異世界に生まれ落ちて18年。俺は、転生特典である状態異常無効のチート能力と、剣と魔法の才能を買われて勇者として魔王の元へと送り出されることとなった。本当は面倒くさいので辞退したかったのだが、大金を積まれてしまっては断るに断れなかったのだ。
そうして俺は今、邪教の館で魔王軍幹部『ジャアーク』と対峙している。ヤツは近隣の住民を魔物に変えて使役したり、人間を洗脳し意のままに操るなどの状態異常魔法を専門とする邪道魔術師だ。数多くの勇者が挑んではジャアークの魔法の前に散っていったというが、俺はチート能力によって状態異常が一切効かない。だから王様も大枚はたいてでも俺を勇者として雇いたかったのだろう。
「お前は下僕としてやるか、それとも知能の無い魔物へと変えてやるか…楽しみじゃわい」
ジャアークは薄気味悪い笑みを浮かべると、俺に向かって呪力を込めた魔弾が撃ち込まれる。だが、どれだけ俺の身体に弾がぶつかっても魔物と化すことはない。攻撃が止んだ隙を突いて斬撃を食らわせると、ヤツは少し驚いたような表情を浮かべながら後ろに飛びのいた。
「もしや貴様は女神の忌々しい加護を、呪い封じの加護を受けておるのか!?」
ヤツが能力に気づいたようだがもう遅い。素早く近づいて何度も何度も斬撃を食らわせる。斬りつける度にうめき声を上げる様子を見て愉悦を感じる。魔物は状態異常に特化した個体が多いので、その力を無理やりチートでねじ伏せるのがこの世界を台無しにしているようで面白いと感じていたのだ。ジャアークも幹部とは言われていても、俺の前ではそこらの魔物と何も変わりはしない。
「さあ、止めを刺してやるぜ。ジャアークさんよぉ!」
俺が剣を胸元に突き立てようとしたその時、剣を持つ腕がピクリとも動かせなくなった。何故だ、状態異常を受けない俺が、麻痺や拘束を受けるはずが無いのに。どうにかして腕を動かそうと悪戦苦闘していると、より一層意地の悪い笑みを浮かべたジャアークがこちらを見据えているのに気づいた。
「ホッホ…間に合ったわい。」
ジャアークはよろめきながらも立ち上がって、俺から距離を取る。その姿を黙って見守ることしかできない。何故なら、ジャアークに対して危害を加える行動の一切が出来なくなっていたからだ。剣を振ろうとすると腕が動かず、魔法を唱えようとすると声が出ず。近づこうとしても足が動かないのだ。
「何が起きたか分かっておらんようじゃし、簡単に説明してやろうかのう。お主は恐らく呪いを弾き、毒や麻痺などを受け付けぬ体質なのじゃろう。だが、あくまで弾くのは悪性の異常のみ――つまり、付与された異常が良性のモノであった場合どうなるかは――ここまで言えば分かるじゃろう?」
良性の、異常。聞いたことはあった。鬼神の如き力を得る代わりに魔法が使えなくなる狂戦士化。あらゆる攻撃を無効化する代わりに攻撃を行うことが出来なくなる鋼鉄化。そういった異常は無効化出来ないことが多いと。だが、敵を攻撃できなくなる異常など聞いたことが無い。
「む、まだ気づいておらんのか。我らが神の祝福を受けていることに。大いなる魔神の寵愛を受ける代わりに、その身を魔族へと堕とす祝福を受けていることに」
魔族へと、堕とすだと。視線を下に落とし、身体を見回す。その身体は、見慣れた姿ではなく。黄金色に染まった皮膚――いや、体毛だろう。視界の端に映る前へと突き出した口と鼻。頭頂部へと移動した耳。そして鋭い爪を生やしたこげ茶色の手。お尻に感じる未知の部位――尻尾。
「あ、ああ――これが、俺の身体だなんて」
俺は、狐の特徴を有した人型の魔族――狐獣人へと変貌していた。このままでは、魔族の仲間へとされてしまうだろう。慌ててこの場から離れようとするが、何者かに行く手を遮られた。
「あらあ、可愛らしいお兄さん。一緒に遊びましょうよ」
現れたのは狼獣人だった。ダメージを与えて横をすり抜けようとするが、相変わらず攻撃をすることが出来ない。硬直している間に、俺は狼獣人に押し倒されてしまった。
「ホッホ…魔族へと変わってしまったお主に『同族』を攻撃することは出来んじゃろう。嫌悪感や仲間意識から、無意識に動きを止めてしまっておるのじゃよ。さあ、犯してしまいなさい」
ジャアークの話が終わると同時に、狼獣人は俺の鎧やインナーを脱がして放り投げる。そうして品定めするかのように俺の全身を見渡している。ああ、なんて美しい雌なんだ――俺は、今何を考えた!?
「美味しそうな雄ね。じゃあ、いただきまぁす♡」
股間が燃えるように熱い。ちんこが、ちんこが何かに飲み込まれて締め付けられているようだ。もしかして俺は、セックスさせられているのか――気持ち良すぎて、何も考えられないっ!
「あら、こんなに逞しいモノを持ってるのに未経験だったのかしら。初物を奪えてラッキーね♡」
俺から精液を搾り取ろうと、狼獣人のまんこが力強く締め付けて離さない。身体を上下に動かされ、その度にちんこが強く刺激される。人間の時には出来なかったセックスが、人じゃ無くなって、魔族にされて、しかも魔族相手にさせられているというのに――俺は興奮が抑えられなかった。目の前の雌を、犯して、孕ませて、俺のモノにしたい。そのためには、俺が主導権を握らなくちゃあな!
「あんっ♡いきなり激しい――ワウゥゥン!?そこは、そこはダメぇ!」
体位を変え、俺が雌を押し倒す。征服して、コイツ以外の雌も犯しつくして、俺だけのハーレムを築き上げてやる。俺のチート能力には、それが出来る!
「おい、出すぞ!受け止めて俺の雌になりなぁ!」
昂ぶりが最高潮になった時、勢いよく膣内へと射精する。たっぷりと溢れかえるほどの精液を注ぎ込んだ後、ゆっくりとちんこを引き抜く。ああ、気持ち良かったぜ。だが、まだ出したりないな。またこの雌にぶち込んで――?
「あれ、この雌、こんなに大きかったっけ」
先ほどまで頭一つ分こちらの方が背が高かったのだが、今では狼獣人のほうが頭一つ分どころか、二つ分大きくなっている。気のせいだろうと思い、またちんこをぶち込んでやろうとしてまんこに近づいたときだった。ちんこがちいさくなっている――そして、気が付いた。狼獣人が大きくなっただけじゃない。俺が小さくなっているんだ。これもまた、ジャアークの仕業なのか、そう思って正気に戻った。そうだ、俺は人間で、勇者で――!
「ほう、心が染まりきらないとは。意外と耐えますねえ」
ジャアークの声が聞こえて振り向く。こいつがまた何かをしたのか。だけど、俺には状態異常が効かないはずなのに。また良性の異常がかけられたのだろうか。
「おやおや、頭の中まで子供になってしまったと見える。お主は魔族なのじゃぞ。女神の加護なぞ、当の昔に消えておるわい。あくまで人間に対する祝福じゃからのう」
チート能力が消えた、だと。それじゃあ、俺は今無防備な状態ということになる。逃げようにも、先ほどの疲れから思うように動けない。
「お主にかけられた呪いは、射精をするたびに力を失い、子供へと退行していくものじゃ。知能が無くなるより良心的な呪いじゃろう?」
ふざけるな、そう言おうとしてジャアークに詰め寄るが、背後から来る狼獣人に押さえつけられて床に倒れ込む。その拍子に、射精したばかりの敏感なちんこを床に擦りつけてしまい、無様に二度目の射精をしてしまった。
「わあ、こんな刺激で射精しちゃうなんてマゾなのかしら♡へなちょこおちんちんはどこかな~♡」
狼獣人に仰向けにされると、ちんこを指でピンと弾かれる。それだけで全身に貫かれるような気持ち良さが走り、何度も射精してしまう。そして、射精する度に全身から力が抜けていくのを感じるが、気持ち良すぎて何も考えられない。
「じゃあ、ここで一気に搾りつくしてあげるね♡」
まんこを指で広げ、俺の前に見せつけてくる。ダメだと分かっているのに、俺の身体は釣られるように動き、小さくなってしまったちんこを挿入してしまった。挿入したと同時に射精してしまうが、そこから包み込むようにちんこが締め付けられると、絶え間なく刺激を送られ続け壊れてしまったかのように精液が吐き出され続ける。
「キュウウン、おねえちゃん、おちんちんが壊れちゃうよお!」
止めようとして叫ぶが、喋り方も、声も、もう子供のモノに成り果ててしまっていた。それに、叫び声を聞いてさらに興奮してしまったのか、狼獣人はさらに動きを激しくしていく。もう、快楽の波に耐え切れない――俺は、意識を失ってしまった。
[newpage]
起きたとき、ボクの身体は変わり果てていた。持っていた剣を持ち上げるどころか抱えることすら出来ない非力な身体。扉にすら手の届かない小さな体格。皮を被った未成熟なおちんちん。そして、狐獣人の身体。夢であると思いたかったのに、じんわりと残っているおちんちんの刺激が夢ではないと訴えかけてくる。
「あらあ、ボウヤ。起きたのね」
その言葉に振り向くと、そこには狼のおねえちゃんが立っていた。さっき見たときよりかなり大きくなってるし、まるでお母さんみたいにキレイ。そして、目線が合うようにしゃがみ込むと、ボクのおちんちんを指でつまみ上げ、ゆっくりと擦り始めた。だけど、ちょっとだけ気持ちいい以外にはくすぐったさしか感じなかった。さっきまで、あれだけ気持ち良かったのに。
「残念。もう射精どころか勃起すら出来ないほどまで幼くなっちゃったのね。ここから先は、大人になってからのお楽しみね」
おねえちゃんは胸をボクに押し付けながらそう言うと、立ち上がって何処かへ行ってしまった。ドキドキが止まらずに、おちんちんを触ったり床に押し付けたりするけど、全然気持ち良くならない。そうだ、ジャアークおじちゃんなら何とかしてくれるかも。そう思って、館の最深部へ歩き出した。
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「人間共よ、降伏せよ。お主らの希望であった勇者は堕ちた。その姿を、刮目するがよい!」
王都の広場にて、ジャアーク率いる魔族の軍団が人々を前に降伏を勧告している。そして、広場の中央では小さく未熟な男性器を持った幼い狐獣人が、一心不乱に男性器を擦り続けていた。快楽を得てはいるようだが、射精する素振りは見せない。そしてその傍らには、勇者であったことを示す装備品の残骸が置かれている。
人々は理解してしまった。彼こそが、あの醜く発情し続けている幼い獣人こそが、勇者の成れの果てであることを。そして、切り札を失った人類に未来が無いことも。絶望し、諦めの表情を浮かべる者が続出する中で、魔族と元勇者だけは嬉しそうな表情を浮かべていた。