[b:Episode A Section経堂]
1990年その車両は経堂検車区にやってきた。外観は白色を基調に淡い青色と赤色のパステル調の帯をあしらった車両だった。足回りを見ると伝統的な連接方式ではなく、一般的な通勤車両のような1車体2台車方式である。車両全体を見てみると、7両固定編成であり、5両が座席が高い位置に設置されたハイデッカー構造だ。また中間車両2両が2階建てであるダブルデッカーである。先頭車の形状はシャープな流線形であり、大型の曲面ガラスを用いている。流線形と曲面ガラスが交わり、どこか優しいイメージかつ軽快感を生み出している。彼が新しい御殿場への鉄路を歩む小田急電鉄の20000形特急電車である。そんな彼には「RSE(Resort Super Express)」という愛称が付けられた。
車両が経堂検車区にやってきたと同時に、ある狐もやってきた。体毛の色は淡い青色で赤色のアクセントライン。ピンと立った耳、緑色の瞳をした狐だ。狐の名は「[[rb:芙蓉 浅葱 > ふよう あさぎ]]」、車両に仕える狐だ。
Character File1~[[rb:芙蓉 浅葱 > ふよう あさぎ]]~
種族:[[rb:蒼狐 > あおきつね]]
愛称:あさぎ(Asagi)
性格:内向、感覚、感情、計画
[b:Episode X Section静岡]
1990年その車両は静岡運転所にやってきた。外観は白色を基調に濃い青色のラインがあしらわれており、どことなく100系新幹線の容姿に似ている。車両全体を見てみると、7両固定編成であり、中間車両2両に2階建てであるダブルデッカー車両が組み込まれている。ダブルデッカー車両の窓は1階と2階の窓を縦に連続したように見せるデザインが特徴的。先頭車の大型の曲面ガラスを用いた流線形であり、軽快感を生み出している。側面にある乗降扉は側扉は外側に張り出さないプラグドアで、外観がすっきりしている。彼が新しい御殿場への鉄路を歩むJR東海371系特急電車である。
車両が静岡運転所にやってきたと同時に、ある龍もやってきた。体毛の色は白色に青色のラインがあしらわれている。頭には菱形の角、オレンジ色の瞳をした龍だ。龍の名は「[[rb:銀嶺 瀬音 > ぎんれい ぜおん]]」、車両に仕える龍だ。
Character File2~[[rb:銀嶺 瀬音 > ぎんれい ぜおん]]~
種族:[[rb:青龍 > せいりゅう]]
愛称:ゼオン(Xone)
性格:外向、直感、感情、柔軟
[b:Episode A & X Section谷峨]
3000形SSE車による連絡急行あさぎり号が大詰めを迎えているころ、相互直通に向けた足慣らしがそれぞれ行わていた。
「次の足慣らしは御殿場線かぁ。小田急線より坂がキツイらしいなぁ。がんばろ~。」あさぎが小田急線から御殿場線への足慣らしに行くようだ。
「小田急線への足慣らしか。うちの路線とは違って高速運転を求められるらしいな。」ゼオンも御殿場線から小田急線への足慣らしに向かうようだ。
あさぎが経堂検車区から出発して、一路小田急線を下って行く。多摩川を渡り、多摩線との分岐駅新百合ヶ丘を通り、車両工場が併設されている相模大野を横目に相模川を渡り、県央の主要エリア本厚木に到着。大山の麓、伊勢原の田園を過ぎると丹沢の名水が湧き出る秦野に到着した。「次の渋沢を通過したら、いよいよ御殿場線だ。気合を入れて行くぞ。」[[rb:川音川 > かわおとがわ]]に沿って引かれた鉄路を向かって行く。新松田のギャンブレル屋根を有する駅舎を横目に、御殿場線への連絡線である松田連絡線に入る。小田急線のDC1500VからJR東海のDC1500Vになり、御殿場線松田駅に到着した。
ゼオンは静岡運転所から静岡駅を経由して一路東海道を上って行く。清水までの区間隣には静岡鉄道が並び、東名高速道路や国道1号線が大いに交差する薩唾峠を抜けて桜海老が名物の由衣へ。日本三大急流の一つ、富士川を渡り身延線が分岐する富士を通過した。駿河湾を横目に御殿場線の分岐駅の沼津に到着した。「ここから御殿場線か。これまでの平坦な路とは違い、勾配が大きくなるな。」御殿場線に入り、沼津や三島のベットタウンである裾野を通り、列車交換設備が新設された岩波、富士岡にて仲間とすれ違たのち、御殿場に到着した。
「ここから御殿場線か~。」あさぎが御殿場線の雰囲気を感じていると信号が開通し、一路御殿場へ向けて進んで行く。かつては機関区が存在した山北を通り、神奈川県最西端の谷峨駅に到着した。
「ここから下り坂、出し過ぎに注意しないと。」ゼオンがこの先の路のことを考えていると信号が開通し、松田方面に向かって行く。約370分で神奈川県小田原市の足柄駅に乗換できる、静岡県小山町の足柄駅を通過し、静岡県内で最も北にある駿河小山を抜けて、神奈川県最初の駅である谷峨駅に到着した。
「あなたは・・・」「君は・・・」二人が出会った。