展開編 第十一話 ダインの魔龍戦力

  005-011

  顎に横たわるセジアに変化の時が訪れていた、魔進化の変化が観察し易い様に、上体は背中が見える様に起こされて、下に垂れ下がった水膨れの中では翼の蠢きが透けて見えている。

  フォティーヌ 「これならいっそうつ伏せにした方がよく観察出来ませんか?」

  ダイン 「個体をちゃんと識別出来ないと記録としては問題ですからね」

  フォティーヌ 「なら良い方法が有りますよ、要は寝たまま空中に身体を浮かせれば良いんですよね」

  ダイン 「それで問題ありませんが出来るんですか?」

  リノール 「耳長は森で寝る、その為には身体は浮かせた方が虫が這い上がらない」

  ダイン 「睡眠用の魔術というわけですか、やって下さい」

  ダインの了承が得られたので、フォティーヌは短く詠唱を唱えるとセジアの身体が50センチぐらいの高さまで浮き上がる。

  フォティーヌ 「どうですか、もう少し高くも出来ますけど」

  ダイン 「いいえ、これで問題有りません、これならばセジアの身体の負担も随分と軽減されるでしょう、ですがこんな凄い魔術があったとは」

  フォティーヌ 「耳長では当たり前の魔術ですけど、森の地虫はタチが悪いですから」

  ダイン 「民間魔術ですね、他にも応用出来そうな物はどんどん使ってみて下さい」

  フォティーヌ 「心掛けておきます、お尻と背中が解放されたので動きが活発になってますね、セジアは目覚めていないのでしょうか?」

  ダイン 「魔法生物部分の動きを制御する脳は別に存在しているんですよ、だから本人の意思とは関係無く調整を行っているわけです、本人の意思が目醒めれば制御出来る筈ですから、蠢きが止まった時がセジアの覚醒ですね」

  ダインの言葉を聞いていたかの様に水膨れの蠢きが止まる、セジアの身体がピクリと動くと大きく背伸びして、身体を解す。

  セジア 「あれ、私いつの間に浮寝してるんでしょう?」

  ダイン 「セジアの姿を観察する為にフォティーヌがやってくれました、尻尾と翼の脱皮は魔進化の最終工程ですから、もっともセジアには魔龍化も控えてますが」

  フォティーヌ 「文字通り一皮脱いで遊魔になるわけですね」

  リノール 「リノールにはそんなの無かった、いきなり魔龍になった」

  ダイン 「私の読み間違いです、魔力量は抑えた筈なんですが、一気に魔龍化してしまいました、人間ベースの遊魔では変化など有りませんでしたから、耳長の身体は魔力との相性が良い様ですね、姿は似ていても全くの別種の様です」

  フォティーヌ 「魔力量で魔龍化しちゃいますからね、ですが人間とSEX出来ますよ」

  ダイン 「ですが、混血は確認されてませんよね」

  リノール 「耳長は余り他種族と付き合わない、東方の人間とも何時も争ってる」

  ダイン 「え、東方大陸には人間種がいるんですか?」

  フォティーヌ 「隷下に置いた人間を間者にして、人類圏に送り込んで情報を得ているんですよ、露見するとちゃんとした友好が築けないと思って隠匿してました」

  ダイン 「私は特に気にしませんけどね、私自身が人権など語れる事をしてませんし、能力に応じた力の行使は制限するべきじゃ有りません、道具で得た力は別ですけど、自分で作った道具なら別ですが」

  フォティーヌ 「まぁ耳長もユーマとだけの関係を望んでましたから、他の人類国家から得る物なんて有りませんし」

  セジア 「あの、そろそろ弾けちゃいそうです、抑圧された尻尾と翼が世界を感じたがっています」

  ダイン 「遠慮は要りませんせん、大きく世界へと羽ばたいて下さい」

  セジア 「ああ、行きます」

  セジアの言葉に呼応して、尻尾と翼が一気に水膨れを突き出て来る、身体が宙に浮いているので、より広く長く展開して遊魔として完成した姿をダイン達に披露する。

  ダイン 「思った通りの魔龍型ですね、翼と尻尾が魔族型よりも随分と大きいですね、やはり耳長で魔族型を産み出すのは不可能なのでしょうか、まぁ見た目の派手さぐらいですけど」

  フォティーヌ 「どっちでも良い様にDコアを使ったんですよね」

  そう、耳長達は魔龍型遊魔であるから、ドラゴンでも魔族でも有るのだ、だからこそダインも新しい魔力制御装置にDコアという名称を与えたのだ。

  リノール 「あの宝石で魔力を溜めてる、それで魔龍化しなかった」

  セジア 「自分で魔力を引き出せる感覚は有ります、ここじゃちょっと怖いですけど」

  ダイン 「はい、どうせならDコアに最大限の魔力を溜めた状態で魔龍化を試してみましょう、ビグ・ユーマの兵装試験で海上に赴く機会が有りますから、その時に魔龍化を試しましょう、セジアはそれまでに魔力を溜め込んで下さいね、十日は有るので大丈夫でしょう」

  セジア 「つまり毎日ダイン様が相手をしてくれるわけですね」

  ダイン 「私以外でも魔力を溜めれないと実用的とは言えませんからね、他の遊魔達とも交尾して魔力を集めて下さい」

  フォティーヌ 「セジアとばかりでは他に恨まれてしまいますから、私なんてまだ処女なのに・・・」

  リノール 「フォティーヌ、一番年増なのに処女」

  フォティーヌ 「言いましたね、ですが私には立場が有るから仕方有りませんよね」

  ダイン 「この世界が処女の魔力でしか動かせない魔導具を利用している以上今は耐えて貰うしか有りません、私もフォティーヌを欲してますが耐えているんですよ」

  フォティーヌ 「その言葉だけで救われます」

  リノール 「フォティーヌはもういい、早くシノールと会いたい、シノール居ないと安心出来ない」

  ダイン 「そうでした、顎の管理はセジアに任せます、今なら出来ますよね」

  セジア 「お任せ下さい、Dコアの生成も行うべきでしょうか?」

  ダイン 「そこまではいいです、私以外が生成したDコアの実験も行う必要は有りますが、今は魔龍化に専念して下さい、今、フォティーヌを使ってもいいですよ」

  フォティーヌ 「何という冷たいお言葉、でもそれがダイン様の望みであるならフォティーヌはセジアに貪られます、まぁこちらも負けませんが」

  ダイン 「気持ちよくさせるのはいいですがちゃんと魔力を与えて下さいね、遊魔の予定は早まる事も多いですから、現にビグ・ユーマの兵装は予定よりも進んでいますから」

  ダインは競争心を植え付ける事でユーマ産業を活性化させている、予定よりも早く成果を上げる事は自身の優秀さを示す行為でも有り、遊魔達は少しでもダインに良く思われたいのだ。

  そして、その遊魔の思考はちゃんとセジアにも継承されており、セジアの尻尾は積極的にフォティーヌの尻尾に絡んで行っている。

  フォティーヌ 「セジアが積極的なんですけど、尾マンコ処女は私が頂いてもいいんでしょうか?」

  ダイン 「構いませんよ、セジアもフォティーヌで異存は有りませんよね」

  セジア 「正直言うとフィセーリア姉様に憧れていますが、フォティーヌ姉様も悪くは無いです、何よりセジアの事を見守ってくれましたから」

  フォティーヌ 「良いんですか、フィセーリアが良いなら辞めますけど」

  セジア 「フィセーリア姉様は忙しそうでしたから、セジアを迎えては貰えませんでしたし」

  ダイン 「フィセーリアはクフィカールの修理や説明で忙しいですから、アレにはユーマとは違った技術体系も用いられていて、ユーマの者だけでは手に負えないんですよ」

  フォティーヌ 「なら私がセジアを慰めて上げますね、フィセーリアはクフィカールと楽しめば良いんです」

  ダイン 「ナナとよく交尾してますね、お互い繋がった方が些細な事まで理解出来ますから、技術系の者同士で得られる事が多いんでしょう」

  ここでダインはセジアに妙な対抗意識を芽生えさせようと誘導している、遊魔の新戦力でも有る魔龍組の要となるセジアに、マギガント組への対抗心を与える事でより能力を引き出そうとする魂胆だ。

  そして、セジア本人も知らぬ内に対抗心が芽生えて、フォティーヌへの攻めがエスカレートして行く、了承を得ずにセジアの尾ニプルがフォティーヌの尾マンコに挿入され、問答無用で抽送を行い始めたのだ。

  その行いにフォティーヌは戸惑いを感じながらも反撃を行い、あっさりとセジアの尾マンコ処女を奪い、それと同時に多量の射乳で尾マンコを目一杯拡張させて行く。

  ダイン満足気にその様子を観察すると、擦り寄って来たリノールに促されて、シノールの作業に向かう事にする。

  肉柱の浮かぶシノール魔龍は胎児の様な姿でそこに有り、尻尾の付け根の上には陰裂のスリットが見えている。

  ダイン 「あれも鳥の様に肛門と兼用なのでしょうか、卵はあそこから産まれてましたが・・・」

  リノール 「尻穴は尻尾に有る、尾マンコの上の穴がそれ」

  ダイン 「なるほど、魔龍には穴が三つ有るわけですか」

  リノール 「いや、一番下は遊魔だから」

  ダイン 「そこは遊魔の色が出ているという事ですか、魔龍を区別するのに役立つかも知れませんね、そもそも中央の魔龍に雄はいるんでしょうか?」

  リノール 「解らない、股下の確認とか出来る相手じゃない」

  ダイン 「ならそれも調べるべきですね、ですが遊魔龍が雄に襲われるのは嫌ですね」

  リノール 「ダイン様は独占欲が強過ぎる、嬉しいけど」

  ダイン 「どの道中央大陸への進出はまだ先の話ですからね、差し当たっては耳長との関係です、今回の交流団とは文字通り交流しましょう」

  リノール 「ダイン様、笑顔が怖い」

  ダイン 「楽しくなって来ましたからね、最悪三百体のマギガントに囲まれる可能性も有りますし、ですが私はしぶといですからね、ちゃんと切り札も手に入れました」

  ダインはそう言ってリノールに手を伸ばして、その肩を抱き寄せる、リノールは既にダインの与える快楽を知る身体なので、快く応じるばかりかダインの手を胸に導いて今以上を要求する。

  実際、ダインはぶっきらぼうな言葉使いのリノールの感情をちゃんと理解出来ていない、だが、リノール自身が導いた事で行為はエスカレートして行く。

  ダイン 「ん、胸の間に何か硬い感触が有りますね、Dコアはまだ施していませんし」

  リノール 「そこ、触られると気持ちが乱れる、ダイン様だから抑えられてるけど、止めて欲しい」

  ダイン 「もしかして逆鱗というヤツでしょうか、龍には触れると激怒する逆さの鱗が有ると言われてます」

  リノール 「よく解らない、ただ、そこ触られるのは嫌」

  ダイン 「なるほど、遊魔龍にパイズリは御法度というわけですか」

  リノール 「ぱいずりが何か解らないけど、そこを触られるのは駄目」

  ダイン 「まぁリノールだけの特性の可能性も有りますからね、シノールの作業を進めて確認してみましょう、ただ、シノールには変化を与えて先にDコアを埋め込んでみましょう」

  ダインは常に進歩を好む、まだ試験段階のDコアでは有るが、セジアで有効性が認められたので直ぐにも試してみたいのだ。

  リノール 「ダイン様からの贈り物なら、シノールも嬉しい筈」

  既に遊魔思考のリノールは姉妹が実験台にされても異論はない様だ、実際リノール自体がダインの実験台にされて元の姿を取り戻したのだ。

  ダイン 「では行きましょうか、Dコアの生成も終わってますし」

  ダインの尻尾は実験台を求めて、シノール魔龍へと這い寄って行く、そして肉柱を器用によじ登ると皮膜を貫通して、液槽の中を泳いで行く。

  ダイン 「そういえば、リノール魔龍の陰裂には膜が有りましたね、私の好みが反映されているんでしょうか?」

  リノール 「遊魔は皆んなダイン様のモノ、好みの身体になるのは当然」

  リノールはそう言ったものの、魔龍の身体はダインの好みでは無い、もし本当に好みならば、尾チンポを使わずに肉槍を突き立てているからだ。

  常識的に考えて異常な事を実行出来るのがダインの強みでは有るが、自身の好みにはとてもうるさいのだ。

  おまけ

  マギガントスペック ウウル・ジー

  運動力       16

  機動力       16

  腕力         8

  耐久力        8

  搭載力        7

  運用力        6

  対応力        5

  ある意味でジーカの完成系と言える機体、スペックを抑える事で操縦性を向上させている、一流騎士同士でジーカと対戦すればウウル・ジーが勝つが、超一流騎士同士ならジーカが勝つ性能。

  ククジアとの友好度が高く無い国で運用出来る最高スペックのマギガントである。