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【83】側仕えハーフエルフと我儘勝手な特級呪詛師。【閑話】【R18(BL)】
悦楽によって解れ、滑らかに動き出した魔力の流れを操作して「澱」を下腹部に集める。
排出を促す為に混ぜ捏ねてぎゅうぎゅうと圧縮すれば、後は精に乗せて吐き出させてやれば良い。
ぐぼっ!ぐぼぢゅっ!ぐちゅっ!
泡立つような水音がする度に、サテュロスの身体が跳ね震える。
・・・この擬似生命体は随分と勤勉な性質らしい。
どれだけ可愛がっているかなど知りたくもないが、元同僚の反応と昂り具合が行為の頻度を表していて、否が応でも察せてしまう。
『好き者の変態屑野郎が』
さっさと有用な後継を育てて、ころっとくたばってはくれないだろうか?
そうなれば自分の精神的負荷はそれはもう素晴らしく軽くなるに違いない。
個人的な願望が詰まったただの妄想だが、何かの拍子に叶いやしないかとほんの少し期待するくらい許されるだろう。
魔力操作を行いつつ、意識は他愛もない思考を続ける。
両腕で頭を包み込むようにして縋り付かれ、流し込まれる唾液を受取拒否して唇の端から溢れるに任せた。
鬱陶しい鼻息から意識を逸らし、扱く手を早めればあっという間に熟れ、孕んだ熱が弾ける。
絶頂に合わせて更に強く抱きしめられ、息が詰まる・・
が、ここで接続を切ると後々の手間が増え、確実に面倒な事となるので今はされるがままにして耐えた。
吐精の落ち着いた性器から手を離し、また自分だけに洗浄魔法を掛ける。
すると自由になった性器に触手が絡む気配・・どうやら追加で刺激を与えるつもりらしい。
「んん?!んふっ!ん゛っ、ん゛ーっ!!」
達した直後の刺激に、サテュロスは喉奥で嬌声を上げ、涙を零して善がりガクガクと身体を震わせ・・
纏わりつく触手に白濁を垂らして、ぐねぐねと内側から腹を波打たたせた。
強すぎる快感に呑まれ、己の魔力を制御する余裕の無いサテュロスは今や完全に半エルフへとその制御権を開け渡してしまっている。
・・あぁ。これは楽だ。
後の刺激は擬似生命体に任せて、自分は魔力操作に集中するとしよう。
元同僚もたまには役立つ物を作るじゃないか。
残る「澱」は後半分程。
顔に掛かる鼻息と溢れる唾液は不快ではあるが、それさえ我慢すれば思っていたより早く終わりそうな気配だ。
『首が疲れる前に終わると良いが』
依然、頭を抱きしめられたままの半エルフはソファの背もたれに空いた両腕を乗せて休ませつつ、元同僚の余裕の有無などお構いなしに魔力を操作。
絡めた舌を伝い、更なる「澱」の排出を促した。
〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇・〇
ぬらぬらと光る触手がいきり立つ性器を擦り上げ、何度目かの吐精を助ける。
寝台に横になったサテュロスが快感の波に堪らず脚を振り上げると、そのまま絶頂と共にピンと伸ばされた。
真っ直ぐな棒のようになったその先端で、蹄鉄の飾り石がぴくぴくと痙攣する動きに合わせて魔道具の明かりをキラキラと反射する。
薄桃色の肉塊は依然黒い毛皮に覆われた脚の間に陣取り、今もぐにゅぐにゅと蠢いて休まず刺激を与え続けていた。
今の排出で「澱」は殆ど流れ出た。
未だ僅かに残っているが、放っておいても問題ない量だろう。
後頭部に回され縋り付いてくる腕を無理やり引き剥がすと、魔力操作の為に続けていた唇の接触を漸く終えることが出来た。
上半身を起こし、後引く唾液の糸を拳でぐいと拭ってすぐさま全身に洗浄魔法を掛け身綺麗になる。
思っていた程時間は掛からなかったが、それでも疲れた。
しかも、自然と流れ落ちるのを良い事に散々唾液を啜られた・・
屑野郎が好き勝手しやがって。
唇がふやけたらどうしてくれる。
文句の一つでも言ってやろうと視線を下ろせば、元同僚は依然快楽の只中にいた。
粘液に塗れた体をビクッビクッと痙攣させ、太く開いた瞳孔を半分降ろした瞼の隙間で虚ろに揺らし「め゛ぇ・・め゛ぇぇ・・」と小さく声を零している。
他人が目の前に居るにも拘らず、恍惚と余韻に浸る自己中っぷりにイラッとした半エルフは目元をぴくりと引きつらせ、唐突に股間の肉塊を鷲掴みにすると力任せに引き剥がした。
「づあ゛、あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛っっっ!!」
後穴に潜り込んでいた触手が音を立てて引き抜かれると同時に、サテュロスの口から絶叫の如き嬌声が上がる。
性器を包んでいた触手も一緒にずるるっと離れ、尿道に侵入していた極細の触手が一番最後にちゅぽんと抜けた。
手の中で蠢く肉塊を蓋の開いた結界箱に押し込め、駄目押しの快感に痙攣する元同僚の額をベチっ!と叩く。
そこまでされて漸く正気に戻ったサテュロスは、のろり腕を上げて「いたいよ錆ぃ〜」と文句を言った。
「対価は果たした・・さっさと俺を解放しろ黒」
「んもぅ・・せっかちなんだからぁ・・もうちょっとくらい余韻に浸らせてよねぇ〜」
「五月蝿い。知ったことか、早くしろ」
顎をしゃくった半エルフに、サテュロスはゆっくりと身を起こしながら答える。
「はいはい、分かりましたよぅ・・・・うん。凄いスッキリしてる!相変わらず良い腕してるわぁ。また近いうちに頼んじゃおっかな♪」
「断る。今の俺の仕事はアディード様の護衛と、身の回りのお世話だ。お前に構う暇などあるものか」
そう吐き捨てるように伝えて、自らに洗浄魔法を掛けたジャスパーはソファに置いていた服を身につけ始めた。
「んふ♪ざぁんねん!でも、錆からの依頼だったら優先して請けてあげるから、また何時でも連絡してねん♪勿論対価はコレだけど♪」
寝台に腰掛け、脚を組んだサテュロスは片目を閉じて人差し指を口元に当て、先ほどまでの行為を暗に示して言う。
「また頼ってくる」と確信している様な言い回しに舌打ちして、元同僚に背を向けた半エルフは白手袋を嵌め、本当に渋々、嫌々といった様子で小さく「分かった」と答えた。
「ひひっ♪良いお返事!可愛い♪」
楽しそうに笑ったサテュロスは触手がはみ出たままの結界箱を徐に膝の上へ引き寄せ・・いつの間に取り出したのか、握り込んだ片刃のナイフを何の躊躇いも無く肉塊へと振り下ろした。
ぶしゅっ!と、擬似生命体から体液が吹き出す。
ばたばたビチビチと粘液と、緑色の体液を振り撒いて暴れる触手を気にする素振りも見せずに、箱の中をナイフで掻き回す。
肩越しにチラとその様子を確認したジャスパーは、飛んでくる粘液から距離を取ろうと壁際まで後退した。
緑色の体液に汚れながら「ふんふふん、ふふ〜ん♪」と下手くそな鼻歌を歌い、ざくざくと肉塊を引き裂いていた元同僚は、目的の物を見つけてぱぁ!と顔を輝かせる。
「あった、あった!!見て錆!今回はまぁまぁの大きさだよん♪」
そう言って掲げ見せたのは、緑色の体液と肉片がこびりついた親指大の真っ黒な球体・・
指先で摘んだ球体を明かりに透かし見て、むふーっ!と満足気な鼻息を吹き出したサテュロスは視線を球体に固定したまま、肉塊の入った結界箱に手をかざした。
途端、結界箱ごと空間が捩れ潰れて、ぎゅちっ!と身の毛のよだつ音を最後に跡形もなく消え去る。
そうして肉塊の始末を終え、トトンとリズム良く敷物を踏み鳴らし、洗浄魔法を発動。
粘液と、体液その他で汚れた身体は一瞬できれいさっぱり清められたのだった。
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