獣人至上主義で女尊男卑な王子様系イケメン女子からの猛アプローチを断り続けたらヤンデレ化し、押し倒されたままマゾ責めに合う

  [倉庫]

  やっぱりここにいたか。勤務外だと言うのに倉庫でたむろっているだなんて仕事熱心、と言いたい所だが。様子を見るにキャンプとか言うやつかな?野営を趣味とする娯楽、キャンプとは随分と贅沢な趣味だよ。

  わざわざ君のために宿を用意した社長たる私としては少々複雑な気分にはなるが、本人がキャンプ狂いなのだから仕方ないか。

  隣、良いかな?ありがとう。

  屋内なのにテントが貼ってあるだなんてなんか変な気分だね。不自然極まりないよ。でも、悪くは無いね。風がないから寒くは無いし、魔獣を気にする必要も無い。

  私みたいな耳に自信がある獣人族でも安心して眠れる静寂さが心地よい。私は好きだよ、屋内キャンプ。

  今食べているのはインスタントラーメンかい?ウチの会社、正確には君が発明した携帯食料だね。インスタントラーメンは本当に凄いよ。暖かい物が水魔法だけで作れるだなんて革命だ。

  革命と言ったら君が作ったコンテナも凄いな。見た目はタダの長細い箱でしかないが、それを使ったシステムが素晴らしい。鉄道から船、馬車にまで積み替え無しで対応できる貨物の運搬システムは正に運送業の革命。

  そいつのお陰でウチは大儲けだよ。将校一族の名家なくせに銭稼ぎだなんて卑しいだとかの講釈が煩かった母も今では黙りだ。

  私の人生はね?君と出会ってから全てが変わったんだよ。君が私に自信をくれたんだ。獣人なのに、女なのに戦場に出ず、ただデスクワークに勤しんでいた自分を恥じていた私を肯定してくれた。

  剣を取らずともペンで誇りを取り戻せる。そう教えてくれた君には感謝をしてもしきれないよ。

  だから何か、お礼をさせてくれないかい?出来れば君の要望を聞いてお礼がしたいな。本当に何でもいいんだ。私に出来ることなら何でも答えよう。うちの副社長になりたいだとかでもいい。どうか、君の願いを応えては、くれないかい?

  ・・・嫁探しの為の、休暇?それが欲しいのかい?

  そもそもなのだが、嫁探しなんて何故するんだい?だって、ほら、・・・私がいるではないか。半年前した私からの告白を忘れただなんて言わせないぞ。

  確かに、前に君が言っていた職場恋愛は良くないなんて話は納得できる点はある。だがそれは破局を前提にした話だろう?つまり私達には関係ないことだ。

  ・・・それでも、嫁探しのアンサーとして私を選んでくれないのかい?

  そうか、なら仕方ない。レディらしく紳士に、君に合わせた人間的なアプローチで行きたかったのだが、仕方ない。

  私の専売特許。獣人らしいアプローチで攻めようか。

  (物音)

  獣人は君たち人間と違ってね?女が男を襲って力関係をわからせることでアプローチをするんだよ。獣人の女は男よりも力だとか色んなモノが強いからね。獣人の女はとても積極的な生き物なんだよ。もちろん、この私もね?

  故にこうして、押し倒して力関係をわからせにきているって訳だね。こう実際にするまでは犬のマウンティングみたいで野蛮だと馬鹿にしていたのだけれども、いざしてみると、悪くない気分だ。

  せっかくだし犬の真似をしてみようか。

  まず、匂いを嗅いで相手が自分に相応しいかを嗅ぎ分ける。大きく息を吸って、吐いて、吸って・・・、吐いて。うん、上手上手。

  次にマウンティングだね。腰をちょっと浮かせて、そうそういい感じ。

  ただのおままごとなのに顔が赤いよ?ほんとどうしちゃったんだろうね?不思議だねぇ?おっと逃げようとしちゃ駄目だよ。そのまま、耳に近づいて、んっっと。

  ・・・人間の男ごときが、私の好意に逆らえると思うなよ?

  んんっ、やっぱりそうだったね。君は強い女に弱いマゾヒストくんだ、・・・ふふっ、かわいい。