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「デルングとドスケベエロボクシングがしたい」
俺はデルングに導かれるままに本心を口にしてしまった。あまりの恥ずかしさに、俺はしがみつくように彼に抱きつく。対してデルングは軽く笑うような吐息を漏らす。
「へぇ、“ドスケベエロボクシング”ねぇ……。じゃあ、これはクリンチってわけだ」
デルングはそう言いながら俺の体を持ち上げるように力を入れてくる。おかげで俺は身動きがとれないし、デルングの体がより密着してきてどうしようもなくなる。獣人特有の柔らかな体毛に包まれつつも、その奥にある確かな弾力の筋肉から発せられる熱に全身が熱くなっていく。
そうこうしてるうちにデルングは真正面に俺の顔を覗き込んでくる。俺は緊張しながらも目を閉じると、デルングは唇を重ね合わせてきた。柔らかな感触が触れたと思ったら、すぐに離れる。その直後に後頭部をボクシンググローブで抑えられ、もう一度唇が触れ合う。押し付けるような熱いキスから温かな舌の感触がねじ込まれてくる。驚いて顔を動かそうにも頭を動かせない。そのままなすすべもなく口内にデルングの舌が侵入してきて、思わず吐息が漏れ出る。そんな俺を見ながらデルングは意地悪そうに笑う。
「かわいいね、もしかして初めて?」
見透かされたような視線に思わず押し黙る。そんな俺に対してデルングは口の端を上げながら目を細めて笑う。
「そっかそっか、じゃあ俺がリードするね。それにしてもいきなり“ドスケベエロボクシングしたい”だなんて相当変態だね」
そう囁かれて、自分でも真っ赤になってるのがわかる。耐えきれなくなって俺からデルングにキスをする。彼は当然のように受け入れる。その後は何度もキスをし、時には舌同士を絡ませ合いながらお互いの唾液が混ざる程に濃密な時間を過ごした。そして、抱き合いつつもデルングは姿勢を軽く崩してきた。
「“ドスケベエロボクシング”って、こんな感じでいいのかな?これじゃあボディ打ち放題だよ」
デルングはそう言いながら、ボクシンググローブを俺の脇腹に押し付けてきた。愛撫にも似た彼のボディーブローに「あっ……」っと声をあげてしまう。デルングはグリグリとボクシンググローブを俺の体に押し付けてくる。柔らかな体毛と似つかわしくない革の感触に熱が高まっていく。ふと我に帰り、俺はデルングのことをゆっくりと引き剥がした。
「ボクシングってのは、もっと、こうだろ」
「はっ、いいね」
俺は画面越しで何度も見たファイティングポーズを見様見真似でとった。それに応えるようにデルングも脇をしめて拳を自分の顔に近づける。眼前に広がるのは夢にまで見た光景だ。展開は訳わかんないけど、こうやってボクサー姿で向かい合って、お互いにどう攻めるか見つめ合う状況に俺は興奮していた。
そしてゆっくりとデルングに対して左ジャブを出す。彼は俺のパンチをガードし、革同士が軽く触れ合う音が鳴る。お返しにと言わんばかりにデルングからもパンチが飛んでくる。その攻撃を防ぐ度にボクシングの音が辺り一帯に響く。そこからはパンチの応酬だ。俺たちはわざとらしいパンチを浴びせあい、どう防ぐかを競い合うように、お互いを見ながらボクシングを楽しむ。俺が本気じゃないのを見透かしているのか、それとも“ドスケベエロボクシング”という言葉のままに受け取ったのか、デルングは俺に合わせるように軽いパンチをゆっくりと出し続けてくれる。マスボクシングって確かこんな感じだっけ?少し当ててるからスパーリング?よくわからないが、本当にすげーエロい。
俺は思い立ってわざとらしくガードを緩める。すかさずデルングは俺の頬目掛けてパンチを放つ。俺は見逃すまいと目を開いたままそのパンチを頬に受ける。俺はその時、人生で初めて他人に殴られた。頬に当たるボクシンググローブの感触は柔らかく、殴られているのに優しさすら感じてしまう。革の張りと確かな弾力を受け、その中心にある拳まで感じることができ、甘美な酔いを覚えるほどだ。
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デルングは俺の頬を優しく打ち抜くと、またクリンチをしてきた。お互いのほてった体がゼロ距離で触れ合う。
「今のわざと受けたでしょ?」
「あぁ…………」
「俺のパンチどうだった?」
「すげぇ気持ちよかった」
「ははっ、本当にレンは変態だね」
デルングの言葉通りだ。もう既に俺の股間には全身の熱がかき集められ、ちんこははち切れんばかりにそそり立っていた。ボクシングトランクスのサテン地を突き破らんとばかりに勃起し、先端がデルングの股間に突き立ててしまっている。だが、デルングからもガチガチに勃起したちんこが、俺の下腹部を凹まそうとしていた。彼もこの状況に興奮しているという事実がなんとも嬉しかった。
「なぁ、レン。俺が“上”でいいよね」
デルングの囁きを完全に理解する前に、俺はリングの上に押し倒されていた。デルングの顔面を見上げる体制になる。彼は俺のことを射落とさんとばかりに、蠱惑的に輝く琥珀色の双眸を向けてきていた。それだけで、俺は彼に全てを委ねてしまいたくなっていた。ただ、そこであることを思い出す。
「ま、待って。俺、後ろ使ったことない……」
俺の自信無さげな声を聞いて、彼はふっと軽く笑う。
「大丈夫だよ。俺のことを受け入れたいと思えば、それだけで挿入るようになるさ」
そう言いながらデルングは勃起したちんこを俺の体に擦り付けてくる。経験がないのでわからないが、それは割と大きいものなんじゃないかと思う。
これを受け入れたいと、俺が、自ら思う?
当惑している俺をよそに、デルングは俺のトランクスを脱がそうとずり下げようとしてくる。ただ、ボクシンググローブがうまく引っかからずに、何度も俺の体の上でグローブが上下する。俺はグローブの感触に居た堪れなくなって、早くトランクスが脱げて欲しいと願った。そう願っただけで俺とデルングのトランクスは跡形もなく消えていた。
お互いのちんこが露わになる。
限界までいきりたった二つの欲棒に、俺は全身が赤くなっていくのをはっきりと感じた。デルングは少し驚いた後、俺のことを見つめながらクールに笑う。
「いいね、今の感覚だよ。レンが思えばなんだってできるからね」
「え、えぇ……」
「だからさぁ、“これ”、入れさせてよ」
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デルングは俺のケツ穴に亀頭を押し当ててくる。
俺は今から犯される。
期待と僅かな恐怖心が混じり合い、心臓が早鐘を打つように鳴る。
「なぁ、早く受け入れてくれよ」
「そ、そんなこと言われても……!」
「じゃあ、声に出してもらおうかな」
デルングはニヤリと笑う。
「俺のちんこを入れて欲しい。犯してくださいって言ってよ」
デルングのあんまりな提案に恥ずかしくなり、涙が出てしまいそうになる程だった。しかし、俺の声帯はその言葉を紡ごうとゆっくりと開き出していた。
「で、デルングの……ちんこが、欲しい。犯して、くださ、ぃ……い”っ”!」
言い終わるのと同時に、下半身から強烈な異物感が全身を駆け巡る。暖かく柔らかい“それ”は俺の体内へとゆっくりと侵入を続ける。その感触全てに性的興奮を覚え、俺の喉はあらぬ音をあげていく。自分の体が自分ではなくなっていくようだった。侵入してくる熱が俺の存在を確かに溶かしていき、それら全てが性欲へと昇華し続けていく。
「あっ……はっ……!あぁ……!」
口から発せられる音が止まらない。恥ずかしくて口を押さえようと動かすと、デルングの両拳に抑えつけられてしまう。
「ぐっ……うぅ……っ!」
「ダメだよ、レン。その声聞かせてよ」
なすすべもなく俺はただ、嬌声をあげるだけの存在と化してしまう。そうして下腹部の熱の侵入が止まり、デルングのちんこが完全に俺の体内へと挿入ってしまった。もうデルングのちんこの熱だけで射精ってしまいそうだった。俺の体は既にデルングのちんこに性欲をかきたてられるだけの器と成っていた。
「動くよ」
デルングはそう囁き、腰を動かし始めた。
「…………っ!!……あっ!」
デルングのちんこが俺の体内で肉壁を擦り付けるように動く。その感覚全てが興奮へと誘う。そして反射的に声が漏れてしまう。自然と出ていた涙で視界がぼやけていくが、その奥でデルングが挑発的な笑みを浮かべて投げかけてくる。
デルングのちんこが俺の奥に届く度にイきそうになり、奥から引き抜く度に脳の裏側を興奮でジリジリと焼きそうになっていく。
「あぁ……!やべぇ!イク……ッ!」
「まだまだだって、早いよ。我慢我慢」
「な…………っ!!〜……っ!!」
もう限界を迎えようとしている俺を、デルングは焦らす。指示されたように堪えようとすると、喉の奥が閉まるが、その隙間からあられもない嬌声が漏れる。そんな中でもデルングのちんこは止まらない。だんだんと速度は速くなり、デルングは腰を振り続ける。俺たちの荒々しい吐息が駆け巡る。俺を犯す乾いた音と、体内を駆け巡るちんこの音がリングの上で鳴り響き続けていた。
「ぐっ……ぁ……っ!もう、無理……!」
「んー?イクの?もうイっちゃうのかな!」
「イク……!イクッッッッッ!!」
そして、ついに俺は決壊した。パンパンに膨らんだちんこからザーメンが吹き出す。勢いづいたそれは自分の顔面にも降りかかるほどだった。
「…………〜ッッッ!!」
声にならない声が鳴り止まない。全身を激しい興奮が駆け巡っていく。気づけば俺の体内で注ぎ込まれるような感覚を覚えた。デルングも射精していた。
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その事実に気づき、俺の全身がさらにほてっていく。身悶えするというのはこんな感覚なのかと驚きつつも、抑えられない衝動のままにデルングを求めた。
そんな俺を押し潰すようにデルングは覆い被さってくる。お互いの熱を交換するように激しく抱き合い、そして貪るようにキスをした。
セックスってこんなにエロいのか。俺は初めての経験に居た堪れなくなり、しがみつくようにデルングの体をさらに強く抱きしめた。
「はは、痛いよ、レン」
デルングはとんとん、と俺の腕を叩く。
「そんなに気持ちよかったの?」
「うん……」
「俺も」
俺たちはまた、お互いの体を抱きしめ合う。汗ばんだ肌同士が混じり合い、ボクシンググローブをつけたままの拳が熱をもって湿っていく。
「もっとやりたい?」
デルングの意地悪な問いに俺は黙ってコクコクと頷く。彼はまた笑って俺の中に入れてきてくれる。
そこからはもうどうなったのかはわからない。お互いのボクシンググローブがザーメンまみれになる程に何度も何度もセックスをし続けた。金玉がカラカラになるんじゃないかと思うくらい何度もザーメンをぶちまけ、リングがびちょびちょになるほどにヤりまくった。
もっと、もっと、とお互いに求め続けて一つに溶け合う程に重なり続け……そしてだんだんと湧いてきた心地よい眠気に誘われるまま意識を手放した。
続く
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