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その4にゃ:ルミカ登場だにゃん!

  「あれ、これ何だろう? 何々、あなたも魔法猫少女になりませんか? え、マジで?」

  「猫少女に興味あるのかな? かな!?」

  「わわ! 誰ですか!? って、みやちゃん!?」

  「みやの事知ってるんだね!? 猫少女に興味あるの!?」

  「えっと……いつも見てて可愛いな、とは思ったかな?」

  突然現れたみやちゃんに絡まれてる者。

  猫少女の求人を出すだなんて、みやちゃんは一体どういうつもりなのかな?

  「じゃあ決まりだね! 定員1名採用! 早速ステッキを支給だよ!」

  「え、何ですか!?」

  みやちゃんから魔法のステッキを受け取りました。

  「これを持って魔法猫少女! 始動! って叫ぶといいよ☆ 後はどーにかなると思うから!」

  「え、一体何がどうなって……まさか、これで魔法が?」

  「じゃあみやはまぐろ丼を食べに行くから帰るね☆ またね!」

  そう言ってみやちゃんは行ってしまいました。

  「みやちゃん、初めて本物を見たけど想像以上のテンション……えっと、魔法猫少女、始動?」

  呪文を口にした途端、ステッキから魔法が溢れ出てメタモルフォーゼが始まります。

  そしてあっと言う間に魔法猫少女へと早変わり!

  「え? この手……この姿って……私、もしかして猫少女になってるの!?」

  急に魔法猫少女の姿に変わってしまい、もはや大慌て……。

  「めっちゃ最高じゃん! 猫少女ってステキ」

  [pixivimage:93872860-1]

  大慌て……でもなかったようで、すんなりと状況を受け入れてしまいました。

  「みおー、酒よこせにゃんー、早くおうちへ帰りたいんだにゃあ」

  「お兄ちゃんったら。ご町内の平和を守るのがみお達の役目でしょ? しっかりしてよ、もう」

  「でもパトロールもどきにゃんかしてても、特に異常にゃんてにゃいにゃ」

  そこへパトロールもどきをしていたみおちゃん達が登場。

  「あれ、見た事のない猫少女が居るね?」

  「誰だにゃん? みやちゃん、本当に求人募集でもしたのかにゃん?」

  「こんにちは。みおはみおって言うの。こっちはたまちゃん」

  「初めましてにゃ、あたしはたまちゃんだにゃん」

  「え、みおちゃんとたまちゃん? 本物、だよね?」

  「うん、本物だよ? あなた、名前は何て言う猫少女なの?」

  (えっと、何て言えばいいだろう……以前使っていたハンドルネームでも言っておけばいいかな?)

  新たな猫少女は名前を口にしました。

  「私、ルミカです。宜しくお願いしますね、みおちゃんとたまちゃん」

  「うん、宜しくね、ルミカちゃん」

  『ズッキューン!』

  [pixivimage:93872860-2]

  「今、にゃんか凄い音が聞こえたにゃ?」

  (やべえ……本物のみおちゃん、めっちゃ可愛い……萌え)

  ご町内の平和を守っている猫少女の存在は、当然一般市民の目にも映っています。

  そんな猫少女達の活躍は今やネットのSNSでシェアもされて、それで知っていると言う層も居るのです。

  そして中にはファンアートを描く程の熱狂的なファンも居るとか居ないとか……。

  「どうしたの? 何だか顔が赤いけど」

  [pixivimage:93872860-3]

  「な、何でもないよ? 決してみおちゃんってステキだね♪ だなんて事は思ってなんか」

  「みおがステキなの? ありがとう」

  (やべえー! 口に出ちゃってるー!)

  ルミカちゃんは何だか、少し緊張気味のようですね。

  「たまちゃーん、ちょこここね買いに行こー」

  [pixivimage:93936158]

  「あ、ここねちゃんだにゃ。じゃああたしはチョコドーナツを買うにゃ!」

  「って、その子誰ー? まさかの新キャラさんー?」

  「あ、私ルミカです。宜しくお願いしますね、ここねちゃん」

  「宜しくねー、いきなりだけどごめんねー、私たまちゃんと約束があるから借りて行くねー」

  「人を物みたいに言うにゃん……」

  「ついでにみおのシュールストレミングも頼むね。あれ、大好きなの」

  シュールストレミング……確かにお魚ではありますが。

  分からない人はググってみてくださいね。

  「たまちゃん、行っちゃった。ごめんね、会ってそうそうドタバタしてて」

  「ここねちゃんも萌えー」

  「萌え?」

  「あ、何でもないです……」

  「萌えなんだ、みおの事も萌えかな? なんちゃって」

  『ズッキューン!』

  「みおにも分かるくらい凄い音、したね」

  ルミカちゃんは本物のみおちゃんを目の前にして、色々と抑えるのが限界のようです。

  「私、ちょっとおトイレ行ってくる!」

  「あ、うん。みお、待っていればいいのかな?」

  ルミカちゃんは慌てて近くの公園のトイレへ駆け込みます。

  [newpage]

  「マジでやべえ……本物のみおちゃん、めっちゃ可愛い……萌え」

  実はルミカちゃん、超が付く程猫少女の熱狂的大ファンなのです。

  そしてみおちゃんを極めし者、との肩書きを持っている程にみおちゃんの事が……。

  「あ、そうだ。トイレついでに一応、調べておこうかな?」

  ルミカちゃんは個室に駆け込んで、一応調べると……。

  「うぉー! マジで女の子だー!? 猫少女だー!? なって良かったー!」

  一人でめっちゃテンション爆上げでした。

  外で待っているみおちゃんにまで聞こえていた、だなんて本人は知る由もなく……。

  [newpage]

  ルミカちゃんはみおちゃんの元へ戻ります。

  「お待たせです……何だか待たせちゃってごめんなさい」

  「いいよいいよ。そういえばみお、これからアイス屋さんへ行く予定だったんだけど、良かったら一緒に来る?」

  「マジで!? みおちゃんと言えばアイスだよね!?」

  「そ、そうだけど……何だかやけに凄く詳しいね?」

  「あ、それは……SNSでそんな話を見掛けて、ね?」

  ルミカちゃんとみおちゃんはアイス屋さんへ行く事になりました。

  (うぉー! みおちゃんと二人きり……やべえ、猫少女になった上にこんな思いまで出来るなんて……マジ最高じゃん!?)

  「ルミカちゃん? 大丈夫? 顔、赤いよ」

  「え!? だ、大丈夫ですよ!?」

  「うん、それならばいいんだけどね。着いたよ、アイス屋さん」

  「猫少女の姿のまま入っちゃうんだね……」

  二人はアイス屋さんへと入って行き、みおちゃんオススメのピーチアイスを買います。

  「パトロールの後のアイスは美味しいね」

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  「みおちゃん、いつもご町内を守ってくれているんだよね。今日もお疲れ様」

  「そんな大した事はしてないよ、ここ最近平和続きだもの。でもありがとう」

  (みおちゃんにありがとうって言われた……やべえ、ドキドキする)

  「ルミカちゃんはさ、もしかして今日魔法猫少女になったの?」

  「え、そうだけど何で分かるの?」

  「さっきトイレから声が……じゃなくて、何となくそうなのかなと思ってね」

  ルミカちゃんはみおちゃんに聞かれてた、と知ってしまい赤面してしまいました。

  「あはは、恥ずかしがらなくていいよ……ごめんね? みお、勝手に聞いちゃって」

  「騒ぎ過ぎた私が悪いんです……みおちゃんは悪くないです」

  「えっと、じゃあ今日がルミカちゃんの誕生日、って事でいいのかな?」

  「え? そういう事になる……のかな?」

  「そっか。お誕生日おめでとう、ルミカちゃん。猫少女側へようこそ、これから宜しくね」

  [pixivimage:93872860-5]

  『ズッキューン!』

  (この子も……もしかして、そっちの気なのかな。何だかみおの周り、多いな……そういう子)

  勘のいいみおちゃんには色々と筒抜けだったようですね……。

  「みおちゃん、ありがとう。最高に嬉しいです……! 今日は帰ったら、最高にいい絵が描けそうかな」

  「え、ルミカちゃんってイラストを描いてるの?」

  「趣味の一環なんだけどね、好きな子達の絵を描いているんだよ……恥ずかしいから詳細は伏せるけど」

  顔を赤くしながら話すルミカちゃんの様子を見て……。

  (そっか、いつもみお達の事を沢山描いてくれている人って……もしかして)

  「みおちゃん?」

  「ありがとう、ルミカちゃん」

  「え、何がですか?」

  「ううん、分からなければいいよ」

  その後も色々お話をしながら、二人は仲良くアイスを頬張りました。

  [newpage]

  「じーっ」

  一方電柱から不審者の如く、そんな二人の事を見つめる猫少女の姿が。

  「ライバル!? ライバルなの!?」

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  みおちゃんの事が超大好きなにこちゃん。

  彼女に取って、ルミカちゃんの存在はライバルになりそう……なのでしょうか?

  「うー」

  「あー」

  「あ、ねここちゃんにみけちゃん」

  「私達より先に日常編へ出るってどういう事なのよー」

  「そうだそうだー、責任者出て来いー!」

  「それは……ばけらったの人に言うしかないと思うよ」

  「ここなんて今回、出番すら無いよ」

  「あ、居たんだここちゃん……」

  ルミカちゃんが仲間に加わり、魔法猫少女達の日常はますます賑やかになりそうです。

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