精神操作されたロキドさんが調教されるお話

  一人の男が、僅かに差し込む月明かりを頼りにして鬱蒼とした森の中を歩いていた。白いタテガミを生やした狼のような顔をしているこの男の名はロキド。魔獣と人間、どちらの血も流れているハーフである。

  「一刻も早く森を抜けたかったが、野宿をするしかないか……」

  市井の人間に森で暴れる魔獣の退治を依頼されたロキドは、自慢の拳を振るい見事にその魔獣を退治する事に成功した。しかし、依頼を達成した頃にはすっかり日が暮れており、下手に動き回るのは危険な状況になっていたのである。

  ロキドは少し開けた場所で木にもたれかかりながら座り込んだ後、目を閉じた。周囲に危険な気配が無いかを警戒しながらの野営になるためろくに眠れないだろうが、少しでも体力を回復させたいと思った結果の行動である。

  「……ん?」

  ロキドが目を閉じてから数分後、何者かの足音が彼の耳に飛び込んだ。

  目を開けたロキドは立ち上がり、ぎゅっと拳を握りしめる。

  「どうも、こんばんは」

  警戒しながら拳を構えるロキドの前に現れたのは、黒いマントを纏った虎の顔をした男だった。

  カンテラを持った虎は、ロキドの前で丁寧に頭を下げる。

  「……もしや、俺と同じ人間と魔獣の混血か?」

  ロキドは警戒を保ったまま、虎に問いかける。すると虎は深く頷いた。

  「そう、君のお仲間。珍しいだろう?」

  虎は屈託のない笑みを浮かべる。その笑みを見たロキドは胸騒ぎを覚え、より強く拳を握った。

  「こんな場所で何の用だ。返答次第では……」

  「そんなに警戒しないでくれよ。僕はただ、君を幸せにしたいだけなんだ」

  「……何を言っている? 俺を幸せにしたいだと?」

  「そうだよ。だからさ、“警戒を解いて力を抜いておくれ”」

  「ぐっ!?」

  突如、脳を直接揺さぶられるような感覚に襲われたロキドの全身から力が抜ける。

  「な、何だ、この感覚は……?」

  「気にしないで。君はただ“僕の命令を聞けばいい”からね。そうすれば、幸せになれるんだ」

  再び、ロキドの脳が揺さぶられる。

  「……分かった。お前の命令に、従えばいいんだな」

  目の前の虎の命令に従わなければいけない。ロキドは、そう信じ込んでしまったようだ。

  「そうだよ。いい子だね」

  虎は微笑みながら、ロキドの頭を優しく撫でる。

  この虎は、ある能力の持ち主だった。

  彼が持つ能力の名は、精神操作。言葉で他者の思考を揺さぶり、操作するという凶悪な能力だ。

  「俺は、どうすればいい?」

  虎の言葉で思考を揺さぶられたロキドは、どこかぼんやりとした表情を浮かべて命令を待っている。

  「まずは“服を全て脱ごう”ね」

  「……承知した」

  ロキドは身を護る鎧とプロテクターを脱ぎ捨てた後、ズボンに手をかけて一気に引き摺り下ろした。

  ロキドのだらりと垂れた肉棒と、ずっしりとした睾丸。それらが虎の前に晒された。

  虎の能力で操られた状態でも羞恥心は残っているようで、ロキドの頬がみるみる赤くなっていく。

  「良い形をしているね。その立派なおちんちんを“勃起させてから手淫するところを見せて”よ」

  ロキドは一瞬だけ顔を顰めたが、命令には逆らえずに右手で陰茎を握って擦り始めた。刺激を受けた肉棒が、徐々に硬くなっていく。

  「くっ……」

  ニヤニヤと笑う虎の前で、ロキドは目を瞑りながらひたすらに肉棒を扱き始めた。

  ロキドは長らく自慰をしていなかったようだ。少し刺激を与えただけで彼の肉棒は歓喜し、透明で粘り気のある涙が鈴口から溢れ始めた。

  「気持ちいいかい?」

  「……っ!」

  何も答えずひたすら肉棒を扱くロキドに対し、虎は無慈悲に告げる。

  「“気持ちいいかどうか、はっきりと答えて”よ」

  「……き、気持ちいい……」

  暗い森の中に、くちゅくちゅと湿った音が響く。

  虎はカンテラを地面に置いた後、ロキドの肉棒に顔を近づけてすんすんと鼻を鳴らした。

  「いやらしい匂いがしているよ。本当に気持ちいいんだね。でも、君だけ気持ち良くなるのはずるいなぁ」

  そう言って、虎は自らのズボンを下ろして屹立した巨大な肉棒を取り出した。ロキドの痴態に興奮したのか、虎の肉棒は我慢汁に塗れて妖しく光っている。

  「“僕のおちんちんをしゃぶりながら、手淫を続けて”よ。いいよね?

  ロキドは小さく頷いた後、眼前に突き出された雄の匂いを放つ肉棒を大きな口でゆっくりと咥えた。

  「んむっ、んっ、うぅっ……!」

  「水浴びする暇が無かったから汗臭いかも。ごめんね」

  汗と我慢汁が混ざり合った独特の風味に顔を顰めつつも、ロキドは顔を前後に動かして虎の肉棒に刺激を与える。命令通り、右手で自らの肉棒を扱く事を忘れずに。

  「ぐっ、んんんっ!?」

  物足りなかったのか、虎はロキドの頭を掴みながら乱暴に腰を振り始めた。喉奥に肉棒が乱暴に突き入れられる度、ロキドの口から苦しげな声が漏れる。

  「ほら、全部咥えて」

  「んがっ!?」

  虎は腰を思いきり突き出し、最奥まで巨根を捻じ込んだ状態で動きを止めた。酸欠状態になったロキドの目から涙が零れ落ち、全身の力が抜ける。それと同時に、ロキドの肉棒はびくびくと何度も激しく跳ねて大量の子種汁をまき散らした。

  「んっ、んんっ……」

  勢いよく放たれた大量の白濁液が、虎の足をびしゃびしゃと濡らす。

  「あーあ。いけない子だなあ。こんなに汚して」

  酷薄な笑みを浮かべた虎は、ロキドの口内から肉棒を乱暴に引き抜いた。

  「げほっ、がはっ!」

  うずくまり、激しくむせ込むロキドの口元に、虎は容赦なく白濁液にまみれた足を突き出した。

  「汚したら、綺麗にしないといけないよね? “僕の足に付いた精液を舐め取って綺麗にしてよ”」

  その言葉に抗えず、ロキドは虎の足に顔を近づける。そして、ぴちゃぴちゃと音を鳴らしながら自らが放った精を口で掃除し始めた。

  「ぐ、ううっ……」

  ロキドは眉間に皺を寄せつつも、濃厚で粘り気が強い精を舌で掬った後にゆっくりと飲み下していく。自身の精を舐める事に抵抗があったようで、虎の足に付着した精を彼が全て舐め取るのには時間を要した。

  「時間がかかりすぎだねえ。でも、頑張ったから特別にご褒美をあげるよ」

  「褒美……?」

  「うん。“仰向けになって、お股を大きく開いて”ごらん」

  「……承知した」

  地面に横たわったロキドは、自らの手で脚を抱えて大きく開脚する。地面に置いてあるカンテラの灯りが、ロキドの秘部をしっかりと照らした。

  「うぅ……」

  白濁液で汚れた肉棒と睾丸。そして、固く閉じた肛門を虎にまじまじと眺められ、ロキドは羞恥で目を逸らした。

  「うん、綺麗なお尻の穴だねえ。今からここにおちんちんを入れてこじ開けるのを想像しただけで、すごく興奮するよ」

  「な、何を言っている……?」

  「ご褒美は僕のおちんちんってことさ」

  虎は懐から筒状の容器を取り出し、中に入っていた粘度の高い液体を自らの肉棒に垂らしてよく馴染ませた。この液体は、性行為を円滑に行うためのもの。所謂、潤滑剤であった。

  「ま、待て……」

  潤滑剤で濡れた肉棒の先端を肛門に突き付けられ、ロキドの目に怯えの色が浮かぶ。

  「“そのまま動かず、力を抜く”んだ。……大丈夫、怖がらなくていいよ。このご褒美は、君が幸せになるために必要なものだから」

  虎はロキドの頭を一撫でした後、腰に力を込めた。

  「があああああぁっ!?」

  巨大な肉棒の先端が、ロキドの秘肉を押し広げてゆっくりと侵入していく。ロキドは未知の痛みに悲鳴を上げつつも、力を抜いて受け入れるように肛門を弛緩させる。

  「うぐっ、ぐぅっ……!」

  体内に異物が侵入する不快感に襲われたロキドは歯を食い縛りながら苦悶の声を漏らす。

  「あぁ……すごく気持ちいいよ」

  顔を顰めるロキドとは対照的に、虎は恍惚とした笑みを浮かべながらさらに腰を前に突き出した。巨根が、さらにロキドの中に沈み込む。

  虎にとって、ロキドの処女穴は極上の締めつけを味わえる素晴らしい蜜壺だった。

  「が、ああっ……!」

  やがて、虎の肉棒が根元までロキドの中に捻じ込まれる。圧迫感と痛みで、ロキドは目を見開きながら身体をガクガクと震わせた。

  「痛いかい? でも、少しずつ気持ち良くなっていくはずだから安心して」

  虎は腰をゆっくりと引いた後、再び腰を前に突き出して肉棒を最奥まで捻じ込んだ。

  「おっ!? あっ、ぐうっ……!」

  「はぁ……いいっ、すごくいいよ」

  虎は夢中になって腰を前後に振り始めた。巨大な肉棒が狭い肛門を穿つ度に、ロキドは苦悶の声を漏らしながら身体を震わせる。

  「ぐっ!?」

  唐突に、ロキドは身体を仰け反らせた。

  「へえ。ここが気持ちいいんだね」

  虎は笑みを浮かべながら、ある一点を肉棒の先端で執拗に抉った。虎が執拗に抉るそこはロキドにとっての性感帯――前立腺のようだ。

  肉棒が前立腺を突き上げる度に、ロキドの口から獣じみた悲鳴が漏れる。

  「ひぐっ! おっ、おおっ! あっがっ!」

  「今、どんな気分だい? “正直に答えて”ね」

  ロキドは涙を流しながら、虎の命令に素直に従った。

  「あぐっ! きっ、気持ちっ、いいっ! あっ、あああっ!!」

  「正直で良い子だ。ご褒美にもっと気持ち良くしてあげるからね」

  虎はロキドの身体を抱きしめながら、さらに激しく腰を振った。前立腺が抉られる度に強烈な快感がロキドの身体を駆け巡り、理性が徐々に砕かれていく。

  「うっ……んあっ! んおっ!」

  「ふふっ、すっかり気持ち良さそうな声を上げるようになったね。可愛いよ」

  虎はロキドの身体を抱きしめたまま、乱暴に口づけを行った。

  「んむっ!?」

  驚いたロキドが口を開けた瞬間に、虎は長い舌を無理やり捻じ込んだ。

  肛門を抉られながら舌を絡められるという未知の感覚に、ロキドの理性は更に大きく削り落とされる。

  「あっ! あぐっ! ひぐっ! んおっ! おおっ!」

  すっかり理性を失ったロキドは自ら腰を揺らし、虎の肉棒をきゅうきゅうと締まる肉穴で扱き始めた。その刺激によって射精欲が高まってきた虎は激しく腰を打ち付けて最奥まで肉棒を捻じ込んだ。

  「今から僕の精液を中に出すからね! 下のお口でじっくりと味わうんだよ!」

  その宣言の直後、ロキドの中で肉棒が激しく跳ねて大量の子種汁が撒き散らされた。

  「んおっ、おおおぉっ……!!」

  中に精液が注がれる感覚に身悶えしながら、舌を突き出して獣のような喘ぎ声を上げながら射精するロキド。そんな彼に、虎は仕上げの精神操作を行った。

  「お腹の中に精液を注がれるのは気持ち良くて幸せだろう? これから、君は“色んな男と毎日セックスをして幸せになる”んだ」

  「色んな男と、毎日……」

  精液を垂れ流すロキドの肉棒が、ぴくりと跳ねた。まるで、虎の言葉に喜ぶかのように。

  「うっ……!」

  ロキドの肛門から、虎の肉棒が勢いよく引き抜かれた。栓を失った肉穴はぽっかりと開いたまま閉じず、白濁液をぼたぼたと垂れ流す。

  「頑張った君にプレゼントをあげよう」

  虎は懐から黒い首輪を取り出し、それをロキドに装着した。

  「僕が責任を持って、君を飼ってあげるからね」

  そう言って、虎はロキドの頭を優しく撫でる。すっかり堕ちたロキドは、心地良さげに目を細めるのであった。

  §

  数日後。森の奥にひっそりと佇む隠れ家の中に、ロキドは居た。この隠れ家は、虎が経営している会員制の娼館である。

  「ぐ、んおっ、おおっ! んううっ!!」

  娼館の一室で、ロキドは太った人間の男に跨っていた。ロキドのよく解れた尻穴には、男の肉棒が突き刺さっている。その状態で、ロキドは嬌声を上げながら腰を上下に振っていた。

  ロキドの左右には、肉棒を怒張させた男たちが立っている。男たちが肉棒をロキドに近付けると、彼は左右の手でそれをしっかりと掴んで扱き始めた。了

  「もっとだ……もっと俺を汚してくれ……っ!」

  今のロキドは、身体の内も外も娼館を訪れた客の精液で白く染め上げられている。しかし、虎に精神操作をされて快楽の虜になってしまったロキドは、今以上に精液で汚れる事を望んだ。ロキドの望みを叶えるべく、客たちは思い思いに彼の身体を貪る。

  ロキドの手で扱かれながら果て、彼の大きな手のひらを白く染め上げる客。

  ロキドの口内に太い肉棒を捩じ込んだまま果て、彼の喉奥を白く染め上げる客。

  ロキドの開発されてもなお締まりの良い尻穴の中で果て、彼の直腸を白く染め上げる客。

  ロキドの身体が、際限なく白くなっていく。凄まじい雄の淫臭を漂わせる陰獣と化したロキドの口角は上がっている。今しがた部屋に入ってきた虎はそんなロキドを見て、

  「幸せになれて良かったね。ロキド」

  満足げな笑みを浮かべながらそう呟いたのであった。

  【了】