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【琥珀の牢】『白龍』諸設定

  「前置き」

  

  これから述べる設定は、あくまでも私が書く小説内で完結するものであり「琥珀の牢」

  の設定に影響する物ではありません。又、仙人の定義に関しては名称等で「央◯封神」

  と重なる部分が多いですが、独自の定義である事をご了承ください。

  

  これらの事を納得した上で、以降を読み進めください。

  

  

  

  [newpage]

  --<仙道関連>-----------------------------------------------------------------

  

  

  「始祖」とは

  

  一部の地域でのみ残る伝承

  

  かつて獣人も龍人と同じく長命(寿命:千年程度)であり、様々な能力を持っていた

  という伝説......その頃の龍人も今以上に様々な能力を持っていたとの事。

  

  言葉以上の意思疎通を体臭(フェロモン)や視線(アイサイン)で行えたり、

  動物並の嗅覚や聴覚や危機察知能力等、

  更には一部の動物と意思疎通が図れたとも言われている。

  

  互いの種族の血が強すぎる為、獣人同士でも混血が生まれなかったという。

  (例:虎人と狼人ではネコ科とイヌ科なので子供が出来ない)

  

  現在の様に獣人同士なら種が違っていても、互いの特徴を持っている、又はどちらか

  の親の特徴を持った子が生まれる様な事は無かったらしい。

  

  又、成長が遅く成人の躰になるまでに百~二百年かかったらしい。

  (現在では一部の例外を除き長命の龍人でも成人の躰になるのはもっと早い)

  

  あくまでも伝承であり、知っている者自体が仙道に関わる者達位しか居ない。

  他に話を聞いても、否定的な意見が殆どである。

  

  極稀に見つかる長命な獣人の隠れ里で新たな伝承が伝わっている事もある。

  

  

  

  「仙道」とは

  

  始祖達の血を色濃く受け継いでいる者(獣人・龍人問わず)を見つけ、その眠っている

  血を開花させる事で本来始祖達が持っていた能力を目覚めさせ、その能力を詳しく調べ

  る事で始祖とはどういう存在であり、何故現在の様に獣人達が長命や様々な能力を失っ

  てしまったのかを探求する事が目的の医学・生物学を基礎とする学問

  

  あくまでも始祖達の能力を調べる事が目的であり、長命を得る事が目的では無い。

  

  能力に開花した者を"仙術使い"と呼び、

  又、仙術使いの中で長命を得た者を"仙人"と呼ぶ。

  

  仙術使いと仙人の間に力の差は無く、仙術を会得する過程で長命になった者を仙人と

  呼んでいるだけであり、実際に仙術使いが老齢に差し掛かかる頃になっても躰が衰え

  ない状態を見て"仙人になった"と呼んでいる。

  

  決して仙術使いの修行が足りない故に仙人になれないという事ではないが、仙術使い

  として躰が安定した状態で無ければ本来の寿命さえ全う出来ないので、修行は必至。

  

  只、近年の黄達『巫蠱(医学・薬学)』の仙人達の努力の成果により、若干ではあるが、

  仙術使いから仙人になる者の率が上がっている。

  

  

  

  「仙術使い」の修行について

  

  素質がある者に仙酒(ソーマ酒)を服用させて始祖の血を目覚めさせる事と、

  始祖の血が目覚める事を妨げる要因を排除していく事が基本。

  素質が無い者にとっても危険な薬の為、服用に関しては細心の注意が払われる。

  

  素質の有無に関しては黄達『巫蠱』だけでなく、白天龍の様な"気"の扱いに長けた

  仙人が、当人の"気"の状態を探る事で判断している。

  (その道に導くかどうかの最終判断は黄達『巫蠱』の仙人が直に下す)

  

  仙術に開眼させた後は、再び始祖の血が眠らぬよう仙術の修行と、仙術による反動を

  抑える為の気の鍛錬(気功術、房中術等)の修行を、

  始祖の血が眠りに入ろうとするのを妨げる"来陽"、仙術の反動を穏やかにする"陽光"

  この二つの仙薬を服用しながら数十年続ける事で、特に注意を払わなくても自然に

  "気"の操作による体調管理が出来る様になる事で"仙術使い"として安定した状態となる。

  (この段階に至る前に自ら始祖の血を封印する者も多い)

  

  修行を積んだ者とそうでない者では、仙術を的確に行使出来る事と、仙術を多用しても

  体調を崩さない事が違いとして現れる。

  (修行しないで仙術を多用した場合に寿命を縮めてしまうのはその為)

  

  こうして安定した仙術使いが"仙人"となれるかどうかは、本人の素質の要素の方が

  大きい為、実際に老齢になるまでは仙人になったかどうかは判らない事が多い。

  

  只、黄達『巫蠱』の仙人が長命になる者とならない者の"気"の流れの違いを長命種の

  研究から徐々にではあるが解明しつつある。

  

  長命種に血縁的に近い者が仙術使いになった場合は、かなりの高確立で仙人になる

  公算が高い(例:白天龍)

  

  

  

  「仙術」の能力について

  

  始祖の持っていた能力の応用を便宜上、仙術として分類している(巫蠱は例外)

  

  

  『巫蠱(ふこ)』

  <(医学・薬学)仙道の根幹>

  気の操作、仙術使いの育成、仙薬等の秘薬の開発、長命種の調査等

  此処での仙道の根幹を成す物....始祖と現在の獣人の関係の解明を目的とする

  

  

  『五遁(ごとん)』

  <気功術の応用―仙道の基礎>

  ・自身の身体能力の操作(筋力上昇、体表を固くする等)

  ・相手の気を操作する(行動不能にしたり、相手の躰の治癒力を高める事も可能)

  仙道の基礎である気功術を元にした物で、仙術使いが最初に覚える仙術

  

  

  『風水卜占(ふうすいぼくせん)』

  <(占い)始祖の持っていた危険察知等の超感覚の応用>

  ・危険回避(第六感を更に鋭くした物)

  ・時期の選択(同じ事をするにしても、どの時期が適切か占う)

  ・場所や方角に関しては"危険が無いか"を占う(場所そのものを選んだりはしない)

  始祖が持っていた様々な超感覚の総合的な応用

  

  

  『幻術』

  <(暗示)始祖のコミニュケーション能力(匂い・目線)の応用>

  ・体臭操作(体臭による感情伝達を意識的に操る--意図した感情を相手に引き起こす)

  ・視線操作(視線による意思伝達を意識的に操る--意図した暗示を相手に引き起こす)

  ・読心術(視線や体臭、無意識な所作から相手の感情等を詳細に読み取る)

  通常の獣人はこれらにほぼ無自覚である為、無意識の内に感情等を操られ、

  これらに言葉による暗示等を組み合わせる事で幻術に嵌める事が出来る。

  (『巫蠱』の仙術使いが調達した秘薬なども併用する)

  

  

  『召鬼(しょうき)』

  <(過去を読む)始祖の鋭敏な嗅覚の応用>

  ・匂いにより、その場所やその人物の過去に何があったのか推察する

  (血の匂い等は当然、強い感情を持った獣人が無意識に発する体臭等を手掛かりに)

  ・植物等の匂いを嗅ぎ分け、その場の地形を視覚に頼らず把握する

  風水卜占に使われる超感覚の一部を特化させた物である。

  

  

  『長嘯(ちょうしょう)』

  <(動物の力を借りる)始祖の声帯の音域の広さや鋭敏な聴覚の応用>

  ・動物や虫の独特な鳴き声を聞き分け、周囲の状況を知る

  ・鳴き声を真似たりする事で、その動物等を呼び寄せる

  風水卜占に使われる超感覚の一部を特化させた物である。

  

  

  『禁呪(きんじゅ)』

  <(暗示)始祖のコミニュケーション能力(匂い・目線)の応用>

  ・匂いや視線で強化した言葉による暗示で、相手にある行為を"禁じる"

  (負の感情を引き起こす様に仕向けて、その行為を困難にする)

  幻術の一種だが"禁止"の暗示に特化している為、幻術よりも即効性があり強力である。

  

  

  『厭魅・厭勝(えんみ・えんしょう)』

  <???>

  相手の体の一部や似せた人形を使って禍福をもたらしたり、模型に実物と同じ能力

  を持たせたりする類感呪術・感染呪術のたぐいを行う。

  実際にこの仙術を使える仙人は伝説にしか登場せず、どの様にして行うかも不明

  一説には、帝月夜詠の様な地霊と交信する能力を持った者が行えるとの説がある

  

  

  

  「白天龍」の使う仙術(幻術等)について

  

  自身の体臭(フェロモン)を意図的に変化させる事で、相手に望む感情変化を起こす。

  (甘い言葉を耳元で囁きながら、淫靡な感情にさせる体臭を嗅がせ"まぐわい"へ誘う)

  (恐怖を感じさせる体臭を振りまきながら、言葉で更に威圧する)

  

  ※体臭の代わりに巫蠱の仙薬を使用する事も(或いは併用)。

  ※相手の感情変化に伴う体臭の変化には普段から敏感である(食事含めて鼻が利く)。

  

  

  普段は閉じている右眼を開く事で

  ・相手の感情を読み取る(相手が無意識に出しているサインを読む)

  ・目線(アイサイン)による暗示を飛ばす

  

  ※この術は疲労が大きい為、あまり多用はしない。

  

  

  仙術使いの基礎である五遁(気功術)を応用した体術もかなりの使い手である。

  

  

  

  「桃鈴零」の使う仙術(長嘯等)について

  

  唄う事により、動物や虫などを呼び寄せたりする事や、簡単な指図を出す事も出来る。

  一部の知能の高い動物とならば簡単な会話も可能(その動物の声を真似る事で会話する)

  

  又、その聴力により、動物や虫の発する音より周囲の状況を知る事が出来る。

  (無論、人の微かな声や足音も聞き分けられる)

  

  

  体術もかなりの物であるが、甲板長"李"や航海士"呉"よりはまだ弱い。

  

  

  

  --<長命種関連>-----------------------------------------------------------------

  

  『銀雲』

  青龍の長命種『蒼龍』と白虎の長命種『銀虎』との混血の長命種。

  双方の躰の違い故、中々子供が出来ない、生まれても短命な子が殆どだったのに対して

  安定して長命な血筋を保つ事が出来た混血種。外見は毛(髪・髭)が白い蒼龍。

  

  『銀雲』の女性の場合、相手の男性が

  『銀虎』『銀雲』なら『銀雲』の子が、『蒼龍』なら『蒼龍』の子が生まれる。

  

  『銀雲』の男性の場合、相手の女性が

  『銀虎』のなら『銀虎』の子が、『蒼龍』なら『蒼龍』又は『銀雲』の子が生まれる。

  

  かつて蒼龍の里に居たが、今は何処で生きているか不明

  (宗左衛門(惣右衛門)は『銀雲』だが故郷を知らない)

  

  

  

  [newpage]

  --<『商会』関連>-----------------------------------------------------------------

  

  「商会」に関して

  

  『赤毛商会』

  

  白天龍の義母"楚馨"(赤毛の熊獣人)が三百年以上前に設立した商会。

  当初は夫と死別した彼女が、発展途上だった貿易港に寄港する商船相手に始めた商売を

  楚天(白天龍)、黄宗義、黄琪翔の三人が手伝う形で始められる。

  最初は商船が持ち込む品の売買を仲介する形で始められた物だが、

  やがて商船に黄のどちらかが船医として乗り込むのに天が同乗して南蛮で買い付けをし、

  やがて独自に商船を持つ様になって今に至る。

  

  女性という事で抵抗もあったが、

  元々の小さな漁港から発展途上の貿易港の商組合が比較的新しい物事を受け入れる気風

  彼女の夫が里の龍人だった事もあって、外から来た獣人達との緩衝材の役目を担った事

  何より女性とは意識させない豪放な性格により其れ等を乗り越え、商会の基礎を築く。

  亡くなって二百五十年近く経つが、彼女の逸話は今でも語り継がれている。

  

  現在は『商会』と略して称される事が多い。

  収益の柱は、定期交易船団『黒耀船団』による南蛮貿易と『白龍』による農業事業。

  商会の本部は当初の貿易港(『黒耀船団』『白龍』の母港)に置かれており、

  西域各所の荘園の管理や名士との折衝の指示は此処から出される。

  現在、頭目を務めるのは壮年の狼獣人『曹敬梓(ツアォ・ジンズー)』

  長命種と短命種の者が十年毎に交互に頭目を務めるのが習慣となっており、

  白天龍も三度、頭目を務めている。

  

  

  

  『楚馨(チュ・シン)』

  

  白天龍の義母の赤毛の熊獣人。

  母方の祖父より北嶺出身の血を引いており、その影響か合理的な思想の持ち主だが、

  それ以上に豪放磊落な性格が印象的な女性。

  商人の夫と共にこの地を訪れたのだが、この地で離婚(元々親同士の決めた婚姻だった)

  貿易港の事務方として雇ったのは白天龍の父親で、再婚したのは白天龍が三歳の頃。

  白天龍の父親亡き後、事務方への復帰が叶わず商会を始める(享年八十歳)。

  

  

  

  『楚寰(チュ・ファン)』

  

  白天龍の父親の白龍(長命種)。

  教養豊かで物静かな性格の貿易港の役人。

  かつては小さな漁港で長命な白龍が里を作って細々と暮らしていた頃の、里長に近い

  血筋の生まれで、里の龍人の多くが外からの獣人を嫌って奥地へ移り住む中で

  留まって外から来た獣人と龍人の間を取り持った。

  白天龍の実母を亡くした後妻に"楚馨"を迎えたのは、知への関心という共通点以外に

  互いに違いすぎる為か、案外馬が合ったからとの事。

  流行病で白天龍が十八の頃に亡くなる(享年二百歳)。

  

  

  

  『黄宗義(フゥアン・ゾンイー)』

  

  白天龍と黄琪翔の師匠の仙人

  年齢不詳、大柄の狸獣人で天然な性格

  長命を失った白天龍に十五の頃に出会い、仙道へと導く

  六十年前に姿を消す(理由は不明)

  

  

  

  『白天龍(本名:楚天)』の生い立ちについて

  

  実母は物心つく前に亡くなっており、義母"楚馨"に育てられる。

  周囲にはあまり自分と同じ龍人は残って居らず、獣人の中で育つ。

  (既に長命種としての長命を失っていた事から、躰の発育も獣人と同様であった)

  

  好奇心旺盛な少年で、黄達と出会ってから仙道について学び始めたのは好奇心故。

  (結果的に長命を得る事になったが、長命を望んでの事では無い)

  

  親戚筋の龍人は周囲に居らず、又、実母と父を早くに亡くしている事から、"家族"

  という物に一際こだわりがある。しかしながら、黄達の影響(師弟間の男色)や

  義母の影響(好ましいが"恋愛対象"に見れない)もあって、男色の道に突き進む事に。

  

  外見が"老龍"なのは、一度短命となった後に仙人として長命を得た為。

  しかし仙術使いの例に漏れず(房中術他)、いや其れ以上に絶倫である。

  

  

  

  [newpage]

  --<『白龍』関連>-----------------------------------------------------------------

  

  

  

  『黄琪翔(フゥアン・チーシィアン)』

  

  年齢:五三八歳

  

  身長:四尺六寸(140cm)

  

  体重:二十貫(75kg)

  

  種族:狐(毛は白色・目の色は黒)

  

  役職:船医にして商会の『巫蠱』の仙術使いを束ねる長

  

  大きな尾に身の丈半分程の長い白顎鬚と長い白眉が特徴の狐爺

  ゆったりとした白い漢服を着こなす様は仙人そのもの

  

  普段は開いているか判らない様な垂れた細目で笑っている様に見え、

  睨む時も僅かに開くのみ(ただし、カミソリの様な鋭い目付きになる)

  (大きく見開く事は滅多に無い)

  好々爺、或いは"考えを読ませない食えない爺"とも取れる笑い顔

  

  一人称:儂

  

  二人称:そなた/~殿/おぬし

  

  三人称:彼の者/奴・・・・

  

  性癖:同性愛者 相手を籠絡して遊ぶのが好み

  

  仙術:五遁(気功術)/巫蠱(医学)/幻術

  

  <来歴>

  白天龍の兄弟子の仙人

  黄宗義に師事し、世界を巡る仙道の探索の旅をしている最中に白天龍と出会う

  とある長命種(白天龍の種族)の調査の為の短期間の滞在の積もりであったが、

  南蛮に出るのに便利な事や、白天龍が仙道への興味から探索へ同道する事もあり

  この地に留まり、やがて白天龍と行動を共にする様になる。

  性格は白天龍が出会った頃と変わらず、飄々として掴みどころが無く、

  悪戯好きだが細やか気配りも忘れない。

  各地の長命な者達(長命種や仙人等)と付き合いが深い。

  

  主に医者・生物学者として活動するが、気功術や巫蠱の秘薬を使った幻術も使う。

  

  

  

  『趙進(チャオ・ジン)』

  

  年齢:六三歳

  

  身長:五尺八寸(175cm)

  

  体重:22貫(85kg)

  

  種族:虎(目の色は黒)

  

  役職:白天龍の副官で『白龍』に関する事案には代理で決定する権限を持つ。

  (白天龍が大体その場に居ないので、事後承諾が多い)

  

  肥えた躰ではあるが、整った顔立ちに綺麗に整えた灰顎髭の風格を持つ壮年虎。

  青い漢風の法服(袖が通常の漢服よりもやや狭い)を凛と着こなす。

  

  普段は穏やかな瞳の持ち主だが、闘いに於いては額に皺寄せ鋭い目付きへ変貌する。

  膨よかながら鼻筋の通った整った顔立ちで、困り笑いをしている事が多い。

  

  一人称:私

  

  二人称:貴方/貴殿/~殿/お前(一部の近しい年下の部下に対して)

  

  三人称:彼・・・・

  

  性癖:両性愛者(男色成分多し) 主にウケ(呉にはタチ)

  

  仙術:五遁(気功術)/風水卜占(占い)

  

  <来歴>

  地方『名士(貴族)』の出身だが、主家が政変に巻き込まれ、自身の家族も主家に

  血筋が近かった故に謀殺(放火)される中、一人抜け出し近隣の貿易港に辿り着く

  (十一歳)。美少年であった為、男や女に買われたり、その相手の財布を盗むなどし

  て生計を立てていたが、ある時一人で港町を流していた白天龍の財布を狙った所を

  そのまま捕まり『白龍』へと連れてこられる(十四歳)。

  当初は何度も逃げ出すが、毎回場所を特定されて迎えに来られる事や黄の助手の

  仕事以外は特に強要されなかった為、徐々に『白龍』の活動に興味を持ち白天龍の

  秘書の助手を務める様になる。仙道に入ったのは十七歳で、白天龍と初めて躰を

  交えたのもその頃。其れまでは元の体型を保った美少年であったが、白天龍の躰の

  好みになし崩し的に合わされ二十歳にはすっかり今の体型となって女性にはモテな

  くなる。その頃より仕事と仙道に邁進して今に至る。

  

  三十歳の頃に家の再興が成るが、血筋として主家に近い自分では無く、養子に出て

  いた従兄弟を当主に立てたのは『白龍』を離れがたかった為か、、

  四十半ばより、歳相応の風格があると再び女性にモテるようになった事に当初は

  戸惑ったが、今では慣れた物である(白天龍が居ない場所に限る)

  

  普段は温厚且つ社交的で滅多な事では怒らないが、偶に怒った時はなかなか機嫌

  が直らない上に、無理に隠そうとするので其処かしこに態度に現れる為、却って

  怖がられる(例:ハンコを押そうと力を入れ過ぎて机に亀裂が走る)

  

  専ら事務仕事が多く、風水卜占で極限まで効率化させた手腕を振るう

  

  五遁を駆使した功夫での蹴りは壁を抉り、風水卜占での勝負勘で常に先手を取り

  闘うその様はさながら"武神"の如くと評され、平素の穏やかな様子との対比より、

  大人(ターレン)不在時に大事あっても決して揺るがぬ『蒼虎』の通名を持つ

  

  サンプルボイス

  「ターレン、この件はこの様に処理しておきましたが...!! あの、

  ちゃんと後で御相手しますから、御願いですから今は書類に目を通して下さい...」

  (事後承諾を貰いに白天龍の部屋を訪れ案件の説明の最中に耳を甘噛され)

  

  「貴方にも苦労をかけますねぇ.......」

  (白天龍の行動へ陳情(苦情?)に上がった李に苦笑いして)

  

  

  

  『李守仁(リー・ショウレン)』

  

  年齢:四五歳

  

  身長:六尺三寸(190cm)

  

  体重:二十一貫(80kg)

  

  種族:狼(毛は灰色・目の色は黒)

  

  役職:甲板長(実質上の船長)

  白天龍達が西域の地方『名士』を訪れる際には、その留守を守る。

  

  大きな躰に逞しい筋肉をまとうが、、、しかしお腹も出てきた中年狼。

  水夫服を肩に掛けているか、腰に巻いて上半身裸かどっちか。

  一見すると強面だが、話せば至って普通な事に却って驚かれる事多し。

  

  勤務中は鋭い目付きの厳しい顔だが、一旦仕事を離れれば目元が涼しい美男系。

  顎に小さな傷跡があるが、堅気に見えないほどでは無い。

  (躰(背や腹や腿)には幾つかの大きな傷跡がある)

  

  一人称:俺/私

  

  二人称:貴方/~殿/お前

  

  三人称:あいつ/奴・・・・

  

  性癖:両性愛者(やや男色成分多し) 主にタチ(白天龍相手ではウケ)

  

  <来歴>

  元海賊

  沿岸を縄張りに活動していた海賊の元頭領(三代目)

  海賊とは言っても、難所の多い自分の縄張りを通る商船を水先案内する代わりに

  案内料(通行税)を取る事で専ら生計を立てていた(未公認の領主の様な物)

  

  二代目(父親)が早くに亡くなり若くして頭領になった為、当初は近隣の海賊から

  縄張りを狙われての争いが絶えず、生死を掛けた争いを幾度もくぐり抜けている

  (数年も経つと周りの海賊も襲って来ない様になった)

  

  転機は十五年前、これ迄彼らを黙認してきたその地の役所が中央の方針転換に

  伴い海軍を動員した本格的な海賊狩りを始めた事で、"これ迄の様にはいかぬ"

  といち早く察し、自身の首を差し出す代わりに部下と領民達の恩赦を願い出た。

  他の海賊が、海軍に寝返って海賊狩りに協力する事で首をつなぐ中、最後まで首を

  縦に振らずに処刑を待つ身だったのを、白天龍の働き掛けにより恩赦が下る。

  (海軍にもその身を惜しむ者が居り、白天龍に密かに働きかけた)

  

  十年前に今の『白龍』が就航してから甲板長になる。

  前歴と厳つい風体から荒い気性と思われがちだが至って常識人であり、どちらか

  と言えば白天龍の振る舞いに頭を痛めている姿が多く見受けられる。

  (食堂で安と呑みながら愚痴を零している)

  

  青龍刀と腰の古式銃で、揺れる甲板上で舞う様に闘う姿は敵も見惚れる程だが、

  荒事に関して自分より強い年長者が多い事に若干の葛藤を感じている。

  又、安との呑みで肥えるお腹も気にしている。

  

  サンプルボイス

  「やはり、どうにもなりませんか.....」(苦笑いする趙に対して、力なく笑う)

  

  「ターレンがよ、、、」(食堂で安に愚痴を零しているシーン)

  

  

  

  『安洵(アン・シュン)』

  

  年齢:六五歳

  

  身長:五尺九寸(180cm)

  

  体重:二十四貫(90kg)

  

  種族:猪(毛は茶色・目の色は黒)

  

  役職:料理長(得意料理は中華と南蛮料理)

  

  樽の様な躰つきだが、内側に秘めし太い筋肉を脂肪で覆い隠した猪爺。

  白い豊かな顎髭と口髭、厨房での橙の仕事着に茶の前掛けがトレードマーク。

  

  穏やかだが奥深い目付きで、その瞳でじっと見つめられると吸い込まれそうになる。

  (躰(背や腹や腿)に幾つかの大きな傷跡がある 又、奇妙な刺青がある)

  

  一人称:儂

  

  二人称:お前さん/主/~殿

  

  三人称:あやつ/奴・・・・

  

  性癖:両性愛者(やや男色成分多し) 主にタチ(白天龍にはウケ、李には半々)

  

  <来歴>

  李や他の若い船員の良き相談相手で面倒見が良い、通称「おやっさん」。

  李の愚痴を聞いてやっている姿が度々目撃されている(秘蔵の酒で相手をする)

  南蛮出身で三十五年間を白天龍に仕えているという以外の事はあまり知られて居ら

  ず、知っている者(趙や黄)も多くを語らない。

  躰に奇妙な刺青があるが(風呂場以外では隠している)、その事を聞かれると適当

  な事を言って誤魔化される。酒豪で秘蔵の酒を何本も隠し持っている。

  

  因みにマンダウ(蛮刀)の二刀流の達人で、趙と互角の強さ(李より強い)

  

  サンプルボイス

  「お前さんはしっかりやっとるよ...所でコイツはどうだ? いけるだろう?」

  (食堂で李の愚痴を聞いてやり、秘蔵の酒を差し出すシーン)

  

  「残したら、海に叩っこむぞ!!」

  (昼休みの食堂にて仁王立ちで船員達に豪快に笑って告げる)

  

  

  

  『燕中平(イェン・ヂョンピン)』

  

  年齢:五五歳

  

  身長:六尺(180cm)

  

  体重:二十一貫(80kg)

  

  種族:大熊猫(パンダ・目の色は黒)

  

  役職:機関長

  

  およそパンダらしからぬ可愛げのない風貌にガチムチ体型

  水夫服か、作務衣か、腰に巻いて上半身裸かどっちか

  

  普段は目付きも悪いが、笑った時や驚いた時は一転、愛嬌のある丸い目になる。

  文との"まぐわい"では更に色々な表情をしていると思われる。

  

  一人称:俺

  

  二人称:貴方/~殿/お前

  

  三人称:あいつ/奴・・・・

  

  性癖:両性愛者(男女半々) ウケ

  

  <来歴>

  『商会』に吸収され"荘園"とされた隠れ里の少数民族の出身

  その為、若い頃は外に対する敵愾心に近い物を秘め "いつか外の者達を見返す"

  そうした思いを糧に外の世界を学ぼうと里を出て、白天龍の密かな援助の元、

  西域中央にて著名な殻繰師に師事し貪欲に知識を吸収して工房でも一二を争う殻繰

  師となる。暫くはその工房で活動していたが、工房に『商会』から仕事の依頼が

  あり、その縁から『白龍』の活動に触れ自身が当初思っていた物と些か違っていた

  事から『商会』へ煩雑に出入りする様になり、やがて現在の『白龍』の蒸気機関の

  設計に携わる様になり、試験運用を兼ねて十年前から『白龍』の機関長となる。

  

  風貌や言動から叩き上げの現場主義と見られがちだが、バランスの取れた理論派

  休み時間などに書物と睨めっこしている姿を目撃され、驚かれる事が多々あり

  最近は喧嘩相手の影響からか、技術書だけでなく詩文の類も読むようになった。

  現在は面倒見のいい親分肌だが、変に意地を張る癖は今も健在である。

  

  男色を覚えたのは『白龍』の機関長となってからで、意外と"初心"

  (床上では文に哭かされっ放しである)

  腕っ節は強い方だが、あくまでも喧嘩レベル

  

  サンプルボイス

  「お前な、、その理屈が成り立つ条件を知らなきゃ意味無いだろう....ん?」

  (機関室の若い殻繰師へ)

  

  「だあ!!  テ、テメェ!! 其処はイキナリ止せと、、、んぁ....」

  (床上で文に攻められて)

  

  

  

  『文雪峰(ウェン・シュェフォン)』

  

  年齢:五四歳

  

  身長:四尺三寸(130cm)

  

  体重:十八貫六百目(70kg)

  

  種族:小熊猫(レッサーパンダ・目の色は黒)

  

  役職:楽士長

  

  レッサーパンダらしい愛嬌のある風貌だが、灰顎髭がほのかに威厳を醸し出す

  黄色と茶を基調にした宮廷服を着こなし、笛子を吹く様は優雅そのもの

  

  普段は悪戯っぽい目付きだが、仕事(名士の接待等)になると威厳のある物へ

  

  一人称:私

  

  二人称:貴方/~殿/お主

  

  三人称:彼の者/奴・・・・

  

  性癖:両性愛者(やや男色成分多し) 主にタチ(白天龍相手ではウケ)

  

  <来歴>

  『商会』に吸収され"荘園"とされた隠れ里の少数民族の出身

  燕とは逆に"他の里がどうなっているのか?"という興味から『商会』の西域での

  活動に若い頃から関わり、自身の経験を活かして新たな隠れ里や地方『名士』

  との折衝に手腕を振るう。白天龍に請われた事もあって、白天龍の『名士』への

  訪問のお膳立てをする為に十年前から『白龍』の楽士長となる

  

  職務上、必要な事から芸事や詩歌の書物を読む事が多く、その延長で哲学等の造詣

  も深い。その事で最初は喧嘩ばかりしていた燕と書物について話すようになり、

  気がついたら、仕事以外でも一番多くの時間を過ごす様になっていた。

  因みに燕を最初に"味見"したのは白天龍では無く、文である。

  (小柄な躰付きとは対照的に巨根の持ち主)

  

  飄々とした性格だが、細やかな心配りを忘れないのは長年の職務の賜物。

  腕っ節はからっきしであるが、武術と仙術以外の鈴零の師匠である。

  

  サンプルボイス

  「どうじゃ、儂のは? んん?」

  (昨晩、白天龍の部屋から燕の嬌声が聞こえてきた事に少し嫉妬し床上で攻めて)

  

  「鈴零、もう少し口の形を狭めた方がいい音が出るぞ」

  (鈴零に笛子の指導している際の言葉)

  

  

  

  『呉鎮(ウー・ヂェン)』

  

  年齢:三十歳

  

  身長:五尺六寸(170cm)

  

  体重:二十一貫(80kg)

  

  種族:三毛猫

  

  役職:航海士

  

  人懐っこく昼寝と食い物に目がない太猫

  何処から入手したのか、北嶺の水夫服(セーラー服)を着ている

  

  普段は弧を描いた線目に、丸い愛嬌のある顔でニコニコしている。

  だが、食い物が絡むと目が見開かれ、肉食獣の顔になる。

  

  一人称:わい

  

  二人称:あんさん/あんた/~はん

  

  三人称:あいつ/奴・・・・

  

  性癖:同性愛者(男色) ウケ

  

  仙術:五遁(気功術)/風水卜占(占い)

  

  <来歴>

  出身は小さな漁村の漁師の息子。

  白天龍達に出会う前から仙術に目覚めてかけていた天性の仙術使い。

  幼い頃は風水卜占(占い)の力を無意識に行使し、天候や凶事を予測して周囲を

  驚かせる。しかしその為、周りから気味悪がられ周囲に壁を作る様になる。

  

  十五の頃に噂を聞きつけ訪れた黄達に出会い『白龍』へ連れて来られる。

  当初はなかなか打ち解けなかったのだが、

  『白龍』に連れて来られた当初の自分と重なる部分が多かった為か、趙が何かと

  世話を焼いたお陰で徐々に打ち解け、今に至る。

  

  風水卜占(占い)の素質は趙以上だが、時に食い物に関して勘が鈍る事も。

  

  外見に似合わず功夫の名手で、変則的な動きで相手を翻弄する。

  

  サンプルボイス

  「趙様、またターレンと、、、」

  (床上で少しむくれた様子で趙のお腹をつねりながら)

  

  「駄目ー!! これもわいの物(もん)!」

  (食堂にて、真ん中の大皿の最後の一欠片を巡って)

  

  

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