ミーンミーンミーン
「そっちへ行ったぞ!」
「上げるぞーパスするからな!」
「キーパー!」
グラウンドであちこちから声が飛び交う、皆汗を流しながら一生懸命にサッカーをしていた、それを少し離れた所から腕を組んで虎の先生が見守っている。僕も生徒の一人として当然ながらサッカーをする、これが授業じゃなかったらとっくに逃げ出していたかもしれない、こんな真夏の暑ぅい最中でわざわざ外に出てサッカーをやらせるなんて……教師というのは生徒イジメが好きなのだろうか?非常に勘弁してほしい。他の先生だったら仮病を理由に保健室へ行っていたかもしれない。
「おーいボール行ったぞ!」
呼ばれてぼぉっとしていた頭を振って集中する、転がってきたボールを蹴りながら相手ゴールへと走り途中で手を上げた生徒に向かってパスを出す。
「よしっ!俺が決めてやる!」
まだ距離はあるがその生徒は自信満々に駆けていく、離れていくのを見て徐々に速さを落とし軽く歩きながら息を整える。さっきから汗が止まらない、暑くて暑くて死にそうだ……。
キーンコーンカーンコーン
「よぉしお前達!終わりにするぞー!」
時間を忘れて必死に耐えていたらチャイムが鳴った、それと同時に虎先生が手を叩くと終了の合図をする、このまま続けていたら本当に倒れていたかもしれない、ギリギリだった。心の中で自分によく頑張ったと褒めると虎先生の元へ歩いていく。
「ほらほら早く並べ」
「俺達今サッカーしてたんだからそんなムリっすよ~、先生見てるだけじゃないっすか」
「まぁそう言うな、これも健やかな学生生活を送るための大事な授業の一環だ」
もっともらしい事を言って生徒達は呆れていた、軽く文句を言いながらもそれぞれ整列し号令をかけて頭を下げる、ありがとうございました。その声で解散となった。
今回の体育は6限目なのでこれで今日の授業は終わりだ、とても疲れたしさっさと家に帰りろ――
「あ~っと、ちょっといいか?」
「あ、はい」
突然声を掛けられてそっちを向く、虎先生が近寄ってくると片手を上げながら話しかけてくる。
「サッカーボール知らないか?他の生徒にも聞いてみたんだがぁどうやら見てないらしくてな。最後に蹴った生徒も誰だったか……」
「いや、ちょっと分からないですね」
残念ながら自分は見ていない、そもそも後ろの方にいたからボールに触れる機会さえ少なかったんだ、顔を横に振って知らないですと答えるとそうかぁと残念そうだった。
「困ったなぁ」
「あの、僕探すの手伝いましょうか?」
腕を組んで難しい顔をしている虎先生につい言ってしまった、疲れてるのに虎先生の為ならと思ってしまう。
「お、本当か!?それは助かる!たかが一個でもないと怒られちまうからなぁ」
ちょっと待っててなと虎先生、離れた所にいた生徒に話をしている、数秒して戻ってくると訳を話す。
「少し位遅れても大丈夫だろう俺の手伝いをしてることを担任に言ってくれって頼んだんだ。後から俺の方からも言っておくから心配しなくて大丈夫だぞ」
それじゃぁ探そうかと虎先生、そうは言ってもどこを探せばいいのやら……周りを見てじゃぁ僕はあの草むらを探してみますと指を差す、分かったと頷くと虎先生と離れてそれぞれ探し始めたんだ。
ガサッガサッ
探すこと多分2~30分、気づけば夢中で見回していた、サッカーをやるよりもこっちの方が集中していることに苦笑してしまう、走り回るよりは楽だよなと。ん?あ、あった!
しゃがんで草をかき分けていたらサッカーボールを発見した、それを持ちいつの間にか近くで一緒に探していた虎先生を呼ぶ。
「先生ありましたー」
「おぉ見つけたのか!ありがとうなぁおかげで助かったぞ」
男らしい豪快な笑顔で近づいてくると片手で頭を撫でてくれた、褒められて撫でられて思わず頬が赤らみえへへと笑ってしまう。
「ぅ……」
ふと虎先生の手が止まり変な声が聞こえた、顔を持ち上げると虎先生の顔が歪んでいる?いったいどうしたのだろうか、ゆっくりと伸ばしていた手を引くと虎先生は呟く。
「……小便したくなっちまった」
あ、トイレか……ふと横を見る、外にもトイレは設置してあるのだがここから真逆で結構離れた場所にその建物は存在する、これは運が悪いかもしれない、もしこれで僕が我慢してたら間違いなく漏らす自信はある。虎先生は逡巡するようにトイレの方を見ていたがちらちらを左右を確認して僕を見る。はて?
「ほ、他の生徒や先生には黙っててくれよ?」
それだけ言うと近くにある外用の体育器具庫の後ろへと行きズボンとパンツを下ろすと外でし始めてしまった、ここからでも十分その姿がよく見えて今まさにじょろじょろと大人の大きなあれから放尿している。
「ふ~」
気持ち良さそうに息を吐く虎先生、その姿を僕はまじまじと凝視してしてしまった。授業中とかでもやたらジャージのズボンが膨らんでるなとは思ったが僕の想像通り、いやそれ以上の竿と玉が隠れていた。根元には黒い毛がびっしり生えていて血管さえ分かるそれは萎えているのに太く逞しく感じて――
「なんだ?大人のちんこが気になるか?」
「い、いやその……!」
赤くなって顔を逸らそうとするが虎先生は片手で掴んでいた竿を軽く上下に振る、弱くなった尿が緩やかに宙を舞って草むらへと着水する、そんな肉眼で見る動く竿はあまりにも印象的でどうしても目を逸らすことはできなかった。だってあんなに太いのが目の前にあってさ……。
「オイオイやたら熱心に見るなぁ」
「うぅ……」
「ちょっとこっち来いよ」
片手で手招きされて近づくとにやりと笑い手を僕に伸ばしてくる。
「うはぁ!」
「わはは!なんだこれは、俺のちんこ見て勃起したのか?」
ズボンの上から股間を鷲掴みされて思わず変な声が出てしまった、虎先生の言う通り僕は今勃起してしまっていた、原因はまぁまず間違いなく目の前のそれのせいではあるのだが……。今更違いますとも言えず未だに軽く揉まれていてその刺激で言葉にもならず、僕は黙っているしかできなかった。
そのうち虎先生は出し終わり雫を落とすように上下に振ったり軽く扱いたりする、だがすぐにはしまわず僕に見させてくれていた。
「興味津々だな?」
「だ、だって……」
「単に大人のちんこだからか、それともまた別のことか。そっちはまぁ今確認する必要もないだろうし、どうだ?そんなに気になるなら触ってみるか?」
「え!?」
「触りたいんだろ?」
にやにや笑う虎先生は僕を誘うように低い声で呟いてくる、顔を上げてちらっと見ると視線が合いニヤニヤが強まると顔を耳に寄せてくる。
「スケベな生徒にはスケベな先生が色々教えてやらないとなぁ?」
ぞわり、体の毛が震える様だった。我慢できなくなった僕は導かれるように手を虎先生の股間へ持って行く、徐々に近づきやがて距離はゼロになる。
「そうだ、優しくな」
「先生……」
僕の手に温かい感触が広がる、生々しい柔らかいそれは触っているだけでどんどん興奮していき手が気持ち良く感じる程だった、感触と刺激に虎先生は小さく呻くと腰を少し振る、僕の手の中で大人の竿が前後に擦られていた。
「おぉ気持ち良い、誰かにこうやって触られるなんて何年ぶりかな、なぁ俺もお前のちんこ触っていいか?」
「えっと、お、お願いします」
「ははは、ようし」
片手で器用にズボンを下げると僕の股間へ手を伸ばし竿と玉を引き抜くようにして出させる、虎先生と比べたら小さくてまだまだ分かりやすく子供のそれだろうが虎先生はほぉと感心するように息を吐いた。
「高校生なんてものは子供と大人の境目みたいなもんだが、お前のここは俺から見たら十分大人の階段を上ってるみたいだな、期待大だぞ?」
「あっせ、先生っ!ぅぅ」
「腰が疲れちまうから俺のも扱いてくれよ」
「は、はい」
お互いに扱き合い息を乱しながら没頭する、だんだんと現実の異常性が気にならなくなって視線を上げると虎先生と見つめ合った。
「思った以上に興奮するな……何だかこの背徳感が癖になりそうだ。勿論見つかったらヤバイんだがそれがな」
自分もそう思っていた、学校の教師とグラウンド端でこんなことをしている、それがまた僕を興奮させる材料となっていた、思えば思う程高まっていき、虎先生としているという現実は僕をすぐにでも限界へと運んでいく。
「あっあっイ……イッちゃう!あぁぁぁ!」
我慢なんて出来るはずもなく、あっさりと僕は射精してしまう、虎先生の手の平で膨らみ白濁を草むらへと解き放ったんだ。
「おぉ沢山出るな、中々良い眺めだぞ」
「はぁはぁ、先生」
「頑張ったな」
手を離すと頭を撫でられる、思わずすり寄ると可愛い奴だなぁと言われてしまった。
「さてと、俺も出したくなっちまったな……」
吐き出した僕の性欲は落ち着いたかと思った、いや少しは減ったと思うけどそれでも虎先生の竿を見るとそれもすぐ戻ってきてしまうんだ、しかも気づいたら虎先生は勃起している、さっきよりも一回り二回り大きくなって空に向かってビクンビクンと怒張しているんだ。軽く先走りまで出ていてそれが日の光で輝いて見える。
「あの、先生もし嫌だったらいいんですけどその……せ、先生のちんちん、しゃ、しゃぶ……しゃぶりたい、です」
「んん?口でか?」
かぁっと顔が真っ赤になる、耳まで熱くなった僕はまともに虎先生の顔を見れなかった、少しの沈黙の後虎先生はハハハと笑って僕の方を向く、そして肩に手を置くと僕を下へと押してくる、その場にしゃがんだ僕の目の前にはあまりにも魅力的な虎先生の竿と玉があり、ごくりと生唾を飲み込んだ。
「秘密だからな~?それじゃぁお礼をしてもらおうかな」
腕を組む虎先生は僕の行動を待っている、はぁはぁと息を吐きながら片手で玉を掴み、口を開くといよいよそれを口の中へと入れていく。
チャプッジュブブ
「ぉぉぉ……温けぇ」
独り言のようにそう呟く虎先生、口の中では今まで感じたことのない未知の感触や味が僕を襲う、この暑さで動いた後だし場所が場所だけにやはりそれなりににおいもするし何だかしょっぱくて味も濃い気がする、だが不思議と不味いとか嫌悪感はなかった、むしろもっと欲しいもっと味わいたい、僕の口で虎先生を気持ち良くしたいという思いでいっぱいだった。
ジュブッジュブッ
「はぁはぁ」
片手を僕の頭に置くと腰を振り出す、最初はゆっくり徐々に激しく、じゅぼじゅぼと卑猥な水音が耳を犯し口の端から僕達の混じった体液がつつっと漏れる、根元まで押し込まれるたびに毛深い陰毛に鼻が埋もれて虎先生の体臭を嗅ぐことが出来る、雄臭くて若干だが加齢臭もして。色々な部分が僕の心を煽っていた。
「やばいな、思った以上に気持ち良いっ!くっイキそうだ!」
表情を歪めて汗を流す虎先生は少し足を開くと背中を丸めて股間に押し当ててくる。
「いぃイクッ!イクッ!おぉぉぉ!!」
ドプッドプッドプッ
叫ぶと僕の口の中で爆発するように射精をする、何度も血管を浮きだたせて膨らんでは鈴口から大量の粘ついた精液を放ち僕の口内を満たしていった、自然と喉が動き虎先生の精液を飲み込んでいくが量が多く追いつかず口からちょっとずつ漏れては地面に垂れていった。
「はぁ……はぁ……」
深く呼吸を繰り返し勢いは徐々に収まってくる、口の中にあった精液を飲み干すと最後に舌で綺麗にしてから引き抜いた。
「ぜぇ、悪いまさか口に出しちまうとは。我慢できなくてよ、あ~なんていうか、飲ませたかったのかもな」
「げほげほ、だ、大丈夫です。僕もそうしたかったですから」
「後で訴えたり校長に言わないでくれよ?俺とエッチして精液飲まされた~なんて知れたら色々終わっちまう!」
「言えるわけないじゃないですか、僕の方が恥ずかしくて無理ですよ」
苦笑すると立ち上がって腕で口を拭う。さて戻るか。そう言われて体育器具庫の後ろから横に出ると校舎への道からぞろぞろと生徒達が歩いてくるのが見えた。
「ぎりぎりだったな~」
部活の練習をする生徒だろう、もしここに居るのがばれたら本当にやばかった。
「それじゃぁ俺は戻るからな」
ぽんぽんと背中を叩かれると片手を上げて歩き出す、それを後ろで見ながら先程の事を思い返していた。まさか学校で、しかも虎先生とエッチしちゃうなんて、しかもしかも精液まで飲んじゃった……考えれば考える程また興奮しそうになり、慌ててそれらを振り払う。さぁ僕も家に帰ろう。
*
あの日から僕と虎先生はたまにだが性的な行為をするようになった、放課後虎先生が時間がある時に体育館の教師用の部屋や先生が使うトイレの個室でこっそりと。互いに扱き合ったり、僕がしゃぶったり……。
それはそんなことが追加されたいつも通り?の日、6限目が終わると僕は帰り支度をして廊下を歩く、下駄箱で靴に履き替えると外で虎先生が待っていた。
「よぉ、ちょっといいか?」
エッチのお誘いかな、と思って近づくと頬を掻きへへへと笑っている。
「俺はこの後帰るだけなんだけどよ、もしよかったらぁあれだ、俺の家来ないか?」
「え!?」
「早く帰らないと怒られるか?」
「い、いえ僕も高校生ですし少し位遅れてもまぁ、そんなお年頃と思われてますし」
「ちょっと話したい事があってよ」
どうだ?俺の家は近いんだ、そう言われ僕はあっさりと頷いてしまった。おぉ即決だな?だ、だって今までの事を考えれば……ははは、そうだな、嬉しいぞ、それじゃぁ準備してくるから少し待っててくれ。虎先生は小走りで校舎の中へと入っていった。
十数分後、虎先生は肩にバッグを掛けながら走ってきたんだ。
「待たせたな、それじゃぁいくか」
「はい」
帰り道、虎先生は僕に色々聞いてきた。
「まぁさか生徒とこんな関係を持つなんてな、あれだ、お前にとって俺はどう見えるんだ?ここだと言い辛いか?」
「いえ大丈夫です、まぁあれですね……やっぱりその、好意を持っているというか、虎先生の事はす、好きです」
「そうか、嫌だったら俺とエッチなんかしないもんな」
虎先生を知ったのは入学して次の日だった、最初は緊張して先生達の顔をよく見れなかったり全然周りに意識を向けられなかったが、次の日になって校門で生徒を出迎える虎先生を見つけた、それが初めてだった。
ほぼ一目惚れだったと思う……赤色のジャージ、白いシャツにグレーの靴、腕組みをしながら生徒達に挨拶をしていた。今でもはっきりと覚えてる、凄く印象的で格好良くて、衝撃を受けていたんだ。
体育で虎先生が担当して色々教えてくれる、近くに居ても遠くに居てもその目はやっぱり虎先生へと向いてしまう、ずっと見てると変に思われるからとあくまでちらちらとだ。格好良いな、あんな先生が恋人だったらな、あぁ抱かれたいな、その日の虎先生を目に焼き付けて家に帰ってジャージのもっこりを思い出し妄想して何度もおかずにした、想像の中では虎先生が僕を組み引いて激しく猛獣のように犯してくる、それが僕の当たり前になっていた。
「なるほどなぁ、道理で朝早く歩いているわけだ」
それはたまたまだった、ある時早く目が覚めて、家に居てもなぁとさっさと支度して学校へ行った時だ。通学路の途中で虎先生が歩いているのを見つけた、心臓が飛び出そうな程だった。他の先生は車とかが多いけど虎先生は歩いていた、それを知って僕はほぼ毎日虎先生に会うために朝早く学校へ向かっていたんだ。
最初は横を素通りした、自分から話しかけるなんてとてもできなかった、話しかけてくれないかな……そんな思いが現実になって、変な声が出てたと思う。
『おぉ、お前早いな!一緒に行かないか?』
「ははは、声を掛けたら、ひゃい!なんて言うんだもんな」
「わ、笑わないでくださいよ」
「悪い悪い」
他愛もない話で盛り上がり、僕は自分の気持ちをなるべく悟られないように努めた、嫌われたくなかったんだ。明るくて元気な虎先生は自分からどんどん話してきてそんな僕の思いには気づかないみたいだった。
「あの時はよ、ちょっと静かだが良い生徒と仲良くなれたなって思ったな、一人で登下校してるとやっぱつまらないんだよなぁ。だから楽しかったぞ」
「僕もです」
「でも俺の事そんな風に思ってたなら言ってくれても良かったのに」
「僕の性格知ってて言ってます?」
「がはは!まぁそうだな、お前みたいな奴は無理そうだな」
朝虎先生と一緒に学校へ行って、体育の時は虎先生を視姦……じゃない観察して、帰ったら妄想して。そこにまさか新しい事が加わるなんて。
「ぶっちゃけよ、俺と性行為しててどうだ?」
急に首に腕を回して呟いてくる虎先生、驚き頬を赤くすると俯く。
「そ、そりゃやっぱりその……う、嬉しいした、楽しい、です……き、気持ち良いし」
「そうかそうか!嫌々だったらどうしようかと思ったが安心したぞ」
そんなことを話していると虎先生の家へと辿り着く、特に変わったこともない普通の平屋だった。
「さぁ入ってくれ」
前を歩く虎先生についていき、扉を開けるとお邪魔しますと言って家へと入る。
ガチャン
「外は暑かったな~、ちょっと待ってろよ?」
居間へと案内されると荷物をそこに置いて地面に座る、虎先生はキッチンに行くと冷蔵庫を開けてオレンジジュースのパックを取り出し紙コップに注いでいた、それを持って戻ると僕に手渡してくる。いただきます。そう言って冷えたオレンジジュースをごくごくと飲んでいく。あ~生き返るようだ。
「っぷはぁ、ジュースは美味いよなぁ。ん?あぁ紙コップか、洗うの面倒でこのまま捨てられるからな……へへへ」
頭をかきながら笑う虎先生、どうやら掃除や洗ったりは苦手のようだ、何となくそれも想像できて虎先生に合ってる気がした、気はするけどそれでいいとは言ってないぞ、ちゃんと綺麗にしましょうね。言わないけど。
「さてと、ここなら誰かに聞かれる心配もないだろう、今一度確認しようか。俺達の気持ちをな?」
途端に僕は緊張する、さっきジュース飲んだのにもう喉が渇いてきたかも。
「お前は俺の事を好きって言ってくれた、それは嬉しい事だ。俺もお前の事は好きだし、お前以外の生徒も勿論好きだ。好きなんて言葉は簡単でどこまで中身があるかなんてすぐには分からない、だから聞きたいんだ。お前にとっての俺への好きは、どの程度なのかと」
「えっと……ぼ、僕は……」
こう面と向かってちゃんと言うって今まで一度もなかったと思う、そりゃ過去にも良いなって人は思ったしやっぱり虎先生みたいに妄想したり好きになったりもした、でも今のこんな機会は今までなくて、結局その好きって気持ちも日を跨ぐごとに徐々に薄れていった、どうせ無理なんだしと。
だけど今回は違ったんだ、虎先生とは朝仲良く学校に行けて楽しくお喋り出来て、最近ではエッチな事もして。今までのような薄れる気持ちとは真逆だ、日が経つごとに、時間が経つごとにその思いは強まっていったんだ。
だから……
「ぼ、僕は虎先生が好きです、大好きなんです。多分ここまで本気で夢中になったのは初めてかもしれない。虎先生を見ると胸が苦しくなる気がして、恋しくなって……本気でこ、恋人になってほしいって。最近だとずっとそんなことを思ってました。この学生生活が終わったら会えなくなっちゃう、今までは他の先生を好きになった時にそれは仕方ない事だって、諦めた方が楽だって。分かってたから、すっと受け入れられたけど今回は、今回はダメみたいです。諦めきれない、このままお終いにしたくない、二度と会えなくなるなんて嫌です。せ、先生が好きです、恋しいです。付き合いたいです……先生」
途中で涙声になっていたかもしれない、自分の正直な気持ちを相手に知ってもらうために説明するってこんなにも難しいんだ、なんて言ったかさえ覚えてない、ただただ思いつく言葉をがむしゃらに口にしていた。
「そうか、よしよしよく頑張ったな。偉いぞ」
頭を撫でてくれる虎先生の手はどこまでも優しく、穏やかだった。手が離れて顔を上げると虎先生は朗らかに笑う。
「俺もな、今までいろんな生徒を見て、俺の事好きーとか慕ってくれる奴はいたけど、お前程俺に夢中になる奴は今までいなかった。そんな風に思ってくれて俺も嬉しいぞ、嫌われるよりずっと良いさ」
地面に手をついて近づいてくると顔を近づける。
「俺もお前が好きだ、お前が俺に気づかれないように一生懸命隠してたように、俺も必死で隠してたし、教師という立場から諦めてたんだ。でもこんなこと言われたらよ……」
両手で肩を押されて地面に横になると上から覆いかぶさってくる。
「諦め……られないじゃないか」
「先生……んん」
そう言うと虎先生は僕の口にキスをしていた、驚いたが状況を理解すると目を瞑り恐る恐る手を伸ばして体を抱きしめる。
「んんぅ、んっはぁ……んん」
片手で僕の頭を押さえて夢中になる虎先生、舌を中に入れ、探すようにして口内を舐めまわし僕の舌を見つけると絡めて擦ってくる。顎に生えた髭がチクチクとくすぐったかった。
チュプッチャプッ
「んぶっん」
互いに唾液を交換し、何度も拭い取りながら深いキスを繰り返す。数分、下手したら十分くらいそうしていたかもしれない、時間なんて全然気にしてなくて今は虎先生のなすがままにされていた。
「っぷは、はぁはぁ、こんな激しいキス初めてした。やばいな、最高に気持ち良い」
「げほ、僕もですけど、ちょっと激しすぎて苦しかったです」
「がはは!悪いな、一度熱が入ると止まれなくなっちまうんだ、おかげでちんこがビンビンだ」
言いながら股間を指差す、見れば虎先生のジャージは大きな山を作っていた。頬が赤くなると虎先生は舌なめずりをする。
「こんな状況だ、今更拒んだりしないよな?俺はもう発情しちまって今すぐ発散したいんだ」
こくんと頷くと苦笑する、もう隠さなくてもいいですもんね。するとおぉよ!と大きく返事をした。
「今までできなかった分をやるぞ!さぁこっちだ」
*
案内されたのは寝室だった、中はベッドにタンスや机、クローゼットと想像つくであろう物がそのままあった。中に入ると虎先生は電気を点けてさっさと全裸になってしまう、躊躇とかしないんだ……。
「暗い方がムードあるかもしれないが、お前のよがる姿が見たいんでな」
「恥ずかしいです……というか恥ずかしがってくださいよ少しくらい」
「何言ってんだ、今から俺達はセックスするんだぞ、恥ずかしがってられるかっての」
うぅむ、なぜそうぽんぽんストレートに言えるのか。なんか虎先生の性格が分かってきた気がする。突っ立っていると近づいて来て服に手を掛けてくる。脱げないなら脱がしてやると。慌てて大丈夫です脱げますからと言って一枚ずつ脱いでは横に置いた。
「おぉ中々良い眺めだな」
「うぅやっぱり恥ずかしい」
「へへへ、その女々しい反応もそそるぞ」
ニヤニヤしながら虎先生はベッドへと上がる、僕の方を見ると足を開いて後ろに手を着いた。何も言わずに片手で硬い竿を掴むと横にゆらゆら揺らしている、完全に僕を誘っているようだ、そんな姿がまさしく淫靡で蠱惑的で操られたように僕も虎先生に近づいていく。
足の間に入ると手を伸ばし顔を近づける、竿を掴んで上に持ち上げながら扱き、口を開くと玉の片方をしゃぶりだす。
「ぉぉ……いいぞ、それ気持ち良いな。はぁぁ、タマしゃぶられるなて思ってなかったが……ぁぁぁ気持ち良い……」
大きくて重量感のある玉はまさに特大の飴玉のようなものだった、何度も口内で転がし、舌を使って舐めまわして味わう、しょっぱさと雄臭さが口に広がり息をすれば鼻から抜けていく、軽く甘噛みしたり陰嚢に吸い付いたり、口からちょぽちゅぽと出し入れしたり、その一つ一つに虎先生は可愛く反応した。
チュプッヌチュッ
「はぁはぁ、す、ストップだ。お前タマしゃぶり過ぎだ、それだけでイッちまうだろうが」
おでこを押されて離させられる、無我夢中になっててずっと咥えてしまっていた。
「そんなに美味かったか?俺のキンタマは」
やらしい笑みを浮かべる虎先生に静かに頷く、そりゃずっと好きだ恋人になりたいと思ってる人なんだ、キンタマくらいずっとしゃぶってたいですよそりゃえぇ。
「タマフェチめ……だが折角こうしてヤってるんだ、もっと色々お前に味わってほしいんだよ」
「先生、んぁ」
「欲しかったんだろぉ?ほれほれ」
先走りでびちょびちょいなった亀頭を鼻に押し当てられる、そのまま強引に口へと入れてきたんだ。なんかちょっとだけだがサドっ気出てきたな、まぁいいように使われるのもそれはそれで興奮するからいいか。
「よしよし、いつもみたいにやってくれよ?」
幾度と口に含んだ竿をしゃぶる、今ではもう匂いも味もすっかり覚えてしまった。舌を巻き付け、口の肉で埋めてしっかりと吸い付きながら時間をかけてゆっくり頭を上下する。
「あぁ~~、いい……お前は本当にフェラが上手いな、ぁぁ気持ち良い。はぁぁ」
いつもは時間が無くて最初から激しくしてたがここなら何も気にする必要はない、決して急がずねっとりと舐め上げ吸っていく、する虎先生は我慢できなくなったのかベッドに横になって嬌声を上げていた。
ジュブブッ……ヌチュッ……
「よし、ストップだ。それ以上しゃぶられると口に出ちまうからな」
「ふぇ、出さないんですか?」
「いつも飲んでるだろお前、今日は俺はお前とセックスをしたいんだ。分かるだろ?分かったら後ろを向いて足を持ち上げるように」
ドキン、心臓が高鳴る、いよいよあの虎先生と繋がる時が来たんだ。言われて横になると足を持ち上げ、そんな自分の緊張を隠すように声を出す。
「おっと、一応ゴムつけるか、俺は先生だからな」
「こ、こんな時でも先生みたいな言い方するんですね」
「俺はどんな時でもお前の先生だぞ?ちゃぁんと俺がお前に教えてやるからな、これから体験型保健体育の授業だ」
「保健体育に男同士でする方法なんてないと思うんですけど」
「うるさいやつだな、口答えするといじめるぞ」
先生にあるまじき発言をするとタンスの一番上からコンドームを取り出す、生のままでもいいのに……とは思ったがまぁそれは別の機会にでも取っておこう。ゴムを装着すると近寄って尻を両手で持ち横に広げる、顔を近づけると舌を出し穴の表面をべろりと舐めてきたんだ、熱いねとりとした液体や肉が僕の隠された場所を擦り、あられもない声を抑えられない。やがて舌は穴の中へと入っていき蛇のようにうねりながら擦っていく。
「んぶ……っぷは、よぉし、指で慣らしていくぞ」
「は、はい……」
「大丈夫だ、力を抜いて俺に委ねてくれ」
人差し指を押し当てるとゆっくり中へ入れていく、流石に痛みが来て顔を歪めると虎先生は動きを止める、僕の息が安定してくると再び動いて奥へ入れていった。
「辛いか?」
「こ、こんなの初めてだから……」
「そのうち良くなってくるからよ、今のうちにしっかり練習しておかないとな?採点するからな~」
そんな会話が僕の痛みを和らげてくれる、奥まで入ると横に押したり出し入れしたり。知識でしかなかったが徐々に広がってきたのか本当に痛みが和らいでいった、まさかこの身でそれを体験するとは思ってなかった。
解し作業を始めてどれくらいだろうか、虎先生の指を三本咥えて痛みがあんまりないまでになった、僕の様子を見て引き抜くとそろそろだなと虎先生は膝立ちをして僕に腰を近づける。
「さてと、今の気持ちは?」
「き、聞かないで先生……」
「ははは、本当に可愛い奴だ、理性がなくなっちまいそうだ」
片手で持って穴に押し付けると表面をずりずりと擦る、刺激に小さく呻くとそこで虎先生と目が合う。
「入れてほしいか?」
「えっと……」
「ほらなんて言うんだ?俺とヤりたかったんだろ?」
ニヤニヤ、意地悪な顔で笑うと僕の言葉を待っていた、とても恥ずかしくなったけど実際その通りだから僕は横を向いて口にする。
「い、入れてほしいです先生、先生のちんこで僕のこと犯してください……僕を先生の種で孕ませて、今すぐ僕を虜にしてください先生……」
言ってて顔が凄く熱くなるのが分かった、思うのと言うのではこんなにも違いがあるんだ……反応が無い虎先生を変に思いちらっと見ると顎に手を当てていた。
「先生?」
「子供か……ってなると俺達は結婚することになるな、まぁ多くても二人ぐらいか、新婚旅行は~」
「あの……先生」
じとっとした目で見てると虎先生はハッとして頭を掻く。
「悪い悪い、いやまぁ冗談だ流石にな。ただ俺はそれでも構わないくらい本気だってことだ」
こっ恥ずかしい事を言いゆっくりと先を入れると両手で腰を掴んでくる。
「本気で、お前を俺の物にしてやるからな……」
ズブッ
「あぁぁっ!」
勢いよく入ってくる虎先生の竿、一気に根元まで差し込まれ思わず背をのけ反らせて嬌声を上げた。
「おぉ凄いぞ、中は熱くてとろとろで柔らかい……ふー、これは気を抜くとすぐに持ってかれそうだな」
動くぞ、一言言うと虎先生は最初から激しく腰を振ってくる、ぎりぎりまで抜いてぎりぎりまで差し込んで、その度にパンパンと甲高い音が部屋に響く。
「あっあぁっはぁ!」
「はぁはぁ!最高に気持ち良い……!病みつきになりそうだ!本当に孕ませたくなってきた、腰が止まらねぇ」
パンッパンッパンッ
徐々に虎先生は言葉少なになり行為に集中するようになる、ただただ欲望に駆られて快感を求め犯し犯されていた、途中で虎先生は上半身を前に倒すと両手をベッドに置いてさらに激しく腰を振り出す。
「あぁぁっあぁぁぁぁ」
鋭い刺激と快感が津波のように僕を襲い溺れさせてくる、恍惚な顔をしていたと思う、だらしないこんな表情を見せるのは恥ずかしいがそれを気にする余裕はなかった。
「はぁっはぁっ、気持ち良いか?楽しいか?」
「はっ……い、はぁ、き、気持ち良いですぅぅ……っ!」
「へへへ、俺もだ、もっと楽しみたいがもうかなり切羽詰まってきちまってる、イッちまいそう」
一緒にイきたいか?その言葉にひたすらこくこくと頷いた、一度動きをゆっくりにすると顔を下ろして頭を撫でてくる。
「そうか、よしよし……んん」
目を瞑り虎先生はキスをする、舌を入れ軽く擦り合わせるとすっと引いていった。
「よぉしスパートだ、いくぞ!はぁはぁ」
体を起こし両腕で太腿を抱えるとがつがつと腰を打ち付けてきたんだ、まるで相手を捕食するように、相手の穴を破壊するかのような激しさだった。
ジュブッジュブッジュブッ
パンッパンッパンッ
「あっああっあっあぁああっぁあ!」
まるで気が狂いそうだった、意識が飛びそうだった、悲鳴じみた喘ぎ声を上げるとすぐにその時が迫ってくる、耐えられるはずがないんだこんなの……。
「あぁぁイッちゃうイッちゃうっダメ、あぁぁ!漏れるぅぅぅ!!」
「はぁはぁはぁ!俺もイクッ!イクゥゥイクぞおお!ぐおおおおおお!!!!」
ビュルルルッビュクッビュクッ
お互いに叫ぶとそれぞれ背をのけ反らせて射精した、僕は自分の腹や顔に、虎先生は僕の腸内でゴムの中に吐き出していく、何度も跳ねて過去一番の量を体にぶちまける、その時の快感は半端なものではなかった、脳が焼けきれるかと思ったくらいだ。
「ぉぉぉっはぁ!ぐぅぅぅ……っ」
体を小刻みに震わせながら僕よりもずっと長い時間虎先生は射精していた、見ていないけど多分小便のように出していたと思う、中で膨らんだコンドームが腸を圧迫してそんな風に思わせたんだ。
全て出し終わると二人とも息が絶え絶えだ、虎先生は力が抜けて覆いかぶさってくる、全身汗だくではぁはぁと呼吸を乱しながら見つめ合う。
「はぁ……ははは、凄いセックスしちまったな」
「まさか最初がこんなだなんて、ほんと凄かったです」
「もう忘れられそうもない、それにこれが最初で最後にもしたくない。次はこれ以上を目指そうな」
「そんな、僕の体壊すつもりですか」
「がはは!そしたら俺が直してやるよ」
小さく、ありがとうな……と言って僕たちはキスをしたんだ……。
*
後処理をすると二人でお風呂に入り、再び寝室へと戻ってくる、虎先生がお風呂に入っている間に僕は親に電話して友達の家に泊まっていいかと聞いた、明日は学校休みだし、次の日になったら帰るからと。親はすんなり受け入れてくれた、そういうことをあまりしてこなかったしいいんじゃないかと。友達なんていたのかとからかわれたりもした。
体を綺麗にしてベッドで互いに横になる、二人とももう何を気にする必要も無い為全裸だった。
「後は寝るだけだがその前に一つ、いいか?」
虎先生は落ち着いた声で話してくる、えぇいいですよ、何ですか?顔を横に向けると珍しく凄く真面目な顔をしていた。なんだろう?
「お前は俺が好きで、俺もお前が好き。お前は俺の恋人になりたいと言っていたし、俺もそう思ってる。それでよ、お互いそれで本当に恋人になったら、お前は俺の傍にずっといてくれるか?」
こっちを見ずに天井を見ながら話す虎先生、どこか雰囲気が違ってちょっと緊張したけど、僕ははいと頷いた。
「……セックスの後でこんな話聞きたくないかもしれないがよ、それは俺が死ぬその瞬間までもって話しだ。どう考えても俺の方が年上で寿命で考えれば先に死ぬ、俺がじいさんになって、動けなくなって……その死に際をお前は看取ってくれるか?重いって思われるかもしれないが、俺はよ、そういう奴なんだ。本気で好きになった相手にはどこへも行ってほしくないし、俺が生きている間は俺だけを本命でいてほしい」
思ってもない話でびっくりした、少し考えたが僕はその言葉にはいと頷いたんだ。この先どんな人生があっても僕は虎先生をずっと好きでいる、好きでいられる、好き合っているのだから当然であり当たり前の事、そこに何の苦も感じない。僕にとっては虎先生という人物はそれほどの人ということなんだ。
「勿論俺が居なくなった後は好きにしたらいい、いない奴に縛られてずっと一人でいろなんてそんな惨たらしい事を強制するつもりはない、そうしたいならそれでいいし、他に好きな奴出来たらそれでいい。ただ俺が生きている間だけは俺だけを見てくれ、安心したいんだよ俺は。それが出来るか?」
返事をしようとした時に横に転がって僕の方を見る。虎先生はへへへと笑っていた。
「ちなみに、俺はそれが出来る。相手がどこかへ行かない限りは俺はずっとたった一人の相手を愛し続けることが出来る、お前ばかりに求めるなんて不公平だろ?だから俺は、お前がそうしてくれるなら俺もそうする、ずっと、何があってもお前を好きでいる、お前を愛し続けて、お前の先生でいて……お前を守る。教師としてな」
少しの間の沈黙、そして僕は頷いたんだ。
「これからも……よろしくお願いします、先生」
「あぁ、こちら事末永く、よろしくな……俺の可愛い生徒君……んん」
*
キーンコーンカーンコーン
授業が終わる音が響く、ようやく終わった~と背伸びをするとそれぞれ帰り支度を始めていた、僕もホームルームが始まる前にバッグに物を入れて帰る用意をする。途中で担任が来ると生徒達は席に着く。
「それじゃぁまた明日、日直ー」
言われて起立と号令がかかり、頭を下げると僕は足早に教室を出ていった、転ばないように階段を下りて、玄関まで行くとそこで僕を待ってくれている人が目に入る。
「おぉ待ってたぞ、そんなに焦るなよな」
仕方ないじゃないか、早く会いたかったんだから。靴に履き替えると外に出て僕は虎先生に飛びつく。
「おぉっと!お疲れさん、他の生徒に見られちまうぞ?」
「お疲れ様です!恥ずかしいから早く二人だけになれる場所に行きましょうね?」
「ったく、スケベな思考が顔に出てるぞ。やれやれ、よし!それじゃぁ行くか!」
僕は虎の先生と手を繋ぐ、彼の家へと向かうために。彼の家で愛し合うために。ずっと気になっていた、ずっと恋しかった人が近くにいる、この幸せを手放さないように……僕は手に力を込めたんだ。
「先生……」
「ん?どうした」
「へへ、愛してます」
「……あぁ俺もだ」
下校途中、僕と虎の先生の影が一つになった……。
完