紀元節に、何も書く氣になれない私を許しておくれ。
明治六年の改暦とか、全て明治政府(薩長)が勝手にやつた事だから。
四方節(四方拝)、明治節、天長節と合はせて、四大節とされる今日この日、紀元節。
先帝祭や地久節は數の内には入らなかつた。
紀元元年正月朔は、グレゴリオ暦でいふ前660年2月11日だてふ。
だから今年は二千六百八十三歳であると。
然し日本紀の紀年には問題がある。
竹田恒泰氏等は、神武天皇は紀元前後の人物であらうと指摘してゐる。
つまり皇朝の歴史は、西暦の2023年とほぼ變はらないらし。
また太陽暦でも、西洋の基督教の教皇の名を冠する暦を用ゐて、二千何年てふのは問題かも知らない。
鈴屋大人(本居宣長)は、渋川春海『日本長暦』に對し、「古代にはそんな暦などてふ漢意」てふ風な批判を加へてゐる。