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レオ国王が輪姦され獣姦されるだけの話 その1

  両手には剣と盾。身につけているのは履き潰しそうなブーツ。そして赤い褌だけ。

  頑強な肉体に鎧は不要。むしろ動きを妨げるだけだ。

  そこにボロボロに使い古したマントを羽織り、男は歩いていた。

  獅子の頭を持つ男の名前は、レオ。グリーディアという国の王だが…

  ライオンになってしまう呪いを解くために、今はこうして旅に出ている。

  歩く一歩一歩が重く、彼の覚悟と気合と、そして雄らしさを示していた。

  

  【レオ国王が輪姦され獣姦されるだけの話】

  

  その旅の途中で。山の入り口に存在していた村に立ち寄ったレオ。

  レオが国王である事を知らない村人が彼に話しかけてきたのだ。

  「旅のお方…もしよろしければ、私達の話を聞いてくださらぬか…?」

  申し訳無さそうに老人はレオに話しかける。その表情は暗いもので、精気というものが感じられなかった。

  ただならぬその言葉にレオはこくり、と頷いた。

  「いいだろう。」

  老人の話では、どうやら近頃畑を荒し金品を奪い去っていく山賊が近くの山に沸く様になったようなのだ。

  一応国に助けを求めており警備隊が来てくれるようだが…

  「これ以上荒らされてしまっては我々は冬を越す事が出来ず…全員死んでしまいます。」

  確かに切実な問題だろう。国王として時を過ごしてきたレオにこれを断る事なんて出来ない。

  「それもそうだな。分かった、俺が何とかしてみよう。」

  腕組をし頷くと深刻そうな表情の老人を安心させるためか軽くぽん、と肩をたたいた。

  そして微笑む。

  「安心して欲しい。山賊如きに遅れはとらんさ。」

  「ありがとうございます…旅のお方…!」

  老人は涙を流しながらレオの手を握った。

  

  山の道無き道を進み。

  スンスンとすっかり慣れてしまった獅子の鼻を動かす。

  人の臭いが山の臭いに紛れて漂っている。ここにきっと山賊がいるのだろう。

  がさ、と茂みを斬り払い突き進んでいくと…ちょっとした広場。

  ぱちぱちと火花の爆ぜる音がして、同時に男達の笑い声が聞こえてくる。

  「お前らか、近頃村を荒らしているという山賊は。」

  レオの勇壮な声に男達は下卑た笑いを浮かべる。

  「だったらどうするんだよ、ライオンさん。」

  レオははぁ、とため息をつき帯刀している剣を鞘から抜くことなく腰から取り出した。

  そして剣を前に突き出し威圧的に語る。

  「正義の味方…という柄でもないんだが、少々懲らしめさせてもらう。安心しろ、命まではとらん。」

  場の雰囲気が一気に凍りつく。男達は片手にナイフを持ちレオを囲むようにゆっくりとした足取りで歩き始めた。

  1対多数。そういった戦いに慣れているレオは視界をいつも以上に広く取る。

  人数を数えながらどの男から飛び掛ってくるかを予測して。頭の中でいくつものシミュレートをして。

  …男達は足元の小石を蹴り上げると一斉にレオに襲いかかった。

  「小賢しいな。」

  レオは慌てることなく冷静に呟くと身につけていたマントを脱ぎ払いそのマントで小石をはたきおとし剣を思い切り振る。

  数人の男達がその直撃をモロに喰らい数mは吹き飛んだ。直撃を受けなかった男達もナイフを投げようとしていたが…

  剣から起こされた風圧によりレオの体を僅かに掠めて逸れていく。

  ふん、と鼻を鳴らしレオは左腕につけていた盾を構えた。

  「やはりその程度か。…こんなかすり傷程度では俺は殺せんぞ」

  ナイフが掠った箇所から僅かに血がにじんでいく。しかしそれもすぐに塞がった。

  男達は圧倒的な力の差にたじろぐ。

  これならアイツらも諦めて退散するはずだ。しかし。

  レオの思惑と異なり男達は再度ナイフを取り出したのだ。

  「こんなうめぇ村、見逃せっかよ!」

  「…まったく、少しは力の差というものを認識したらどうだ?」

  震える声で叫ぶ男。レオは呆れたように首を振り呟いた。

  そして男達は同時にナイフを大量に投げる。

  レオはそれを叩き落とし、数人の男達にまた剣を振るった。

  鞘に包まれたそれは相手を斬る事はしないが…衝撃を与える。

  幾度か繰り返されるその行動。レオは何か違和感を覚え始めた。

  確かにあそこの村に反撃できるだけの人材は居ない。国の中枢からも遠く警備隊が来るのも遅い。

  しかしそこまで、それこそ圧倒的に力の差があるレオに対して立ち向かうほどのうまみはあるのだろうか。

  言ってしまえば所詮は小さな村だ。金品の類はもうほぼ残っていないだろう。

  考えながらレオはナイフを叩き落とし剣を振るう。数本のナイフがレオの逞しい腕を、太い首を、美しい太腿を。

  掠めては少量の血液を流させる。

  「もう止めたらどうだ。命までは取らん。しかし五体満足で居られるかはわからんぞ」

  残った一人の男にレオは鞘から剣を抜き取り鋭く光る白刃を突きつけた。

  男は恐怖からか腰を抜かしその場にへたりこむとずりずりと後ろに下がり始めた。

  「ま、待ってくれ!わ、分かった俺達は身を引く!だから!」

  そして男は命乞いをした。…レオが剣を下した瞬間。

  後ろに構えていたナイフを素早くレオに投げる。

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