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山賊を道具にする話

  パチパチと火のはぜる音。

  湿った岩肌に囲まれた部屋を照らすのはその松明だけだ。

  縛られた体を捻り、怯えた瞳で東洋龍の少年は目の前に立つ獅子を見た。

  逞しい上半身を惜しげもなく晒し、下半身は布切れのような腰蓑で覆い隠すだけの簡単な衣服。

  右目を縦に走る傷痕が威圧感を醸し出していた。

  「坊主、俺らのなわばりを通っちまうとはついてねぇな。…俺らは坊主みたいな無垢な子供が大好きでよ。…明日からたっぷり可愛がってやるぜ?」

  にやぁ、と笑みを浮かべる獅子に少年は身を縮こまらせた。

  その様子を見ていた獅子と同じような格好をした雄達がやはり汚ならしい笑顔を浮かべる。

  彼らは地方で知らないものは居ない、悪名高い山賊のグループだ。

  村を襲い金品や食糧をかっさらい、人身売買も行うような非人道的な事もしている。

  特に子供は値が張るらしく、たっぷりと調教してから売りに出すのだ。

  少年は憐れにもその毒牙にかかってしまった、と言うわけだ。

  「ま、今日は休むとして。明日からよろしくな、坊主。見張り、頼むぞ。」

  少年の頭を撫でて獅子は上機嫌に鼻唄を歌いながら部屋を後にする。

  雄達もぞろぞろと部屋を出ていき、扉にがちゃり、と錠をかけた。

  少年の僅かな笑みに、気が付かずに。

  

  今日の戦果は素晴らしい。

  村の奴等が隠していた金銀、宝石。食糧に少年。

  これだけあれば暫くは遊んでいける。

  椅子に座り頭の中で算段を建てていく獅子。

  その時。

  洞窟の中だと言うのに空気が動く感覚がした。

  「ん?」

  同時に甘い香り。それもほんの微かで、もう匂わないほど僅かな時間。

  気のせいか。

  そう思い獅子は自分の得物であるククリナイフを鞘から抜き取った。

  ぎらり、と鈍く光る。

  明日からどのようにして少年を調教してやろうか。

  従順なペットか、淫らな売春奴としてやるか。

  どちらにせよ良い値段で売れることだろう。

  くくくっ、と喉の奥を鳴らすように笑い、獅子はくわぁ、と欠伸をした。

  いつもならまだ起きて宝石などの売り方を検討するのだが…今日は酷く眠い。

  「…明日にするか」

  呟き椅子から立ち上がろうとする獅子だったが、体が上手く動かない。

  よっぽど疲れているのか。

  そんな疲れることをしただろうか。

  思考を始めようとするが、やがて獅子は倒れ込むように眠りについてしまった。

  [newpage]

  

  「ん…」

  体の節々が痛む。眠る前の記憶からそれも当然か、と思いながら目を開くと…

  「ようやく目覚めたか、小僧。」

  幼い、しかし貫禄のある声が獅子の頭上から聞こえてきた。

  体を起こそうとするが…何かに縛られているようで動けない。

  顔だけ上げるとそこに居るのは捕えたときとは全く異なる瞳で獅子を見下ろす龍。

  訳がわからない。混乱の表情を浮かべる獅子に対してにやり、と少年には見えない笑いを見せた。

  「いいのう、その表情。ワシは好きじゃ。じゃあ、少々説明してやろう。」

  よっ、と獅子が座っていた椅子に腰掛け龍はふん、と鼻を鳴らした。

  「お主らが散々悪さして回ってきたろう?それの被害者達がワシに依頼をしてきたのじゃ。なんとかして懲らしめて欲しい、とな。」

  「てめぇみてぇなガキが…?!」

  「…人を見た目で判断するな、と言われたことはないか?ワシは恐らく貴様の祖父母と同じ時を過ごしておるぞ?」

  龍の見下すような目付き。そして子供を諭すような口調に獅子は牙を食い縛り額に青筋を浮かべた。

  「舐めやがってガキがぁぁぁ!」

  全身の筋肉が膨張し自分を縛り付けている何かを獅子は引きちぎろうとする。

  「おぉ、怖い怖い。だがあまり暴れぬ方がいいぞ?」

  やはり小馬鹿にしたような口調で龍は言葉を紡ぐ。

  直後。

  「ぁぁっ、ガァァァァ!!」

  獅子は憤怒の形相を苦悶の物に変えて悲鳴に近い雄叫びをあげた。

  縛られているものが激しく獅子を締め付け、さらに何かが肌を、筋肉を切り裂く。

  「今お主を縛っているのはマンイーターの一種でな。獲物を捕らえてゆっくり消化する。暴れれば締め付けて棘を刺し無力化。魔物も上手いこと考えるのう。」

  椅子から降り獅子の鬣を指でときながら龍は楽しそうに説明する。

  「あぁ、安心せい。消化はせぬよう命じてある。暴れなければ動けないだけで害はない。まだ、な。」

  全身を走る激痛に息を荒げ獅子は龍を見上げた。その表情は歪な愉悦に満ちており…

  背筋に悪寒が走り抜け獅子の全身は凍り付いたように固まってしまった。

  「…ふむ、良い子じゃ。相手の力量を見極めるぐらいは出来るらしいのう。」

  獅子の喉を擽り立ち上がると龍は部屋の出口へ向かう。

  「ここでは少々狭い。部屋を出るぞ。」

  ずりゅ、ずりゅとマンイーターが蠢き獅子を部屋の外へと連れ出す。

  扉を開けると…異常な臭いに獅子は顔をしかめ、そして驚愕する。

  ゴガァァァ、と唸りながら部下を犯しているのはこの辺りでは見かけたことの無い、悪魔。

  凶悪な肉棒が部下の中を掻き回しているのが見えた。

  部下はというと白目を向きビクビクと痙攣しているだけ。

  もはや意識はないだろう。

  足元は白濁液で水溜まりが出来、腹はぼっこりと醜悪に膨らんでいる。

  「先程まで辛うじて意識はあったのだが…これでは売れぬのう。まぁ、村人達の溜飲を下げるには丁度良いか。」

  「売る…?!」

  「何を驚くことがあるか。お主らがやってたことでもあろう?まぁ、わし自身はお主らを抵抗できない状態にして村人に引き渡すだけじゃが。」

  ずりゅずりゅと動くマンイーターの中で獅子は歯噛みすることしか出来ない。

  「あはっ、あぁぁっ…♪」

  「ぐふふへぇ…ふひっ、ひひっ♪」

  二人…いや、二匹の雄の嬌声と壊れたような笑い声が聞こえて。

  そちらに視線を向けると。

  小型のゴブリンに輪姦され全身に精液を浴び。

  それでも尚理性を崩した表情で笑い何本もの肉棒に舌を這わせる。

  それは獅子の右腕とも言える熊。

  もう片方も獅子の頼れる相棒の虎。

  口から蛸の足のように吸盤がいくつもついた触手を生やした魔物―マインドフレイアが虎を弄ぶ。

  耳から触手が侵入しごぢゃりと異常な音が聞こえるが、虎は引きつったように笑うだけだ。

  「ふひひぃ、ぐふぇ、あ″ぅー、いひぃっ!」

  じゅるり、と耳から抜き取られた触手。それの先端に紅い液体とピンク色に近いゼリー状のものが付着していて。

  見ているだけで吐き気を催す光景。

  喉までせり上がってきた胃の中身を何とか飲み込み獅子は必死に頭を動かす。

  どうすればいい。脱出の糸口は何か無いか。

  妙案は思い浮かばず。

  滅茶苦茶に犯され嬌声を上げ続ける部下達。

  意識を失いびくびくと痙攣するだけの部下も居る。

  その前を通りすぎると、少し広い空間。

  普段は食堂として利用しているスペースだ。

  「ここなら丁度良いだろう。マンイーター、そいつを離してやれ。」

  きしゃぁぁ、と鳴くとマンイーターは獅子を解放する。

  「さぁ、悪いことをした子にはお仕置きをしないといけないのう。」

  無邪気に見える、邪悪な笑顔を龍は浮かべた。

  「やっ、やめてくれっ…!た、助けっ」

  命乞いをする獅子。その言葉の途中で、龍は腕を振り上げる。

  同時にゴパァ、と地面から緑色をしたゼリー状の物体が溢れ出し、それは獅子の体を包み込む。

  「今までそう嘆願した者達に、貴様らは何をした?」

  ただひたすらに冷たく、鋭い言葉。

  その言葉が、ヒトである獅子の最後に聞く言葉でもあった。

  [newpage]

  

  全身をゼリー状の物体―スライムに包み込まれ。

  ひんやりと冷たい感触。

  しかしそれはほんの一瞬だった。

  「がぼっ、ごぼぉっ、ぐばぁっ!」

  まるでスライムが熱を帯びたようだ。

  全身が熱くなり、そして獅子の開いた口。鼻。耳。肛門。

  穴と言う穴全てへとスライムは侵入させ始めたのだ。

  バクンバクンと心臓が脈打つ。

  スライムに全ての穴を塞がれている。当然呼吸など出来るわけもない。

  苦しい。

  しかしスライムは構わず。

  固く引き締まった獅子の肛門を押し拡げ奥へ奥へと侵入し…腸内を圧迫する。

  「がぼぉっ!」

  もがき暴れるもスライムは離れない。

  余りの苦しさに獅子は顔色を真っ青から紫色に変え白目を剥き始めていた。

  耳の中でぐぢゃぐぢゃと音がする。

  胃も、腸も、肺も。

  何もかもをスライムで埋め尽くされた。

  地獄の拷問。

  意識が途切れるその時。

  「ごぼっ…?」

  呼吸が出来ない状況にも関わらず、突然苦しさが和らいだ。

  まるで水中から顔を上げたときのように。

  しかし未だにスライムは全身を覆っているままだ。

  酸素が行き渡り、苦しさが姿を消す。

  しかしそれは始まりに過ぎない。

  「ごぼぉっ!」

  腸内に入り込んだスライムが硬質化するとごつごつと腸壁を抉り出したのだ。

  それには慈悲も何もない。

  ぼこん、ぼこんと一定のリズムで獅子の腹が歪に凹凸を繰り返す。

  それと同時に獅子の大きく膨れた肉棒周辺のスライムが固まり始め、まるでオナホールか何かのように肉棒を扱き始める。

  「ぉぉぉっ、おがぁぁっ!!」

  スライムの中で獅子は狂ったように叫ぶことしか出来ない。

  雄の快楽と雌の快楽。

  そして体全体に染み渡ったスライムのせいかまるで全身が性器に変わってしまったような。

  スライムの奔流が乳首を撫で上げると、ぷっくらと大きく膨らみぴゅるぴゅると白い液体が溢れ出す。

  脇の下を通る。

  獅子は自分の理性が崩れていくのを感じ取った。

  「おごぉっ!おひぃっ!いひぃっ…♪」

  膨れ上がる腹。

  それを拒む声と求める声が頭に響く。

  ビクビクと肉棒は震え、睾丸がきゅっ、と持ち上がる。

  ひくひくと切なげに肛門が蠢く。

  嫌だ、イきたくない。

  イきたい。

  様々な光景が頭をよぎる。

  それは。

  イきたくない。イきたくない。イきたくない。

  もはや意地だけで理性を保っているような獅子。

  体を硬直させ叫び、絶頂を拒む。

  と。

  唐突に肉棒周辺のスライムがズルン、と柔らかくなる。

  終わったのか…?

  一瞬安堵する獅子。

  が。

  

  当然、終わるわけがなかった。

  ほっそりとした、スライムと違い暖かい何かが獅子の肉棒に触れる。

  気がついたときには、もう遅い。

  歪に笑った龍が、思い切り獅子の肉棒を扱いた。

  プツン、と糸が切れたように。

  「あがっ、がぁっ、んがぁぁぁぁ!!」

  ごぷっ…びゅくびゅるるびゅくびゅくっ!!

  白目を剥きながら獅子は断末魔の声を上げ、スライムの中に大量の精をぶちまけた。

  全身を強すぎる快楽が駆け巡り、獅子はびくんっ、びくんっ、と強く痙攣する。

  獅子が射精をすると…スライムは精液を押し退け鈴口から尿道へと侵入を始める。

  「ひがっ、ひぎっぃぃぃぃ!おがじぐっ、あたまおがじぐなっぢまぅぅぅぅ!♪」

  地獄の快楽の中で。

  獅子の睾丸と肉棒が一回りも、二回りも大きさを増しさらに震える。

  びちゃびちゃとスライムの這いずる音が耳の中を支配して。

  「ひぐっ!ひぎぃぃぃぃ!!あ″っ、あがぅぅぅ!」

  ごぎゃり、と聞いたことの無い音が聞こえた。

  獅子は、口の端を持ち上げた。

  

  [newpage]

  

  「もう、よいか。」

  自らの手についたスライムを振り払い、龍はスライムに命を下す。

  「下がれ。ご苦労だった。」

  うじゅる、うじゅるとスライムは獅子の体を解放すると地面に溶けていく。

  解放された獅子は、呆然とした表情を浮かべる。

  にや、と笑い龍は獅子の鬣を撫でた。

  「お主は誰じゃ?山賊のお頭だったかのう?」

  優しい声色で話しかける龍。

  獅子は…

  「おれはぁ、あひっ、じゃーめんらいすきなぁ、にくべんきっ♪おちんぽっ、ほひっ、おぉぅん、ほひぃっ♪おちんぽっ」

  首を横に降るとだらしない表情で舌をはみ出させながら子供の腕ほどはあろうかという大きさの肉棒を扱き喉を鳴らした。

  ほんの数回扱いただけで獅子の巨砲からどぶどぶと精液が溢れ出る。

  「おまんこっ、しれぇ、ずぽずぽっ、びゅるぶゅるっ、じゃーめんっ♪」

  それだけでは飽き足らず、獅子は自らの拡がりきった肛門に腕を捩じ込み音をたてながら腸内を掻き回し、涙を流しながら何度も、何度も。絶頂に達した。

  

  「ほれ、望み通り山賊たちを捕らえてきたぞ。」

  依頼してから1日も経たないうちに、龍の少年は山賊たちを引き連れて戻ってきた。

  全裸に首輪。紐につながれた姿は家畜。そして浮かべている表情は、家畜以下の何か。

  道具、と言うにふさわしい。山賊たち。

  「調教は済ませてある。逆らわぬよう、理性を取り戻さぬよう脳も弄った。後はお主らの好きにすればいい。」

  紐を手放すと、山賊たち―いや、道具達は切なげに喉を鳴らし、龍に媚びる。

  「ごしゅじんさまっ、おちんぽっ♪おまんこしれぇっ♪」

  「これからはワシではなく、彼らがお主のご主人じゃ。ほれ、行くがよい。」

  すると道具達はぞろぞろと四つ足で村人達に近づいた。

  はしたなく肉棒を勃起させ、とろとろと腸液を零すその姿は。

  「ほひぃっ♪おちんぽっ♪ぐちゃぐちゃっ♪おひっ♪」

  言葉にすらならない言葉を上げながら肉棒を扱き上げる獅子。それは間違いなく山賊の主。

  見下す村人達に、狂気に似た色の光が浮かんだ。

  「ありがとうございます、旅の方。その、報酬ですが…」

  「あぁ、こいつらのねぐらからごっそり頂いたのでな。お主らからは不要じゃ。では、ワシはこれで。」

  龍は微笑み村人達に背を向け森の中に姿を消していった。

  しばらく進み…龍は手をぱん、と鳴らした。ぐぇぇ、と鳴き声を上げて空からカラスのような翼を広げた巨大な梟が龍に向って飛んでくる。

  龍はそれに乗り込むと、ゆっくりと空へと上がった。

  見下ろす村。耳を澄ます。

  「よくも今までやってくれたなっ!このっ!」

  「おひぃっ!おちんぽっ♪おちんぽぉぉっ♪」

  村人のどこか薄暗く、そして悦びの色を混ぜた声。そして肉のぶつかる音と嬌声。

  「だすぞっ!出るッ!ォォォ!」

  「あひぃっ♪じゃーめんぎらぁぁぁっ♪いぐっ、イグゥゥゥ!!」

  ここからでは詳しい様子を見ることは出来ない。しかし、その声だけで何が起きているかを把握する事が出来る。

  道具達はおそらくこれから大量に村人の性を処理し、溜飲を下げたところで街に売られそして奴隷、肉便器。

  そうして生きていくのだろう。脳は弄った。もう彼らがヒトに戻る事は決してない。

  それを想像し龍はくすくすと笑う。

  「やはり、ヒトは面白いのう。これから、どうなることか。ふふふっ。」

  ぐぇぇ、と梟は鳴き、そして高く飛んでいった。

  

  道具に思考は無い。与えられる仕事だけをこなし、そして嬌声をあげるだけ。

  そう、その命が尽きるまで。

  口一杯に。全身に。肛門に。精液を浴びて、飲み干し。

  「ぷはぁっ…じゃーめん、もっろぉ…♪」

  快楽に体を震わせ、道具はねだる。仕事をもっと、と。

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