バラモン教とヒンドゥー教

  夢を見た。

  無人駅のホームから、たくさんのライバルを突き落として、電車に乗りおおせた。

  空港の中の駅で降りた。

  フェンスで囲まれてゐて、タクシーにも乗れない。

  氣付いたら周囲は、頭に赤いターバンを巻いた、インド人だらけになつた。

  面白さうなマンガが、本棚に二作品あつた。

  どちらもシナ系だつた。

  一巻完結の物と、巻數が多さうなものがあつた。

  一巻本の方を取つたら、秦とかシナ文明について書かれてゐたつぽい。

  シナの伝統宗教を、そのまま「民俗宗教」や「民間宗教」、「民間信仰」と呼ぶか。

  或いは「神教」「道教」「黄老思想」「老荘思想」「道家思想」「媽祖信仰」「シャマニズム」「シャーマニズム」と呼ぶか。

  また古代インドについて、「ヴェーダの信仰」を「バラモン教」と呼び、口伝や口承を正式とみなすか。中心となる神は、インドラ、ヴァルナ、アグニであつたとか。

  「アンチ・ヴェーダの宗教」に、仏教とジャイナ教。

  後者の開祖は、「六師外道」として、ブッダと同時代の6人の民間宗教者(沙門、サマナ)の1人とされる。

  両者は前6〜5世紀の人物である。

  「佛教」は前450年頃に成立した。

  聖職者のバラモン、王侯のクシャトリヤ、平民のヴァイシャ、奴隷のシュードラてふ、四つの「ヴァルナ(種姓)」がある。これはアーリア人が、原住民を支配する爲の機構であつたと言はれる。

  『ワンピース』の、天竜人、王、庶民、奴隷に似てゐる。勿論メーンストーリーは、海賊同士の戰ひであり、脇役としての海軍である。世界政府の旗を撃って穴を開けるなど、体制派と反体制の対立構造でもある。

  因みに「カースト」の語源はポルトガル語の「Casta(カスタ)」である。

  ヴァルナの下に、職業に基づくジャーティがあり、肉屋の者は肉屋と結婚する、などの制度がある。

  

  然し「ヒンドゥー教」は、婆羅門では脇役であつたヴィシュヌやシヴァとか。

  前300年頃に原型ができ、4世紀のグプタ朝時代に定着したさうだ。

  時系列は以下の樣になる。

  前13世紀 イラン・アーリア人の侵入

  前1000年頃から、ヴェーダが編纂される

  前450年、仏教が誕生

  後4世紀 バラモン教が廃れて、ヒンドゥー教になる

  後1000年頃、ヴェーダが文字化される

  バラモンとヒンドゥーは連続体なので、二つ合はせて、「ヴェーダの宗教」と言つたりする。

  「ヒンドゥー教の歴史は、イラン・アーリア人の流入に始まる」と記述するよりは、穏当であらう。その樣な記述は、ポジション・トークである。私などは、「なるほど。この人はヒンドゥー教徒なんだな。」と思ふ。[newpage]

  ブラフマン、ラーマーヤナ、ガネーシャは?

  ガネーシャは三世紀頃成立の、叙事詩らし。

  狭義の「ヒンドゥー教」に含まれるが、「ヴェーダ」ではない。

  ハヌマーンは、『西遊記』の孫悟空のモデルになつたと唱へる者もをるらし。

  (NHKは、シナの狛犬のモデルは、シルクロードで渡つて來たスフィンクスだ、と言つてゐる。)