貴族達のお遊び

  中世を思わせる古風な城へ馬車の一群が列を成して向かっていた。

  豪華絢爛な馬車からドレスを着た貴婦人から男爵等各名家から地方貴族まで様々な貴族達が集い挨拶を交わしていた。

  その馬車とは別に各貴族の家紋がついた黒い鉄製の馬車が城の裏口で別の行列を作っていた。

  「それ行儀良く並ばんか!!」

  馬車を連れる馭者は長い待ち時間に苛立ちソワソワし落ち着きのない馬達に八つ当たり鞭を振るった。

  「ブォォォーーーーー!!」

  「ヒヒーンーーーーー!!」

  痛みでのたうつ2足歩行の馬達は体を覆うゴム越しに打たれる痛みで馬に似せた悲鳴を上げただでさえ疲労で立つのも苦痛な姿に泥だらけになりながらすすり泣いていた。

  馬達にイラつくのも仕方がないが運んでいる物も早く出して身軽になりたいと馭者はさらに鞭を振るった。

  ようやく城内にたどり着いた馬車は使用人達に誘導され荷物が下ろされ始めた。

  馬車の鉄製の箱荷台から出てきたのは鎖で繋がれた数人の奴隷達だ。

  体をゴムで包まれ顔も目元が隠れ男女問わず素顔が隠された奴隷達は馬車の横で休み倒れこむ馬達を横目に可愛そうにと同情していた。

  馬たちも奴隷で両手足に蹄のグローブとブーツ、それに馬を似せたマスクで全頭を覆われ薄い空気を補充しようと必死に肩で息をしていた。

  奴隷達は使用人の引く鎖に連なり城内の牢屋へそれぞれ誘導されていった。

  松明の小さな灯りしかなくカビと悪臭のなか振るえていると屈強な体を男達が大きな木箱を抱えてやってきた。

  「ほら、お着替えの時間だぞ。」

  奴隷達は震え嫌々と部屋の角へ逃げようとしたが簡単に捕まってしまい木箱から取り出されたゴムの皮を見せつけられた。

  それは光沢を放ち茶色や黄色、銀といった様々な色のバリエーションが揃った狐の皮だった。

  全身が一体となりまるで脱け殻のような皮からリアルなものからコミカルなアニメ調のものまで詰まった木箱から適当に取り出されたゴムスーツがあてがわれ2人係りで荒く乱暴に着せられていった。

  小さな瞳の穴と口位置が合わせられ全身狐スーツに包まれた奴隷は驚いた。

  さっきまでたてていたのにスーツの手足に入った補強材のせいかまるでケモノのように四つ足で立つような姿勢にされてしまった。

  また一人また一人と奴隷は捕らえられた狐へと変化させられていき木箱いっぱいに入っていたスーツは消え狐の群れが出来上がっていた。

  口枷のせいで「コンコン」「キャンキャン」としか叫べなくなり狐達は固まり恐怖の目で男達を見上げていた。

  別の牢屋では同じ光景が広がっていたが少し違った。

  奴隷達が同じように捕まり差し出されたのは鹿を模したゴムスーツであった。

  だがゴムスーツの作りは違っていた。

  茶色に白や黒の斑点の模様が描かれたスーツの手足にはごつい蹄がついており重たそうにスーツから垂れ下がっていた。

  乱暴に着せられる過程でまるでピンヒールの如く角度のついた蹄は馬車馬達の蹄よりも履き心地は最悪で立つのがやっとだった。

  手も中でボールを握るような構造の上に蹄があるため指一本動かせず生まれたての小鹿のようによちよちと歩く鹿達はいたるところで転けていた。

  そんな獣達はさらに男達が持ってきていた機械で耳に何かを固定されピアス穴を抜かれるような痛みに悶えた。

  複数の牢屋の中は狐と鹿、狼といった疑似獣達で溢れ苦しそうな苦痛や悲壮な鳴き声で溢れていた。

  やがて鹿達は棍棒を持った男達に誘導され場外へ追いたてられた。

  出口からはまぶしい光が溢れ暗がりに慣れた目は一瞬視力を失った。

  目の前に広がるのは城壁囲まれた森と庭園の迷路が広がっていた。

  鹿達は不安そうに辺りを見回すと切り立った背後の城壁の上に展望台が見えた。

  そこから貴族達が談笑しているのが見えた。

  あるものは酒を片手に趣味や近況を語り、あるものはオペラグラスでケモノ達や庭園を見渡し何かを見つけると指差して無邪気に笑っていた。

  獣達は知らなかった耳に付けられたタグには各高家の家紋が印字されどこの所有か一目でわかるようにされていた。

  やがて展望台で小さいながらも誰かの演説が聞こえてきた。

  それは鹿達を青ざめさせた。

  「毎年恒例の行事に馳せ参じいただいた高家の皆様!

  鹿狩り狐狩りのお時間がやって参りました。」

  "狩り"

  その対象となった自らの存在に恐怖した鹿達が横目にやるともう一つの城門から同じ境遇の狐達が見えた。

  だが様子がおかしい。

  どことなくソワソワし四つ足で必死に隠そうとしているが肥大しそそろたった性器が先走りを滴しまるで発情期を迎えた獣たちのようであった。

  そんな狐と鹿達がもっと狂気したのは最後に現れた狼達であった。

  なんと奴隷に紛れ本物の狼も混じっていた。

  それにゴムスーツ姿の狼も本物の狼も血走った目で狐のように発情しきっていたが攻撃的で今にも襲いかかるような獰猛な様子だった。

  やがて遠くからファンファーレの音が響き銃を持った男達が現れた。

  ズドン!

  銃声が響き渡りまず鹿達が一斉に恐怖心で逃げ出すように森へと走り出した。

  あるものは四つ足で必死に走り、あるものはコツをつかんだのか蹄のブーツを駆使し颯爽と走り逃げていった。

  空砲とはいえ恐怖心を掻き立てられた鹿に続き続いて狐達が放たれた。

  同じようにまるで蜘蛛の子を散らすよう逃げていった。

  そして最後に狼達と馬に股がった狩人達が放たれた貴族達は高みの見物を始めた。

  ある雄の鹿は股下でぶらぶらと鉄製のコックリングで絞られ勃起したペニスを邪魔と感じながらも蹄でこけそうながらも森を駆け抜けていた。

  もともと馬車馬経験がありここで活かせれる経験に思わず皮肉思ってしまった。

  だが体力にも限界がありやがて座り込んでしまった。

  時間がどれだけ経ったか息を整え顔を包む鹿を模したマスクのせいで息もしづらく少しの休憩がいつの間にか昼過ぎまで経ってしまった。

  「きゃーーーーーーーーーーーーーーー!!!」

  甲高い悲鳴が聞こえた。

  どうも近くらしい。

  手の蹄で鬱蒼としげる林と坂を超えて声の方向へ向かった。

  そこではメスの鹿が3匹の狐に群がられ犯されるところだった。

  半開きになった鹿のマスクの口に一匹が発情したペニスを放り込みもう2匹は合体するかのようにアナルとワギナにペニスを突き立て激しく腰を降っていた。

  「ん"ッン"っ!!んーーーー""!!!」

  上下の穴と言う穴にペニスを突き刺され激しく突かれる鹿は悲鳴を上げ助けてと叫ぼうとしても喉と膣深くまで差し込まれたペニスに窒息しレイプされた。

  やがて狐の1匹が絶頂を迎えアナルに溜め込んだ精液をありったけ流し込み果てた。

  残る2匹もすぐに果て大量精液にメス鹿は溺れペニスを引き抜かれた頃には虫の息であった。

  だが狐達は満足せず交代してまだまだ勃起したペニスを穴に突き立て乱交に乗じた。

  目の前で繰り広げられるレイプに雄鹿は嗚咽を漏らしたが股下ではあそこが元気になっていた。

  っと狐の1匹がこちらに感づいた。

  雄鹿は怯えた。

  狐どもは雄だろうがメスだろうが関係なく襲う気だ。

  どうも激薬の薬物を入れられたのかまるで狐になりきったのごとく振る舞いを見せこちらに駆け出してきた。

  雄鹿は逃げた。

  蹄を地面にめり込ませできる脚力で走り逃げた。

  辺りからは狐なの狼なのか襲われる男とも女とも聞こえる悲鳴の数々が響き渡り阿鼻叫喚の様相であった。

  やがて森を抜け振り切ったと思うと追っていた狐が吹き飛ばされた。

  ズドン

  っと重たい銃声に振り替えると狐が腹部を凹ませ倒れていた。

  と本物の馬に股がった男が一人現れ馬から降りると狐の様子を伺った。

  どうも放たれた銃弾はゴム製で激痛に痛みに動けない狐はうずくまっていた。

  1匹仕留めたと喜び展望台の方へ一礼するとはるか遠くから拍手活性が聞こえた気がした。

  そして狩った狐を持ち帰るべく男は手元に持った大きなゴムでできた袋を広げると狐を放り込み袋の口を縛って馬に繋ぎ引きずって持ち去っていった。

  あばれる狐はゴムに顔や体を押し付けまるで助けてくれと懇願するかのごとくあばれそのまま見えなくなってしまった。

  ああなってしまったらどうなるのか?

  考えただけ悪寒が走った。

  雄鹿はなるべく慎重に逃げいつしか日は陰っていた。

  この狩はいつまで続くのか。

  そう思いながらあれだけ響いていた悲鳴は数を減らし鹿は途方にくれたまま森をさ迷った。

  それまでに複数の雄狐にレイプされる別の雄鹿を目撃し涙ながらにペニスにむしゃぶりつき性処理玩具のように狐達に弄ばれ一網打尽に狩人に捕まる光景を目にしていた。

  やがて月が上がり狼たちの遠吠えが不気味に響いた。

  狼達は雄鹿標的にしたらしく徐々に遠吠えが迫ってくる。

  もはや足の痛みなど気にせず走る雄鹿は森から出てしまった。

  目の前にはあの庭園迷宮が広がり高い草木で区切られた入り口が見えた。

  っと背後から狼のうめき声が響いた。

  雄鹿は迷うことなく迷宮へ駆け出し狼降りきろうとした。

  迷路入り組み入ってきた入り口もわからなくなり周囲から響く遠吠えに心臓は張り裂けそうになった。

  ただでさえ視界も限られ出会い頭にあってしまえばおしまいだ。

  っと気がつけば行き止まりになっていた。

  進むことができず呆然とした鹿背後に影を感じた。

  馬荒い吐息に大きな影。

  そして狼のうめき声。

  振り返らずとも追い詰められた鹿は恐怖のあまり漏らしてしまった。

  足元に固くそびえた棹から黄金の液体が水溜まりを作りそして押し倒され地面に付した。

  狼は幸い本物ではなかった。

  だが精巧なマスクの下で狼になりきった奴隷は首元を噛み前足で地面に押さえつけた。

  後ろからやってきた狩人は銃を向け...なかった。

  代わりにカチャカチャと金属の音とバサッと落ちる音が聞こえた。

  まさか、

  そのまさかだった狩人は股関から引き出した己のペニスをつきだし雄鹿のアナルにねじ込んだ。

  「うぉオア"!!!」

  固く突き立ったペニスはアナルに奥深く付き前立腺をごりごりと攻めた。

  「お"っ、あっあっあっ!!!///」

  うまい

  やりなれてる。

  そう感じさせり腰つきに悲鳴を上げ前立腺刺激された快楽が突き立てられ鹿は甘い声を漏らし始めた。

  と目の前に狼がいた。

  そして己の勃起したペニスを見せつけ有無を言わさず口に突っ込んだ。

  汗と尿、精子のしょっぱ臭い味が口内に広がり吐き出そうとしたが喉まで突き刺されたペニスは簡単に抜けず嗚咽と悲鳴を漏らしながら喉で狼を楽しませるしかなかった。

  激しくなる前後動きに視界は歪み意識がもうろうとしていくアナルを擦る痛みと快楽、口を満たす臭さと辛さ。

  2つが合わさり雄鹿は考えることもできなくなり前後から大量に放たれた精液を受け止めそのまま倒れてしまった。

  だが、倒れて尚獣達に犯され続ける感覚は続き意識は消え去った。

  気がつけば朝だった。

  無意識に狩人の股がる馬に縄を繋がれ牽かれる雄鹿はぼーっとする頭でただ牽かれるしかなかった。

  やがて城が見え城内に引き込まれると盛大な歓迎を受けた。

  どうも最後まで逃げきった鹿が自分だったようだ。

  各高家は悔しがり所有者の男爵は喜んでいた。

  それよりも目を疑ったのは壁に飾られたものだった。

  他の鹿や狐達は捕まったあと順に順位が付けられた額縁の中に様々なポーズで飾られていた。

  それは透明なカバーで真空パックされ生きた彫像のような姿だった。

  ある狐や鹿は黒の方が見映えがいいと真っ黒なゴムに浮き上がりポーズのまま固められていた。

  生き残った雄鹿はそのまま貴族達の間をレッドカーペット伝いに牽かれやがて城の奥へ連れていかれ行方を眩ませてしまった。

  城で開かれる奇祭は年に1回

  あと時代がどれだけ進むなか哀れな獣たちの犠牲は増え続けるのか誰も知る術はなかった。