新月の闇夜。
暗雲で星々の輝きさえ遮られ、黒に染まった森林を、獅子獣人の戦士が一人、黙々と歩いていた。
暗闇でも目立つ、大きな男だ。背丈は非常に高く、他者を見下ろすことはあっても見上げることは少ない。その身体には過剰なほどの筋肉が搭載されており、胴体は分厚く四肢は太い。
動きやすさを重視するため、装備は軽装である。胸当てと脛までを覆うブーツ以外は、スパッツしか身につけていない。故に、鎧の様な筋肉の大半が露出していた。雄の象徴は体格に見合ったものらしく、スパッツの股間部分は大きく盛り上がっていた。
武器は背中の長剣だけだが、肉体全てが凶器と言ってもいいだろう。
獅子は野性的で雄々しい顔を、更に鋭く尖らせ、周囲を睨みつけながら闇を切り裂く様に歩き続けていた。
男の名は、スラッグと言った。元は一国の兵士だったが、国が戦に負けた後は気ままな一人旅を続けている。
そんな彼が、わざわざ深夜に森を歩いているのには理由があった。今日の昼間、たまたま立ち寄った小さな村にて、魔物の討伐を依頼されたのだ。
(こんな夜に戦闘とはな、盗賊も寝静まっているだろう)
スラッグは、昼間のことを思い出し、一人苦笑した。
「悪魔狩りか」
「左様でございます」
他の民家より大きく、しかし豪華とは言えない村長の家で、スラッグは村の現状を聞いていた。
「先日、ここより離れた都市にて、大規模な悪魔狩りが行われたのです。なんでも旅の魔導士が凄腕だったらしく、魔法で周辺の悪魔を呼び寄せ、一網打尽にしたのだとか」
「その噂は俺も聞いている。大聖堂の僧侶たちが全面的に協力したとか」
「はい。そこまではよかったのですが、その後、少々問題が起こりましてな」
村長は、周囲を見回して、怯えた様子で話し出した。
「実は、数匹の悪魔は逃げ延びたらしいのです。魔導士はそれらを追いかけ始末して回ったらしいのですが、数体は仕留めきれず、この村の周辺で見失ったらしいのです」
「ほぉ。それはそれは」
「弱っているので問題はないと、都市の衛兵は言っていたのですが、心配で心配で」
悪魔とて、万能ではない。倒すことも、逃げることも出来る。しかしこの村の人々は、悪魔に対して過剰なほど怯えている。誇張された悪魔の話を聞き、それを信じ切っているようだ。
「分かった。討伐を引き受けよう」
「ありがとうございます!」
村長は、縋るような視線をスラッグに送った。
(負傷した悪魔程度なら、さほど困難な相手ではない。それで、あれだけの金を貰えるとは、かなり得な話だ)
ほくそ笑みながら、スラッグは悪魔を探した。悪魔が活動的な夜で、しかも人気のない森の中なら、向こうから出てくるだろう。
多少の退魔術なら体得しているし、剣の腕にも自信がある。油断は禁物だが、倒すのは苦労しないだろうと考え、スラッグは進み続けた。
「むっ」
ふと、前方に気配を感じ取り、スラッグは剣を抜き構えた。
(ようやくお出ましか)
奇襲を想定していたが、相手は正面から来るようだ)
(小細工をする魔力も残っていないか)
「出てこい!」
スラッグが怒鳴ると、木々の間から人影が現れた。
気配で分かる。相手は、悪魔だ。
(こいつ・・・・・・バフォメットか)
悪魔の姿を見て、スラッグは自身の鼓動が高鳴るのを感じた。
一見、それは山羊獣人の女性である。
体格は、スラッグに引けを取らないほど大きい。胴体や四肢の太さは劣るものの、それでも筋肉は発達しており、背丈もスラッグと並ぶほど高い。
(美女に化け俺を誘惑することも出来たはずだが、それも出来ないほど消耗しているようだな。傷の治療に魔力を使ったのか)
淫魔としての能力が高いバフォメットならば、絶世の美女に化けることも、誘惑効果があるミストを発することも出来る。そして相手を骨抜きにして仕留めるのだ。相手の性別に問わず、バフォメットは性を使い相手を惑わすのが得意だ。
淫魔の誘惑は、特殊な防御呪文や護符が無ければ、抗うのは難しい。しかもバフォメットは、精液を力の源にする。魔力が残っていれば、こちらの精液を狙うはずだ。
しかし、魔法を使わないということは、力がほとんど残っていないのだろう。
(しかし、美女に変化はせずとも、流石はバフォメットだな)
バフォメットの胸部を見て、スラッグは感心していた。
男女両性の肉体を持つバフォメットだが、男性のに、女性のみの肉体になることも出来る。現在は、男性のスラッグが相手なので女性の肉体となっている。
そのバフォメットの胸には、とてつもなく大きな乳房があった。
大きく膨れ上がり、しかし垂れることなく前方に突き出ている。巨体に見合うどころか、過剰すぎるほどの爆乳だ。形も整っており、乳輪と乳首のバランスもいい、理想的な乳房である。肉体は筋肉質だが、あの双乳だけで十分淫らな肉体である。
スラッグの肉棒は、スパッツの中で即座に勃起した。彼はかなりの女好きで、兵士のころは気に入った女性にすぐ手を出すほどであった。
また、かなりの絶倫だが、最近は盗賊の相手などで忙しく、久しく自慰をしていないし、女を抱いてもいない。大きな睾丸には、ぎっしりと精子が詰まっている。だから、爆乳を見て欲情してしまったのだ。
スラッグの巨根をかろうじて納めていたスパッツは、限界まで引き延ばされ、いまにもはちきれそうになった。スパッツには、長く太い性器の形がくっきりと浮かび上がり、ずっしりと重い睾丸まで確認できた。
バフォメットは、すぐにスラッグの勃起に気づき、力の源がたっぷりつまっている睾丸を凝視した。
多少恥ずかしいと思いながらも、スラッグは剣をバフォメットに向けた。バフォメットも身構える。些細な動きだが、大きすぎる故に乳房は激しく揺れた。肉が詰まり、弾力を有していることがよく分かる揺れ方だ。
それにスラッグが見とれていると、バフォメットが接近してきた。魔術を使わない、物理的な肉弾戦を仕掛けてくる。やはり魔力は尽きているようだ。
走るバフォメットの爆乳が激しくバウンドする。スラッグはそれに注意を取られている。それでもスラッグは、一流の戦士だった。バフォメットの飛び蹴りを、難なく躱した。
バフォメットは、尚もパンチとキックを連続で繰り出すが、スラッグにはかすりもしない。スラッグは、攻撃の度に揺れ動く乳房を堪能しながら避ける余裕があった。
廻し蹴りを打たれれば、しゃがんで避けつつ股間を覗き見て、乳に負けない巨大な尻も凝視する。スラッグの肉棒は更にいきり立ち、先走りがスパッツからにじみ出た。
(たまらんな)
スラッグは耐えきれなくなり、剣を鞘に納めると、バフォメットにタックルを仕掛け、そのまま押し倒した。そして両手足を押さえ込んで自由を封じ、仰向けに倒れたバフォメットを見下ろした。
バフォメットは、無表情だった。しかし、スラッグにとって表情などどうでもよかった。スラッグの興味は、その下の乳房に向けられていた。
(す、素晴らしい・・・・・・)
バフォメットの乳房は、その弾力故に形がほとんど崩れておらず、大きな二つの山を形成していた。それでいて、柔らかそうに左右に広がっている。これほど理想的な乳は見たとこがない。
スラッグの肉棒は、スパッツ越しにバフォメットの下腹部と擦れる。それだけで、肉棒から発生した快感が全身に広がった。スラッグの興奮は止まることを知らず、どんどん昂ってゆく。
(魔力が残っていない悪魔など、取るに足りん相手だな)
心の隙に付け込んでくる悪魔と戦う時は、決して油断してはならない。
即座にトドメを刺すべきだが、油断し、そして眼前の女体の魅力に逆らえないスラッグは、バフォメットの爆乳に顔を押し付けた。
(ぬおおっ!)
バフォメットの乳の谷間に顔を置くと、柔かな乳肉がスラッグを包み込んだ。一度顔を上げて右の乳房に顔を下ろすと、柔かい爆乳が顔を受け止めた。さらに顔を押し込むと、ずぶずぶとどこまでも沈んでゆく。しかし、顔を押し上げようとする弾力もあった。
スラッグは口を開けて、乳首を銜え、嘗め回しつつ吸い上げた。
(素晴らしい乳だ!流石はバフォメットを言ったところか)
バフォメットの乳を味わったスラッグは、強い射精衝動に駆られた。この乳を味わいながら欲望を吐き出すことが出来れば、どれほどの快楽が得られるのか。双乳に顔を埋め膣に肉棒を挿入すれば、過去に味わったことがない強い快感を得られるだろう。
しかし、バフォメットに精液を与えることは危険すぎる。力を取り戻したバフォメットは、すかさず反撃に転じてくるだろう。
射精したくてたまらないが、それが出来ない。
スラッグはバフォメットの爆乳に顔を押し付け、舐めてしゃぶり上げつつ、しかしそれ以上のことは出来ず、せめてと言わんばかりに浮かせた腰を振り虚空を貫き続けた。
スラッグの分身は、スパッツを突き破りらんばかりにそそり立っている。その先端は、あふれ出た先走りでぐっしょりと濡れていた。
絶倫のスラッグは先走りも多く、腰を振った瞬間、スパッツが吸収しきれなかった先走りが、雫となってバフォメットの腹部に落下した。
それは純粋な精液ではなかったが、性器から出た体液であることに違いはない。その一滴は、砂に水がしみ込むように、魔力が枯渇したバフォメットに浸透し、一握りの魔力を宿らせた。
わずかながらも魔力が戻ったバフォメットは、微弱なミストを発した。スラッグが気づけないほど薄いものだが、それはスラッグの興奮をさらに高めることに成功した。
(た、耐えられん・・・・・・)
媚薬の類を使われることなく爆乳の誘惑に負けたスラッグにとって、微弱であっても誘惑のミストは高い効果をもたらした。
「う・・・・・・ぐ・・・・・・」
スラッグの脳内には霞がかかり、思考が麻痺する。それでも爆乳への愛撫は止めない。
あと一押しと判断したバフォメットは、唯一自由である尻尾を動かし、スパッツ越しにスラッグのペニスを撫でた。
「うおっ!!」
唐突な刺激に、スラッグの肉体が震えた。弱々しく撫でただけだが、興奮し欲情したスラッグにとっては強烈な快楽だった。スラッグはたまらず腰を上げて尾から逃れようとした。射精してはならないという戦士の本能もあったが、わずかな刺激で無様に射精してしまうことを恐れたのだ。
しかし、バフォメットの尻尾はスラッグのペニスを追尾し、刺激を与えてくる。ついにスラッグの抵抗心は崩壊した。
(もう、駄目だ!)
スラッグは欲求に従い、腰を突き出し欲望を解放しようとした。だが、バフォメットの尾はスラッグから離れてしまう。
「ぐうっ!」
スラッグは恨めしそうにバフォメットを睨んだ。射精をさせてくれなかったことへの不満。最早スラッグの心には、精液を吐き出すことしかなかった。
バフォメットは、微笑を浮かべていた。無表情だった今までとは違い、それは淫らで妖しく、そして気高さがあった。さらには、雄を手玉に取る優越感と、スラッグを見下す光悦感が。
その瞳に魅入られたスラッグは、見下されていながらも屈辱など感じなかった。自身の方が立場が下だと理解してしまった。
スラッグは四肢の力を緩め、バフォメットの拘束を解いてしまい、その肉体を抱きしめた。そして口を開けると、バフォメットの唇を奪う。舌をバフォメットの口内に侵入させ、激しく嘗め回し、唾液を根こそぎ舐めとろうとした。
バフォメットもそれに応じて、舌を縦横無尽にかき回した。多量の唾液が滴り、互いのの口内を行き来して、口の隙間から流れ出る。
完全に復活はしていないが、バフォメットの唾液にも媚薬効果がある。スラッグの欲情はもう止まらない。
スラッグは張りつめた強直をバフォメットに擦りつけたかったが、自由になったバフォメットの右足が下半身の間に割り込み、接触を妨げていた。
「ん、ぐ、ぐ・・・・・・」
激しいキスを繰り広げ、胸に当たる爆乳の感触に酔いしれながらも、性器は解放されず、下半身のもどかしさは募る。しかし、滴り続けている濃い先走りにより、バフォメットの魔力は戻りつつあり、媚薬効果も徐々に上がってゆき、スラッグの肉棒は普段より肥大化してスパッツを突き破りそうになった。
これ以上焦らすと、スパッツに擦れるだけで射精してしまう。そう判断したバフォメットは、行動に移った。右手で、スラッグの肉棒を掴んだ。
「ふぐうっ!!」
即座に魔法で射精を止め、スラッグのペニスをスパッツ越しに撫でまわす。形状を確かめるように、亀頭をなでて根本まで滑らせ、睾丸を揉み込む。
スラッグのペニスは、さらに肥大化した。睾丸も精子の生産を促され、一回り以上膨張する。
頃合いと判断したバフォメットは、爪でスパッツを引っかいて切れ目を入れた。さらに肉棒と睾丸が膨張し、それが楔となりスパッツが限界を迎えた。内からの圧力に負け、ビリッと言う音とともに破れてしまう。
次の瞬間、スパッツの拘束から解放された大樹と双球が飛び出した。
根本から切っ先までの長さは短刀より長く臍を優に超え、力強く立ち上がり腹筋に張り付いている。太さは子供の腕よりも太く、指が回らないほどもある。
根元には、巨大な二つの玉が入った袋がぶら下がっている。多量の精液が詰まっており、片方の玉がスラッグの手に余るほど大きく、過激な重量感を誇っている。
生来の巨根にバフォメットの魔法が加わった結果、スラッグの性器は逸脱した大きさとなった。ビクビクと震え、貫くものを求める肉棒は、生命力に満ち溢れてた。
性器が露出した瞬間、開放感がスラッグの心を満たし、枷が完全に消え去った。更にバフォメットは両足を開き、受け入れる態勢を取る。
もう躊躇いはなかった。導かれるように、スラッグはバフォメットの膣に巨大なペニスの切っ先を当て、一気に腰を突き出した。硬く太く長い肉の剣が、同じく肉壺へと収まる。
「がっ!!!」
スラッグはバフォメットの乳に顔を埋めたまま、硬直した。過去に味わったことがない強烈な快楽が、肉棒を襲い全身を駆け巡り、脳天を貫いた。
バフォメットの内部は柔らかく、締め付けは強い。さらに肉壁は細かく激しく蠢き、ペニスを扱き上げた。精液を求め、貪欲に搾り取ろうとしているかのようだ。
過去に抱いたどんな女性よりも、この名器の前では足元にも及ばない。現実のものとは思えないほどの悦楽だった。それもそのはず、相手は悪魔なのだから。
肉棒から発生した快楽に、スラッグは一瞬で屈服した。
「ぐっ!!うぐぅっ!!ぐううううううっ!!!」
絶倫で、ここ数日処理をしておらず、さらにミストを受けて興奮した状態で、バフォメットの膣に挿入したのだ。耐えられるはずもない。睾丸が収縮し、熱い激流が下腹部を走り、ペニスが膨れ痙攣する。
「うおおおおおおおおおっ!!!!」
そして、スラッグは咆哮を上げ、射精した。強烈な発射だった。熟成され、黄みを帯びて、半ば固形と化した精液が尿道を駆け抜け、大きく割れた鈴口から我先にと飛び出した。白い濁流は胎内を突き進み、子宮を一瞬で満たした。それでも射精は終わらず、ビクンビクンと大きく脈動して多量の精液を放ち続ける。
精を浴びたバフォメットの膣内は、歓喜で震えあがった。養分となる精液は子宮を満たしながらも、途切れることなくなだれ込んでくる。バフォメットは膣で肉棒を扱き、ならなる射精を促した。
スラッグとバフォメット、各々の体質と能力により、射精は長く続いた。スラッグはバフォメットにしがみつき乳にしゃぶりつき、長く続き、しかも強すぎる快楽に必死になって耐えた。身を固くし、意識を繋ぎ止め、しかしより多くの快感を求めて腰を僅かに振り続けて。
「ぬっ!!」
すると、甘ったるい香りがスラッグの鼻腔を突いた。不意に、バフォメットの谷間から桃色の霧が放たれたのだ。
それを嗅いだ瞬間、射精中のスラッグの肉棒はさらに膨張して硬度を増し、睾丸の内部では精子が次々と生産されグツグツと煮えたぎった。
大量の特濃精液により魔力を取り戻したバフォメットは、強い媚薬効果があるミストを放ったのだ。容姿を美女に変えることも出来たが、今の姿でもスラッグは十分興奮するので、魔力の全てを誘惑魔法に使ったのだ。
スラッグは本能に従い、激しく腰を振り始めた。射精中でも更なる興奮を求め、極上の名器を貫き続ける。
バフォメットはスラッグの腰に両脚を巻き付け、両腕で頭を抱え込んだ。愛する者同士のように、二人は抱きしめ合った。強すぎる快楽により、肉棒から津波のように精液が放たれ続け、それが新たな快感を生む。
苦痛を感じるほどの快感であっても、バフォメットに魅入られたスラッグは、快楽しか感じなかった。
「んむっ!?」
その時、スラッグは気づいた。自身の頭部を包み込む肉房が、大きくなっていることに。顔を離すと、眼前にはさらに大きく膨れ上がり、たわわに実った特大爆乳があった。体毛からは、硬くなった乳首が顔を出している。
スラッグは先ほどそうしたように、乳房に顔を押し込んで爆乳を顔全体で堪能しつつ、乳首を吸い上げた。次の瞬間、スラッグの口内に甘い味が広がった。膨張した乳房の内部では、媚薬入りの母乳が生成されていたのだ。それは乳首から射精のごとくあふれ出た。
甘い白濁液はスラッグの口内を甘く満たし、胃へと流れ込み淫欲が全身へと広がる。さらに興奮が増幅され、体力が漲り、性器が膨張して精液が続々と作られてゆく。スラッグは、性欲と味覚を満足させてくれる母乳を求め、さらに爆乳を揉み乳首を吸い上げた。
肉棒は肥大化し、射精は衰えるどころか勢いを増してゆく。バフォメットの腹が膨れるほどの精液が放たれたが、バフォメットは子宮内の精液を全て吸収し、魔力に変換させて力を取り戻していく。
スラッグの肉体は強化されてゆくが、それは今だけだ。
バフォメットは淫魔と同じように、精力を力の源とする。人からそれを吸収する際は、手加減などしない。全ての精液を全て食らい尽くし、魂まで刈り取り、自身の魔力にする。バフォメットと結ばれた者は、文字通り、精根尽き果てることとなるのだ。極上の快楽を味わう代償として、命を失ってしまう。
スラッグもそれを知っていたが、既に性欲に支配されているので、知識も危機感も頭から消え去ってしまった。ひたすら快楽を求めるだけだ。
1時間ほど同じ体位で快楽を味わっていたスラッグは、更なる快楽を求めて体位を変え始めた。挿入したままバフォメットを持ち上げて駅弁で突き上げたり。腰を下ろして対面座位で堪能したり。バフォメットの肉体を回転させて四つん這いにさせてバックから犯したり。
あらゆる角度と向きで貫き、堪能する。その間、ペニスはバフォメットの胎内に入ったままで、射精を一時も休まずに続けていた。
バフォメットは、半ば感心していた。これほどの精豪と体を重ねたことは、過去に一度もなかった。精液も良質で、回復どころかこちらの力を向上させてくれる。さらに、快楽までも与えてくれたので、行為を愉しむことも出来た。
満足したバフォメットは、再び正常位で交わろうとしたスラッグを押し倒し、騎乗位の体位を取った。そして、スラッグの精力を回復させ、膣を締め上げる。
「うっ!がっ、ああ・・・・・・」
スラッグの肉棒と双球が最大限まで膨張した直後、バフォメットは激しく腰を上下に振り始めた。
「ぐあああああああああ!!!」
バフォメットの胎内で、スラッグのペニスが爆発した。激痛を味わうほどの水圧で、噴火の如き射精が始まった。肉棒が破裂したのかと思うほどの衝撃が発生し、脳でも処理できないほどの快楽が股間から全身に広がり体を焼き尽くした。
バフォメットの魔力はスラッグからもたらされる快楽と精液により強化され、スラッグの射精力を高めてゆく。精液とともに、生命力がペニスから放たれてバフォメットの胎内に入ってゆく。
廃人と化すほどの快楽と苦痛を味わうほどの快楽だった。しかしスラッグは意識を繋ぎ止め、快楽を味わい尽くそうとした。肉体から力を失いつつあったが、スラッグは揺れ動 く爆乳を眺め、膣の感触を味わい続けた。
夜が明ける数分前。
バフォメットはようやく動きを止め、満足げに一息ついた。
多量の濃い精液を胎内に受け入れた結果、魔力は完全に回復し、身体には力が漲っている。
さらに、バフォメット氏自身、激しいセックスによって快楽を得ることが出来た。人相手にここまで満足感を得られたのは、長い過去を振り返っても初めてのことかもしれない。淫魔をここまで満足させられれるとは、恐ろしい雄だと感心せずにはいられない。
バフォメットは、体力を使い果たし横たわるスラッグを見下ろした。完全に脱力しており、かろうじて呼吸をしている状態だ。膣内の肉棒も萎えてしまっている。
スラッグはバフォメットを見上げた。両者の視線が交わる。その後、スラッグの視線は下がり、バフォメットの爆乳に移った。
スラッグはトドメを刺そうと、右腕に力を込め高く掲げた。バフォメットの乳肉が揺れ動く。
すると、バフォメットにとって想定外のことが起こった。
膣内で、スラッグのペニスがむくむくと硬く大きくなり始めたのだ。徹底的に搾り上げたはずだが、スラッグにはまだ体力と性欲、そして意識が残っている。
ありえないことだ。バフォメットは人ではない。悪魔とこれほど激しいセックスを繰り広げ、余力を残せるはずがない。
無論、例外も存在する。防御系の魔法で身を守っていたり、淫魔の誘惑に勝てるほどの精神力を有していれば助かることもある。しかし、スラッグはどちらにも当てはまらない。
バフォメットは動きを止め、しばし思考した。その間、スラッグは両手を伸ばしてバフォメットの爆乳を下から持ち上げた。
やがてバフォメットは納得したように頷くと、膣からペニスを抜き去って立ち上がった。スラッグの腹に、肥大化し勃起した肉棒が横たわった。
弱々しく手を伸ばすスラッグを無視して、バフォメットはスラッグの股間の前にしゃがみこんだ。スラッグの巨大なペニスが目の前に来るように。そして両の乳房を持ち上げると、器用にスラッグの巨根を挟み込んでしまった。
「うっ・・・・・・がっ・・・・・・ああああっ!!」
柔らかく、しかし強い弾力がある巨大な肉の塊は、スラッグの巨根を完全に飲み込んだ。途端に、スラッグの精力は復活し、睾丸には精液が溜まり、肉棒が肥大化する。
谷間から亀頭が露出すると、バフォメットはそれを銜えてしゃぶりつつ、乳房を両側から押して乳圧を高め、肉棒を押しつぶす。
肉棒に走る快感。しかも、それをもたらしているのはあの爆乳なのだ。スラッグの腰と肉棒がピクピクと痙攣する。そしてバフォメットは、爆乳で激しくペニスを扱き上げて唇で吸い上げた。
「がああああああっ!!!」
スラッグは腰を突き上げ、体を反らし、爆発的な射精を再開させた。バフォメットは精液を飲み、さらに力を高める。
二度目の射精の長く続き、日が昇っても終わらなかった。
「んん・・・・・・」
寒気を感じ、スラッグは目を覚ました。視界にあるのは、木々と朱色に染まった空だ。
気だるい体を、なんとか起き上がらせて周囲を見回す。どうやら森の中にいるらしい。時刻は夕刻らしく、西に日が沈みつつある。
次にスラッグは、自分の状態を確認しようと視線を下に向けた。
「こ、これは!?」
スラッグは、裸だった。だが、異常はそれだけではない。
股間には、萎えた性器が付いている。それが、一回り以上大きくなっていた。肉棒は子供の腕のように、双球はリンゴほど膨らんでいる。元々巨根だったが、今は更に逸脱してしまっている。
「流石、回復も早いわね」
背後から聞こえてきた、低い女性の声。立ち上がり振り返ると、切株に座った悪魔がそこにいた。
「貴様!」
「おはよう」
切株に腰かけたまま、バフォメットは微笑みかけた。
途端に、スラッグは昨晩の全てを思い出した。そして、味わった快楽と、眼前のバフォメットの裸体により、反射のように肉棒を勃起させた。
「ぐっ!?」
大きく重い肉の塊は、一瞬で血を集め硬化し、長く太く成長した。それはへそを超えるほど巨大化し、スラッグの腹筋を叩く。
「見込んだ通りね」
満足そうに呟くバフォメット。
「このっ!!よくも魔術でこんな!!許せん!!」
怒りをあらわにするスラッグだが、肉棒をいきり立たせていてはいささか情けない。しかも一度誘惑に負けているのだから、尚更だ。それでも、羞恥心を押し殺して身構える。
相手は力が戻ったバフォメットだ。さらに、装備一式はバフォメットの背後にある。
仕掛けることも逃げることも出来ず、スラッグはバフォメットを睨んだ。
「よくもって、あなた、昨日のことを忘れたの?魔力が尽きていた私に、自分から精液を捧げてくれたじゃない」
「ぐっ!!」
正論を突き付けられ、スラッグは何も言い返せない。
「半ば諦めていたんだけどね。せめて、と思って一応、女体で挑んだんだけど。ま、恥じることはないわ。誘惑に屈する男は珍しくないから」
クスクスと笑うバフォメット。小馬鹿にした笑みは気に食わないが、自分が何を言っても言い訳にしかならない。倒せる相手だった。にもかかわらず、爆乳の魅力に抗えず、欲情して誘惑に負けてしまった情けないことこの上ない。
しかし、こうして話していると、凶悪な悪魔とは感じられない。確かに重圧と威厳はあるが、殺気や邪気は感じられない。30代後半の女性と話しているようだ。
だが、いつまでも世間話をしていても始まらない。
「・・・・・・何故、殺さなかった?」
「え?」
スラッグは疑問を口にした。今はこれしか言えないというのもあるが、聞かずにはいられない。
本来なら、自分は死んでいるはずなのだ。バフォメットに全てを吸い尽くされて。
「殺そうとしたわ。でも、貴方は死ななかったの」
バフォメットが纏う空気が変わった。邪気を孕んだ視線をスラッグに向けて、不敵に笑う。気圧されないように、スラッグはそれを睨み返した。
「全てを吸い尽くし、食らい尽くすはずだった。けど、貴方は耐え抜いたの。防御呪文を使わず、誘惑に耐えられたわけでもないのにね。どうしてだと思う?」
「分からないから聞いているんだ」
「そうね、ごめんなさい。私もこんなことは初めてだったんだけど、思い当ることがあるの」
バフォメットは一旦口を止め、スラッグの肉棒を見つめて言った。
「貴方の欲求が強すぎたのよ。私を抱きたいという欲求がね」
「何?」
「もっと私を味わいたい。だから、死ぬわけにはいかない。そう言う気持ちが強すぎると、死なないことがあるらしいの。最も、そんなケースは稀だけど。強すぎる快楽は苦痛だし。快楽を求め続けても、私とのセックスで強すぎる快感を味わいすぎると、精神が壊れるから。でも、貴方は思いが強すぎたから、死なずに済んだってわけ」
「そ、そんなことが・・・・・・」
「あり得る話よ。強い思いが、魔術や呪術の源になることもあるんだから」
スラッグは何も言い返せなかった。魔法に関してはバフォメットの方が何倍も詳しいのだから、無知な自分が何を言い返しても無意味だ。
だが、認めたくはない。つまり自分は性欲が強すぎるから助かったということになる。女好きではあったが、バフォメットに犯されても助かるとは。
「つまり、貴方は淫乱すぎるから助かったの」
「う、うるさい!」
事実を指摘され、肉棒を勃起させて怒鳴ったところで、滑稽なだけだ。
「だが、その・・・・・・眠っていた俺を物理的に殺すことはできたはずだ!討伐に来た俺を殺さなかったということは、何か狙いがあるのだろう!」
場を取り持つためにあれこれと考えたスラッグは、新たな疑問をバフォメットにぶつけた。
勝機を逃して自分を生かした理由があるはずだ。生きたまま奴隷にするのか。洗脳して操り、魔導士復讐するのか。悪い予感しかしない。
「もちろん、理由があるから生かしたの」
バフォメットは立ち上がり、スラッグの元へ歩み寄ってきた。無防備に、隙だらけで。
巨大な肉の房を、二つともバウンドさせながら。
スラッグの警戒心は、揺れる乳とバフォメットの淫らな微笑みで氷解した。危険と分かりながらも、これからの行為に期待してしまう。
やがて、バフォメットはスラッグの目の前で止まった。バフォメットの突き出た乳房の先端にある乳首が、スラッグの胸板に触れた。スラッグの視線は、バフォメットの顔と胸を往復する。
「うっ!」
スラッグが何も出来ず佇んでいると、バフォメットの右手がスラッグのペニスを掴み、ぐにぐにと揉み始めた。
「私は人の精液を欲する。けどね、私と体を重ねると、みんな死んでしまうの。体力が尽き果てるか、快楽で心が壊れてね。そうなると、今回みたいに討伐体が出て、面倒なのよ」
スラッグは黙って快感を得つつ、バフォメットの話に耳を傾けた。自分はバフォメットに手を出していない、されているだけだと無抵抗を正当化して。
「かと言って、死なないように手加減するなんてごめんだわ。毎回、魂まで奪おうとは思わないわけだし。精液だけ得られればいいの。かと言って、男を抱いて殺して魔導士に狙われるのも嫌。でも、貴方さえいればこの問題は解決だわ」
「なぜだ・・・・・・はうっ!」
バフォメットは肉棒を扱きながら続けた。
「だって貴方は、死なないんだから。私に抱かれても、ね。だから討伐体が出るような事態も起きない。貴方と交わっても、双方にデメリットは無いわ。犠牲が出ないんだから。むしろ、利益しかないわね。私は貴方の良質な精液を取り込み放題、貴方は私を抱き放題よ。だから、貴方について行くわ」
「なん、だと?」
射精が近いことを察したバフォメットは、焦らすようにスラッグの睾丸を揉み始めた。
「旅の戦士なんでしょ?同行させてもらうわ。断る理由はないでしょ?」
「悪魔と、一緒に、旅など・・・・・・いつ寝首を刈られるか、分からん・・・・・・がっ!」
「さっきも言ったでしょう?利益しかないって。私はあなたを殺さないの。あなたみたいな美味しい相手、殺すなんてもったいないし。それに、貴方と共にいる間は、他の男を抱いたりしないから、人助けにもなるわよ。貴方以上にセックスが気持ち良くて、濃い精液の持ち主なんて、中々いないし」
「あっ」
バフォメットはスラッグの手を取り、自身の爆乳に押し付けた。反射的に、スラッグはその柔らかさと弾力を味わうように揉みしだく。
「貴方だって、私としたいでしょう?一度でも私と交わったんだから。もう人間の女では満足できないんじゃなくて?まぁ、私を二度も抱けるなんて、本来ならありえないんだけど」
スラッグは、手に余る爆乳を揉みながら、昨日のことを思い出していた。
味わった快楽は、とてつもなく大きかった。それは、人相手では決して味わえないものだった。
「ま、魔術を使って、誘惑するなど・・・・・・卑怯な・・・・・・」
反論に力はない。もう、スラッグは堕ちている。
「魔法なんて、今は使ってないわよ。誘惑のミストも、変身も、けっこう魔力を消費するから、あまり使いたくないの。その点、あなたは安心だわ。魔法なんか使わなくても、私の虜なんだから」
バフォメットは、スラッグに密着した。肉棒はバフォメットにあたり、爆乳が胸板で潰れる。
「うぁ・・・・・・」
「ふふ」
バフォメットの吐息がスラッグにふりかかる。甘く、危険な匂いだった。
「楽しみましょう」
バフォメットが、スラッグの唇を奪った。スラッグはバフォメットを抱きしめ、その場に押し倒した。
こうして、スラッグとバフォメットの二人旅が始まった。
一日の大半をセックスで費やすため、旅の歩みはかなり遅くなったが、それでも二人は充実した時を過ごした。
バフォメットは、ひたすらにスラッグを求めた。スラッグは、反抗的な態度を見せるものの、誘われたら抗えず抱き続けた。
さらに精力や体力、性器の質や大きさを向上させながら、スラッグはバフォメットを貫き、精液を与える日々を送った。
やがてスラッグから抵抗の意志は消え去り、一日の大半を交わりに費やしながら、幸福な旅を送ることとなった。