害人駆除恋愛番外編『鉄産み神さまと孕ませ神さま』

  むかーしむかし、まだこの世界がファンタジーだったころ、 『ジパング』にある小さな村に人狼が現れました。

  「人間共!死にたくなくば、人間のメスをよこせ!」

  人狼は村の男達にこう脅しました。

  ところが村の男達はポカンとした顔で、、、。

  「あれ?『鉄産み神』様は『人身御供』なんて欲しがっていたっけ?」

  「いや、こいつ、、、南蛮人なまりな言葉を話しているから、恐らく遠い島国の出身だろう」

  と、のんきなことを言いました。

  確かに、、、一見、銀髪銀眼をした狼耳と尻尾を生えた『恐ろしい外見(?)』の少年に見えるが、明らかに言葉がおかしいことに気が付いた。

  それに、、、、この国に住む人間、、特に山暮らしの人間は『狼信仰心』を持っているほど、ジパングのオオカミは人間を襲わない。

  なので村の男はこの人狼に、、、、。

  「あの、、、、、。申し訳ないですが『鉄産み神様』の縄張りから逃げた方が良いですよ、、、」

  「何を言っているんだ、貴様ら!?これはれっきとした『使命』なんだ!!」

  「い、、いや、、『使命うんぬんとか』言われても、、、『鉄産み神様』はそれを聞いたら『ブチギレ』てボコボコされますよ?、、、あの神様は短気な方なので、、、、(汗)」

  村人達のその説得に、人狼は、、、。

  「ふざけるな!俺は仲間を増やす為にこの黄金の国『ジパング』へやっと来たというのに、、こうなったら無理やりでも俺の女にしてやる!!」

  人狼が怒鳴った時だった、、、、。

  「、、、、おい、、、(怒)」

  瞬間、人狼は物凄い殺気を感じ、体が動かなくなった。

  そして村人の男達の顔を見ると憐れみとか同情とか、、何か哀れなものを見る目で自分を見ていた。

  人狼は恐る恐る振り向いた。

  良く見ると金髪金眼をした狼耳と尻尾を生えた三つ編みをした少年の姿にした人狼だが、、、、その顔は『鬼』のような顔でブチギレて口から煙を吐いていた、、、、、。

  「、、なに、無断で縄張りに入ったうえに勝手に『人身御供』を要求だと、、!?」

  その少年が怒鳴ると人狼は一瞬ビクッとしたが、すぐに怒鳴り返した。

  「そ、、それがどうした、、お、お前みたいな『チビ』なんぞ怖くもなんともないぞ!」

  そう銀髪銀顔の人狼が言った瞬間!

  ドカアアアアアアアン!!

  「ぐへ!?」

  「誰が『どチビ豆みじんこガキ』じゃああああ(ブチギレ)!!!」

  金髪金眼の人狼は『鉄で出来た右腕』で、思いっきりぶん殴った、、。

  村人は『ああ、、だから言ったのに、、。ご愁傷様です、、(合掌)』と思いながら銀髪銀眼の人狼の方を向いたら、、気絶していた、、。

  「、、、、で、『コイツ』は誰だ?」

  金髪金眼の人狼、、、『鉄産み神様』は村の男に聞いてみた。

  「たぶん、、、『黒船』に乗ってやってきた『南蛮妖怪(外国の妖怪)』ですかね、、」

  「またかよ、、、、、最近の南蛮妖怪は『野蛮人』だな、、まあ良い、、とりあえず新参者の『バカ』はオレが『教育的指導』をするから、あんた達は安心してくれ」

  鉄産み神様は人狼を持ち上げると背中に背負って、自分の住処に向かった。

  ー鉄産み神さまと孕ませ神さまー

  ー鉄産み神様のほら穴ー

  「ん、、、こ、、ここは?」

  人狼は起き上がると鉄で出来た鎖で縛られていることに気がついた。

  「気がついたか、身の程知らずのバカ野郎」

  声がしたので前を向くと、、先ほどの人狼、、、『鉄産み神様』がそこにいた。

  「何の目的で村に襲ったのかは知らないが、、、ここはオレの縄張りだ。、、、オレに挨拶なしで村を襲うとは、、オレをなめているのか?」

  鋭い眼光で睨む鉄産み神様、、すると人狼は慌てて弁明する。

  「ち、、違う、、たまたま通りかかっただけで、、」

  「そうか、、てっきりお前は、、ここの村の娘を狙っていると思ったぞ、、」

  そう言って鉄の右腕を振り上げる鉄産み神様、、。

  「ひっ、、や、やめてくれ、、俺はただ、、『仲間』を増やすだけだったんだ!」

  「、、、はあ?お前、バカなのか?妖怪は人間相手と繁殖できるわけないだろ!、、、出来たしてもそいつは『半妖』が生まれるだけだろ、、!」

  「い、、いや、、、お、、俺達は『オスしか生まれない種族』でして、、、、(汗)」

  人狼は必死で説明した。

  元々は彼らのような人狼は『オスしか生まれない種族』なので異種族のメスを襲い、子を授かり種を増やしてきたのだが、昨今、人間に乱獲されて激減してしまい、こうして他の国になんとか逃げてきて今に至るそうだ。

  それを聞いた鉄産み神様は『またか、、、』と頭を抱えた。

  というのもジパングに来た南蛮妖怪達は『勇者』とか『冒険者』とか言う人間達に度々駆除されて逃げてきた奴らなのだ。

  だからと言って、『郷に入って郷に従え』出来ない者に庇うつもりもないのだが、、、。

  「まったく、、、、外国の人間はなんでこうも自分勝手なんだろうな、、、この国の人間は妖怪を『畏怖』と『畏敬』しているのによ、、。まあ、悪いことをしている時点で当然といえば当然だが、、、しかし、、、やりすぎだな、、」

  鉄産み神様はため息を吐くと、人狼の方へ向いた。

  「まあよい、、本来なら『ケツ責め(マウンティング)刑』をした後で追い出すつもりだったが、、、、お前が望むならこの村の人間に手を出さないと約束すれば許してやろう」

  それを聞いて驚きの表情を見せる人狼、、。

  「で、、でも、、、!俺達はメスを探さないといけなくて、、!」

  「それは知っているさ、、ようは人間じゃなくても『妖怪の女』や『妖獣のメス』なら良いんだろ?オレが『見合い相手』を探すから、、それでどうだ?」

  そう言った後、人狼は何度も頷き、それを確認したあと、鎖を解いてあげたのだった。

  それからしばらくの間、、、人狼は下働きをしてジパングの文化を学び始めた。

  「ポチ(人狼こと)!『お見合い写真』を沢山持ってきたぜ!」

  鉄産み神様は沢山のお見合い写真を持ってきてた。

  しかし、、、、。

  お見合い1号、、、、、『カッパ』

  「、、、、、、、、」

  人狼、、、いや、『ポチ』は禿げた女(?)の写真を見て思った。

  (なんか、、『コレジャナイ感』満載なんだよなあ~)

  お見合い2号、、、、、『砂かけババア』

  (、、、、、、、、)

  「あの、、、すいません、、」

  「なんだ?」

  「この方、、、『砂で眠らせるヒト(サンドマン)』ですか?」

  「いや、砂でぶっかけて驚かせる妖怪だ」

  「迷惑な妖怪だな(汗)!?」

  お見合い3号、、、、、、『はまぐり女房』

  「なぜに『はまぐり』!?」

  ポチは二枚貝の写真を見て突っ込む。

  「そいつは『料理』に得意妖怪でな、、、『小便』で『味噌汁』を作るとかなんとか」

  「なんで『おしっこ』で作るんだよ!?普通『塩水』じゃないのか?!」

  お見合い4号、、、、『女装趣味の攫猿♡』

  「ただの『オカマ(?)』じゃねえか!?しかもコイツも『オスしか生まれない種族』だろ(ブチギレ)!?」

  ポチは怒りのあまり、テーブルを叩いた反動で真っ二つに割ってしまった。

  「だって、『えるふ』とか『まじょ』とか南蛮妖怪の美女の特徴なんてわかんねえよ(泣)!」

  鉄産み神様は泣きながら必死に弁解した。

  それを見てポチは思った。

  ああ、このヒトも苦労しているんだなって、、。

  「それなら、、、この国の『妖獣』なら良いんじゃないですか?」

  「、、、、そう考えたが、、、もともと妖獣は長生きや人間を食べて進化した妖怪だけだから同種以外興味ないんだよ、、。、、メスの狼の妖獣なら、、お前さんを気に入ってくれるかもしれないが、、、、」

  「え?、、、メスの人狼(?)もいるんですか?」

  ポチは目を丸くし、鉄産み神様に聞いた。

  「ああ、、狼なら人間を食っていた可能性が高いから『妖獣』になれる確率が高い、、、、何も隠そう、オレも人間を食べたらこの姿になったからな、、」

  「えっ!?あなたもですか!?」

  「、ああ、、」

  鉄産み神様はため息を吐く。

  「なんで狼は『農作を守る神の使い』なのにオレだけ『金屋子神(鉄や鍛冶等を守る神)』と呼んでいるのか、、、これ『とある人間』を食べたせいで『鉄』を生み出す力を得たからなんだよ、、」

  鉄産み神様はそう言うと昔話を始めた。

  ーオレがまだタダの子オオカミだった頃。ヘマをして人間が仕掛けた罠で右前足を失ってしまったから母親達に見捨てられてしまい、途方にくれている時に、行き倒れの人間の男を見つけた。その人間は見たこともない着物で右腕と左足が義手と義足で出来ていたんだ。

  男は死にかけでオレの存在に気がつくとニッコリと笑って言ったんだ。

  「わりぃ、、な、、餌を持って、、いないんだ。そ、、その代わりに、、オレの身体を、、、食っても、、良いぜ、、、どうやらオレは、、、お迎えがきたようだ、、。オレは逝くから、、お前だけでも生きて、、幸せになってくれよ、、、、」

  もうしゃべることも出来なくなった男の側に近づいて匂いを嗅いだ。

  どうやら死んだようだ。

  (どうしよう、、、母さんから『人間を食べたら普通の動物に戻れない』って言われたけど、、、、)

  とか言いながらもオレの腹が限界だったので、、、、。

  (ちょっとだけ食べても大丈夫かな?)

  オレは好奇心に負けてその男の肉を食べてしまった。

  (うん、、、普通の肉と変わらない味だな、、これなら大丈夫かもしれない)

  そう考えた時だった。

  (あれ?なんか頭にイメージが、、、?)

  何故か扉のイメージが浮かんた。

  その瞬間、その扉が開くと怒涛の知識がいっきり流れた!

  (あばばばばばばばばばばばば!?)

  あまりにも知識の量に耐えきれず、頭がパンクしそうになり気を失った、、ー

  「気がついたら、男と同じ金髪金眼の姿に右腕が鉄になっていた、、」

  鉄産み神様はそこまで話すと、地面を触って念じると鉄が現れた。

  「このように、、金属を自在に生み出すことが出来るようになったのだ、、。どうもその男は『錬金術』という術を使っていたようで、、おそらく彼の血肉を食ったことでその力を手にしてしまっただろう。おかげで鉄を売って稼げるようになったからいつの間にか『鉄産み神様』と呼ばれるようになっちまったけどな、、。短気になったのも男の性質に移ってしまっただけだ」

  苦笑いして顔をポリポリ掻く鉄産み神様。

  「それにしても見たこともない魔法(?)ですね」

  「ああ、オレも調べてみたが、どれもこれもこの力と違うものだった、、。もしかしたらその男は別の世界から来たかもな」

  鉄産み神様は冗談ぽく笑って答えた。

  「よし!次からメスオオカミの妖獣はオレと一緒に探すか!オレと一緒に行動した方がジパングの文化を知るには都合が良いだろうしな!」

  次の日から鉄産み神様とポチは江戸町へ行ってメスオオカミの妖獣を探し始めた。

  ずずー、ずずー!

  「この蕎麦はおいしいですね!」

  「だろ!」

  ずずー、ずずー!

  「蕎麦湯もおいしい!」

  「だろ!」

  江戸町のある蕎麦屋の屋台でポチと鉄産み神様はお蕎麦を食べていた。

  するとそのお店の女将さんが話しかけてきた。

  「あらまあ、カップルかい?」

  「ち、違いますよ(汗)!」

  ポチは否定するが鉄産み神様は笑っていた。

  「あいにくだがオレ達は男だぜ!」

  「、あら?そうなの?」

  女将は目をパチクリさせて驚いた。

  「まあ、でも殿様達が男色をする人間もいるから勘違いするのも仕方ないわね」

  「そ、そうなんですか?」

  ポチは苦笑いして女将に聞いた。

  「この国の僧侶達はな、、、女人を手を出すことを禁止されているから男色に手を出しやすいのさ。だからホモが多いのさ」

  鉄産み神様はポチに説明した。

  「な、、なんだかふ、、複雑ですね、、(汗)」

  そう言いながらポチはぼた餅やうどん、だんごなど食べて満喫した。

  「この町もなかなか面白いですね、、、」

  ポチはに鉄産み神様に話しかけながら歩く。すると目の前に怪しい男達が、、、、。

  「、、、どうだ、、、これなら、、、」

  「ああ、これならバレない、、、、」

  、、、どうやら外国から来た冒険者達のようだ。

  すると鉄産み神様は怖い顔で冒険者達に近づいた。

  「おい、お前ら、、、なにしてんだ?」

  「な、なんだ?このガキは?」

  冒険者達は鉄産み神様をジロジロと見た。

  「おい、お前ら、、その袋の中身はなんだ?見せろ!」

  「あ!コラ!」

  冒険者達が止める間もなく鉄産み神様は袋を奪い取った。そして中身を見ると、、。

  「これ、、、、日本に棲むオオカミの毛皮じゃねぇか!?」

  明らかに違法な毛皮だった。

  「ちっ!にげるぞ!!」

  冒険者達は逃げる。

  「逃げるな!」

  鉄産み神様は逃げようとした冒険者達を追いかける。

  するとポチはものすごいスピードで冒険者達を追い越すと、冒険者達を捕まえて戻ってきた。

  「離せ!俺達は『勇者』だぞ!!」

  「うるせぇ!この外人共が!」

  それからしばらくして岡っ引き達が現れ、冒険者達を連行した。

  「すんません、ご協力感謝をいたす」

  岡っ引きのお頭は鉄産み神様とポチに礼を言った。

  「あいつらは?」

  ポチは気になってお頭に聞いた。

  「あいつらはよその国から来た者ですが、、、、最近になってジパングを荒らすようになっちまいましてね、、とある町では『ここは俺達の領土だ!』と言う始末でして、、」

  中には村人を殺して逃げた勇者一行がいたそうだ。

  「あまりにも酷いので幕府が近い内にジパングを『鎖国』にしようと、、、、このままではこの国は危ないんでさ、、」

  「そうなのか、、」

  ポチは納得する。

  「、、なあ、、」

  「なんですかにいちゃん?」

  「このオオカミの毛皮は持ってっていいか?、、、コイツらを供養したい」

  鉄産み神様は袋の中に入っていたオオカミの毛皮を持っていた。

  「いいですよ、、旅の方のお気持ちも分かりますからね」

  お頭は了承してくれた。

  ー山ー

  「これで安心して天国へ行けるな、、、」

  鉄産み神様達は墓を作って毛皮を埋葬した。

  「、、、あいつらが現れてからオレ達の仲間まで殺すようになっちまったんだ、、だから奴らを許せなくてさ、、」

  「そうだったんですね」

  「だから南蛮妖怪達の気持ちがよく分かる。、、外国の人間は野蛮すぎる、、」

  鉄産み神様はため息を吐く。

  「そんな事より国へ帰らなくて良かったのか?もうすぐ鎖国が始まるだろ?」

  「俺は帰る場所がないから、、だから大丈夫なんですよ、、」

  ポチは少し悲しそうに微笑んだ。

  それからしばらくして幕府は『鎖国』を始めた。

  勇者を信仰する者に勇者の絵で描いた踏み絵をやらせてみたり、冒険者や勇者を名乗る者に捕まえて、さらし首などの刑罰を行うようになり、国民からは不満の声が続出したが、、他国との交流がなくなれば争いが起きにくくなるという事で幕府の政策に反対する者はいなくなった。

  そしてしばらくして1年が経ち、、、。

  ポチは村に侵入する熊やイノシシを捕まえたり、鬼や河童達の相撲取りをしたりして村人達の信頼を得ていた。

  「お疲れ様、お前の大好きなぼた餅だぜ」

  鉄産み神様はそう言って手作りのぼた餅を差し出した。

  「ありがとうございます、、!いただきまーす♪」

  ポチは美味しそうにほうばる。

  相変わらずメスのオオカミを見つけていないが、このジパングの暮らしはとても楽しいと思っていた。

  「、、、なあ、、」

  「なんですか?」

  「、、、実はお前に黙っていたことが、、、」

  鉄産み神様はそう言いかけて、、、、。

  「い、、いや!なんでもない!あははは!きにすんな!」

  そう言って笑った。

  「??」

  ー水浴び場ー

  (さっき言いかけてたみたいけど、どういう意味だろうか、、?)

  ポチは着物を脱いて水浴びをした。

  「ううぅぅ、、、発情期のせいでムラムラする、、、」

  ポチはヒトから真の人狼に変わった。

  筋肉ががっしりした巨体な獣人で白銀の獣だ。

  「この姿を見られたら怖がれるから黙ってるけど、、やっぱり我慢できないなぁ、、」

  ポチはそう言いながらも水浴びを続けた。

  すると、、、?

  「ポチ。、、、村人から差し入れを持ってきてくれたから食う、、か、!?」

  柿を持ってきた鉄産み神様はポチの姿を見て驚いてしまった。

  「ぽ、、、ポチ、、、?も、、もしかして、、それが本当の姿か、、、(汗)?」

  「そうですよ、、俺、本当はこっちの方が好きなんですよ、、気持ち悪いですよね」

  「い、、いや!き、、気持ち悪くない、、!ど、、どちらかと言うと、、、、、!」

  何故か鉄産み神様の様子が可怪しい、、、。

  赤面したり、興奮したりしてるみたいだ。

  「どうしたんですか ?変な顔して、、なにかあったのですか?」

  ポチは裸のまま不思議そうに聞いた。

  「な、、なんでもない、、!と、、というか!い、、今のオレに近づくな!」

  明らかに可怪しい神様。

  すると鉄産み神様の身体からほんのりと発情期が、、、それも『メス』の匂い、、、。

  (、、、、まさか!?)

  ポチはハッとした。

  そう言えば、メスオオカミを探す時に鉄産み神様の顔は複雑そうな悲しげな表情だった。

  恐らく、、、、。

  「神様、、、もしかして『女の子』ですか?」

  「!?、、、、そ、、そんなわけ、、、ないだろ!!」

  動揺している。

  姿は男だが、恐らく仮の姿であることは間違いないだろう。

  なので正体を暴くことにした。

  「そう言えば、、、さっき、『黙っていたことが、、、』と言いかけていましたよね、、、、」

  ポチはわざと自分の発情期を撒き散らして鉄産み神様に話しかけた。

  「ま、、待て、、こ、、こっちにくるんじゃ、、ねぇ、、!!うっ、、うぐっ、、あぁ、、!!!」

  鉄産み神様の声がだんだん甲高くなっていく。

  次の瞬間!

  ぼかあああん!!

  鉄産み神様の身体から煙に包まれ、変身が解けていく。

  すると、、、、。

  「あ!?」

  ポチは驚いた。

  なんと可愛いメスオオカミになった!

  姿は金髪金眼だが、狼耳と尻尾を生えた女の子である。

  (か、、、かわえぇ、、、!!)

  ポチはごくりと生唾飲む。

  「、、どうして今まで『男』と偽ったんですか、、、、♡」

  「だ、、、だって、、、みんなを騙していたみたいで、、言えなかったんだもん、、あうぅっ、、♡」

  涙目になるオオカミ娘さん、、もとい。メスオオカミさんはその場に崩れ落ちてしまう。

  オスの発情期で身体が火照ってしまい動けなくなってしまったらしい。

  「もしかして、、、、俺の本当の姿にみとれてしまったのですか、、、♡?」

  「え、、えっと、、それは、、ひゃあん!?」

  ポチの爪で鉄産み神様の着物を剥がした。

  パラリと裸体になる神様。

  控えめなオッパイが逆に可愛い。

  「可愛い、、、神様のおっぱい、、、♡」

  「あ、、やあっ、、!み、、見るなよぉ、、!」

  恥ずかしがって手で隠す。

  しかし隠しきれないので逆にエロい。

  「大丈夫です。俺、魔王様に『世界一エッチが上手い男』と認められた雄ですから、、♡」

  「それはどういう意味だあああ(汗)!?、、あ!、、やあん!」

  ポチは鉄産み神様の身体をペロペロ舐め始める。

  「ああん!だめぇ!そんなとこ舐めるなあぁ!!」

  「でも気持ちいいでしょう?」

  「そ、それはぁ、、!」

  「素直になってください」

  そう言ってポチは神様のオマンコに舌を入れ始めた。

  「ひあっ!?ああっ!!らめぇえ!!」

  神様はビクンと身体を震わせた。

  どうやらイッてしまったようだ。

  「はあ、、はあ、、もしかして神様は初体験ですか、、、♡」

  「しょ、、処女じゃないもん、、」

  恥ずかしそうに答えるが説得力がない。

  さらに舌を動かす度に可愛らしい声を上げて感じている。

  もう完全に雌の顔になっているではないか。

  「もっと気持ちよくしてあげますよ、、ほら、ここが良いんでしょう?」

  「あああ!そこおおおっっ」

  クリトリスを指で擦ったり舌で弄ぶうちに再びイク寸前となる。

  「ああああああぁぁ!!!」

  ビクビクン!!!

  っと痙攣しながら絶頂に達した。

  「はぁ、、ふぅ、、もうだめ、、♡」

  トロンとした目で快感に浸っている。

  そんな光景を見てしまえば、、もはや辛抱たまらん。

  ポチは完全に大きくなった息子を取り出す。

  鉄産み神様はポチのソレを見てしまった。

  デカい、、、、大きな犬のペニスだ、、、。

  あんなモノが自分の中に入ってしまったらどうなってしまうのだろうか、、、?

  想像しただけで子宮がきゅんとするのを感じた。

  ポチは自分の物を神様のオマンコに擦り付ける。

  ぐりぐりと擦り付けると鉄の棒のような硬さになり熱を感じる。

  それだけで意識が飛びそうになった。

  じゅぷっ!ぬちゃっ!ぐちょっ!ずぶっ! いやらしい音を立てながら二人は繋がる準備をする。

  「いきますよ、、神様、、♡」

  「うん、、きて、、奥までいっぱい突いてぇ、、♡」

  ズプゥッ!!

  一気に奥深く挿れられた。

  内臓を突き破られるような感覚に、あまりの気持ち良さに気を失いそうになる。

  (痛いはずなのに、、なんでこんなに気持ちいいんだろう、、)

  鉄産み神様は初めての快感に戸惑った。

  ゆっくりとピストン運動を始めると徐々に速くなっていく。

  パンッパンッパンッッ!!

  肉同士がぶつかり合う音と結合部から溢れる愛液の音が混じって淫靡な雰囲気を醸し出す。

  そして、、、初めての処女膜が破れた瞬間。

  ブツリと音を立てて裂け血が吹き出した。

  鉄産み神様はあまりの痛さに悲鳴を上げようとしたが、すぐに口を塞がれてしまった。

  そのままキスをしながら更に激しく腰を振る。

  パンパンパンパンずりゅずりゅ!ぱちゅんぱちゅんっ♡!!

  「んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

  たまらず声を上げると今度は乳首を吸われた。

  チュウウウッッと強く吸い上げられ歯型がつくほど噛まれてしまう。

  その間も腰の動きを止めることなく動かすものだからたまらない。

  快楽に溺れながらもなんとか意識を保っていたのだが、そろそろ限界を迎えようとしていた。

  突然ポチの動きが止まったかと思うと大量の精液を流し込まれたのだ。

  ビュルルルーーーーーー!!!ビューーーーーーッッッ!!!!!

  熱い飛沫を感じながら絶頂を迎えると神様はビクビクと痙攣しながら気絶してしまった。

  目を覚ますとまだ辺りは暗かった。

  あの後お互い眠ってしまったらしく、身体は綺麗に拭かれていた。

  ちなみに着物は着せられていたが下は何故か違和感があった。

  後ろを見るとポチが神様を抱きしめたまま寝ていた。

  どうやら繋げたまま寝落ちしてしまい、朝になっても抜かずにずっとこのままだったらしい。

  繋がったままなのは嬉しいような恥ずかしいような気分だったが今はとても心地が良いと思った。

  (ふふ、、なんだか幸せだな〜、、)

  鉄産み神様はそのまま目を閉じたのだった。

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  「こうして鉄産み神様はポチと夫婦になり、ポチのテクニシャンで神様をメロメロにして子沢山に産ませ。やがてポチは『孕ませ神様』として子宝を欲しい村人の参拝客が増えたのです、めでたし、めでたし、、(笑)」

  子供の読み聞かせをしたニホンオオカミとエゾオオカミのハーフである桜は息子達を見つめた。

  「エド、、、、(汗)」

  するとチュウゴクオオカミである小狼は刺激の強い昔話に耐えられず顔を真っ赤にしてしまう。

  「それ、、、読み聞かせて大丈夫なのか(汗)?」

  「だって、皆もこれを読んでいるわよ?」

  桜は絵本を見せる。

  そこには子供向けと思われる優しいタッチのイラストで描かれた物語があったが、エロい挿絵もついていた。

  (これ、、、大丈夫なのか、、?)

  小狼は不安を感じた。

  おしまい♪