#3~2人の日常Vol1~

  [b:Episode A & X Section谷峨]

  神奈川県はおおよそ中央を流れる一級河川の相模川で東部、西部と分けることができる。中でも西部は丹沢の山々と箱根火山が連なり、山間部となっている。そんな神奈川県の最西端に位置しているのが山北町だ。山北町の鉄道は元々東海道本線であった御殿場線のみである。山北町の停車・停留場は東山北、山北、谷峨の3駅である。

  あさぎ「お疲れ~。」

  ゼオン「お疲れさま。」

  二人がすれ違う。

  あさぎ「沿線凄いいっぱい人がいたよー。」

  ゼオン「こっちの方も中々いっぱいだったね。」

  あさぎ「ラッシュの小田原線、詰まりすぎだよ・・・。」

  ゼオン「自分も朝に通勤通学の方々を乗せて来るから・・・。」

  あさぎ「どうゆうこと??」

  ここでゼオンもとい、JR東海371系の運用を紹介しよう。

  静岡運転所を出発した371系は静岡駅に回送されてここから沼津に向かうのだが、

  ホームライナー沼津として静岡から営業運転を開始する。

  沼津到着後、特急あさぎり2号として沼津を出発する。

  [i:時刻は#2に出ているため、割愛させていただきます。]

  あさぎり2号→あさぎり3号→あさぎり6号→あさぎり7号の順に

  沼津と新宿の間を運用する。あさぎり7号が終了すると、

  沼津から三島に回送し、三島からホームライナー浜松にて一路東海道を下る。

  浜松到着後、静岡に帰るのだがここでもホームライナー静岡として運用を行う。

  なお、土曜日曜はあさぎり7号終了後、三島に回送してホームライナーに入るのだが、

  行先が浜松から静岡になり、静岡到着後入区する。

  そして371系は1編成のみであるため、毎日この運用をこなすのである。

  ちなみにあさぎもとい、小田急20000形は2編成あるためあさぎり運用に入っていない片方は

  小田原線のはこね号などに使用される。

  あさぎ「凄い運用してるね・・・。」

  ゼオン「まあ、次第になれるさ。」

  あさぎ「あ!信号変わった。」

  ゼオン「お、じゃまたな。」

  あさぎ「またねー」

  二人は谷峨を離れ、それぞれ新宿・沼津に向かって行く。

  [b:Episode A&X Section新宿]

  とある日のこと。ここは世界で一番多くの乗降客数を誇る駅。小田急電鉄以外にも東日本旅客鉄道(JR東日本)、京王帝都線(現在の京王電鉄)、営団地下鉄(現在の東京メトロ)、東京都交通局の5社局が乗り入れをする。そう、新宿駅だ。

  ゼオン「新宿駅。定着。」

  あさぎ「お疲れ様です。」

  ゼオン「お、今日は箱根湯本方面かい?」

  あさぎ「うん。そうだよ。」

  ゼオン「折り返しまでちょっと時間あるな・・・」

  あさぎ「ちょっと顔色悪そうだけど大丈夫?」

  ゼオン「ああ、大丈夫。朝食抜いてきちゃって(笑)」

  あさぎ「あらら・・・。そうだ。箱そば行かない?」

  ゼオン「箱そば?」

  箱そば。もとい、箱根そば。小田急グループの一つ、小田急レストランシステムが経営している

  そば・うどんチェーン店。立食形式が大半を占める立ち食いそば屋だ。

  あさぎ「小田急グループが経営している立ち食いそば屋さんなんだ。」

  ゼオン「へぇ。折り返しの時間でも行けそうだな。行ってみるか。」

  あさぎ「じゃ、行こう。」

  二人は小田急線新宿駅地下ホームにある箱そばに向かう。

  あさぎ「ここが箱そばだよ。」

  ゼオン「箱そばの箱は箱根の箱なんだ。」

  あさぎ「でも、箱根に箱そばないんだけどね(笑)」

  ゼオン「ないんかい(笑)」

  [i:※本当に箱根に箱根そばありません。]

  あさぎ「僕はいつものでいっかな。」

  あさぎが注文したのは「冷やしきつねそば」。お揚げが2枚に薬味として、

  胡瓜、大根おろし、ねぎが添えられたそばである。

  ゼオン「自分は・・・なににしよう。あまり食べてないし・・・。これでいっか。」

  ゼオンが注文したのは「ミニカレーセット」。シンプルなカレーライスと

  わかめとねぎが添えたれたそばのセットだ。

  それぞれ注文したものが提供され、食べ始める。

  ゼオン「カレーもそばも美味しい。」

  あさぎ「でしょ。東海さんの方にはこんな感じのあるの?」

  ゼオン「あるよ。名古屋の方だときしめんのお店がホーム上にあったりするね。」

  あさぎ「きしめんかー。あまり食べたことないなー。」

  ゼオン「きしめんも美味しいよ。」

  あさぎ「今度行ってみようかな。」

  ゼオン「沼津にはきしめんのお店ないけどね。」

  あさぎ「ないんだ。」

  ゼオン「まあ、名古屋名物らしいからね。」

  あさぎ「休み取らないとじゃん。」

  ゼオン「というか・・・ちゃんとお揚げすきなんだな(笑)」

  あさぎ「ちゃんときつねです。」

  食べ終わり、ホームに戻る。

  ゼオン「活力出る気がするよ。」

  あさぎ「お昼からの運用も頑張って!」

  ゼオン「おう。頑張るよ。」

  『3番ホームから特急ロマンスカーあさぎり3号沼津行きが発車いたします。』

  ゼオン「進路開通。新宿定発。次駅町田。」

  あさぎ「気をつけてね~。」

  ゼオンは沼津へ。あさぎは箱根へそれぞれ向かう。