[b:深夜、ホテルの1室にうごめく物体があった。
1人の男がにこやかにそれをみている。
]
都内ゲイバーにて。
「ご主人!会いたかったぜ!」
「ご主人!会いに来たよ!」
「・・・待たせた」
3匹の狼獣人が、カウンターに座る1人の男性に話しかける。
「・・・・会いに来てくれるのは嬉しいんだけど、何故ご主人様呼ばわりなんだい?」
と困り顔でその男性は言う。40代半ばぐらいだろうか?
ヤマト、カワイ、ミナセは大学時代のゲイ友人同士だ。お互い同性愛者なのを
3匹だけの秘密にし、よく駄弁っていた。
社会人になってから久しぶりに集まった3匹、ゲイバーというところに
行ってみない?とヤマトが提案した。大人なところに行ってみたいと。
出会い目的のバーに入るとご主人様がいた、壮年の男性が1人いた。
なぜかわからないが3匹は同時に「この人をご主人と呼ばなければいけない」気がしたのだ。
そんなオーラを纏った男性に
ヤマトが最初に声をかけ、3匹の自己紹介をした。
それっきり3匹はご主人様の争奪戦である。
友人が恋のライバルになるとは3匹とも思わなかった。
「なんかご主人様って雰囲気がしたんです、俺の上司とはえらい違いでふんぞり返らないし。」
最初に声をかけた狼獣人ヤマトが言う。
身長が180センチはある男だ。艶やかな赤い毛色が特徴的だ。
「ヤマトに、同じっす。ご主人様ってオーラが出てるんですよ、狼は序列に厳しいっから」
2番目に声をかけた狼獣人、カワイが言う。3匹の中では小柄だがそれでも身長175センチはある。カワイは尻尾を大きく振っている。青い毛並みの狼獣人だ。
「・・・・上に立つものの目をしている、ただそれだけだ」
と3番めに声をかけた狼獣人、ミナセが言った。
3匹の中では2メートルを超える巨漢だ。
大学時代、水泳をしていたらしくキレイな逆三角形の胸板をしている。黒い毛並みがバーのランプに光る。
3匹とも筋肉質ではある。
バーテンダーが声をかける。
「無条件で生き物に好かれる人っていますからねぇ」と。
ご主人様は「気まぐれに立ち寄ったバーで
まさか3匹同時に懐かれるとは思わなかったよ。いくら序列に厳しい狼君達と言っても」と困り顔で説明する。
「なあ!ご主人様!誰と付き合うんだよ!もちろん俺だろ!?」
「ヤマトは黙ってて!僕でしょ!」
「2匹とも落ち着け、迷惑がかかる」
3匹とも20代前半だが、まるで小学生。いや子犬のように懐いてくる。
ご主人様はチラッとバーテンダーの顔を見た、にこやかではあるが目の奥に迷惑顔が見える。
いくら出会い目的専用のゲイバーといえど、店で騒がれては営業妨害だ。
「わかった、わかったから落ち着いて。じゃあこういうのはどうだい?明日から3連休だから、1匹目ずつ誘う。私の好みに合うか見させて貰うよ」
へ?と3匹は言った。1匹ずつ?
ヤマトは
「ご主人様の期待に応えられるかってことか?やってやるぜ!」と言った。
「ご主人様、2人に負けないぐらい僕も筋肉質だよ?」とカワイは言う。
「ご主人様。よろしくお願いいたします。」とミナセが低い声で頭を下げる。
「んーー。それじゃ最初にカワイ君、来てくれるかな?」
カワイが1番になった。
「え?ぼく??いいんですか?!」
「ご主人様、そいつオープンスケベすよ。気をつけて下さい」ヤマトはいう。
「ちょっと!勝手に事前情報言わないで下さい!」
「自分で事前情報言う奴があるか」ミナセは小声で突っ込んだ。
ご主人様とカワイは2人で夜の街に消えていった。2匹は同時に言った。
「カワイのやつ、ご主人様に何する気だ?」
嫉妬というのか。2匹の尻尾は立っていた。
次の日。カワイはバーに来なかった。
LINEをしても既読がつかない。
「まさかあいつ、即座にご主人様と意気投合したんじゃ!?」
「落ち着け、1人ずつ見ると仰ってただろう。」ミナセはヤマトを押し留めた。
あいつにしては消極的じゃないか?と2匹とも疑問に思っていた。
その時ヤマトのスマホにカワイからラインが来た、おっ。と画面を見る。
ただ「よかった、今日はヤマトだよ、指定のホテルに19時に来て」と
ラブホテルのマップ位置が共有されていた。
「マジかよ、ホテルって。ご主人様意外と積極的なのか?」
「ーーーーーーん。」とぶっきらぼうにミナセは答えた。
何か妙な展開を予想する。ご主人様は何をしているのか?
更に次の日、ヤマトもバーに来なかった。
「「あいつもか、一体何やってるんだ」」とミナセは心配になる。
ミナセのスマホに2匹からLINEが来た。
カワイ「よかった、次来て、同じホテル。」ヤマト「すげえ」ただそれだけだった。
ラブホテルの一室にミナセは立った。
「やあ、よく来たね。」とご主人様は迎え入れる。
わずかにヤマトとカワイの匂いがする、あいつらもここでやったのか?
豪華な内装、シャンデリア。
部屋に入ると獣人用の大きなベッドがあった。
が、それ以上に目を惹くものが置かれていた。
麻縄である。
5束置かれていた。
「ご主人様、もしかして・・・緊縛好きですか?」
無言でご主人様は頷く。そしてこういう。
「縛らせてくれないか?」と。ご主人様は机の上を指差した。
そこには同意書が置かれていた。
・薬物を用いたプレイはしません
・命に関わる危険なプレイはしません
・ご主人様は傷を負わせる危険なプレイはしません
・プライバシーは遵守します、外部に漏らすような事態はしません
・上記の内容を守ります。
最後にサイン欄が書かれていた。
「もしかして強制か?絶対やらなきゃいけないか?」とミナセは問う」
ご主人様は言う「強制じゃないよ、嫌なら断ってもいい。ただし」と
ご主人様は部屋の大きめのクローゼットを開けた。
そこにはヤマトとカワイがいた。
「っっ!」とミナセは驚く、2匹とも目隠し、猿轡、亀甲縛りで正座していた。
「2人はすんなり受け入れてくれたよ、監禁プレイも承諾してくれた、そうだよね2匹とも」
クローゼットの2匹は言葉にならない声をあげながら「ふぁい」と答えた。
ミナセはようやく事態を理解した、計算ずくだったのだ。
最初に乗り気のカワイを呼び出し、縛り上げる。オープンすけべのあいつのことだ、
未知の性体験ができると知れば即答しただろう。
きっとヤマトを2番目にした理由は今日と同じだ。クローゼットの中に縛られたカワイをいれ、
ヤマトに見せたのだ。カワイがお楽しみ中ならヤマトもやらないわけがなかった。ご主人様の趣味に
付き合えないのなら破断も同然だ。
「2匹は同意書にサインしてくれたよ?」とご主人様は言う、2人の胸には同じ同意書が貼られていた。サインもしてある。
ミナセは思う。だから先にこの2匹を呼んだのか、俺に断りにくくするため。ここでサインしないならご主人様の要望を拒否することになる。つまり2匹より格下扱いだ。
ミナセは大きく深呼吸し覚悟を決め、言った。
「好きにしてくれ」と。
じゃあまずはシャワーを浴びてきて欲しい。
ミナセはシャワーを浴び、毛並みを乾かし裸でご主人様の元へ行く。
クローゼットの2匹の目隠しが解かれた。
ミナセの緊縛姿を見せるためだろう、2匹ともとろけた目をしていた。
「あふっっっ」
「ふぉふ」
完全にイってる目だ。
姿見の前でミナセの緊縛が始まった。
後ろ手で両手を交差して縛り上げる。慣れた手つきのものだった。
「ご主人。経験者なのか?」とミナセは言う。
「若い頃にちょろっとね」とご主人様は言った。
水泳で鍛えた大胸筋の上下に縄が通される、胸が強調する縛り方だ。
「んっっ」
「もしキツかったら言ってね、緩めるから。」
「いや、大丈夫だ。続けて欲しい」
胴体に縄を通し結び目を作る、そこに縄を通していきみるみるうちに
亀甲縛りの形が出来上がる。
大胸筋、シックスパック、、乳首が縄で強調する。
ミナセは感嘆する。俺はこんなに縄が似合うのか。
鏡の前の自分を見て股間が膨らむ。
すかさず、ご主人様はミナセの男根を根元で縛る。
「んぎっっ!」
「簡単にイカれたら面白くないからね」とご主人様は言う。
思わずミナセはクローゼットの中の2匹に目をやる、お前らこんなことしてたのかと
アイコンタクトを飛ばすもヤマトとカワイは緊縛の手際にうっとりしてた。
ヤマト「すふぉいえふぉい」(すごいエロい)
カワイ「ふぃんにふえふぉい」(筋肉エロい)
ミナセには目隠しをし、ヤマトとカワイは猿轡をとき再び目隠しをした。
そして3匹をベッドに寝かす。そしてそれぞれ、両太ももと両手足を縛り上げる。
そして3匹の肉人形がベッドに横たわった。
「こうしてみると3匹とも筋肉質で素晴らしい。とても縄化粧が似合っているよ。」
3匹の頭を撫で、喉をくすぐる。
理由はどうであれ褒められたのは3匹とも嬉しかった。
3匹の体勢を変えた。3人をそれぞれ両手足と背中の縄を結び締め上げる、3匹は逆海老縛りの体勢になった。
そしてヤマトの男根の前にカワイの顔が、カワイの男根の前にミナセの顔が、ミナセの男根の前にヤマトの顔がくるように横に寝かされた。
いわゆる三つ巴体勢だ。
カワイが言う「これってもしかして・・・・」
ヤマトは「お互いのをしゃぶり合うってことか?!」
ご主人様は言った。「3匹の中で最後まで射精を我慢した子と付き合うよ」と。
3匹ともびっくりしていた。こんなにやらしい決着の付け方があるのか?
確かに大学時代仲が良かったが、性行為にまでは進展したことがない。
「ご主人様こんなこと・・・・あっっっ!」
ヤマトが喘ぐ、ヤマトのイチモツを真っ先に咥えたのはカワイだ。
こういう時だけ判断が早い。
「ヤマト、スタートダッシュが遅いっすよ。・・・んんっ!!」
カワイのイチモツをミナセがしゃぶる。
2匹は知っていた、ミナセはむっつりなのだ。
普段性欲を理性で抑えてる分、一度タガが外れると迷いがない。
残るはヤマトだ、目前のミナセのイチモツをしゃぶらなければ負けてしまう。
「くそっ、やってやる!」とヤマトは咥えた。
3匹ともお互いのイチモツをしゃぶり合う、誰かをイかせようとすれば誰かにイかされる。
「ん、んぐっ」(カワイのやつ、うめえじゃねえか)
「んおっっっ、がっ」(ミナセ、舌使いがエロい!)
「・・・・んっ」(負けてたまるか)
じゅぽじゅぽと卑猥な擬音が部屋に響く。
ご主人様は照明を落とし、室内を薄暗くした。
「30分経つけど3匹ともいい勝負だね、まだ誰もイってないよ。雰囲気作りにBGMでもかけようか。」
ご主人様はBluetoothスピーカーを取り出し、南国風の音楽を流した。
普段ならリラックス効果として聞いてそうな曲だが、性行為中となれば艶かしくなる。
更に30分経過。まだ誰も射精してない。全員一心不乱にしゃぶり続けてる。
「んー思ったより3匹とも耐えてるね、逆にしてみるか」
今度は配置が逆になった。
逆三つ巴だ。
咥えてるイチモツも交代する。「こんなの・・・!うぶっ」
誰の声かもうわからない。
「まだ3匹とも耐えてるね、じゃ、こんなのはどうかな?」
3匹の乳首に刺激が走る。
チェーン付きニップルクリップを付けられたのだ。
しゃぶり合い同様三つ巴にクリップを装着する形になる。
更に革ベルトで3匹の頭とイチモツを固定した、お互いの男根が猿轡がわりになり言葉が発せない。
3匹はもう訳がわからなかった。快楽で頭が支配されている。
互いの身体を動かせば自分の乳首が刺激される。
何か言いたくても口の中にある男根のせいで言葉にならない。
3匹は脈打つ1つの生き物のようになっていた。
「が、っっっんご!!!」
「ふぅ、はぁっ、んっっ」
「んぐううう!!」
ご主人様は笑顔で3匹を見ている。
3匹とも思った、自分達はとんでもない人をご主人様と言ってしまったのではないかと。
夜がふけ3匹とも意識が遠くなっていく。
翌朝。
カーテン越しに日差しが注ぐ。ヤマトが言う。
「・・・・朝?」
「え?いつの間に?僕たち寝てたの?」
「記憶がない・・・」ミナセが呟く。
逆エビ縛りは解かれていたものの、両手足はまだ縛られたままだ。
3匹とも横並びで顔だけベッドから飛び出る状態で
うつ伏せで寝かされている。身体の上に毛布が被さっていた。
ベッドから床を見ると、目の前にメモが置いてあった。
『朝食を買ってくるよ。』
「・・・・・誰が最後まで耐えたんだろう、覚えてないや、気持ち良すぎて」
「カワイ、お前執拗に舐めやがって。ずりいぞ。」ヤマトは文句を言う。
「ヤマト、お前のモノ、激しく脈打ってたぞ。」
「はあ!そ、そんなに感じてないわ!」
その時玄関扉が開いた。
「やあ、3匹ともお疲れ様。その状態でも食べられるものを買ってきたよ。」と。ご主人が言った。
ストロー付きミネラルウォーターとゼリー飲料を3匹の口に入れる。
疲れた身体に甘い味が広がる。
そして誰が買ったのかご主人様に聞く。
「?。覚えてないのかい?3匹同時に絶頂してたよ」
・・・・・・「「「ハァァァァ!?」」」
証拠にと、ご主人はスマホを取り出し動画を見せた。
3匹の三つ巴フェラの様子が写っていた。
「ちょ、待ってご主人!!これネットに拡散しないで!社会的に死ぬ!!!」
ヤマトは懇願する。
「大丈夫だよ。同意書通り、君たちに見せたらすぐに消すから。ほらここ、3匹とも同時に発射してるでしょ?」
3匹は確かに見た。同時だった、お互い恍惚の笑みを浮かべたまま眠りに落ちている。
「まじか、あれだけやって引き分け?」ヤマトはいう。
「ご主人様、どうするの?やり直し?」
「流石に連続はキツイぞ」ミナセは少しの懇願を見せる。
ご主人様は「君たちは三位一体みたいだね、1人でも欠けちゃいけない、だからこうすることにした。」
ポケットから何かを取り出し、3匹の首に巻きつけ鍵をかける。
は?
そろそろ縄を解こう、ご主人様はそういい丁寧に3匹の縄を解いていった。
自由になった瞬間3匹は鏡にダッシュする。
首輪だ。各々の名前が書いてある金属プレートがある。「yamato」「kawai」「minase」と。
「ご主人、ちょっとこれは恥ずかしいぞ」ミナセは少しばかりの抗議をした。
「普段は毛皮に覆われるから人から見られることはないだろう?それにイヌ科が首輪型アクセサリーを
つけているのは珍しくない。」
カワイは言う。「確かにそうっすね」と。
「いやいや待てカワイ!なにあっさり受け入れているんだ!」ヤマトはあまりに飲み込みの早いカワイに突っ込む。
カワイは「ヤマトもミナセも気付いてないの?ネームプレートの裏。」
2匹は鏡でネームプレートの裏側を見る、そこには
「is mine」
3匹ともご主人様のもの。誰にも渡さない。
そんな意思が読み取れた。
「・・・・ずるいぞこんなの。もう逆らえない」ミナセは言う。
「完敗だ、ご主人。ちゃんと俺たちのこと見てろよ!」とヤマトは肩を落とした。
「次は何やるんすか?」カワイは切り替えが早い。
3匹とも尻尾は揺れていた。
シャワーを浴びてホテルをチェックアウトし、3匹は帰路についた。
コンクリートの地面を3匹横並びで歩く。
ふと手首を見る。
毛皮のおかげか緊縛痕はそんなに目立たない。
「・・・・・・俺たちとんでもない人に懐いてしまったんじゃない?」
ヤマトはゆっくり声を漏らした。
「確かに激しいプレイだったが、同意書以上のことはしてこなかった。約束は守る人だろう。」
「それに2人の味が知れて楽しかったっす。」カワイは言う。2匹は順応の早さに呆れていた。
その時、3匹のスマホにご主人様からメッセージが同時に届いた。
「自分のスマホの画像フォルダを見てご覧、お土産だよ。」
猛烈に嫌な予感がした3匹は自分のスマホを確認する。
そこには自分のアヘ顔画像が1枚保存されてた。
ヤマトが叫ぶ。「なぁぁぁぁぁっ!!!!いつの間に!???」
続きのメッセージが届く。
「君たちのスマホで撮影したんだ、アヘ顔でも顔認証で解除できるんだね。保存か消去は自分で判断してね」
「保存っと」カワイは迷いなくフォルダに入れた。
「おい!!」ヤマトはつっこむ、
ミナセは無言でパスワードフォルダに保存する。
「これで俺以外誰にも見られない」
「そうじゃなくて2匹ともいいんか!!消さなくて!もし流出したら社会的死だぞ」
カワイは「自分のスマホの中にこんなのが入ってるなんてスリリングじゃないですか」と屈託なく言った。
ミナセは「どうであれご主人様からの贈り物だ、消したほうが忠誠にかける。」と真顔で答える。
ヤマトは「んんぎいいい!!俺はSDカードに移してスマホのは消去するぞ!!」と言った。
3匹とももうご主人に信頼を預けていた、そして同時に思う。
ご主人様って一体何者なんだ?
夏の日差しが3匹のネームプレートを反射した。
3度目のスマホが鳴る。
ご主人様からだ。
「次の休み、海水浴に行かないか?水着は用意するよ」
続く。
※この物語はフィクションです。登場する団体、組織名、人物は架空のものです。