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着ぐるみ噺4

  女性ばかりの三人の棲まうシェアハウスで、AとBは、Cを脅かす為に、恐竜の着ぐるみを発注した。

  アメリカ人が、よくネタに使う、バルーンタイプのティラノサウルスの筈だった。

  

  だけれど、届いた品は、余りにも艶めかしいラバー状の製品だった。

  「思ってたよりいいじゃん」

  この話を持ちかけたのは、いつもノリのいいAである。

  計画では、二つ届いて、その二つを着て誕生日のサプライズをやろうと考えたのだ。どういう趣向でそうなったのか、Bには理解出来なかったし、Aとしては、何となくアメリカ人っぽいネタがやりたい程度の理由だった。

  しかし、今回届いたのは一着。Aは、Bに着せたがったのだ。

  そもそも、Bはこの規格に賛成していなかった。強引なAに載せられて、消極的な彼女は、それを承諾したのだ。だから、Bとしては、実行犯としてそれをやるのには反対だった。

  「でも、これ、なんかちっちゃいし、Bの方が入るって」

  ゴム製品を自分の身体に当てて、合いそうもない事を主張すると、また押しに弱いBはそれを呑むしかなかったのだ。

  

  「じゃぁ、ちょっとだけ」

  そう言っても、どうせ、Aに好きなようにやられるのだろうと、B自信も分かっていた。

  

  説明書には、全裸で着るように指示がしてあった。下着など着ていると、擦れて怪我をする恐れがあるという。

  Bは、それを聞いて、無駄な反論をするが、「女同士だから恥ずかしがるないじゃん」と言われ、すごすごと服を脱ぐしかなかった。

  全裸になると、「Bって、幼児体型だよね」と笑われつつ、Aは遠慮なくおっぱいを揉んだり、腰に手を回したりしたのだ。

  

  恐竜の背中を開ける。中身は、乾いているように見えたのに、なにかぬるっとした感触があった。特に手に何か残る訳でもないのに、不思議な感触である。兎にも角にも、コレのお陰で、簡単に着られそうである。

  「早く、早く」

  BはAに急かされると、「嫌!」と言いつつ、足をその中に踏み入れていくのだった。

  中まで両足を突っ込むと、吸い付くような感触が得られた。そして、皮膚感覚に近いものまで感じられるのだ。

  「これ、何か変だよ!」

  Bは叫ぶが、Aは「いいじゃん」と聞く耳を持たない。

  仕方なく、今度は、腕を突っ込み、胸を乳袋にしまう。

  Bは顔を出したまま、「やっぱりなんか変だよ」と繰り返す。

  「大丈夫、大丈夫」

  Aに促されるまま、顔を突っ込み、Aはファスナーを上げる。脱ぐも脱がないも、A次第だと言う事に気付き、Bは後悔した。

  「いつもこんなのばかりだ」

  

  Bは、一瞬の暗闇の後、着ぐるみとは思えない広い視界を見る事になるのだ。

  姿見を見ると、見るからに一匹の小柄な恐竜がそこにあった。

  目も口も動き、鼻までも動いた。

  "これ、どういう仕組みなんだろう?"

  Bは口にしようとしたら、全く、唸るような鳴き声しかしない。

  "これ、絶対におかしいよ! 脱がせて!"

  どんなに訴えても、人間の声は出なかったのだ。

  

  そうこうしているうちに、気分は謎の楽観に支配されるようになった。というよりも、思考能力の鈍りを感じた。尤も、頭の回転が遅くなれば、そう言う感覚を得る事さえも難しくなる。

  "さっきのお返しをしてやれ"

  大胆になったBは、Aに抱きつき、胸を揉みし抱こうとした。

  「ちょっと! B!」

  Aは叫んだが、やると決めたからには、それを止めると言う感情も思考もBには訪れなかった。

  「ねぇ、ちょっと! んんん……」

  Aは拒否しつつも、色っぽい声が出ている。

  "直接揉みたい!"

  Bはそれを願うと、もう、何も止まらずに実行してしまう。

  両手で、ブラウスのボタンにツメを引っかけると、いとも容易に上着を剥ぐことが出来る。

  「やめて!」

  Bは、その声を鳴き声でかき消しながら、ブラのフロントホックもはじき飛ばした。

  そうして、Aの豊満な乳が露わになる。

  「やめようよ、こんなこと……」

  Aは口では拒否するものの、胸を隠す両手の力は、実にか弱い者であった。

  Bはマズルを胸に近づけ、舌を出してそれを舐めずり回した。舌は大きく、一舐めで、胸から手を引き剥がした。

  「んぁん。う……」

  AはBとは対照的に可愛く鳴く。

  

  Bは、股間に違和感を感じた。

  もう一度、鏡を見ると、胸はAほどに大きく先ずはこれにビックリした。確かに、胸が重い感じがあった。

  だが、今回の違和感はそれではない。

  Bは注意深く鏡を覗く。

  

  Aからしたら、Bは見るからに恐竜であり、鏡に興味を持つ下等生物にも見えただろう。

  そして、その違和感というのは、Aにもはっきり見えていたのだ。

  

  そこにはそそり立つ、太く長い逸物があった。

  Bは、少し驚いたが、直後、これを鎮める方法が一つしかないことに思い至るのだ。

  Bは少しずつAににじり寄る。

  「やめて、それだけは絶対」

  と言いつつ、壁まで追い詰められていた。

  Aの露わになった胸を再びなめ回し、両手は、スカートを引き裂くように動かした。

  相手は、言葉とは裏腹に反撃らしき動きも、拒否するような動きもなかった。

  両手で、彼女を壁に向けると、Bはひと思いに腰を前に前進させた。

  

  「あぁ、嫌! 嫌!」

  叫ぶAに、ガウガウと鳴くB。Bの咆哮に同調するようにAの悲鳴も、嬌声に変化していった。

  Aは、深く攻めるBの逸物、恐竜のペニスに、すっかり魅了されてしまったのかも知れない。

  体位を変えて、心行くまで交尾を楽しんだ。

  

  「お願い来てぇぇぇ!」

  Aが絶頂を迎えるタイミングで、その恐竜も絶頂を迎えた。

  「あぁぁぁぁぁぁ、いぃぃぃぃぃぃ」

  Aが叫ぶのと軌を一にして、その爬虫類も大きく鳴き声を上げた。

  精子は、Aの生殖器から溢れ、ソファの上に飛び散ったのだった。

  

  

  「ただいまぁ」

  Cが帰って来たのは、AとBが息を落ち着かせている。両者とも股間の周辺が精子まみれになっている。

  「な、何……」

  Cが思い切り叫ぼうとした瞬間、Bは迅速に動いて、Cにキスをしたのだ。

  キスと言うとロマンティックすぎる。実際は、その舌を口から喉まで一気に突っ込んだというのが正しい。

  「ん! ん~、ぅんん」

  Cは両手でマズルを掴み、引き離そうとした。

  Bは、そのまま彼女を壁まで押しやって、そして、Cのウェストに手をやったのだ。

  「ん! ん! ん!!!」

  何をされるか察したCは、必至である。しかし、息も出来ない!

  Bの指は、Cの柔らかいところをつつき始めた。

  「は! あ!」

  藻掻くが、Bの力に押されて、何も出来ない。

  もう限界! と言う所で、Bは舌を抜いた。

  Cは嘔吐き、そして、過呼吸のように激しい息づかいに写る。

  そのCがへたれ込んでいる状況で、BはCの身体を仰向けにして、そして、未だに収まらぬ逸物をそこへ突き立てたのだ。

  「やめて!」

  Cの叫びとは無関係に、恐竜は腰を動かしていく。

  疲労と消耗が、それを拒む体力を奪っていた。

  

  完全に無抵抗になったCは、もう成されるがまま、死んだ目で事を受け容れていた。

  既に一回目の射精を中で出されて、次に胸から顔に出されていた。そして、三度目は、再び股間に挿入され、また出されるのを待つしかなかったのだ。

  

  と、永遠に続くと思われたそれは、瞬間にして終わりを告げた。

  「もうやめて!」

  漸く我に返ったAが、Bのファスナーを下げたのだ。

  Bの視界は再び闇に戻り。そして、汗だくで粘液まみれで上体を起こした。

  「あれ? 私?」

  Bの意識は完全に欠落していた。

  

  

  Bは本当に何も知らなさそうだし、AもCも、仮に訴えるにもどうしたらいいか分からなかった。ただ一ついえるのは、Bのやったことなら、何となく許せそうだと言うことであった。

  その時は、もう、全員が疲労困憊していたので、お仕舞いにしようと言う事になった。

  

  

  なったのだが、何となくCはBの事が許せなかった。苦しかったのもあるし、何か自分一人で気持ちよくなってたように見えたからである。

  Cは、Aに声を掛け、恐竜を着る事になった。

  そして、妙な感覚にびっくりしながらも、それを装着し、そして鏡の前で、一通り驚くのであった。

  

  「ね、ねぇ、私と、一回エッチしない?」

  Aから、信じられない言葉が出たのは、恐竜の身体が馴染んだ頃だった。

  Cは、もう既に、Aのスケベなボディに対して、いきり立つものを感じていたので、その誘いを受け取ってしまったのだ。

  

  「うん……はむ……」

  Aは恐竜のペニスを横からなめ回し、そして口に含んだ。

  フェラは順調に思えたし、Aの気分もまだそこまで高まってなかったにも関わらず、Cはもう、限界に達していた。

  瞬間、腰を前に前進させると、勢い、ペニスは喉の奥まで突っ込まれた。そして、射精である。

  見開いた目の中で、瞳孔は瞬間縮まり、そして鼻から口から精液が噴き出した。

  Aはペニスを吐き出し、嗚咽した。

  

  Aの嘔吐は、なかなか収まらない感じであった。

  Cは、正気に戻った気がして、そして、何か申し訳ない感じであった。

  だが、Aは一度立ち直ると、その萎えたペニスを握り、「何一人で気持ちよくなってるのよ!」と再びしごきだしたのだ。

  

  そんな、騒がしさに、Bは気付かない筈がなく。

  「ずるい!」

  と言いながら、恐竜のファスナーを下げるのだ。

  そこで、全員、一度、冷静になる。

  「次、誰が着る?」

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