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夢眠

  夢を見た。

  紀伊半島又は南紀白浜の、太平洋を眺めてゐた。

  筈が、トロントかボストンになつてしまつた。

  病院を二つ通り過ぎ、飯が食へるところを探す。

  夜やつてるスケートリンクはニューヨークにしか無い何うこう。

  デートスポットは其處のショッピングモールだけとか。

  日本の田舎で言ふ、イオンかな?

  少年が飯處を探して、老人に話しかける。

  「今日はランチ食べたよ。もう閉まつちやつてるけど」

  少年は行つてしまふが、又戻つてきて、ベンチの小母さんに話しかける。

  何か途中から日本語話してた。

  ビルの2〜4階が、「新清水(しんしみづ)」てふ日本の寿司屋らしい。

  4階では天麩羅が食へるらし。

  エレベーターには、扉に寿司のカウンターの絵が描かれてをり、ドアの前に椅子迄置いてあつた。

  絶對邪魔だろ。

  まあ、夢だから仕方ない。

  椅子と共にエレベーターに乗り込む。

  絶対邪魔だろ。

  少年を見送つた、老人と小母さんの會話。

  「もう閉店迄、四〇分しか無いのに、可哀想じやないか。」

  「あら、日本人が四十分で寿司に一つもありつけないなんてことある? 五分でだつて食べれるわ」

  「それもさうか…」

  何の会話やねん。

  「そこでこちらに寿司を用意してみました。」

  いくら9、たまご1のパック寿司。

  全部卵じやねえか、誰が食ふんだ、こんなの。

  あとこれを少年に食べさせれば良かつたのでは?

  玉子→「うん、いいね」

  いくら→「うん、前も食つたけど、ガムだこれ」

  アメリカ人に、いくらはまだ早かつたらし。

  (※夢の中の話です。實在の人物とは關係ありません)

  せめて、サーモン食はせたれよ。

  終

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