしないにゃ」

  ダイン 「私の好みなんてコロコロと変わるモノですからね、それに今は新しい形態の追加という荒業も可能ですし」

  フェカト 「フェカトは黒豹で満足してますけど、ですが淫魔の姿も与えて欲しいです」

  ダイン 「それには私のやる気が関わってますから、やる気というものは唐突ですから順番など無いんです」

  遊魔達もダインのやる気が唐突なのは十分に理解している、ダインの思い付きで新しい形態は付与され、ダインの思い付きを促すには側に居る事が良いとも解ってきている、だからこそまだ淫魔形態を授けられていないニアとフェカトは優先してダインの側に居る事が出来るのだ。

  だが、今のダインの興味を満たしているのはツェリであり、二人は傍に身を寄せていてもなるべく邪魔をしない様にしている、その成果は現れてきており、ツェリを呑み込んだ尻尾は割れて皮膜を展開して、中にツェリの姿を披露している。

  フェカト 「カプセルの中は大体このポーズになりますよね」

  中のツェリは大股開きで背もたれ椅子に座った姿を取っており、カプセルに拘束された時のお約束の姿勢でもある。

  ダイン 「お腹の淫紋には多くの情報が現れているんですよ、今は何も浮かび上がっていませんが、尻穴からの侵蝕は順調です」

  ニア 「遊魔の淫紋は自分を表すモノにゃ、ニャアは猫だから猫がいるにゃ」

  フェカト 「豹も似てますけどね、でもニアとは何かと気が合うと思います」

  ダイン 「人間的には大違いだと思いますが、与えた遊魔系統によって近付くモノなのでしょうか」

  フェカト 「ダイン様でも解っていないんですか」

  ダイン 「それ程考え込んでいるわけじゃ有りませんからね、ニアは猫異形でしたし、フェカトは黒豹騎士団からでしたし、奔放なニアをフェカトがフォローしたいだけではないですか」

  ニア 「確かにアイヤとフェカトは面倒見いいにゃ、あとプルルも世話してくれるにゃ」

  ダイン 「なら遊魔系統では無く個人の資質じゃないですか、広い意味ではナナ達の狐と二人の猫は同系統ですし、まぁ哺乳動物は元はネズミの様な生物から進化した様ですし、あれ程多様に進化した恐竜も元は二足歩行の小さな種が起源と言われてますね」

  フェカト 「キョウリュウってダイン様の世界の過去に存在していたドラゴンですよね」

  ダイン 「いや、確実に別物ですね、そもそも手足の数は進化前の魚類のヒレの数だと言われてますが、アーグル文献のドラゴンは手足に加えて一対の翼が存在しています、これは別種の魚が進化した物とも考えられますが、他の六足の脊椎動物が文献には登場していません、つまりドラゴンの出自は現時点で謎です」

  フェカト 「古の伝承では人に知性を与えたって物も存在してますからね」

  ダイン 「私もドラゴン遺物を解析した結果、自己進化した可能性が高いと推論しています、つまり混沌大陸に生き残っているドラゴン種は人間以上の文明を持つ可能性も有ります、それだけで無く、この世界自体にドラゴンの文明を持つ大陸が存在する可能性すら有ります」

  フェカト 「それを確かめる為に空飛ぶ船を設計しているんですね」

  ダイン 「どうでしょうね、大量の物資の移動手段は確保しておきたいですから、私の世界では航空力学とか複雑な知識が必要とされていますが、この世界は魔導で何とかなるんですよ、現に遊魔流の飛行型マギガントもほぼ完成してますしね、後はアレを大型化すれば浮遊船の完成です、必要部分を組み込んでも同サイズの水上船の七割のペイロードは確保出来る筈です」

  フェカト 「空を飛ぶ上に、そんなにも多く荷物を運べるなんて」

  ダイン 「移動速度は数十倍で港湾施設も必要としませんので、正に革命的な移動手段です」

  ニア 「ダイン様は何時もやり過ぎにゃ」

  ダイン 「楽しいから仕方有りませんよ、魔進化にマギガント開発、この世界は本当に充実してますね」

  そうして見つめるダインの視線の先のツェリには、新しい変化が始まっていた、腹部から淡い光が放たれて、それが徐々に紋様を無して行く。

  翼の生えたハートの様な紋様はツェリに与えられる姿を暗示しており、鳥の様な翼を持つ遊魔として魔進化する様である。

  おまけ

  テガス新工房 ダインがテガスで最優先で作り上げているのが巨大工房である、運河を掘として高い城壁で囲まれた円形の建物でその直径は数百メートル、城壁の高さも百メートルを超える巨大な建物となる予定だが、完成とは程遠い現在でも既に工房としての作業が行われている。

  建築には遊魔の高い魔力を使った魔道炉で生み出される巨大煉瓦をゾッフォを使って積み上げる事で、それまでの建築物では考えられない速さで作業が進行しており、未完成状態の現状でもテガスの新しい名物となっている。

  その内部の工房での作業については全く住民には知らされておらず、以前からの工房で働く工員ですら状況を知らされていない、だが、テガスに流入している魔鋼の八割は新工房に運び込まれており、かなり大掛かりな作業が行われているとの噂が絶えない。

  現状謎に包まれている新工房ではあるが、住民達はその状況をむしろ楽しんでいる、おおやけに中で何が行われているかの掛けも行われており、ダインの行う行為は住民の娯楽の一つとなっている様だ。