映画「スチームボーイ」の感想

  とても良かつたです!

  記憶を消して、もう一度觀たいアニメです。

  20年近く前の作品とは思へませんでした。

  家の中から、玄關の外へと畫角が引いていくシーン。

  それから、屋上の回廊を歩くシーン。

  この二つが、滅茶苦茶良かつたです。

  主人公が乘つてゐた「一輪バイク」!

  昔見た夢ですが、今も見續けてゐます。

  蒸氣機關車と戰車みたいなやつに挟まれるシーン。

  それから、お母さんがギャングの男の顔を、クッションで引つ叩くシーン。

  此處だけ記憶があります。

  金曜ロードショーでやつたのかな。

  これを魔女宅だと勘違ひしてゐて、

  トンボが一輪バイクに中々乗らないな、と思つて見てゐた事がありましたし、

  結局最後まで乗らなくて、がつかりしました。

  以下、Twitter 等に投稿した感想をまとめさせていただきます。

  「トップハムハット卿が四人。」

  冒頭、お爺ちやんとエディ親子の工房を、髙所の安全圏から見守る男達。

  シルクハット大好き。

  トップハムハット卿とは、「きかんしやトーマス」に出てくる人物。トーマスたちや、鉄道路線の所有者であり、鐡道王なのである。社長みたいな事だが、シルクハットや「卿」からもわかる樣に、貴族なのだ。偉いのだ。凄いのだ。

  實寫映画「シャーロックホームズ」も、シルクハットの男たちが出てきて好きだつた。

  「髙山みなみ」

  主人公の弟の聲。

  

  「カバネリや機巧少女、黑執事、プリンセスプリンシパルの原型ですね。」

  『甲鐡城のカバネリ』機関車が出てくるスチームパンクな世界。

  『機巧少女は傷つかない』2009年より連載、2013年アニメ化。エンディングは「回レ」

  『黑執事』イギリスが舞台だが、悪魔や死神が登場する、ダークファンタジー。

  『プリンセス・プリンシパル』分断されたイギリスが舞台。

  ほかに、『薔薇王の葬列』と『絶園のテンペスト』。(沙翁が原作)

  『ふしぎの海のナディア』(1990〜1991)→第四回パリ萬博(1889)※エッフェル塔が完成。

  映畫『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』中においても、電話用の電波塔が完成してゐた。

  パリ萬博(1900)…5回目。第二回近代オリンピック・パリ大會と同時開催。「ヨーロッパの世紀」、19世紀を派手に締めくくつた。

  第一回パリ万博(1855)

  第二回パリ万博(1867)…幕末の日本が初参加。

  第三回パリ万博(1878)…漫畫『ニュクスの角灯(ランタン)』

  「スチームボーイ」中のロンドン万博は、第二回(1862)がモデルか。

  「マンチェスター・ユナイテッドのマンチェスターって、イングランドだったんだ。

  スコットランドかと思った。」

  そんな事を言つてゐるから、フランスのドリューズの夢を見るんだ。

  「善悪の彼岸を渡つた者は、死んだと言ふのだ」

  お爺ちやんのセリフ。

  主人公の父親エディ(エドワード博士)は、ボイラー事故で亡くなつたのかと思つた。

  この家の男は、親子三代でエンジニア(技術者)である。

  お爺ちやんは「エディ」と愛称で呼ぶのに、エディは「お父さん」と、婿が義父を呼ぶみたいな距離感なのが氣になる。

  「ヴィクトリア女王」

  

  スチームボーイは1866年のイギリスが舞台。

  當時の英國王は、「イギリス・ハノーヴァー朝第6代」のヴィクトリア女王でした。(Wikipediaより)

  先のエリザベス2世や、ブラッディ・メアリと言ひ、女王が良く出るのですね。

  「ジェットパックは人類の夢」

  マイクラじやん。

  「ネブカドネザルの鍵」

  それは、エヴァのゲンドウである。

  然し、エディの腕も、スチーム城を動かす鍵となつてゐた。

  「リヴァイアサンとマモンに魅入られた者たち」

  「英國 vs 財團」

  金髪眼鏡の男は、金に目が眩んでゐた。(マモン)

  上司の男(黒髪)は、イギリスについてゐた。(リヴァイアサン)

  また、財団の人間は、資本主義(マモン)の虜だし、

  英國は、現在の領域国民国家システム(リヴァイアサン)の欺瞞を描き出してゐる。

  最後に基本情報を紹介させていただく。

  アニメ映畫『スチームボーイ』は、2004年に公開された。

  監督は、大友克洋。『AKIRA』や『FREEDOM』の人である。

  鐡腕アトムの英題「アストロボーイ」に因んで、命名されたらしい。