第六章 青き毒の招待状 ―夜の神殿の生贄たち― 5
ひくひくと痙攣する二人の様子を見ていたミリーが、不安そうにアニスの方を振り返る。
「あ、主様ぁ……」
「うふ、大丈夫。あなたにもたっぷりと注ぎ込んであげるから」
アニスは脱ぎ捨てた衣服で己の肉棒を清めながら、そっとミリーの頭を撫でる。
「ふぁぁぁぁぁ」
安心したのか、ミリーは先ほどと同じように自分の女裂を開き、
「主様……来て……ください。私の中、を、満たして、ください……」
そう述べた。
アニスそっとミリーの女裂に肉棒をあてがうと、そのまま奥まで一気に挿入した。
「ふっ、あぁぁあぁぁ……っ」
「んんっ! ミリーの中、気持ちいいっ!」
アニスはミリーの腰をつかむと、先ほどの二人とは異なりゆっくりと前後に腰を振った。
二人の痴態を見せつけられ、十分に濡れていたミリーの女裂からいやらしい水音が響く。
ぐっちょ、ぐっちょ!
ぐぼぉっ! ぐぼぉぉっ!
音を聞いたミリーは顔を赤く染めながら、
「あっ、あっ! き、聞かないで、主様。私のいやらしい体の音、きいちゃいゃぁ……あっ、ふああっ!」
消え入りそう声でそう述べる。
「ふふ。いいのよ、もっと聞かせて。ミリーの気持ち良さそうな音、もっと聞きたいわ」
股間から響く卑猥な音をさらに大きく響かせようと、アニスが腰のふりを大きくする。
それに合わせるように、ミリーの股間の水音も激しくなっていく。
「いやぁぁぁ! んああああっ! ダメ! 主様ぁ! 恥ずかしい、恥ずかしいよぉぉぉっ! そんなに音立てちゃ……ふああああっ!」
羞恥に染まりながらも、背後から子宮口を突かれ全身で肉棒の快感を味わうミリーの口から大きな嬌声が漏れ出る。
「いいわ、ミリー! あなたのオマンコ、ぬるぬるでとっても気持ちいいわ! んあぁぁ! もっと、もっと私を感じてっ!」
「あああっ! あっ! ふあああああっ! 気持ちいいぃィっ! いいよぉぉぉっ! 主様ぁぁ!あっ! ふああぁぁぁ! わた、わたしいぃ、もう……もうイ、イっちゃいそうで……ひゃうっ!」
と、突然ミリーが素っ頓狂な声を上げた。
「ル、ルナ……」
「ふふっ、ダメよ、ミリー。一人でイッたら、ダメ。ちゃんと主様と一緒にイかせないと」
目を覚ましたルナがミリーの乳首に舌を這わせてきたのだ。
「あああっ! ルナ! だめっ! 今……おちんちん入れられてるときに、乳首舐められたらぁぁぁっ! あああっ!」
「ふふっ、ミリーの乳首、硬くなってる。気持ちいいんだね……れるれる、ちゅぴっ!」
「いいいいっ! だめ、だめだよぉぉっ!」
「ふふふ、いいわ二人とも、とっても可愛……」
絡み合う二人に目を打ばれていたアニスだったが、
「ひぅっ!」
突然、尻のあたりに生暖かい感覚が襲い掛かってくる。
「べ、ベラ、何をして。ひゃうぅっ!」
「れるれるぅ……主様のお尻の穴ぁ、ひくひくしてぅぅ」
ベラがアニス肛門に舌を這わせていた。
「ベラ、や、やめな……ひいぅ!」
「主様ぁぁ、最後はみんなで気持ち良くなりましょう……んあっ!」
ミリーの乳首を舐めながら、ルナも自分の股間を弄っている。
「ふああああっ! きもちいぃぃぃよぉぉぉっ! 乳首もぉぉ、おまんこもぉぉ、とけちゃうょぉぉぉぉっ!」
アニスの肉棒で膣内を蹂躙されるミリーの嬌声がさらに大きくなる。
「いいわよ、ミリー……んあっ! み、みんなで一緒に……あぁぁぁっ! 気持ちよく、なっ……くううっ!」
「れるれるれるぅぅっ! 主様ぁ、あるじしゃまっぁぁぁぁあっ! んああああっ!」
「あぁぁぁ、イク! 私も、もうイクぅぅぅっ!」
その場の全員がまるで共鳴したかのように、一斉に絶頂までの階段を駆け上っていく。
「ああああああっ! 主様ぁぁぁぁっ! わたしぃぃ! もう、もうぅぅっ!」
「ミリー、主様ぁ……あぁぁっ! あっ! ああああああっ!」
「んぶぅ、んうっ! うああああっ!」
アニスの肉棒がミリーの子宮口にこつんと当たったその瞬間、
「ああぁぁぁぁ。でるぅ、でるうぅぅぅぅ! でるよぉぉぉ! みんなぁぁぁっ!」
「「「あぁァァっ! イクぅぅぅぅうぅ!!!」」」
アニスの肉棒から吹き上がった精液がミリーの中に放出される。
「ああぁぁぁ……主様の精液がぁぁぁ、私のなかにぃぃぃ……どくっ、どくってぇぇぇ、でてるぅぅぅ……あつぅいぃっ……っ」
膣内に吐き出された熱い魔力の塊を全て受け止めるその感覚に、ミリーは身体をひくひくと震わせながらその場に倒れこむ。
「はぁ、はぁ……ミリー、これで空っぽなあなたも満たされ、た……わね」
最後の一滴までミリーの膣内に精液を放出したアニスは、他の三人と同様、その場にぐったりと倒れ込んでしまった。
[newpage]
夜が明ける頃、神殿の床には全裸のまま糸の切れた人形のように重なり合う娘たちの姿があった。
彼女たちの意識はもはや、カイルの「端末」として再定義されている。
「ふふ、さぁみんな、ご主人様のために働きましょうね」
すでに目を覚ましていたアニスは、カイルの意志を代行し彼女たち全員の額に自身の紋章のコピーである黒紫色の紋章を焼き付けていく。
娘たちにあった紋章が上書きされ、自由意志を持たない人形へと変化していく彼女たち。
[i:【支配拠点:村の神殿跡を中継基地『影の巣(シャドウ・ネスト)』として確保。ベラ、ルナ、ミリーを新たな端末として登録完了】
【現状:この村の全住民に対し、アニスを介した『精神汚染』が数十時間以内に完了する見込み】]
右目に映し出される文字を見たカイルはアニスの視覚を閉じると、ゆっくりと椅子から立ち上がった。
傍らに控えていたリンドが嫉妬と感嘆の混じった吐息を漏らす。
「……アニスという娘、あそこまで残酷になれるとは思いませんでした。心の奥では見下していたとしても、彼女たちは親友。かつての友人をあそこまで残酷に扱うなど」
「アニスはもう俺が命じずとも、この村を俺のために変え続けるだろう。自分が特別な存在だと信じてな」
廃屋を出たカイルは朝日を背に、エルフの森へと続く道を見据えた。
「アニスという『地雷』があれば、この村の住人は数日中に、全員、俺の「端末」になっているだろうさ……リリンド、数日中にエルフの森へ向かう。お前は一度、王都に戻り、俺が『逃げた』とクラリスに報告しろ」
「え? 逃げた、でよろしいのですか? 死んだ、処分した、ではなく?」
リンドの言葉にカイルはニヤリとほほ笑む。
「あぁ。クラリスにはつねに感じていてもらいたんだ。俺と言う毒牙が、自分に襲い掛かってくるかもしれぬという恐怖を、な」
「はっ! わかりましたご主人様!」
そう告げたカイルの足音が、静まり返った村を離れていく。
背後の村では、アニスが「おはよう」と村人に声をかけながら、次の生贄を求め、かつての友人たちを引き連れながら優雅に歩き出していた。