災厄の宝は魔王達に従う

  ウツワ、ツルギ、モッカン、マガタマ、四つの宝があるだがそれは災いをもたらすと言われるパルデアに伝わるおとぎ話。

  その宝は実在していた、封印された四つの場所、そこに宝が眠っている。

  しかし4つの宝はある者達の手により封印は解かれた、再び災いがパルデアに降りかかろうとしていた。

  [newpage]

  ここはパルデアのとあるエリア、いつものようにフォック達がピクニックをしていた。

  「できたよ~」

  フォックの言葉にポケモン達が待ってましたとばかりにフォック達の前に、ふと何故か見られないポケモン達が四匹もいた、一匹は金魚のような赤色をしたポケモン、一匹は背中に木の板が数枚とぐろを巻いたような形をして木々を纏ったようなポケモン、一匹は鹿のようだが頭には銅で出来た器のような角をしたポケモン、もう一匹は豹っぽく白い体色に口の牙はなにやら剣みたいな形状をしているポケモンの四匹だ。

  「ってかまさかあの先生が言っていた四つの宝と呼ばれるポケモンを俺達が捕獲したんだが災いが起きるとかになるんじゃないかと心配していたが」

  「フォックさんが魔王じゃなかったら僕達の手持ちに加わらなかったでしょうね」

  心配だった蒼剣と安堵するアストル、そう、彼ら四匹はおとぎ話に出ていた四つの宝こと災いのポケモン達だ。

  だが彼らは災いのポケモン達、封印を解いてパルデアが大変な事になるのではと危機を感じていたのだったが。

  『ねえねえそのサンドイッチってのまだ~?オイラ腹減った~』

  『ご主人ヒユイにサンドイッチ~』

  『これこれ、わしらの主達を困らすのでない』

  『興味があるがあまり主人達を困らせるな二匹共』

  鳴き声で話しているがフォック達はスキルなどによりポケモンの言葉がわかっている。

  「はいはい、待ってなさいなパシオン、ヒユイ、完成してもちゃんと他のポケモン達にも分けるのだから慌てない」

  フォックが待てと二匹の待てないポケモンに言いながらサンドイッチを並べていく。

  パシオンと呼ばれる宝で言うツルギのポケモン、パオジオン…今はパシオンと名前がつけられている。

  もう一匹、ヒユイと呼ばれる宝で言うマガタマのポケモン、イーユイだ。

  残りのおじいちゃんっぽい口調で喋っているポケモンは背中に貝のような複数の木の板を纏っているポケモン、宝でいうモッカンのポケモン…チオンジェンだ。

  そしてもう一匹は頭の角というよりは古い器のポケモン、ウツワのポケモンであるディンルーだ。

  チオンジェンの方がラジェン、ディンルーの方がディムンと彼らは呼ばれている。

  「はいできたよ~」

  完成したサンドイッチを分ける。

  『いただきます!』

  パシオンとヒユイが先に食べてしまう。

  『おいテメェ等!それは俺のサンドイッチだ!』

  と、割り込んでくるコラすけ。

  「なんかサンドイッチであいつら食い付いてくるよな」

  呆れてしまう蒼剣。

  「まあ捕まえてからサンドイッチによって災いが起きなかったのが幸いだったな」

  冷静にそう言う雷黄、封印をフォック達が解いて彼らは襲い掛かろうとしていた。

  しかし彼らの強さやポケモン達の指示など災いのポケモン達には敵わなかったもっともフォックが魔王だったのを感じていたりなど相手が悪かったのだ。

  当然捕まってしまうも現在はフォック達の手持ちとして収まりまたサンドイッチを食べさせたことがきっかけで彼らもまたサンドイッチにより堕ちたのであった。

  「まあレホール先生も興味示しそうだけどね」

  そう呟くフォック、レホール先生というのはオレンジアカデミーで歴史の授業を担当する女性教師だ。

  本人自体災いポケモンのを調べたいところをフォック達が調べて捕まえるきっかけになった四体のポケモンを見た先生は大喜びしているが災いポケモンが欲しいという目でフォック達を見るのもあった。

  しかしレホール先生に渡すと彼女が暴走して災いポケモン四体になにをしてくるのかわからないためフォック達の手持ちで色々と抑えることになったのだ。

  「あの先生こいつらを捕まえて見せたらやばかったし俺達で見ないとダメだなこりゃ」

  「その方がいいですし何より僕達でしか災いポケモン達を抑えられないですから、まあもう災い起きないとは思いますけどね」

  と、サンドイッチを食いながら呟く蒼剣とアストル。

  『おかわり~』

  『オイラもおかわり~』

  「もう、ちょっと待ってて~」

  フォックはすぐさまサンドッチを作っていく、材料と調味料の組み合わせによってはポケモン達が美味しいのかまずいのか判断される、そのため色々サンドイッチのレシピだけでなく自由に作ったりも多い。

  『俺もおかわりだ!』

  さらにコラすけまでもおかわりが来る。

  『俺もおかわり!』

  コランドもおかわりが来る。

  「は~い」

  フォックはすぐにサンドイッチを調理する。

  [newpage]

  『ごちそうさまでした~!』

  ポケモン達がサンドイッチを食べ終えてモンスターボールへと戻った。

  ふと戻っていないのがラジェンとディムンで他にライドポケモン達も残っている。

  『後に主達がまさか魔王だったり元勇者だったりとは驚きじゃったのう~』

  『確かに主人達がここまで強さを実感したからな』

  「まあ別に俺は支配するとかそういうつもりでもないけどね」

  と、話していく。

  『だが主達よ、あなた方がそこまでわしらの災いを止めるとはそちらも災いをもたらすのではないのか?』

  ラジェンはフォック達が逆に災いをもたらすのではないのかと懸念していた。

  「う~ん、前にも話したけど俺は平和主義だし災いなんてもたらすつもりもないけどまあオスドラを傷つけるとかなら話は別だけど」

  「まあこいつは災いとかそういうの起こすつもりないが余計なことしなければな」

  「僕は元はスカル団でしたけどフォックさん達に出会ってから世界を色々見てそうならないようにしてるんです」

  「ヒーローである俺からしたらそれは愚問だな、そうなったら止めるまでだ」

  四人はそう答える。

  『なるほどのう~』

  『ラジェン、どうやら我々は災いと恐れられて見ていないのもあったかもしれない』

  二匹はそう言う、宝だったのがいつしか災いをもたらすようになりそして何千年と封印され再び暴れようとしていた。

  しかしフォック達は違う、彼らは災いをもたらすために封印を解いたのではない…彼らを使役して向き合うことで彼らが災い以外の一面がわかるのだ。

  『だからこそわしらはこの者達との旅をしてわしらの事をより考えてくれてるようじゃ』

  『あぁ、だからこそ彼らがいればわかることもある、あのレホールという女性は我らには厄介なのもあるが』

  それが彼らの答えでもあった。

  「まあレホール先生はこういう人だからわかってね、度が過ぎてるだけでもあるからそれに君達と旅していくことで君達もわかることがあるだろ?」

  『そうですね』

  『そうじゃのう』

  フォローしながらも彼らにはわかることができた、だからこそ彼らはフォック達についていっているのだ。

  『ではわしらはそろそろ』

  『何かあった時にはお呼びください』

  二匹はボールへと戻った。

  「んじゃ行きますか、コランド行くよ」

  『うん!』

  「んじゃ俺らも行くぜ!」

  四人はそれぞれのライドポケモン達と共に次の町へと向かっていった。