小さな城ほどの巨躯を持ち、燃えるような紅い鱗をまとったドラゴンは、その口から灼熱の炎を吐いた。焼かれた地面はマグマのように赤黒く溶けていく。
俺は魔力を使って空へ飛び上がり、炎を避けた。
同時に構えた刀身に魔力を込める。それは絶対零度の氷結魔法。触れた物の分子の運動をゼロにし、あらゆるものを凍てつかせる。
チャンスは一度きりだ。この魔法は魔力消費が激しすぎる。これでこの戦いに終止符を打ってやる。
「食らえ!」
俺は上空から落下し、ドラゴンの額に剣を突き立てた。
紅い鱗が氷で覆われいき、全身が凍りつく。ドラゴンはそのまま動かなくなった。
それが[[rb:火焔 > かえん]]竜と呼ばれる伝説の火竜の最期だった。
「はあ、終わったか……」
長い戦いを制した俺は、動かなくなった火焔竜の前に立った。
俺は呪符を取り出し、自分の左腕に貼り付ける。
この呪符は以前立ち寄った村の秘宝らしく、魔物の脅威から救った際に、お礼として貰ったものだ。この呪符を使うことで魔物を自分の身体に取り込むことができるらしい。
俺は氷結魔法は得意なのだが、火炎魔法は全く適正がない。勇者として魔王を倒すうえで、伝説の火焔竜を取り込み、強力な炎のブレスを使えるようになっておきたいのだ。
呪符を貼った左腕で火焔竜の身体に触れると、ずぶりと左腕が火焔竜の身体に沈んでいく。同化が始まったのだ。
巨大な火焔竜の身体は左腕に吸い込まれていき、跡形もなく消滅してしまった。
「ぐっ……!」
すると、俺の左腕に変化が起き始める。
火焔竜のような紅い鱗が皮膚に浮かび上がり、左腕全体を覆い尽くした。
腕が一回り太くなり、手の形も変わっていく。親指が大きく成長し、その他の指は融合した。
指からは白い突起がいくつも生えてくる。歯だ。
俺の左手は火焔竜の頭部に変化しているのだった。
親指は下顎、その他の指は上顎を形成していく。手のひらは喉の奥となり、ずるりと長い舌が生えてくる。
上顎に切れ目が入ったかと思うと、血のように赤い眼が開いた。
「ギャォォォォオオオオオオンンンン!!」
火焔竜となった左手が咆哮した。
俺の左手は火焔竜の頭部、腕は頸部となり、その先は俺の身体と融合している。俺は火焔竜を取り込むことに成功したのだ。
俺の左肩から生えている火焔竜は長い首を左右に振って、辺りを見回した。
「何だ? 何がどうなっている?」
火焔竜は俺の存在に気付くと、
「なっ、先程の人間!? 巨大化したのか!?」
と驚いた様子で、炎を吐こうとして、口元を赤く輝かせる。
だが、俺は左腕の拳を握るような感覚で、火焔竜の口を無理やり閉ざした。
「むぐっ!? なんだ、口が勝手に!?」
困惑する火焔竜。
俺の左腕と同化した火焔竜は俺が自由に操れるのだ。
火焔竜の意識は残っており、火焔竜も左肩から先の部分を動かすことはできるが、俺の意思のほうが優先される。先程は、炎を吐こうとした火焔竜の口を俺が強制的に閉ざしたのだ。
「俺が巨大化したんじゃない。お前が小さくなったんだ。お前は俺に取り込まれて、俺の左腕になったんだ」
「左腕? 何を言っている……なに!?」
そこでようやく火焔竜は自らの首が俺の左肩と繋がっていることに気付いたらしい。
俺は火焔竜の身に何が起こったのか説明してやった。
火焔竜は俺の話を聞いて、悲しそうに目を細めた。
「ぐぬぅ……我は負けて、貴様に取り込まれたのか……」
「そうだ。俺は魔王を倒すために旅をしている。お前の力を貸してほしい。お前の強力な炎のブレスが必要なんだ」
「誰が人間になど力を貸すものか」
俺の頼みを火焔竜はそっぽを向いて断った。
とはいえ、火焔竜の身体は俺が操ることができる。火焔竜の協力がなくても、俺は炎のブレスを使うことはできるのだ。
だが、火焔竜に拒絶されていては、火焔竜の能力をすべて引き出すことは難しい。
火焔竜が協力してくれないというのなら、火焔竜の精神にダメージを与えて、従順になってもらうしかない。
「仕方ないな……」
俺はつぶやくと、右腕だけで下半身の鎧を外し、パンツすら脱いでしまう。
「なっ、急に何をしている!?」
火焔竜は驚いて、俺の股間から目を背ける。
だが、俺は火焔竜を操り、俺の萎えたペニスを無理やり見つめさせる。
「ぐっ、やめろ! 汚いものを見せおって。どういうつもりだ!」
火焔竜は嫌がるが、身体の主導権は俺が握っている。火焔竜は俺のペニスを凝視せざるを得ない。
「協力してくれないのなら、お前には奉仕してもらおうと思ってな」
「奉仕だと……!?」
「そうだ。こうやってな」
俺は火焔竜を操って、口を開かせる。
そして、パクリと俺のペニスを咥えさせた。
「むぐっ!? 何をさせるのだ!!」
火焔竜は俺の股間から離れようと首を動かそうとする。
だが、それは俺が許さない。火焔竜より俺の意思のほうが優先されるのだ。
俺は火焔竜の長い舌を萎えた竿に巻き付かせる。火焔竜の首を前後に動かし、フェラをさせた。
「むぐぐぐぐぐぐ……っ!!」
嫌がり、悶える火焔竜。
だが、俺に操られてしまい、火焔竜はフェラを続けてしまう。
火焔竜の舌が肉竿に絡みつき、温かい口内の粘膜と亀頭が擦れて、丁度良い刺激になる。俺の肉棒は火焔竜の口内でみるみる膨張していく。
「どうだ? 人間にフェラする気分は?」
俺は火焔竜を煽って、精神にダメージを与えようと試みる。
「ぐっ……貴様……許さんぞ……っ!」
火焔竜は俺をにらみつける。だが、それ以上の反抗をすることはできない。
火焔竜に精神ダメージを与えるためにフェラをさせてみたが、普通に手で抜くより何倍も気持ちがいい。
これからは、一人で処理するときは手淫するみたいなノリで、火焔竜にフェラをさせるのもありかもしれない。
俺は気持ちよさから、自然と火焔竜の首の前後運動を激しくしてしまう。
「ううっ……ううっ……」
火焔竜は苦しそうに呻いている。
反対に俺の快感は絶頂に達しそうだった。
せっかくなので、俺は火焔竜と感覚を同期させ、快感を火焔竜にも味わってもらうことにした。
長い舌で肉棒を締め付けると、尿道から精子が勢いよく駆け上がってくる。
「出るっ……!」
俺は火焔竜の口内に遠慮なく精を放ち、火焔竜に精子を飲み込ませた。
感覚を同期しているので、精子の味が俺にも伝わってきてしまう。
だが、思いの外、火焔竜の舌で味わう俺の精子は美味かった。濃厚なミルクのような味わいで、喉越しが良い。火焔竜の味覚は人間とは違うのだろう。
俺は火焔竜の舌で亀頭をきれいに舐め、精液を拭い取ってから、火焔竜の口を開き、肉棒を引き抜いた。
火焔竜は屈辱に震えている――と思いきや、俺の顔の前にずいと首を伸ばして、目を輝かせる。
「なんだ!? 今の感覚は!?」
感覚を共有したときのオーガズムのことを火焔竜は言っているのだろう。
予想外の反応に俺は面食らう。
「なにって、イッたときは気持ちいいものだろ?」
「いや、こんなのは初めてだ。人間は射精するとこんなに気持ちが良いのか?」
「え? まあ、お前でのフェラがなかなか良かったのもあるけど、イクときは気持ちいいよ。お前はそうじゃないのか?」
「射精が気持ちいいなど、ドラゴンの間では聞いたことがない。そうか。だから、人間はすぐに子を作るのか。なあ、人間、今のもう一回やらせてくれないか? 今度は我が自分でやりたいのだ」
「ええ? まあ、いいけど」
困惑する俺を気にすることなく、火焔竜は自ら俺のペニスを慎重に咥え込む。再び萎えてしまったペニスに長い舌を蛇のように巻きつかせると、揉むようにしてペニスを勃起させる。
「うおっ……これは……」
俺はつい声を漏らしてしまう。俺が操作していたときの火焔竜のフェラより何倍も気持ちが良かったのだ。
俺は火焔竜の動きを操作できるとはいえ、繊細な動きは制御が難しい。フェラのような細かい動作は火焔竜にやってもらったほうが精度が良いようだ。
火焔竜は膨らんだ亀頭に舌先を這わせ、さらには裏筋を器用に舐め回す。
「うっ……!」
火焔竜のフェラが良すぎて、俺の肉竿は喜んでいるようにビクンと震える。
「ここだな。ここが弱いな」
感覚を共有させたままにしているので、火焔竜は裏筋が感じやすいことに気付いたらしく、執拗に裏筋を責め立てる。
火焔竜にも快感が伝わっており、
「グルル……素晴らしいな……っ! 人間の身体は……!」
と火焔竜は気持ちよさそうに目を細めている。
「はあ……はあ……や、やめてくれ……!」
俺はあまりの快楽の強さに無意識に呟いてしまう。
それを聞いた火焔竜は、肉竿にしゃぶりつきながら、器用に返事をした。
「貴様は我を好きに操作できるのだろう? なら、やめさせればよいだろう?」
俺は快感で頭がおかしくなる前に、火焔竜の舌の動きを止めようとした。
だが、なぜかできない。
「くそ、どうしてだ? 制御が効かない……!?」
「それは貴様が我にフェラされたいと望んでいるからではないか? こんなにも気持ちいいのだ。我にはわかるぞ。感覚を共有しているから、感情もある程度伝わってくる」
火焔竜に言われて、確かにその通りだということに気が付いた。
俺は火焔竜にもっとフェラをされたい。もっと火焔竜に気持ちよくしてほしいのだ。
「ああっ……火焔竜……」
俺は無意識に火焔竜を呼んでしまう。
「任せろ、我が気持ちよくしてやる」
火焔竜の舌の動きが激しさを増す。舌での裏筋への責めはもちろん、首を前後に振って頬肉と口蓋で亀頭を擦り上げる。
火焔竜の唾液を肉竿が撹拌して、ジュポジュポと水音が響き渡る。
自然と竿の根本に力が入り、肉竿が脈動を始めた。
「うっ……火焔竜、イキそうだ……っ!」
「我も感じておる……! 口の中に出すのだっ……!」
火焔竜が舌で肉竿を締め付ける。
その刺激で、俺は完全にイッてしまい、火焔竜の口内に精液を発射してしまう。
火焔竜は俺の精子を美味しそうに飲み干していく。実際、火焔竜の舌で味わう俺の精子がかなり美味いのだ。感覚を共有している俺も、また飲みたいなと望んでしまうほどに。
最期の一滴まで残すことなく、火焔竜は肉棒をしゃぶりつくすと、やっと俺のペニスを解放した。
火焔竜の舌技は相当なもので、俺は射精後の脱力感で地面に倒れ込む。
「はあ……はあ……お前、やるな……」
「もう一度やるか?」
火焔竜は舌なめずりをする。
だが、俺は体力の限界だった。
「いや、さすがにしばらくは出せそうにない」
「そうか、残念だ」
フェラをさせることで火焔竜に精神ダメージを与える作戦は失敗に終わってしまった。
だが、フェラを通して火焔竜との距離が縮まったような気がする。
俺は身体を起こし、火焔竜と再び交渉する。
「なあ、やっぱり、魔王を倒すために、お前の力を貸してくれないか」
火焔竜はフンと鼻息を鳴らし、
「まあ、いいだろう」と承諾した。
予想外の答えに俺は驚く。
「本当か!?」
「ああ。ただし、条件がある」
「なんだよ、条件って?」
「感覚を共有した状態で定期的にフェラをさせてくれ。あの感覚がたまらん」
火焔竜は人間のオーガズムの中毒になってしまったようだ。
「なんだ。それなら構わないぞ。むしろ、俺からお願いしたいぐらいだ。お前のフェラはかなり良かった」
火焔竜は誇らしげに鼻息を吐いた。
「フフン、そうだろう。我の舌にかかれば、フェラなど朝飯前というものよ。しかし、本当にしばらくは射精できぬのか? もう一回だけあの感覚を味わいたい」
火焔竜は萎えたペニスにしゃぶりついて、長い舌で亀頭や裏筋をねっとりとねぶる。
「お、おい!」
俺は火焔竜を止めようとするが、俺のペニスはみるみる固くなってしまう。
「なんだ、まだいけるではないか」
火焔竜は再び、俺にフェラを開始する。
それから俺は何度も射精し、全く勃起しなくなるまで、火焔竜のフェラは続いた。