さて、冒険者イチを主人公とし、彼女がエロトラップダンジョンに挑んだ連邦歴18年の3月から進めてまいりました本小説ですがついに連邦歴19年に突入したのであります。
バルティゴの歴史を知っておられる読者諸氏には言うまでもないことですが、この19年に連邦と冒険者ギルドを揺るがす大事件が起きるわけでありますな。
所謂、冒険者ギルド襲撃事件でございます。
この件を切っ掛けに冒険者ギルド、そして冒険者という存在の形が変わり始めます。
イチも今まである種勝手気ままな生活を送っていたわけですが、そうもいかなくなってしまうのは、歴史の大きな波には誰も逆らえないという言葉を証明するかのようです。
彼女の手も一層血に染まる事になり、硝煙の臭いは途切れることがありません。
進む道を違える仲間や傷つき倒れる仲間もいます。
その悲劇なしにバルティゴ連邦の歴史、そしてイチの歴史は書けないのであります。
しかし、その前に少し回り道をしてみるのも良いのではないかと思っております。
と言うのも、まだまだイチと仲間たちの面白おかしい冒険の物語が尽きていないのです。
本小説をバルティゴ都市国家連邦“外伝”と、敢えて外伝にしているのは連邦史を追ってゆくだけの物語よりも、それよりも痛快で、どこか愛すべき間抜けさを持った時代の楽しさを存分に伝えられるからと思った故であります。
なので、当面資料を掘り起こしネタが尽きるまでは「よせあつめ外伝」と題し、ある意味取るに足らないエピソードの集まりを書いてみることにしてみました。
ひとまず、よせあつめ外伝の第1話は「イチ、顔出し着ぐるみの中に入る」というエピソードを書こうと思っております。
まったく、イチという少女が体験した冒険はため息が出るほど多様なシチュエーションに満ちているなと改めて驚かされますね。なので、この『よせあつめ外伝』を連載している間にもし読みたいエピソードについてコメントをいただけたら資料を漁り、小説にできるかどうか検討してみますので、同好の士がおりましたら是非気軽にコメントを残してくださいませ。
あ、感想、拡散などはいつでも大歓迎です。筆のノリがよくなりますので、是非ともお願いいたします。
それでは今後ともバルティゴ都市国家連邦外伝、そしてイチの物語をお楽しみくださいませ。
共和歴75年12月27日 クルツカ・ハイド