キーンコーンカーンコーン
学校の昼休みの時間が終わった。
私は東雲 アサリだよ。
中学生1年生で、勉強が苦手であんまり得意な教科はないの。
唯一得意なのは放課後に遊ぶ音ゲーだよ。
はぁ…授業がだるいよぉ。
先生の話している言葉、右から左へ抜けていく感じがするよ…
もうノートに文字を写すだけの作業なんてつまんない〜。
とっとと学生生活が終わったらいいなぁ〜
はぁ…
授業が終わり、私の楽しみな時間がやってきた。
帰りの挨拶をした後楽しそうに鼻歌を歌いながらゲームセンターに向かっていく。
授業の時とは大違いでいつもの音ゲーを見ると陽気になる。
いつもお気に入りの曲を選択してゲームスタート!
この音ゲーは基本的にたくさんのボタンを押す系だった。
私は夢中になった。
よっしゃ!自己ベスト更新だ!
スコア100万点!
リザルトを写真にとり、そこを離れよう時、怪しげな店員とあった。
あなた、リズム感があっていいですね。
それならダンスもどうですか?
ここだけの話、まだ未発表の新作なんです!
私はリズムゲームをやるのがすきで他のものをたくさんやってきたが一番好きになったのがあのリズムゲームだった。
もし、私に合うものがまた見つかるかもしれないと思った。
そしてスタッフオンリーな扉を開け、そして、未発表新作のリズムゲームがあった。
スタッフが操作を終えるとそっとその部屋から
出て行った。
まずはチュートリアルが始まった。
右手を挙げて。右手を下げる。
枠に合わせて踊るタイプのリズムゲームだ。
でもそういうのはもうあるし、何がどう違うのか正直わからなかった。
そしてこのコンセプトが表示された。
そんな…ダンスに含まれる動きで微量に発電するのが目的らしい。
おそらくこれは未開発だからこそこんな画面が出ると思った。
環境にいいじゃん!
私はそう思い、サンプル曲が流れていざ演奏スタート。
踊りやすくて楽しいよっ!
こんなにウキウキで踊れるなんて最高だよ!
リズムゲーム好きが出て、この未発表が発表されることを願いながら踊った。
しかし、それと同時に変化が起こっていた。
私のまとめておいた髪の毛が少し逆立っていた。
しかし、リズムゲームで夢中で気づかなかった。
リズムゲームをしている間、どんどん変化が進む。
髪の色が黄色く変色し始めていた。
耳が少しずつ大きくなり、首元には白い毛が生えてきた。
後で気づいたが、ダンスで発電した電気を浴びていたのだった。電気を通しにくい床で、漏電していた。つまり、私の体に電気が溜まると姿が変化していたのだった。
姿はもうすでに体が黄色で首周りは白かった。まるでサンダースの獣人のような姿になっていた。
そして曲が終了した後、「ラストスパートにたくさん電気を溜めよう!」
そんな指示が出て、たくさんジャンプするものだった。
ジャンプしているとき体が小さくなっていった。
服がずり落ち、ズボンも脱げ…
裸になっていった。
ジャンプする時にわざわざ手をついてからジャンプするようになったが全然気づかない。
もうすでに姿形もサンダースの姿になっていた。
ジャンプする時間は終わり、最後に、「今の君ならできるはず!放電だ!」
貯めていた電気を放出した。
いままで貯めていた電気が放出する感じがスッキリした。
「お疲れさまでした」
そんなメッセージが出てリザルトが出る。
「消費カロリー200kcal、発電した電気量 300kW、スコア983000点」
やったーー!
そういえば、未発表だったから写真撮っちゃダメだよね?
でも楽しかったよ。またやりたいよ。
外に出ようとしたが扉の取手部分の位置が高く、何かがおかしいことに初めて気づいた。
あれ?こんなに高かった?
ここで自分の姿を確認することにした。
いつのまにかに四つ足になっており、それだけでも驚く要素なのに、色が黄色くなっている。
前足も器用に動かすことができず、まともに物を持てなさそうなてになっていた。
歩くための手のようになっていた。
私……どうなっちゃったのよ〜〜〜????
自分にはそのように聞こえているが周りからはサンダースの鳴き声が響き渡っていた。
とにかくこの部屋から出たかった。
最初に、扉に向かって体当たりした。
数回叩いていると扉が開いた。
そこには人がいた。
「あら?サンダース?どっかから迷い込んだのかな?」
ポケモンが普通に共存する世界に行ってしまったのだろう。
人が私の体をひょいっと持ち上げた。
「ちょ、ちょっと!!」
私は暴れ回りますが離してくれません。
「あら、人に懐いていないのか…野生のサンダースか…」
徐に私を床に置いて人はこういった。
「出口はこっちだよ。持ち上げられるの嫌だったのね…ついてきて。」
私はその人の後をついていこうとしますが、人がたくさん歩いているし、この目線では人の足元しか見えない。
すぐに逸れそうになってしまう。
「ちょっ、ちょっとまってよ!」
私は懸命にその人の足を探し、まるで慣れたように人の体を登り、その人の肩に乗った。
「あら、気を許してくれたのかな?出口まで案内してあげるよ。」
その人はとても優しい人だった。
肩にいた私を体の前に持ってきて赤ちゃんを抱っこするように持ち上げた。
「肩の上では不安定だからここにいててね。」
人の歩く振動でなんだか気持ちよくなってきた。その人の優しさ…暖かさが伝わってきたのだろうか…どんどん眠たくなってきた。
私はそのまま眠ってしまった。
人がゲームセンターの外に出たが、私は起きませんでした。
外はもう真っ暗でとても寒かった。
「このまま逃すのは少し危険すぎる…一日家に預かろうか。」
人はそのまま家に帰り一日が終わった。
次の朝
目が覚めたら見知らない場所にいて驚いた。
「なんだここ〜〜〜???」
見知らない人はその声に起き、心落ちかせようとして私をなでなでしてきた。
「おはよう。サンダース。おどかしてごめんなさい。ゲームセンターで眠ってしまって、外も寒かったから家に連れて帰ったんだ。
ごめんなさい。」
……気にしなくていいよ。
「許してくれるってことかな?」
……そうだよ………??
自分の言葉が伝わっていなさそうなことに気づいた。でもそれを確かめるのも少し怖かった。
「そうなんだね。ありがとう。」
「さぁ、いつもいる場所に返してあげるよ。」
この人と一緒に行きたい気持ちもあるけど、
それでも単独で行動したい。この身体で冒険したい気持ちが高かった。
おそらくダンスゲームの映像で見たことない景色の背景になっていたし、そこで私が踊っている感じが楽しかったのだろう。
その場所に返してもらうのは勿体無い気がした。
ここから私の冒険の始まりだと思った。
その人が私を抱いて家の外を出た瞬間、腕をするりと抜け、走った。
「あの子、いろんな場所を冒険したい子なんだね…でももう人がたくさんいる場所には迷わないでね…。」
その人はそう呟いて玄関の扉の鍵を閉めたー