とある町の食堂にアオフが居るが
「イライラする」
ご機嫌は斜めな様子だ。
どうしてこんなにご機嫌が斜めの理由は
「雑魚どもばっかりだったし」
今日試合した奴が弱すぎた事だ。
最初に試合したのはクローリカ·ヒューズマン
彼女は人間領を収めている名望あるヒューズマン家の次女。
アオフは最初は名望ある名家の人間故に強いのかと思って試合を申し込んでいざ試合を行ったが結果はアオフの圧勝だった
最初先手を切ったのはクローリカで初手から彼女の代名詞の必殺技、ロイヤルストレートパンチを繰り出した。
アオフは敢えて避けずに喰らてみたが幼い子供が殴って来た衝撃程度にしかなく、アオフは反撃に大振りのストレート基テレフォンパンチを繰り出す。
普通なら簡単に避けられるテレフォンパンチだがクローリカは避けないどころ防御もせず顔面に直撃した。
其のままテレフォンパンチを振り抜いてリングに叩きつけてダウンさせ其のまま一撃KO勝利してしまった。
不完全燃焼なったアオフは不完全燃焼を晴らす為に次の対戦相手を探しに行った。
二戦目の対戦相手はブロールの裏通と言う場所でジルパ一味と言う名前のチームリーダーをして居るダークエルフのリーダージルパだ
其れで試合結果はこれまたアオフの圧勝で終わってしまった。
ジルバは回避も防御も素人同然であり、攻撃もただ闇雲に振っているだけでアオフは当たる気配が全く無かった。
クローリカよりは耐久力はあって一ラウンドでは仕留めきれずにインターバルに入る
インターバル中にウォルターと言うゴブリンが薄っぽい茶色の液体が入ったポーションを取り出す。
それをジルパは躊躇なく其れを飲んだ。
アオフは栄養剤もしくはドーピングかと思ったが特に変わった様子がないので気にせずに試合を続行した。
ポーションを飲んだジルバがどれくらい強くなったのか試しに殴られてみたが多少は痛みがあったがラッシュで殴り返して直ぐにサンドバック状態なりノックアウトKOさせた。
その後は相手が決まらずに不完全燃焼を残した状態で食堂に入って冒頭に戻っり現在に至る訳である。
「あぁ、いくら何でも弱すぎだ!
弱い相手じゃ私の満腹感すら感じられない!」
アオフはテーブルを叩きながら不満を言うと
「あの~」
不意に声を掛けられて
「何?」
アオフは不機嫌そうな顔をしながら振り返ると食堂の定員が居て
「お客様、ご注文は?」
そう言われてアオフは食堂だと思い出して
「あ~かぶりつき肉とオレンジジュース」
「分かりました」
店員はその場を後にして
「何処が噛み応えが有る相手いないかな」
そんな事を呟きながら食事が来るまで待つ事にした。
「あのちょっと良いですか」
「うん?」
アオフは声を掛けられて声がした方を向くとそこには一人の男性が立っていた
「相席してもよろしいでしょうか」
「勝手にしてろ」
アオフはそう言うとその男は座った。
そのタイミングで食堂の店員がこっちに来て
「ご注文は?」
「エールと摘まみを頼む」
「はい」
注文を聞いて店員は厨房に向かう
アオフは男の方を向いて
「そんで用件は何だ?
私、今不機嫌だから変な事言ったらあんたをぶん殴るぞ」
アオフは殺気を出しながら睨む
「ハハハッ、随分物騒だね。
一応聞くけど君は拳姫だよね」
「それ以外に見えるのかよ」
「念のために確認をしたくてさ」
「あっそ、それで私が拳姫だと知ってどうするんだよ」
「姫様を倒したて噂を耳にしたから興味があって会いに来ただけだよ」
「確かに雑魚姫なら倒したけど」
「雑魚姫って、クローリカの事かい」
「其れ以外呼び名があるのか?
現に私は一撃KOで終わらせたんだし」
アオフは詰まらなそうに答える。
他愛ない会話して居ると
「お待たせしました。
かぶりつき肉とオレンジジュース、それからエールと摘まみです」
アオフの目の前にかぶりつき肉とオレンジジュースが、男性の前にエールと摘まみ置かれた。
アオフはかぶりつき肉を手に取りワイルドに食べる。
男性もエールを飲んで摘まみを食べる
「其れで君に話しかけたのはこの近くで拳姫の地下闘技場が在るんだ」
アオフは狼耳をビクッと動かして直ぐにオレンジジュースを一気に飲み干してコップを乱暴に置く そしてアオフは男性を睨みつけて
「詳しく話せ」
男性は
「場所はこの近くのバーの倉庫が入り口になっていて、マスターに合言葉を言えば地下の闘技場に行ける。
地下闘技場と聞いてアングラーに聞こえるがちゃんと人間領を収めているヒューズマン家の許可証もあるから合法の場所だ」
「そんで私に其処で戦えってか?」
「話が早くて助かる。
今日のメインイベントの対決で片方が負傷してしまい代わりを探していた所なんだ」
「ふ~ん、そんで私に代理をしろって訳だ」
「そういう事になる。
勿論報酬は出す」
「別に要らねぇよ。
私には満足できる相手と殴り合いが出来れば其れでいい。
そんで私の対戦相手の種族は何だ?」
「オーガだ」
アオフは其れを聞いただけで獲物を見つけた狼のような目になる。
アオフは口元をニヤリと笑らい残っているかぶりつき肉を平らげると指を舐めて立ち上がり
「オーガは初めてだ。
どんな奴か楽しみだ」
そう言ってアオフは机に硬貨を叩きつけて
「今すぐ案内しやがれ。
金は私がおごりで支払っておいた」
アオフは男性の肩を掴んで食堂を出ようとする
「分かった。
だがまだ食べきれてない」
男性は急いで摘まみを頬張るとアオフと一緒に食堂を出て行った。
食堂を出た二人は
「案内する前に名前を教えてくれないか?」
「アオフだ」
「俺はウォルターだ」
「名前を教えたからとっとこ連れて行け」
「乱暴だな
兎に角案内するぞ」
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ウォルターはアオフを連れて件のバーに入った。
其のバーは昼間から営業しており ウォルターはカウンターにいる店主に
「注文!」
「はいよ、何にする」
ウォルターはカードを出して
「カクテルのナックルプリンセスのルーズ抜きのウィーナーインマネーの組み合わせを二つ頼む」
「あいよ」
ウォルターはカードを仕舞って
「其れを飲みたいなら倉庫の奥で飲んでろ」
店主の声と共に女性店員が店の倉庫の扉を開ける
「行くぞ!」
ウォルターの掛け声でアオフは女性店員に付いて行く
倉庫の奥にある酒の貯蔵タンクの所まで行くと女性店員がアオフは樽の蓋を開ける。
中には階段がありアオフは下りて行くと広い空間に出る そこには大勢の観客がおり、中央にリングが其処でハーフエルフの女性と犬の亜人の女性が殴り合っていた。
ハーフエルフが犬の亜人にワンツーパンチが犬の亜人の顔にヒットするが、犬の亜人は怯まずにアッパーカットで反撃してハーフエルフの顔に直撃する。
両者共にダメージを負っていて
「「はぁはぁ」」
息が荒くなっていた。
先に動いたのは犬の亜人の方でラッシュで攻めるが、ハーフエルフがラッシュの合間を縫ってカウンターのフックが犬の亜人の顔にクリーンヒットした。
打ちどころが悪かったのか犬の亜人の目の焦点が合って無く、腕も力なく垂れ下がっていた。
ハーフエルフはチャンスは今だと思い、ハーフエルフの残り体力を全て使いきる様に怒涛のラッシュで犬の亜人を滅多うちにした。
犬の亜人はただサンドバックの様に殴られ続け、ハーフエルフがアッパーカットを繰り出して犬の亜人の胸を巻き込みながら顎を跳ね上げた。
その一撃で犬の亜人は完全にノックアウトした。
その瞬間、観客達から歓声が上がる そして勝者であるハーフエルフに盛大に拍手を送った。
「此処が合法の地下闘技場だ」
「へぇ~」
アオフは興味津々に辺りを見渡す。
「それじゃあ、うちのボスが待っているから行こう」
「おう」
アオフの返事を聞いてウォルターはアオフを地下闘技場のボスがいる部屋に連れて行った
アオフとウォルターがボスがいる部屋に入る。
「ボス、代替の拳姫をつれて来たぜ」
「おぉ、良く連れて来たな、ウォルター
それでそいつがお前の代替か」
「へい」
ボスと呼ばれる男はアオフを見て
「俺はこの合法の地下闘技場でオーナーをしているデミリッチだ。
よろしくな」
「アオフだ」
「簡単な事はウォルターに聞いたと思うが改めて説明する」
「ああ」
「メインイベントの対決で片方が負傷してしまい代わりをウォルター探していた。
そんで白羽の矢が立ったのがお前だ」
「あぁ、そうなる」
「そんで断るなら今の内だ
何せ対戦相手はオーガだ。
生半可な攻撃や防御は通用しない。
下手すれば死ぬかもしれないんだ」
アオフはその問いに対して
「バ~カ!
そんな事でビビッてたらこんな所に来るかよ」
其れを聞いたデミリッチは
「プッハァ~ハッハー!!
其れもそうだな、よし、早速準備に取り掛かる」
「試合形式は?」
「一ラウンド二分のインターバル一分、ラウンド数はどちらが負けるまで継続だ」
「そいつは私好みのルールだ」
「つくづく面白い奴だ。
そんじゃあ行って来い」
アオフは地下闘技場の選手控え室に向かう