ポケモンと人々が共に生きる世界。どこかの地方のとある森。
そこでは夜、野生のポケモンたちが集い、腕を競い、身体と心を通わせ合う
一種の「宴」が開かれるという。
そこにまた一人、身を投じる者がいた……。
観客としてではなく、「参戦者」として。
彼女の名はウェルナ。普段は街で踊り子として人々を楽しませる美しい女性である。
深い海のような青いショートヘア、美しい曲線美を描くすらっとしたボディ。
たわわな胸と大きく弾力のあるお尻。そして何より、流れる水の如く舞う美しき姿。
その全てが人々とポケモンを虜にしていた。
そんな彼女には……誰もが知りえぬ秘密があった。
「はぁ……はぁ……。」
日中、いつものように踊り終えてもたぎり昂る身体とハート。
僕はそれを抑えられず、いつもの場所に立っていた。
街から離れた所にある森に、ぽっかりと空くように開けた原っぱ。
空に満ちる月が照らすそこには、旅のトレーナーや野生のポケモンたち誰ひとりいない、
まるで閉館後のステージに、優しく明かりをともしたかのよう。
「誰もいないね……よし。」
軽く周囲を見渡して。僕は着ているもの全てに手をかけて……
ササッ、スルッ……。
「ふぅ……今夜はちょっと冷えるなぁ。
でも大丈夫、これからあったかく気持ちよくなれるし。」
何も身にまとっていない、僕の生まれたままの姿を晒した。
自分で言うのもなんだけど、僕はちょっと自分のスタイルが誇らしい。
メロンのようにたわわに実り、僕が舞うとぷるぷる美しく揺れる胸。
きれいな形の桃を大きく柔らかくしたような、自慢のお尻。
それでいてダンスに適した、すらっと引き締まったボディ。
でも、今はちょっと名残惜しい。
何せこれから僕は、これからの舞台に相応しい姿に変わるのだから。
ふにっ、もにっ……。
「ふぅ、んんっ、はぁん……。」
前戯というか軽いウォーミングアップというか。大きく柔らかな胸を揉む。
むにっ、もにっ、ぷにゅっ……。
「はぁっ、はぁっ……いい感じに温まるね……んぅっ……。」
胸をマッサージすればするほど、熱が行き渡って、ほどよく淫らな気持ちになる。
これからやることの準備運動には、十分にさえ感じた。
「さて、そろそろ始めるかな。僕だけのステージを。」
そう呟いた僕は、持ってきた荷物から必要なものを取り出す。
といってもたった一つだけ。
それは……とある鳥ポケモンのくちばしをかたどったもの。
僕はそれにそっと口づけして、口と鼻を覆うように取り付けた。
とくん、とくん、とくん……。
「んっ……。」
そのくちばしから顔に、頭に、不思議な力が流れてくるのを感じる。
そして、まず。
ふわっ!ふぁさっ!
「くわっ!」
眉間の辺りから左右に赤い羽毛、上に向かって水色の羽毛が伸び、
僕の青髪がさらにうるおいと艶を増してはふわっとなびく。
顔と首の辺りを、白く細かい羽毛が覆っていく。
「はぁ…はぁ……ふふっ。」
まずは頭と顔。そこを変えたことを確認した僕は裸足でとんとんと地面を叩く。
すると足が三つ指の鳥ポケモンのものとなり、水が生じると小さな波を起こす。
頭と足だけがこれからなるポケモンで、まだ大部分が僕という女性の裸身。
今の僕はヒトでもポケモンでもないナニか。人間から離れだしたナニか。
その事実と背徳感がより僕を昂らせ、エネルギーを生む。
ざざーん、ざざーん、すいっ!
「はあああああああああーーーーーーーーーーっ!!!!」
氷上へ滑り出すかのように、僕は足でさざ波を起こし、その舞台へ滑りだした。
ぷるん!ぷるん!ぷるんっ!
「あっ!はぁっ!はぁぁんっ!」
舞台を滑り、身体をしならせては反らす。その度にぷるんぷるん揺れる胸。
僕のボルテージはますます上がり、次の変化へ進む。
ずんっ!ふりっふりっ!ぷりっ!ぷりっ!
「あんっ!あんっ!あんっ!ああんっ!」
大きくて柔らかなお尻を突き出し、滑りながら力いっぱい振る。
するとお尻が引っ張られて盛り上がる感覚がして、
青色の羽毛に覆われたお尻となった。
ぱああっ!
「ああんっ!」
そのお尻の先に水色の羽毛が生じると、やがて水しぶきのような大きく、美しく輝く羽となった。
くるくるくるくるっ!
続けて両腕を真上に突き出してスピン。真上に突き出した両腕は手先から青い羽毛に覆われ、
また先が水色の羽を3つずつ形成した。
さあ、ここからが一番気持ちよくなるフィナーレだ。
僕は再び身体を反らす。
くりっ♡くりっ♡くりっ♡
「ああっ!はぁん!出てぇっ!」
胸の実りにあるピンクの乳首。体を反らしながら刺激を加えると……。
ぴゅるるるるるるるるるるるるるる!!!!
「くわああああああああああああっっっっっ!!!!!」
身体を反らし、思いっきりスピンさせながら母乳を出す。
僕の中の「ヒトの成分」を一旦絞り出すイメージを浮かべながら。
白いそれは月光を受け、噴水あるいは白いリボンのように彩りを添える。
そして変化はフィナーレへ。
胸が少し縮んで動くのに適したサイズになると、
僕の身体は青と水色、白の羽毛に覆われ、
ますます細く引き締まった体形となると。僕の変化は終わった。
ダンサーポケモン、ウェーニバル。
それが今の僕の姿であり、これから飛び入る宴の「衣装」。
ある時手に入れた不思議な飾りくちばし。これを顔につけることで
僕はこのポケモンになれるようになった。
『ああ……本番はこれからだってのにまた汚しちゃった。
でも、変わるの気持ちいいからついやっちゃうんだよなぁ。』
まずは身体を洗わなきゃ。えっと……泉はあっち。そこからステージの明かりが見えるはず。
宴はまだ始まったばかり。僕は森の中の泉へと足を向かわせ、一人舞台を後にした。