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そのゲームタイトルはかなり大規模で、かなりの予算が出ていると言う事で、発表時点で大きな話題になっていた。
その声優として、私ともう一人が起用された。二人とも新人だったので、大きな挑戦と言える。
ただ、私達の名はおろか、ゲームの内容も隠されていて、所謂ティーザー広告が打たれるのみであった。
声優としてのお仕事は順調だった。聞く話の範囲では、ゲームの製作自体も遅延はなかったらしい。
ゲームの内容は、私の演じるサキともう一人の子のケイと言うメイドロボットの日常を描くSF作品だ。彼女たちに訪れる小さな事件を解決していき、それが大きな問題に繋がっていくという自由度の高いRPGである。
声録りは順調に進み、イベントやらなにやらで忙しくなると言う理由で、他のお仕事は全て受けられないようになっていた。勿論、拘束された分、お金が出るそうなので異存はなかった。
スケジュールは徐々に進み、声はあとで追加になった分も収録できた。そろそろ、イベントで情報発信をする時が来る――と言う所で、一ヶ月間丸々予定を空けろと言う話が来た。
元々、そういう話もあったので、私もケイの声の子も同意したのだ。
イベント数日前から、完全栄養食のドリンクを渡され、それと水分以外は禁止とされた。急に厳しいな……と思うが、それも呑んだ。
さて、イベント当日、私とケイの子は、着ぐるみを着せられる事になったのだ。
声優の顔を出してイメージを作りたくないらしい。なるほど。今時珍しい考えだなと思いつつも、新人なのであまり文句も言えなかった。
先ず、関節部分に模様がプリントしてある肌色の全身タイツを着る。
衣装は普通の衣装と、胸部分がロボットになる部分がプラスチックに似せたウレタンで出来ている。
このウレタンの中に、ワイヤレスマイクのレシーバーとか飲み物が隠される事になる。
あと、一度着替えると大変だと言う理由で、タイツの下におむつを穿かされることになっていた。
顔の部分は全てプラスチックで出来ている。
顔の前と後ろをピッタリとくっつけると、その上に髪の毛のパーツが載せられる。顔の形と一致している型なので、顔は全くぐらつかなかった。
お面の中は、水分補給のためのチューブが口先に掛かるぐらいと、存外長めに、あとマイクが口元に仕込んであった。
マイクの音はこもりそうなものだが、その辺はチューニングでどうにでもなるものらしい。
髪の毛のパーツもプラスチックで出来ているが、柔らかい素材のため、ロングであるけど違和感などはなかった。
お面も、髪の毛パーツを被せるのはちょっと難があるが、自分で付けられたほうが良いでしょうという事で、お面の脱ぎ着の訓練を少しした。コツさえつかめば何とかなるだろう……しかし、一人で脱ぎ着しろと言う事は、時々放置される可能性があるということか……それはマズイのではないだろうか?
懸念してみたモノの、誰も答えずもやっとする。だが、その気持ちも、鏡と目の前にいるパートナーを見れば一気に払拭された。
目の前にいるのは、現実的に存在するサキとケイであったからだ。
ゲームデザイン通りの頭身で、ゲームデザイン通りの顔をしている。可愛くて、抱きつきたくなる……というか、その場で抱きついてしまった。
私もケイも「可愛い!」と飛び上がる。そして、二人して「凄い、凄い」と言いながら、身体を撫で回した。
ステージの上で寸劇とサキとケイとして受けるインタビュー、ステージの上でのミニゲームや、会場を巡回してのグリーティング。
殆ど休憩なしで……と言うか、休憩も人の見える所に座って愛想を振り続けるというものだった。
飲み物は適宜交換され、マイクのバッテリーも交換される。そういう時だけは、楽屋の方へとハケるが、しかし、お面を脱ぐことは禁止された。
二人とも仲がいい設定なので、当然仲良く接するが、それ以上に、お互いがお互いを好ましく思っていたので、その動きはナチュラルだったと思う。
ケイは活発な子で、サキはちょっとおっとりした子なので、動きが大きくてしんどいのは相手の方だ。尤も、中の人のキャラクターとしては真逆なので、私としてもちょっと辛くはある。
熱い会場であったので、水分補給は多目だった。
尤も、そうもなるとトイレに行きたくなる。だが脱ぐことは禁止されている。
そもそも、グリーティングはもう暫くかかりそうだ……どうしよう。
悩みつつ、「どーせおむつを履いているだから大丈夫だ」と思い切ってしてみようと思う――けれど、理性がそれを拒んでいた。
下半身に力を入れて、無理矢理ぎゅっと押し出してみると、ちょこっと出た。それを続けていると、理性のタガが外れたのか、スムーズに出るようになった。
目の前に子供もいるような会場である。カメラを沢山向けられているところで私はお小水を零しているのだ。
さて、最後のステージでの発表となるのだが、そこで発表されたのが、一ヶ月間、サキとケイの日常の動画を、ずっと配信し続けると言う企画である。
「えー、聞いてないよ!」
と割と素に近い反応をしてしまった。
「ロボットだから大丈夫だよね?」
大物声優さんがMCをやっていたので、これはほぼ脅迫のように思えた。
冗談では済まないようなので、私とケイは顔を見合わせて、そして「ご主人様のご命令とあれば」と答えた。
イベントが終わり、お面を脱ぐ。お互いに顔が蒸れていて不細工だ。
それを笑いながら、汗を拭い、トイレを済ませる。
シャワー浴びたーいと言っていると、もう一度着てくださいと言われる。
例の企画はもうスタートするらしい。
おむつやタイツを取り替えて再スタートである。
イベントホールから車に移動するところを映像に撮られる。ああ、もう完全に始まっている。
車の中で企画を説明される。
大きな一軒家を貸し切っているらしくて、スタッフルームと更衣室以外は全てカメラが回っている。二人一緒に行動すれば、カメラは私達を必ず追うように設定されているそうだ。
寝る時も何もかもが着ぐるみを着ていなくてはならなくて、更衣室に入ってからの一時間が休憩時間とのこと。一日これが二回あるだけだという。
タイツやおむつの交換、シャワー、栄養食はすべて更衣室で接種しなくてはならない。
給水と電池交換はスタッフルームで適宜行う。
スタッフルームと更衣室は防音になっているので、声を出してもOKだが、それ以外は必ずサキとケイの演技をしなければならない。
説明が終わると、車の中の映像も放送になった。
完全に逃げ場がない。
現場に到着すると、車に降りてから室内に入るまでの僅かな時間まで映像が回る。
一旦玄関で映像を止める。
靴を履き替えなくてはならない。ロボットだったら、足パーツの交換だろうが、流石にそれは再現できないからだ。
靴を室内用――見た目は変わらないが――に代えて、映像スタートだ。
今日は時間まで居間でゆっくりして、眠たくなったらベッドに行って下さいと言う適当な指示だ。
今のテレビには、私達の映像と、コメントがじゃんじゃん流れている。何人見ているのかは分からないけれど、大勢の人が見ているらしい事は分かった。
私もケイも暇なので、コメントを拾いながら適当に受け答えする。
ゲームの内容そのものについては、何も言ってはならないが、それぞれのキャラクターが、ゲーム開始時に知っている範囲の事ならば自由に言って良いらしい。と言うか、そういう世界観を共有するのが、今回の企画のキモである。
受け答えをしている間にもおしっこをした。人目があるところでおしっこするのにも慣れてきた――むしろ、そんなことが出来るのだと思うと、ちょっと変な趣味が開きそうになる。
大便の方は、例の完全栄養食のお陰で、非常に少なくなるらしい。
放送は意外に長引いた。クーラーが効いているので水分の消耗が少ないからだ。
セットされたドリンクが空になって、そして、もう一回トイレに行きたくなったところで、私は「ケイ、そろそろパワー切れしそう」と言い、放送を断ち切った。断ち切らないと終わりそうにないからだ。
二人で更衣室に行く。
建物は改装されていて、更衣室は広めに取ってあり、更衣室から直接トイレに行ける構造になっている。お金どれだけ掛けたんだよ……。
私とケイは着ぐるみを脱ぎ捨てた。お互いにタイツ一枚になるとちょっと気恥ずかしい。とは言え、更衣室は一つだし、交代でシャワーを浴びるなら、どの道お互いの裸を見る事になるのだ……。
「疲れたね」
「もう、ムレムレ」
と、愚痴りつつも、お互いに可愛かったと健闘をたたえ合った。
お互いを助けながら着ぐるみを着替え、そのまま寝室へと向かう。
ここでも映像が回っているんだよなぁと思う。
ベッドはクイーンサイズが一つだけで、二人で寝ろと言うことらしい。
ロボ部分が邪魔だと思いつつも、横になって布団を掛けたら、存外寝られそうではあった。
出し抜けにケイが「今日は本当に楽しかったね」と呟く。
営業トークだなと思いつつ、「色んな人に会えたし良かったね」と答えると「サキと一緒に遊べて楽しかった。これからもよろしくね」と返事が来たのだ。
「私もサキと一緒で嬉しかった。よろしくね」
そうやって一日目は終了した。
朝は少しパニックになった。しかし、直後、ああ、私はサキなんだと思い直して、ロボット然として"立ち上がった"。
二日目は、朝一の休憩の後は、ベッドメイキングや掃除などの映像を流しつつ、午後は公園へ出掛けて商材やCMに使う撮影を行う。
当然、人が沢山いるので、グリーティングも行う。
公園では指示された動き以外にも「自由に動いて」と言われたので、適当に遊んでいたりした。
その映像が楽しいらしくて、後にアップロードされたこの映像が、私達の配信の呼び水になったようだ。
二日目も息をつけるのは一時間の休憩だけだった。
どうせ、夜の配信があるので、帰ったらすぐにシャワーだ。
お互いの演技で、ここが可愛い、あそこが可愛いと言う話をしながらシャワーを浴びる。
汗で重たくなったタイツを取り替え、おむつを取り替える。
栄養食を胃に流し込み、着ぐるみを着る。
夜の配信は、一緒にソファーに座って撮影する。
リスナーから、「お二人は仲がいいんですか?」と聞かれたので、「勿論ですよ」と答え、二人して身を寄せた。
そうしたところで、ケイが私の腰に手を回してぐっと身体を近づける。
私は「ケイちゃん、積極的だねぇ」と笑いつつ、内心ドキドキする所があった。
あんなに可愛いケイがすぐ隣で私とくっついている――そうもなると、私は突然相手に意識的になってしまう。
夜が来て、寝る時にケイちゃんが「もっとくっついてもいい?」と聞いてくる。
そう言えば、さっきの配信の時もくっついてた方が反応良かったなぁと思いつつ、「いいですよぉ」と答える。
その晩は、手を握り合い、体温を感じながら寝る事になった。
隣に人がいるんだなと思うと、相手が女の人でも割と安心して眠れることに気付いたのもこのときだった。
翌朝のシャワーの時、そう言えば一ヶ月間オナニーもできないんだなと気付いたら、急に股間にクルものがあった。
シャワーの最中、声を殺しながら少しだけあそこや乳首をいじってみた。
当然イクことなんて出来なくて、より悶々とするだけだった。
着替えが終わると、相変わらずケイが可愛い。
今日も天気が良いので、ロケを行うようだ。
一緒に手を繋いで歩いたり、お店に入って可愛いモノを選んだりしていると、ケイの顔に表情があるようにさえ見えてくるのだ。
「SNSに写真を上げるからくっついて」と言われると、ケイは中の子の大人しさに反して、積極的にくっついてくる。
タイツ越しに感じる彼女の体温は、朝の悶々としたものを思い出させた。
そのまま二人がいちゃいちゃする流れになったので、抱きついたり抱きつかれたりしながら可愛い映像を撮ったりする。
ロケの合間に、そういう映像を見せられると、自分もなかなか言い演技をするなと思うのと同時に、ああ、二人とも仲良くていいなと第三者からの目線も感じるのだ。
それから、私の演技は磨きが掛かったと思う。他からの視線を自分自身に持つことになったからだ。
尤も、それは副作用があって、サキとケイが一緒にいるその状況に対する愛おしさが募っていくのである。
ケイを意識しないではいられない。
そうはいっても、サキはおっとりしたキャラだし、抱きつかれたらもっと自然にしているだろう。
私の中にサキが入ってくるのを感じる。
ケイはどうなのか分からない。家に帰ってからの二人の会話は相変わらずなんだけど、「キャラクターが降りてくるタイミングあるよね?」と言うと「あるある!」と答えられた。
この頃になると、着ぐるみを脱ぐ恥ずかしさはもう消え去っていて、お互いの裸体について冗談を言い合える仲になっていた。
私もケイも細身で小柄なので、着ぐるみの胸がちょっと誇張されているのが何やらコンプレックスを感じると笑い合う。
夜の配信は、最初からケイがくっついて来ているところからのスタートだ。
コメントは、二人が仲良くしているのが貴いと言うコメントばかりだ。
ケイがソファーの端に移動して、膝の上をぽんぽんと叩く。
膝枕の要求である。
私は躊躇なく仰向けに倒れた。
ケイの顔が近くて胸が高まる。
頭を撫でられている感触はないのに、撫でられているだろう事実だけで凄く感じるものがある。
そうしているウチに私は少し寝てしまっていた。
身体を揺さぶられて、「私、そろそろエネルギー切れ」と言われる。
ああ、寝ていたんだと驚きのリアクションをしながら、放送を終了する。
ベッドルームで、「ケイちゃん、シャットダウンしちゃってごめんね」と言うと「楽しかったからいいよ! またしたいね」と答えられる。
今晩は、昨日よりももうちょっと近付いて寝る事になった。
こんな案配で、サキとケイは徐々に近付き、そしてキャラクターは徐々に私の中に浸透していった。
朝起きた時の違和感はなくなりつつあり、そして、更衣室の中の事は、むしろ夢の中の事のように感じる時さえある。
そんな話をすると、ケイの中の子は、「ちょっと怖いかも」と戯けて笑った。
五日目の夜、更衣室に入ると、ケイが抱きついてきた。
私も私の中のサキが脱ぎたくないと言っているようで、そのまま抱き返した。
そして二人して「可愛い」の応酬である。
三十分経過のベルが鳴り、二人は「あ!」と言って、急いで脱ぎ始める。
「急ぐから、一緒にシャワー浴びよう」普通に思えばちょっと無茶な提案だが、ケイの中の子の提案を私はあっさり受け入れた。
勿論、そこから先に進むことはなかったが、バスルームで肌が触れ合わない事はなく、「あ、私、女の子の方が好きなのかも?」と思えるようになってきたのだ。
翌朝のシャワータイムも、三十分の抱擁と一緒のシャワーという行為を事もなげに行ってしまった。
それは、その日の夜も、また翌朝の朝もである。
習慣化してしまうと、私も彼女もお互いを意識しないでは済まなかった。
その夜の抱擁はもう少し踏み込んでいた。
お互いの偽のおっぱいをもみ合う形となっていた。
ケイが「柔らかいね」と言うので、私は演技で「あん!」と感じるような声を出した。
そうしてみると、サキを触ってみて彼女も気持ちよさそうな声をだす。
お互いに演技の筈なのに、乳首が感じるのが分かってくる。
ここで、乳繰り合いが習慣化してしまったのだ。
ベルが鳴り、着ぐるみを脱ぐが、お互いに感じるものは継続していた。
衣装そのままの状態で、お互いの不細工な顔を見ると、相手の目がとろんとしているのが分かる――否、お互い様か。
そのまま無言でキスに至ったのは言うまでもない。
そこまで行ってしまうと。シャワールームではお乳をしゃぶったり、手マンをしたり、このところの欲求不満が爆発した。
スタッフの「時間ですよ!」の声まで時を忘れてしまった。
その晩は、もう抱きしめ合った状態で眠るのになるのに、何の抵抗もなかった。
翌朝もお互いに発情していたが、流石に二連続で起こられるのはマズイと思った。
程ほどに終わらせると、欲求不満が再沸騰する。
ドリンクとマイクのバッテリー交換の時に、「一日二時間は疲れます。夜だけ三時間に出来ませんか?」と提案してみた。
しかし、答えはつれなかった。
それからは、ベルが鳴るまでの三十分をサキとケイで遊び、シャワーで十五分遊んで、残りの時間頑張って脱ぎ着しようと二人で決めた。
尤も、そんな短時間で満足出来る筈もなく、ベッドでは抱き合いながら、声を押し殺して乳繰り合った。
どうせ、朝になったら着替えるのだということで、布団の中で股間もいじるようになるのに、そんなに時間が掛からなかった。
スタッフに「寝言とか言ったらどうなんですか?」と聞いたら、「寝室では寝てる時、こっちで電源を切るよ」と言われた。
それはいい事を聞いたと思った。
この頃になると、私達がベッドで乳繰り合っているのを半ば公認していたからだ。
勿論、それはあまりにもあからさまなことをしていなかったからなのだけれど。
そういう訳で、その夜からは公然と声を出して遊び合った。
映像がまともならいいのだと言い聞かせた。
だが、流石にそこまで行くと怒られる。
とは言え、夜の三時間はここでやっと認められた。
それからは更衣室に行く時間が待ち遠しくて仕方なくなる。
だが、それもこれも日中の愛おしさがあってからの事だから、日中の仕事は目一杯頑張る。頑張るのは私ではなくサキだ。
夜は抱きしめ合い、おっぱいをもみ合ったり、お互いの太股を相手の股間に挟んで、弱い刺激を楽しんだりした。
三時間も時間があると思っていたら、二時間半もサキとケイで遊んでいたのだ。
シャワーでのいちゃつきは淡泊なモノになり、急いで着替える。
何か、着ていない時間が惜しいような――否、なにか強迫観念すら感じる。
それ以降は、どんどんと脱いでいる時間が短くなる。
ヘッドを外して軽くキスをしたら、お互い最短の方法で脱ぎ、そしてシャワーをささっと浴びて――お互い協力して最速で身体を洗うので、それはそれでエッチに見えるだろうが――そして着付けを手伝いながら出てくるのである。
この頃になると、ドリンクとバッテリーの交換の時ですら、私とケイは、中の人に戻る事はなく、お互いの演技を続けた。違う。もう、演技とすら思っていなかった。
途中、スタッフの差し入れで電マを貰った時は、二人して素直に喜んだものだ。
二人抱きしめて、二人で電マを握りながらお互いの局部が合わさるようにして刺激した。
大きな声を上げてイってしまったのは言うまでもない。
そんなこんなで一ヶ月はあっという間であった――のだけど、私達は「なるべく自分たちのことは自分でやるので、発売までこの企画続けられませんか?」と質問した。
実は、放送自体で収益が出ていたらしくて、「それでもいいよ」と言う答えはあっさりと出てしまった。
発売後、前評判に違わずゲームは売れた。すぐに続編の話が出てくる。
「二人がいいなら、暫く続けるけどいいかな?」
それを拒む事などあるはずがなかった。
ゲームの収録のアフレコもこの格好で行ったので、他の声優から変な顔で見られた。
だが、もう、私はサキで相方はケイなので、そんなのはなんとも思わなかった。
消耗品は補充され、部屋にはグッズが増えて行った。
配信もYoutuberのやっているような配信が多くなり、チャンネル登録者も増えていく。
グリやイベントにもよく出掛けるようになり、そしてファンは増えていく。
遂にはアニメ化までされる事になる。
何もかもが順調であった。
ゲームはレギュラー化されるし、アニメも三期まで続いた。
その後、ソシャゲ化して、そのソシャゲに対するアニメも放映される。
私達の頑張りが全てだとは決して言わないが、視聴者の反応は絶大である。
もうこの生活も三年になるけど、人気に衰えはない。確かに、スタッフは初期に比べれば大幅に減ったが、それはお互いに仕事が慣れてきて、自分たちで出来る事が増えたからというのもある。
仮に、この企画が終わろうとも、私達はこの生活を一生続けたいと思うほどに、自分たちはこのキャラクターに絡め取られてしまったのだ。
「ケイちゃん可愛いよ! ずっとこのまま一緒にね!」
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