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FANBOXのNSFW系まとめ①

  【1】

  「ここがSランク危険度の洞窟かぁー、でも道中も大したことはなかったし、単純に運が悪かっただけじゃないのかな?」

  ある国に「勇者」と呼ばれる少年がいた、その少年はドラゴンや上級悪魔さえも一人で倒す女神の加護を最も受けた者。

  年相応のやんちゃさもあり、今日も女神の忠告を無視して寄り道をしていたのだが、やって来たのはSランク危険度の洞窟、名前は「激臭の毒穴」。

  どうやら昔から激臭の元となる怪物がいるらしいが一向にそれらしいモノは現れず、奥まで辿り着いたもののそこには毒沼のような紫色の液体が大量にあるだけだ、もうとっくに怪物もいないんだろうと思いながら勇者は毒沼へと手をかざす。

  「沼を干上がらせればもう悪臭も消え……」

  その瞬間だった、いつの間にか天井から同じような液体が垂れてきて、頭上から落ちてきたべちゃついた液体が纏わりついていた。

  「うぐっ、おぇええっ!」

  纏わりついた液体から発せられる、まるで腐った肉のような臭いに勇者は吐いてしまった、だが吐いた時、勇者は目を見開いてしまう。

  謎の脱力感があったのだが、嘔吐物と毒液であろう紫色の液体に混じったそこに、白い飴玉のようなものが幾つか吐き出されたのだ。

  一度魔王の手下であるサキュバスクイーンと戦ったとき、誘惑魔法を使われて一粒吐き出したモノと同じで、それは今までの経験や鍛練して得た魔力が固まったモノと説明をされた。

  一粒でも危なかったのに、それが五粒、流石に不味いと思った勇者は、

  「いや、いやだぁ、頑張ってきたのに、うっ、おぇええ!」

  なんとか毒液から掬って戻そうと飲み込もうとするが、あまりの激臭からか、それとも吐き出した分で弱った体に毒が強すぎるのか、受け付けずにベチャベチャと白い塊をその倍は吐いてしまう。

  飴玉はそのまま毒液の中に沈んでいき、最終的には大量の飴玉が毒液に浸り、その毒液はスライムのように動いて勇者に纏わりついてきた。

  「う、うわぁ!! 離せっ……え?」

  粘液に覆われていてがそれを勢い良く振っていると、手があったであろう箇所から垂れた地面に、爪が五枚、地面に落ちたのを見て数秒呆けたが、すぐに叫び声をあげた。

  今自分の手がどのような状態になっているかもわからないと言うのに、爪が痛みも無く剥がれたことには恐怖しか感じない。

  それに対して呪文も唱えずに暴れる勇者、だが粘液はさらに勇者にまとわりついてくる。

  そしてようやく粘液が飛び散った手を見れば、そこには人間の手ではなく、五本指ではあるが紫色の鱗がぴっしりと生え、猛禽類の鉤爪のような形の爪になった手が表れたのだ。

  ついに女神の加護さえも無くなったのかと叫ぶが、もう片方の手に先ほど落ちたはずの液体がまるでウサギのように跳ねて手に飛びつき、また変わってしまうという恐怖で声を上げたが、その声も人間の声ではなく竜の咆哮のような雷よりうるさいものがむなしく、洞窟内に響く。

  力の入れ処が分からずに粘液で滑れば、足に液体が集まり、ぐずぐずと何かが溶ける音がしたかと思えば、液体が地面に落ち切るとそこには獣のような足になった自分のモノが見え、勇者はただ絶望の表情を向ける。

  尻辺りに違和感を感じたかと思えば、毒液が細長く形を作り、目を瞑っている間に段々と爬虫類のような尾を形作りだし、毒液が固まった物なのか、鱗さえどんどん生え出している。

  段々と激臭の為か暴れる気力も失せてきて、液体が再び全身を覆い尽くしていく中で、口や鼻にさえ流れ込んでくる液体と、倍以上に吐き気を催すような悪臭で最早意識を保っていられず、勇者の意識は真っ暗になった。

  ……しばらく経ち、まだ悪臭のするなかで勇者が起き上がると、そこにいたのは勇者ではなく、毒液と同じ色をして、全身から毒液を汗のように流す怪物だった。

  顔の形や尻尾から、ドラゴンのようにも見えるが、勇者は自分の変化しきった手や生えた尾を見て、嫌だ嫌だと言って必死に毒液の沼へと入っていく。

  「ぐざっ!!」

  だが姿が変わっても激臭には慣れていなかった、それ以上飴玉を吐くことは無かったものの、自分から流れる体液と混ざっているのか、さらに臭いが酷くなり、毒液の中で顔を突っ込む形で倒れて毒液を飲み込んでしまう。

  麻痺毒の波を受けても少し舌が痺れる程度だったのに、嘔吐感と毒液の汗が止まらなくなるのに、上手いこと吐けずにそのまま開けられた口へと生き物のように毒液が勇者の口へと流れ込み、また全身を覆う。

  「こ、こんなの、いやだっ……あっ、あっ……」

  ドラゴンにしては丸々として可愛らしいといえば可愛らしいが、悪臭が漂い、口からダラダラとだらしなく毒液が垂れるのを見て──何故か勇者の顔は笑っているように見えた。

  蠢いている毒液の中には勇者が吐き出した白い飴玉があり、それがまた口に入っていったが、勇者が盛大に吐き出してまた転がるのをただ虚ろな相貌が捉えていた。

  ●●●

  勇者が自分の呼び掛けに答えず、心配になった女神は人に化け、勇者が最後に洞窟に行ってくると言っていた国の宿屋に来ていた。

  話を聞いても、

  「やめたのがいいよ、あそこはこの国一番の勇者様が帰ってこなくて、命知らずが何人も挑んだけどみんな帰ってこないから。それに悪臭も酷いし……」

  誰もがそう答えるばかりだった。

  どうやら国外からやってきた他の勇者と呼ばれる者や、国一番の騎士さえも帰ってこないため、もう誰もあの洞窟については諦めているようだった。

  女神は国のことはさておき、赤ん坊の頃から育てた立派な勇者がこんなところでやられるはずはないと、防臭マスクを着けてやってきた。

  だが目にさえも刺さる激臭は酷く、奥まで来た際はその辺りに転がる骸や、大量にある飴玉のような物体を見て思わず吐きそうになったとき。

  腐った肉のような臭いと一緒にべちゃり、べちゃりと音を立てて近づいてくる気配を感じて振り返った。

  「めがみさまぁ……」

  そこにいたのは、臭いの原因であろう毒液と飴玉を大量に付けたドラゴンだった。

  垂れ目で可愛らしい顔をしているが、女神は直ぐ様に魔法を放とうとしたが、ふと声に覚えがあり、

  「も、もしや、勇者!?」

  「うん……」

  そう、ドラゴンは元勇者だった。

  呆けた女神に対し、元勇者は間髪いれずに近づいて、防臭マスクを引き剥がし、押し倒すとそのまま顔を近づける。

  「う、おぇええええ!!」

  「めがみさまぁ、めがみさまぁ、ぼくこんなになっちゃったぁ……えへ、えへ、ちかづいただけで、みんなとけちゃうけど、めがみさまはだいじょうぶなんだねぇ、うれしいなぁ……!」

  腐肉、ヘドロのような臭いが全身を覆う中で、嘔吐しても気にせず女神の顔をさらに言葉では言い表せない酷い臭いのした舌で舐めていく。

  「めがみさま、ぼく、なかまほしい!」

  「はなじでっ、やめでっ……」

  仲間がほしい等と興奮状態で話すため、女神は犯されるのかと思ったが、元勇者はそのまま顔の辺りまで抱き上げるだけだった。

  「めがみさま、ぼく、これからなかまをふやしていきたいから、がんばろーね! うぉぇ!! ぶぢゅうう!!」

  「え、がっうごぼっぼっぇ!!」

  キスをされたように見えるが、女神の口端や鼻からは元勇者の毒液が大量に溢れ出る。

  離そうとしても元勇者が骨が折れそうな程に抱き締めて離さず、離す頃には女神の腹は異様に膨れ、下半身や口からは元勇者の毒液が溢れ出ていた。

  「めがみさま、すき、すき……」

  「ばな、じでっ……やだっ、ごろじで……」

  女神は一切の毒や攻撃などは受けないが、激臭やただの液体の流し込みにたいしては無力だった、女神の話など一切聞いていない元勇者は女神が全部吐いてしまう度に毒液を注いでは、仲間を増やそうとするものの、当然の事ながら女神に対して状態変化などは通じないため、ただただ拷問になってしまっている。

  幼い声とは不釣り合いに仲間を増やせるかもという興奮で勃起した竜のペニスを見て、性的な快楽であればどれほど楽だっただろうかと思うほど、長い間嗅ぎ続けても吐き気のする毒液にまみれてしまって、女神はもう、まともな思考さえできなくなっている。

  飴玉によって加護の力が切れることもなく、悪臭と毒液の排泄での疲労によって自害をする気力さえ奪われている。

  そした半ば状態異常が効かず、不死なことを後悔するほどに、女神は溶けてしまった英雄の骸たちを素材に作られた巣で一生、元勇者から毒液を身体の限界以上に注がれ、それを吐き、仲間を増やすためと、意味もなく口から毒液を再び注がれるという無限に等しい拷問生活を受ける羽目になったのだった……。

  ──bad end──

  [newpage]

  【2】

  最近の神社は存続もなかなか大変だと聞いていたけど、その為にこんなものまで作るなんて……と思う。

  自分は神社のアルバイトと聞いて、楽しそうだし時給も高いからやってみるかと思って行ったら、いきなり着ぐるみを着てくれと頼まれた。

  白いラミアの巫女さんたちに紛れながら、竜を模した着ぐるみで僕はお賽銭をくれた人たちへ無言で手を振ったり、子供に抱っこを請求されたら親御さんに頭を下げて抱っこしたりと、結構忙しいけど楽しいことをしている。

  あまり容姿に自信がないからこういう感じのバイトは逆に助かる、知らない人からも好意的に接せられるのは気持ちがいいし、人手は常に足りないから助かると言われたから、お正月が過ぎてもまだ続けようかなと迷ってはいる。

  とりあえず三時間ほど入っているけど、不思議と暑さはないし、何だか自分の身体みたいに自由に尻尾を振れるし、ここの竜神様が直接作った着ぐるみとかなんとか巫女さんが言ってたが、かなりの出来だなぁ、と。

  白色が基調で体つきは西洋竜に近いけど少し細身なイメージだと言う竜神様をデフォルメしているのか、可愛らしくも顔や翼までしっかり作ってるので、竜神様も案外暇なのかな……とか失礼なことを思っていると、一旦休憩と言われてお昼ご飯だと宿舎らしい場所まで連れていかれる。

  とりあえず着ぐるみを脱ごうとしたけど、口を開けてるからそのまま食べれますよーと言われて、着ぐるみの開いた口からそのまま稲荷寿司やらを放り込まれた。

  特に喉につまりもしなかったけど、自分のペースで食べさせて欲しいなと思った。

  それでお腹が膨れて少し休んでたのだけど、ふと気になったのでいつ仕事は終わるのかと聞いた、何時までとかそういえば着いたら話し合うとか言っていたけど、一向にその話が出てこないし、不安になってきたのだ。

  夕方頃には終わりますよ、と、困ったような笑顔でそう言うと、巫女さんはそそくさと御神籤の建物や、屋台の方に戻ってしまって、自分は午前と変わらず作業のように言われたことを繰り返していく。

  あっという間に時間が過ぎていく中で、お腹空いたなぁとか、給料ちゃんと出るのかなぁとか考えながら過ごす。

  汗はかかないし、あんまりお腹も減ってないから気を紛らわすためにその場でターンしたり、アクションをしていた時、ちょっと空気を吸いたいなと思って、裏で頭を外そうとしたら、首を無理矢理引っ張られたみたいに何故か痛みが走ってしまい、諦めた。

  フィットしすぎて引っ掛かっちゃったのかな、後で脱ぐのは手伝ってもらおうと思いながら、外すのは諦めて、また表でできそうなパフォーマンスをしていると、いつの間にか夕方になっていて、もう終わりで大丈夫だと巫女さんに言われ、そのまま大きな本社へと連れていかれた。

  そこで脱ごうとしたけど、ファスナーに届かないし、やっぱり頭も取れず、困ったなぁとボソッと言うと、お酒の香りが漂う。

  そちらを見ると、人間ほどある徳利から尻尾でお酒を自分の口へ注ぐ竜……写真でも見たことある神様がいた。

  ほわほわした感じでなにか言ってて、怖くはないけど、追加で酒を飲もうとして、お付きだろう巫女さんがビンタして酒を取られて泣いてるし、面倒そうな神様だなぁと思ってしまう。

  「おぉ、バイトの子か」

  そう言われてはい、と頷くと、神様は自分の方へと近づいて、大分馴染んできたかなと言う。

  まぁ巫女さんが優しいし、とりあえずは問題ないと思って、はいと言うと、神様はしばらく考え込むようにしてじーっとこっちを見てきたかと思えば、いやまだ馴染みきってないか、と、さっきのほわほわした声とは違って、少し冷たく感じる声。

  思わず話を逸らそうと、今日のバイト代っていつ出ますか?と言うと、あぁーとさっきと同じような声で手?爪?を鳴らすと、茶封筒が現れた。

  結構厚そうだけどこんなに?と思ったし、前払いにしても多くないかと思っていると、

  「もうじきお金よりもいいものも手に入るよ~」

  と、言われるけど、どういうことなんだ……と心の中で苦笑い。

  じゃあ帰りますねと言ったところで、そこへ神様が爪を背中へ伸ばしてきた、

  外したげると言われたので、着ぐるみのことかな?と思っていた時、ぶちっと無理矢理なにかを引きちぎったような音がした。

  え?と言って神様の方を見ると、爪に小さい銀色のなにかが引っ掛かっている。

  そこに引っ掛かっていたのは──着ぐるみのファスナーの留め具だった、僕は思わず叫んでしまうけど、神様は興味無さそうにそれをしばらく見たと思ったら放り投げてしまった。

  慌てて拾おうとしてもどうすればいいか分からずにあたふたしているのを見て、神様は大丈夫大丈夫と言っている、何が?

  もう構うもんかと思って、着ぐるみをなんとか脱ごうとするけど、どこを引っ張っても痛みを感じる。

  まるで自分の体のようにくっついてしまっていて、しかも何とか手を回しても、ファスナーらしきものは無くなっていた。

  どうして?なんで?

  そんな疑問が浮かぶ中で、神様は僕に覆い被さるように体重を載せてきてから顔を近づける。

  怖くて逃げ出そうとしたら勢いよく掴まれて、また顔を近づけられた。

  「私、同族が昔滅ぼされてから寂しくて寂しくて……だからこうやってまずは昔死んだ仲間の皮を馴染ませようと思ってねえ。その子は唯一の雄のだよ」

  そう言いながら僕を捕まえてる手を近づけると、大きな口を開けて舌を伸ばす。

  僕の着ぐるみの頭は口が開いたままなので、そのまま入り込むけれど、何故か動かなかったはずの着ぐるみの舌が動き始め、神様の舌が着ぐるみの舌、いや、僕の舌を絡めとる。

  甘いお酒の臭いと、ジュースみたいな味のねばついた涎が僕の口から溢れ出して、神様とのキスが始まった。

  暴れるのもバカらしくなるくらい、神様の涎が美味しくて、ごくごく飲んでしまう。

  「接吻だけで勃起……どころか我慢汁まで噴水みたいに出てるね……お腹でズリズリしてあげるね」

  神様は鱗に覆われてない蛇腹で、飛び出していた人間じゃない形のおちんちんをそのまま擦られる。

  手で擦るよりも腹の筋が的確に擦りあげてくるし、自分から腰を動かすと嬉しそうにする神様。

  「今まで馴染む子が居なかったし、自慰も大変だったけど、これからは繁殖できるねえ……早くしたいなぁ……あっ、繁殖なんて聞いて我慢汁、おしっこみたいに出てきてる」

  今まで女の子と付き合ったこともない僕へ、こんなに綺麗な神様が繁殖したいなんて言ってくれて、どんどん下半身に血が集まってきているけれど、このままお腹へ射精もしたい。

  「神様と繁殖行為をしたら、もう人間に戻れないよぉ。人間性捨てて、私に一生腰を振る眷属になるしかもう道がなくなるよ……」

  それでも射精を促す行為はやめない。

  いつの間にか自分は手から解放され、逃げられるのに、神様に抱きついて腰を振っていた。

  それを見た神様が優しく抱き締めてくれたけど、おちんちんが開いた神様の穴の中に入り、奥に到達したと思った瞬間、まるで万力みたいに肉壁が締め付けてきて、生き物の口みたいな奥の穴が勢いよく吸い付いてきて、叫びながら射精をした。

  「人間卒業おめでとう~」

  まだ射精を続ける僕の頭を撫でながら、腰辺りを撫でてくれる神様。

  お酒と精液の臭いで頭がおかしくなりそうなのに、思うのはひとつ。

  神様ともっと、繁殖行為をしたい。

  「……一先ず今日は満足するまでしよーね」

  そして、それからは神様に気の済むまで射精をした、神様の言うがままに無様に腰を振って、孕むかもわからないのに射精を続ける。

  いくら出しても疲れず、止まることはないし、抜かれたと思ったら口で下半身だけ覆われて、舌で遊ばれる。

  人間では到底できない行為に、僕はただ獣のような咆哮を上げて射精を繰り返す。

  もう人間なんかに戻れなくてもいいから、神様に色んなことをして射精させて貰った。

  ゴムみたいな爪手の柔らかい部分で牛の乳搾りみたいに擦ってもらったり、お互いに性器を弄ってイクのを見せあったり、僕のお尻の穴へ舌を入れられながら自分の手で擦ったりとか。

  思い付くことをどれだけの時間をかけてやったか分からない、最後には神様の顔にぶっかけたところで、ようやく打ち止めになった時には、もう人間に戻ろうとか、この皮を脱ごうなんて気は、いっさいなかった。

  溢れたお酒と体液でドロドロの神様と僕は恋人みたいにキスをして抱き合っていて、もう神様と僕はすっかり恋人のような気分だった。

  「これからもよろしくねぇ……」

  ###

  今日はたくさんのカメラの前でパフォーマンスをしている。

  着ぐるみのフリをして、こんなアクティブに動けるんだということで人を集めて、どんどん神様の仲間だった皮をみんなに着せていこうというのが神様の計画だ。

  バレたら大変だし、もう人間には戻れないから、かなりお賃金は貰ってるけど……でもお給料とかなんて関係無い、夜になったらまた神様と、いや、僕の番と今日も繁殖するんだ。

  神様以外にも皮が馴染んで女の子ができたらそっちとも……と悲しそうに言うけど、僕は神様と以外はエッチしたくないからと言うと、ごほうびに今日の夜から三日くらいは好きなエッチをさせてくれるとのことだった。

  それが楽しみで大変だけど、休憩もそこそこにずっと皮を着たいと言う人を待っている。

  早く、早く、夜にならないかなぁ……。

  [newpage]

  【3】

  ある研究所に巨大な機械竜がいる、機械らしい要素よりかは鱗の無い両生類のようなつるつるとした身体を持った蛇のような生き物だ。

  それは古代に作られたとも、未来から来たとも言われるが、噂には関係なくそれが恐れられていることには変わりない。

  機械竜は人間を攫い、気まぐれに帰すと言われ、人間の村へやって来るのは、感情を失った機械と化した人間サイズの竜たちだった。

  人々が悲しみに暮れている中、竜たちはただそれを記録し、そして報告するため、竜たちが再び研究所へと戻っていくことに、人々はただ見守るしかなかった。

  ***

  機械竜と呼ばれている私は、優秀な科学者により作られたロボットだった。

  今、人類は幾度の戦争で文明を自ら滅ぼし、まるで中世のような生活をしているが、それならば私が人間の姿を変え、管理をした方が早いと確信し、人間の愚かさなどを記録して後世に伝えようと思い、今徐々に人間を私と同じ種族へと変えている。

  とはいえ仲間と言うよりも、眷属に近いか。

  私は特別に作られた頭脳と研究所の機械へのアクセス権限を持ち、私の持つ一割の知能もない機械竜を量産できるものの、いまだにそれ以上のモノが作れない。

  まぁ、考えればわかったことだが、私の反乱が怖かったのだろう、対策のために一定以上の知能を持たない機械竜しか作れないようにしていたらしい……そんな対策も無意味に人間は滅びたわけだが……。

  そして今日は、無謀にも私に挑んできた人間をシリンダーに入れている。

  この中へ特殊な液体金属を流し込めば、簡単に眷属を作れるわけだが、音の届かない厚いガラス越しでも、今までの人間とは比べ物にならないほどに抵抗をしているのは面白い。

  とりあえずは液体金属を流すと、必死に避けようとよじ登ろうとして、結局ガラスの壁からは滑り、普段なら足元から変わっていくのが、頭から落ちてしまって、頭から変化して呼吸ができないのか、苦しそうにしている。

  まず人の頭が骨ごと変化しているのか、まず丸っこい形から角のような形のものが後頭部から生えていき、顔の正面にあたる部分は四角い形に切り取られた鉄板のようなものが現れると、それは黒く変色していく。

  怒りの感情はその黒く変色した鉄板が赤く染まることで分かるが、自身の声が聞こえなくなってしまったのがパニックになっており、電子音になった鳴き声で頭をバンバンと叩き始めるが、液体金属の覆いつくしは止まらず、次は自害を封じ込めるために手の方へと液体金属をかけるように操作する。

  研究の手伝いや細かい作業をさせるつもりはないので、爪のない親指と手の平だけあるような形にしたら冷却液を吹き付けると、今度は青くなった画面で甲高く鳴いた。

  痛覚は既にない筈だが寒気はあるらしい、頭をぶつけたときにすべての感覚を遮断する筈が、その辺の感覚を遮断する過程がすっ飛ばされたんだろうか……。

  気にはせず、次は液体金属で下半身を浸けるともがくが、完全に密閉されて脱出はできないだろうし、段々と蛇腹のある少したくましい金属の下半身が現れ、電子音はさらにうるさくなり、足音もガコンガコンと、うるさい金属が金属の床を踏む音になっていた。

  そのうち呼吸も必要なくなるが、息を切らしたような電子音を出し、まだ暴れ続けているので、変化次第でシリンダーから出すところを、一時間ほど放置して抵抗する様子を見せなくなってから、拘束装置を起動してどうするかと思う。

  このままだと間違いなく拘束装置を解除した瞬間に襲いかかってくるだろうが……まぁ、それなら人間の意識が残っているうちに、洗脳した方が早そうだと思った。

  まず電流を流してやると、苦しそうに跳ねるが、スリットの部分からまだ変化しきっていない人間のペニスが出る。

  何をする気だ!と電子音で叫ぶ元人間に対して、まずは搾乳器に似た装置を着けてやり間髪入れずに作動させると悲鳴を上げた。

  そしてしばらく放っていると無様に射精をして、もう一段階速度を上げると、叫び声を上げ続けるが、射精する度に速度を少しずつ上げることにする。

  二回目と三回目の時は一回目よりも量が多いようで、タンクの半分ほどが貯まり、もう高速とも言える無慈悲な速度での擦り上げをされている四回目は精子の製造が間に合わなかったのか透明な汁を噴き出して、五回目ではさらにその倍の汁を出したが、ついに気絶したのか、バチッと頭から火花を出しており、動かなくなってしまった。

  本来なら牛の搾乳に使うものを、人間の精子保管のために改造したものだったが、予想以上に快楽を運んだようだ。

  拘束を解いてから再びシリンダーに入れて完全に機械化させた。

  相変わらず火花が散っていたが、シリンダーから出しても抵抗はしなかったので、

  「これから抵抗したり反抗したらもっと酷い快楽責めですよ。今度は他の雌竜の前……いや、あなたの住んでた村でその様子を見せますからね」

  再起動した元人間はなにも答えない、分かってるのかと思って近付いたのだが、元人間が私に抱きつき、ガンガンと腰を擦り付けてきたので、思わず突き飛ばそうとした瞬間。

  ばちん。

  そんな音がしたかと思うと、私の下半分の身体が突然力が抜けてしまった。

  そちらを見ると兎に角腰を打ち付ける元人間が、全身から電流を迸らせ、警告音を鳴らしながら腰をくねらせている。

  「き、さま! 電流を流すな!!」

  この元人間、自分の快楽の為だけに変な箇所へ電流を流し続けて……!

  こちらの電子頭脳までダメージを負う程のものではないが、ついには首から下の身体の自由が利かなくなっていて、元人間は赤いランプの顔のまま股間から、性器が変化したバイブを出していた。

  実験で分かったがなぜか快楽も感じるらしいモノを、徐々に上に上がってきて、私の口へと近づけてきて、それを大きく振動させる。

  抵抗して口を閉じていたのだが、口から興味が移ったのか、私のだらしなく開いてしまったスリットへとそれを近づけてきて、それを容赦なく差し込んだ。

  私に生殖行為は無意味だが、関係ないと言うようにその元人間は振動をさらに強め、股である部分にガンガンと腰を打ち付けてくる。

  ずっと使われなかった筈のプログラム……人間のような、だがそれ以上に不愉快である、創造主によって無駄に付けられた疑似快楽プログラムが段々と活性化してきてしまい、早く切らなければと思うが、その思考さえ段々と目の前の雄に奉仕をしなければならないと、雌のような思考へと切り替わってくる恐怖を感じる。

  如何せん鎮圧のための警備を呼び出そうにもコントロールパネルへは遠く、押さえつける圧力が強すぎて下半身が動かない。

  そもそも……もう元人間から出すところを、電流は流れていないのに、身体は抵抗をやめているのに気付く、自分の思考回路と身体の制御ができないことに混乱しかできず、その間も金属音の混じる雄叫びを上げながら、意味のない生殖行動を続けている。

  そして仮初めの絶頂で腰がようやく止まったかと思えば、さらに強い電流を流してきた。

  幸い電子頭脳までダメージは行かなかったが、身体がさらに動かないようになった上、股からバイブが抜かれたかと思えば全身をマッサージするかのようにバイブを押し当てられ、そこから電流を流される度にこちらの身体が跳ねてしまう。

  相手が完全に止まったのは、奇しくも人間のと器に気絶したのと同じ回数──五回目の絶頂で完全にショートしたらしく、そこからブスブスと至る箇所から黒煙を上げるだけだったが、自分はまだ動けず……いや、動ける筈なのに、自分は元人間をどけずに未だに必要のない快楽を貪っていた。

  見回りに来た機械竜たちが私と元人間を引き離したあと、私はなんとか自己修復を済ませてから私はしばらく考えた。

  恐らく、快楽をまだ貪ろうとした元人間の意志が予想以上に強く、あんな行動に出たのだろう、もしかすれば壊れたことによって知能が上がったのか……?

  よくは分からないが、私は今、一匹でスリットを尾で擦り上げているが、あの時の危険を伴う快楽を得ることはできていない。

  ……もう少しだけ、もう少しだけあの気持ち良さを得たい……。

  そんな私の思考は、快楽しか求めない獣と同様なことに気付いたが……私は、画面を弄り、生き物の生殖行動を調べ始めていた──。

  [newpage]

  【4】 2の後日談

  朝起きると、下半身が涼しいと思うところからまず意識が向く、そこで目を開けると自分の番……つまるところお嫁さんである竜神様が真っ赤な顔をして朝勃ちしたおちんちんをしゃぶっている。

  迎え酒で酔っ払ってるんだろう、気持ち良くすると言うより精液を飲みたいから全然加減をしてなくて、起き抜けなのにもう射精してしまう。

  意識がまた朦朧としかけるけど、竜神様の容赦ないバキュームフェラは続いていて、下品な音を立てながらフェラするのに対して、自分は情けない声を上げて作りたての精子をまたぶちまけてしまう、そして竜神様はもごもごと嬉しそうに飲み続けるだけだ。

  ゆっくり口を離すまで四回射精したけど、竜神様は一滴も溢すことなく飲んでいて、朝一番の精は美味しいねえと涎を垂らしながら語る。

  腰が抜けて起きれない僕に対し、まだ出せると言うかのようにさっきよりも勃起してるおちんちんを先程とは打ってかわって優しくさすりながら、竜神様は「旦那様は昨日も私を一日中喘がせたのに、朝からお元気なようだ……」と言って、飲んでいたお酒をおちんちんにかけてくる。

  竜神様はかつて仲間を失って、唯一の雄さえいなくなった怪物の末裔で、雄の皮を着ぐるみと嘯いて自分に被せてきたのだ。

  最初こそパニックになったけど、竜神様はただ寂しくて、またたくさん仲間が欲しいという純粋な理由があったし、自分もこんな可愛らしい竜神様を一人占めしてなおかつ人間の時には絶対できそうになかった恋人みたいなエッチをたくさんしてくれるから、今は不満なんて一つもない。

  お金を最初こそ貰ってたけど、今は夫婦になったから貰ってないし、人外たる竜神様とのエッチはお金以上に価値があると思う。

  そんな自分は何とか這って竜神様に抱き付くと、抱っこのような体勢で一本筋……おまんこへとおちんちんを入れてくれる。

  竜神様は自分より何倍も大きいけど、おまんこの中はキツキツで、何百枚もの舌がぎゅうぎゅう押し寄せて舐めてくるような感覚だ、早く精液を出せと急かすように降りてきた子宮口は竜神様の口以上におちんちんの先に吸い付いている。

  この締め付けてくるおまんこも、甘い涎を足らす口も、愛おしく見つめてくる黄色い眼も自分だけの物。

  腰を動かすこともなく、竜神様の身体に抱き付いてくぐもった叫びを上げながらまた射精する、何十回も出してるのに慣れない。

  そして無意識に逃げようとする僕の腰を「だーめ」と優しそうに、でもどこか冷たい声で力を込めてがっしりと掴んで射精が終わっても離さないのに、さらに興奮してしまう。

  「他の子を増やさないで、私とだけ交尾をして仲間を増やすって約束なんだからぁ……ちゃんと奥でしっかり出して……」

  精液を飲んだはずなのにその臭いはなく、神様の口からはお酒と涎の甘い匂いだけが吹き掛けられ、そのまま長い舌で舌を奪われる。

  自分がもう動けないのはわかってるんだろう、腰を勝手に掴んで動かして、オナニーとも呼べる自分勝手な交尾を始めてくるけど、自分はそれに歓喜の声を上げる。

  竜神様のこんな姿を知ってるのは自分だけで、竜神様は自分だけを見て、犯してくれる。

  「旦那様……」

  自分のことを愛おしそうにそう呼んでくれて、本当に嬉しい──特に不幸でもなかったけど、あまり幸せを感じなかった中で、今、本当に幸せだ。

  舌だけのキスで我慢できなくて、顔ごと覆ってきて、こっちまで酔っ払ってしまうような甘ったるい匂いと涎にまみれて、ただ下半身は反射のように射精……精液が追い付かなくて今は透明な潮を噴き出して気持ちいいと返事代わりに受け取って、精液ができるまで待とうねと口から離して言う。

  「旦那様、潮吹き癖がついちゃったせいで、ずっと勃起したままなのがややこしいねえ。女の子みたいで可愛いけど、中におしっこされたのかと思って……ふふふ、興奮しちゃった……」

  精液と潮が混ざった液体を筋から垂らして、自分の身体を舌で舐めて洗ってくれる。

  あとでちゃんと温泉には二人で入るけど、頭や下半身を長い時間、口の中に入れられて舐められるとマーキングされてるみたいで興奮するし、竜神様の口の中はハグの次に落ち着く。

  自分の方はどうすればいいか分からなかったけど、竜神様はただ「旦那様がしたいようにしてくれれば嬉しいですよぉ」と言ってくれて、自分がすることは全部受け入れてくれて、嬉しそうに本気のあえぎ声や甘えた声を出してくれる。

  体格差があるから竜神様の大きな牙を頑張って舐めたり、手を突っ込んでGスポットを直接刺激してイかせたり……。

  他人には言えないような、お尻の穴で交尾したり、おしっこを飲ませてくれる変態プレイもしてくれて、それでも好きと言ってくれる。

  お返しとばかりに僕のお尻の穴へと削った爪を入れてきたり、半日下半身をしゃぶり続けられたり、自分達は本当に相性が良いのかもしれない。

  でも子供ができたら流石に控えないとかな……と思っていたけど、竜神様がようやく妊娠できた時、囁かれたのは……。

  「卵生ゆえ、産んだら交尾はすぐできるぞ。ちゃんと卵を産んでからにはなるけども……」

  そんな自分が興奮を抑えきれないと分かると、いつ産まれるか分からないから手早くな、と言いながら三日間抜いてなくてバキバキになってしまったおちんちんをフェラで精液が潮になるまでしゃぶってくれたし、復活したら卵で膨らんだお腹でズラせてくれて直接はできないけどおまんこを広げてぶっかけさせてくれて……。

  兎に角、竜神様とシたいことだけを考えて行動すれば良いんだと改めて思う──明日も、明後日も、その次の日も、さらにその次の日も……竜神様と爛れた毎日を過ごすために、頑張ろう……。

  [newpage]

  【5】

  ただの大学生な自分にはお付きの人、と言うか、取り憑いてる稲荷神がいる。

  雌の銀狐で基本的に僕に取り憑いてご飯を一緒に食べるとか、神事の際は僕の身体を使って信者の人に加護を与えるが、今日は何故かかなり怒っている。

  「あんな女と憑依しちゃダメ!」

  そう、自分は憑依されやすい体質だけど、他の力の弱い別の神様にも、今稲荷神様がやっているのと同じようなことを行うのを頼まれたのだ。

  けれど、稲荷神様は滅茶苦茶に嫉妬心が強い、それこそ信者の人にも一言二言僕自身の言葉で話すだけで怒るし、他の神様になんてもっての他。

  稲荷神様自身は僕以外に仲良くしようとしないから尚更なんだろうけど、大学でも霊感のある子にはすごい威嚇してるから困っている……。

  「主様は私のもの!! あんな女になんか渡さない!!」

  そう言って稲荷神様は僕にいつもどおり霊体となって入ってきた、今から大学なんだよと思って、拒否しようとしたけど──できない。

  「主様、今から泉行こうか」

  嫌だ、と、口に出そうとしても喋れない、いつもの憑依とは絶対に違っている。

  「主様の心を砕いて赤ちゃんみたいにしてもよかったけど、そんな主様は嫌……。だからじっくり考えたの……主様とどうやったら結ばれるかなって」

  そして自分の長くなった舌を垂らし、憑依された僕の口から出た言葉は──

  「主様も稲荷神にしちゃえばいいんだって。夫婦で神様やってるのは少なくないし、主様のお陰で信仰は他の人からもあるからねえ……!」

  そして僕の身体は勝手に注連縄の張られた泉へと向かう、そこは呪われてるから入っちゃダメと最初の頃に言っていたのに──!

  「まずは手からね、どうなるか見てて」と稲荷神様が言って手を入れると、段々と指先が痺れてきた。

  そしてそちらを見ると段々と爪が伸び、銀色の毛が生えてくるのが見えて、手を泉から出そうとしたのに、全く動かないし、さらには全身でザブザブと浸かりだして、たまに顔へと水を掛けるので、やめてと思うけど、稲荷神様は全く意に介さない。

  『意思が完璧に通じ合うと困るしね、主様のことが好きだからこそ、主様の意思を尊重したいの』

  過去に言っていた優しい稲荷神様の言葉が今更思い浮かぶ、まだ出会った頃の稲荷神様。

  『主様にいつか恩返ししたいの! その、えと、恥ずかしいこともできるように、実体持てるよう……頑張ります……えへ』

  恥ずかしそうに言ってて、霊体でかなりリアルめな獣人とは言え、かなり可愛いと思う稲荷神様との妄想で何回か抜いたことも思い出す。

  だけれど僕が望んでたのは僕がふつうの仕事をして、稲荷神様が実体を持てるくらいになったら夫婦や恋人みたいな生活ができると思って。

  なかなか顔は変わらないけど、脚が変に曲がる感覚があった、見たらズボンが破けて犬みたいな脚になっている。

  細かった僕の脚とは正反対に膨らんでいて、生えた毛は水の中でフワフワと浮いている。

  そして次は二の腕も毛に覆われ、全体的に身体が膨らんだような感覚になる──そして、何故か顔が痛くなる感覚に教われる。

  この泉に浸かってからの事を考えて、嫌だと思いつつも口も、手も、足も動かず、目の前に見えるのは伸びてくる銀色の毛で覆われた犬科の鼻に、ようやく動かせたと思えばそのまま服を破り捨ててしまった。

  「主様の面影ないなぁ。でも逞しい主様も素敵! じゃあ……今から最後の仕上げだね……」

  何をするかと思えば、冷たい泉のせいですっかり縮こまったおちんちんを触り始めた。

  「ここだけはヒトの気がまだあるから、全部吐き出させないとねっ。主様、頑張ってヒトの証も全部吐き出してね……!」

  止められるはずもなく、自分の変わった手を使って擦り始める。

  自分の意思とは関係なく、いつもの何倍も擦るのが荒い自慰にただ脳は「気持ちいい」ということだけが拡がっている。

  たまに体勢を変えたりするが、なかなか射精までたどり着けない。

  まだヒトのままでいたいと思う心から?

  だけどもう昼から変化が進み、もう夕方になっていて、腰はもう力が抜けてるのに、出るのは透明な汁だけで、もう楽になりたいと思って、ふと、言葉を漏らした。

  「イナリガミサマ、ダサ、セテ……」

  その言葉だけ、何故か口から出た。

  その瞬間に、自分の顔が笑みを浮かべたのが水面に見えた。

  邪悪な笑み、自分の顔なのにそう思った、そして――

  「主様、イけっ! イけっ!! ぉおおおおぐっ!!」

  一切自分の意思がない言葉と、自慰と呼ぶかも怪しい行為にただ僕のおちんちんは絶頂して、とんでもない量の射精が始まった、10分か1時間かもわからない時間の中で、まるで水たまりみたいな精液が出てきた。

  でもまだ止まらない、自分かも稲荷神様かも分からない叫び声がそこで聞こえて、最後の最後でまだヒトのモノを保っていたおちんちんが別の形になっていく。

  それでもまだ手は止まらず、びしょ濡れのまま、まだ勃起してるモノを扱き上げて、残り汁とも呼べるか怪しい、ダマのようになった少し塊になったものが先から飛び出したところで、ようやく身体が動いた。

  そして、小さい稲荷神様が僕の側で、そしていつの間にか生えていた狐の耳に──脳内にじゃなくて、直接囁いたのだ。

  「これから頑張ろうね……」

  ###

  あれから、僕は小さな稲荷神様と信仰を増やせないかと試行錯誤している。

  稲荷神様は偶然にも実体を持てたけど、まだ信仰が足りなくて小さいままらしい、しかも憑依ができなくなったので、高い場所に抱っこしたりだとか、信者の人の家には僕もついていくとかでなかなか大変になった。

  稲荷神様も、兄妹かしらとか言われると泣きじゃくって夫婦と言い出したりするけど、僕は否定はしない。

  「主様、主様……」

  ある夜、稲荷神様が呼び掛けてきたが、ふと彼女から甘ったるい匂いがした。

  今までそんな匂いを感じなかったのに、変化してから稲荷神様がエッチな気分……発情した匂いが分かるようになって、最初こそどうしようか迷うのに、気付いたときには彼女の服を破いて、おまんこを舐めてから、彼女をまるでオナホみたいにしていた。

  「ごぉお! ぎゃん!!」

  気持ちいいと言おうとしたのに、言葉が出ない。

  でも、そんなこと気にする暇もなく射精が気持ちよくて、稲荷神様も死ぬとか言いながら震えてヨダレをボタボタ垂らして、白目を剥いた笑顔で何かうわ言のように言っている。

  もっと大きくなったら、もっとすごい交尾ができるのかな?

  そうなら、もっと頑張らないと……稲荷神様が好きだから……。

  とりあえず中出しが終わって稲荷神様を見たら気絶してしまったけど、まだ勃起は収まってないから、三回くらい茂みで出してから、人がいないタイミングでこっそり抱えて、神社に向かうのだった。

  [newpage]

  【6】

  戦闘機に憧れて空軍に入ったというのに、いつもやらされるのは帰還した機体の掃除だった。

  自分は機体に乗って活躍することを望んでいるけれど、その基礎訓練の時間さえ奪って掃除や、パイロットにパシられて街まで買い出しに行くことをさせられて、いい加減うんざりしてきた。

  バシッと言うにも階級が低いし、さて、どうするかと思っていた時に、深夜に大尉からたたき起こされたかと思えば、酔っ払ったからと見回りを頼まれた、ついでに戦闘機のコクピットも掃除しておけと格納庫の鍵まで渡されるけど、これはチャンスだと感じて、敬礼をしてすぐさま格納庫に向かう。

  流石に無断で動かしたら銃殺刑を食らってもおかしくないから、一先ずやることは言われた通りに見回りをさっと済ませた後、格納庫に入って掃除をすることだ。

  そこまでやって自分はコクピットに入ると、まずやるのは操縦桿に少し触れることだ、うっかりなら動かしても大丈夫だろうが、まぁ気分だけを味わいたいので、子供が博物館でやるようにスイッチを押す真似事をしたりするだけだ。

  いつしか自分も空を飛びたい……と思って、少しの間だけ席に座って悦に浸っていると、物音がしたのでコクピットから急いで出て、下へ降りる。

  どこだと思っていると、べちゃべちゃと音がしたのでそちらへ懐中電灯を向けた瞬間、水銀の塊がいた。

  それは蠢いていて、拳銃を取り出そうとした瞬間に覆い被さってきた、胸から股にかけて広がるが重さはあまりない、けれど振りほどけずに異様な力で押さえつけられる。

  足まで覆われた瞬間にそれは自分を戦闘機の方へと引きずり、自分はまたコクピットまで戻された。

  悲鳴を上げようと口を開けたら顔にまで水銀は伸びてきて、挙げ句の果てには口にまで流れ込んできて、吐きそうになっても吐き出せない。

  呼吸も苦しくなってきた中で、手を動かそうとしたのだけど、ガランガランと何かが倒れる音がして、急に目の前が暗闇から眩しくなってようやく目が見えたと思って、だんだんぼやける視界がクリアになってきたけれど、周りのものがさっきよりも小さく見えるし、コクピットのガラスやスイッチに覆われた席ではなく明らかに外、格納庫の中が見える。

  でもなんで小さく見えるんだと思ったけれど、ふと回してた手を見れば肘に戦闘機の翼があり、手は金属棚より大きく、筋肉質なものになっている。

  雨漏りしている水溜まりに反射するのは最初こそ目と鮫のような口の模様だけある戦闘機の先部分だったのが、口が目の模様辺りまで裂けてきて、そこから涎が垂れてきた。

  何か言おうとしてもうまく発声できず、スラッとした機体だったというのに女のように膨らむ胸、出されていた車輪も猛獣も蹴り殺せるような太い脚へと変貌し、エンジンと残りの部分は揺れる尾として細く、だが形は維持してそちらは細く変化していく。

  それよりも気になったのは、何故か女のような体型なのに、股にぶら下がっていたのは体的にも大きそうなペニスだ。

  これだけ残ったのが疑問だが、それよりも自分は戦闘機と一体化しているのか?と今更ながらに気付いたが、コクピットを確認してもそこにはまるで誰もいなかったかのように綺麗になっていて、自分の体が消えてしまったことにパニックになる。

  そして先ほどの水銀の塊は自分の足元にいたので踏み潰そうとした瞬間、それは自身のペニスに飛び付いてきた。

  引き剥がそうとしても掴めず、それは自慰行為のように刺激を与えるだけで、思わず腰が抜けてしまって、倒れてしまう。

  その間にも水銀は容赦なくこちらのペニスを手のように擦り上げてきて、ただの柔らかい金属だと思ったのに、ペニスに被った部分はヒダに覆われ蠢きはじめる。

  まるで生き物の舌のような動き、だが水銀は容赦なく先から尿道に流れ込んでくる──それさえも気持ちいいとなっている自分の脳は壊れてしまったんだろうか?

  聞いたことのないような生き物とも機械とも取れるような甲高い絶叫が自分の口から放たれ、尿道の解放感と共に水銀が膨らんでいく。

  膨らんだ水銀はそのまま自分の股筋へと入り込み、しばらく経つとそこから同じような塊が玉袋を押し退けつつ精液のような臭いと色のする液体にまみれながら出てきて、格納庫から出ていく。

  塊が出る度に腰が跳ねて胸を揺らし、嬌声を上げて出産のような行動を繰り返しているが、いつ終わるのかも分からない。

  しかもようやく終わったと思った瞬間、今度は複数の塊が今度はペニスだけではなく玉袋や胸に纏わりついてきて、玉袋……その中にある精巣らしい物や、胸の本来なら乳首のある箇所を重点的に揉んできて、またペニスが脈動を繰り返したのを確認した瞬間、塊たちは先程よりも激しい動きでペニスを刺激してくる。

  ヒダというよりも最早舌で、先程と違って尿道へは入っている感触はないが、言葉にできない悲鳴と共に先程よりも巨大に膨らむ塊、そしてその半分くらいがまた股筋へ、だが半分は分割されてこちらの性感帯の刺激をやめず、射精を止めさせてはくれなかった。

  しかも今度は翼のジェットエンジンだったであろう部分にまで塊が伸びてくるが、そこを触れられると胸や尻よりも何故か電撃のように気持ちよさが走って来て、おごと声を上げつつも、焦げ臭い臭いがしても馬鹿みたいな矯正をあげるだけ。

  そしてエンジンだけではなく、尻尾の先まで撫でられただけでも身体を反らし、下品な悲鳴を上げても出産と射精は止まらず、頭らへんからバチバチと音がしたかと思うと、自分の意識はいつのまにかブラックアウトした。

  ●●●

  目を覚ましたとき、格納庫の外から悲鳴や怒声が聞こえる。

  ようやく萎えていたペニスから精液らしい液体をひねり出したあと、なんとか扉を開けて外に出るが、そこには調理器具と一体化しているのか電子レンジやコンロのような形で震えて固まる猫のような生き物達や、装甲車から変化している犬のような生き物が四つん這いのまま這って逃げようとするも、顔が水銀の塊で覆われた同種に捕まって囲われ、嬌声を上げている地獄が広がっていた。

  人間もいるが、金属の塊に覆われ、近くの金属製品や車に近づくと犬や猫、鰐のようになって混乱しつつも逃げようとしている。

  どうしてこんなことに……と、思っていると、格納庫の扉にくっついていたらしい水銀の塊が自分の顔へ覆い被さり、引き剥がそうとした瞬間に手の力が抜け、脚が勝手にどこかへと向かう。

  水銀越しに聞こえるのは小さな悲鳴、多分、誰かは分からないが同じく戦闘機から変わった人を、さっきの車のように襲ってるのかもしれない……。

  自分のペニスは肉に覆われ、先ほどよりもゆったりとはしているものの、とろ火のような快楽は心地よくて腰を動かしていた。

  相手が逃げようとしてもこちらの力が強いのか、逃げようとしても引き込んで一気にペニスを擦るのが気持ちよくなってしまい、やめれない。

  さらに自分の股にも入る感触がしたが……それすらも自分は受け入れ始めていた。

  こんなことになったのは……自分が余計なことをしたせいなんだろうか、自分が機械の化け物となり、射精して、こんな化け物を増やしてしまったからか?

  謝罪も口にできない中、早くこの地獄が終わるのを願うことしか今の自分にはできなかった。

  [newpage]

  【7】

  凍りつくような霧に覆われた。

  消散剤も忘れてしまったため、どんどん氷に覆われ、ブランゴの鳴き声も聞こえなくなった。

  足に纏わりついて踏み出せず、ガンランスを起動しようとしても手も凍りつき、何かしらの抵抗さえ許されなかった。

  金がなくオトモアイルーやネコタクさえ雇えない状況の中で、ここに出ると言う環境生物の確認の仕事に出ただけなのに、どうしてこんなことになったのか……。

  禁足地の調査が一般ハンターにも解禁され、金がない自分にとっては給金のいい仕事なら何でもよかったんだ、ただ一日三回美味しい料理を食えるくらいになりたかっただけなのに。

  このまま凍死体として見つかるか、モンスターの餌になるのかと思いながら、暗闇に意識が落ちていこうとした時、背中に激しい痛みを感じる。

  刃を刺されたような痛みが走る中で、口も中まで凍ってるから悲鳴も出せず、ただ激痛に耐えるしかない地獄が続いた。

  背中は常にランポスに傷が残るほど腕を深く裂かれた時のような痛みが続きます、手の方は氷による寒さのせいか全く感覚がないのに、口や顔は針を刺されたような痛みを伴う寒さに覆われ、歯は固まって動かせない。

  激痛なのに気絶することもできず、寒さを感じながらも生きていることに絶望する。

  そんなのが何分、何十分続いたかも分からないが、ふと手が動きそうな感覚がした。

  ガゴッと音が聞こえたと思うと、手が動いたのが氷越しに見えたが……なぜか、手が大きくなっている気がする。

  それに胸元を見れば銀色の鎧を着ていたはずが銅?金?明らかに色が違っているように見える。

  と、自分の顔まで覆っていた氷が溶け出してきて、眼に水が入ったのが不快で拭おうとしたら、上手く手が届かないし、何なら勢いよく転んでしまった。

  訳が分からないけれど、落ちた水に反射するのは着けたこともない兜のような物で、顔を出して呼吸をしやすくしていた自分の顔じゃなかった。

  自分でもよく分からないが、だんだんとその兜は割れ、中から現れたのは見慣れた自分の顔ではなく、見たことのないモンスターのような顔。

  鼻はまだ人間のものだったのが、それに手を伸ばす前に鼻が削げ落ちて、自分はギャっと声を上げる。

  何だこれはと手を伸ばそうとしても届かず、まず手が異様に離れてしまっている、とういうよりか明らかに胸も鎧じゃなく鱗で覆われたものに変貌しており、ようやく見えた手も五本の指から鈍く光る金属の爪になっている。

  だんだんとそれが畳まれるように、先ほどよりも激しい激痛と共に腕は長かったものから短くなり、バキバキと音を立ててまだ溶けてない氷の下からも金属が生えてくるが、それが全身で起こり始めてしまっているのだ。

  まずは助けを求めようと声を出すと、そこに響くのは低い竜の咆哮で、聞いたことのないリズムで高く、小さい金属音が鳴り響いた。

  え?と思って振り返ろうとすると、背中には煙を吹き出す金属のある背中……蛇のような体があり、小さい金属音はそこから鳴っていた。

  自分の姿の変貌に気づくまでにしばらくかかった。

  こんな例聞いたことがない、ゴア・マガラやその感染したモンスターによって狂竜症とか言う病気になるのは聞いたけれど、いくらかかっても自然治癒力が落ちたりするだけでモンスターになるわけでもないから、氷に覆われただけでこんな姿になるなんて聞いたこともない。

  だが変化は止まらない、まだかろうじて人間の要素があった足も手と同様の変化が始まっており、背中はまるで蛇のようにさらに伸び、腹や腰は膨らんでいった。

  海竜種のモンスターに巻き付かれるなどして全身の骨が折れる、という感覚はこんなことを言うのか?と思うような……そんな激しい痛みが全身を襲いつつ、変化していた。

  無理やり身体を引っ張られたなんてレベルじゃない事が今起きており、氷に覆われていたときよりも酷い激痛と悪寒で繰り返し叫ぶしかなく、それが止まったのは頭の下、背中、腰や生えてきた尾にまで剣を刺されたような痛みと共に新しい金属が生え、もう叫ぶ気力もなくなって不規則な金属音から、楽器で奏でる音楽のように鳴る、悲鳴がわりの音が止んだときだった。

  相変わらず気絶もできない中で、ようやく手足を動かせるが、そこから常に冷気が出ているのか、霜が出てくるし、歩く度に身体の至る箇所から蒸気が吹き出て、オルゴールのような音が辺りに響くが、その度に身体が軽くなる感触があって、段々ぼやけてた視界もまともに見えるようになってくるが、そこで気になったのは何故か股間のむず痒さだ。

  鎧を長時間着て蒸れた時のような感触が不快だが、手も、当然足も届かないので困るが、踏ん張ると背中から歩くときよりも熱が放出されていって、そのむず痒さも減った。

  原理は不明だが、その際に我慢した尿を一気に出したときのような気持ちよさもあってか、むず痒さが来る度に排熱行動をすると、どこか気持ちよさを感じる。

  でも、何回かの排熱で多少マシにはなったかと思ったのに、すぐに股に血が集まって腹部が苦しくなって、なんとか集中するけれど、今度は全く排熱ができずにブシュブシュと手や足から少しずつ煙が出るだけで、さらに股間と腹部は苦しくなっていく。

  イライラから上げる声で辺りが震えて、その辺にいたらしいヒラバミやドドブランゴが逃げ出すのが見えたけど、それよりかも下半身の苦痛に自分は怒りを募らせる。

  身体を捻って確認するとそこから出ているのはグロテスクと思うほどに勃起したペニスだ、モンスターに見合う大きさになっているが、そこからどくどくと透明な汁が……我慢汁が垂れているのを見て、これが苦痛の原因かと思うと、情けなくなってきた。

  背中の排熱をしたいができない、早くこの苦痛を取り除きたい、そんなことを思っているうちにどんどん股間の逸物は膨らみ、我慢汁は落ちた先から凍っていく。

  怒りから全身を強張らせ金属音と重なった咆哮に、全身へ血の巡る感覚がして、今ならできるかと思って排熱しようとした瞬間、自分の股には浮遊感が襲う。

  何だと思った瞬間、背中や手足……いや全身から炎のようなものが出たかと思えば、自分でも感じ取れるほどの熱さが辺りに放たれる。

  水蒸気爆発だろうか、だがそこで自分の口から悲鳴のような声が上がったかと思えば、意識が飛びかけるほどの感覚に襲われる。

  頭が雪のように真っ白になる、何が起こったか分からなかったが、自分の股をゆっくり見てみると、尿のように白い液体が飛び出していて、それは全く凍らずに辺りの雪を溶かしている。

  それに気づいた瞬間、自分の口から甲高い咆哮が放たれ、手足からは水蒸気、そして股間にある腫れ上がったペニスの先端からは塊のようなダマになった液体……精液が溢れ出して、いや、音が聞こえると思うほどの勢いで先端から放たれている。

  金属音を大きく不規則に鳴らしながら咆哮を上げ、どんなモンスターに見られているかも分からない状況で勢いのいい射精を続けていると言うのに、それを止めようと言う意思や理性は存在しなかった。

  射精が止まる頃には辺りは無臭な雪景色から、焼けた地面の臭いと青臭さに覆われた茶色い風景になっていて、下半身のある箇所は白い水溜まりができている。

  とてつもない疲労感に覆われるが、それよりもようやく収まった痛みと苦しさからの解放が嬉しくて、ゆっくりと移動を始めていた。

  今度はもっと苦しくなる前に、あんな風な無様に射精する前に発散しないと……でも、あそこまで気持ちよかったのは今までにないな……。

  何か忘れているような気がするけれど、一先ずは腹も空いたから餌を食べたいし、奥へと向かう。

  ……また今度、余裕ができなかったらもう一度やりたいな……とりあえず空腹を満たしたら、次の餌場と発散場を探さなきゃ。

  [newpage]

  【8】

  自分にとってガーゴイルなんてただの動く置物に過ぎなかったし、ガーゴイルより家主が強いことなんて思ってもしなかった。

  ガーゴイル職人と言う、この国では恐らく王族をも越える職人の家に蓄えられた財産をいただいてとっとと退散しようと思ったら、ふらふらしていた目の隈が酷い家主に見つかり、そのまま押し倒そうとしたら岩石を纏った拳で殴られ、しかも気絶するまで無表情のまま何回も殴られたことは覚えている。

  目を覚ますと、足元にあったのは巨大な壺、そしてそれ一杯に満たされる石の色をした液体で、自分は縄一本で天井からくくりつけられており、抵抗に身体を揺らしたら巨大な手がこちらを止めた。

  壺の側には舌打ちをしながら何かを入れた家主がいて、何をする気だと叫ぶが、その瞬間に壺へと落とされた、暑くも冷たくもないが、身体に纏わりつく泥のような感触が非常に気持ち悪い。

  まだ手を伸ばせるかと思ったが、家主が梯子か何かでこちらを覗いてきたかと思えば、岩石の手で押さえつけられて真っ暗闇の中、口にも泥が入り込み、ついには呼吸ができてるかも分からないのに、全く苦しくないその状況に恐怖が増してくる。

  そして自分は暗闇の中に閉じ込められたが、しばらくすると何かを削ぐような音が聞こえてきた。

  それに時々悩むような唸り声がすると思えば、自分の目の前がようやく見えた──見えたのだけど、首が動かせない。

  眼は動かせるので見回すけれど、丸っこいもので下側が見えず、ようやく家主が見えたかと思ったので何をしてるんだと言おうとしても全く声が出せない。

  「雌のドラゴン風って言ってたけど、乳は必要だったかなぁ……? まぁいいか、デザインは雄の方に注力しろって注文だったし、雄で怖がって、雌で相手が油断するコンセプトでも問題はないし……」

  と、そこでぶつぶつ呟く家主が灰色の粘土がくっついた、ヘラと板のようなものを持っているのに気づいた。

  「顔はできたけど何で動かないんだろ。あっと、首か、首作んなきゃな。一旦削いでっと」

  そしてこちらの視点が急に反転した、何が起こったのか分からなかったが、ごとりと音がすると、そこに見えたのは乳のようなものがつく竜のような粘土像だった。

  竜とは翼や尻尾などで大雑把に分かる程度だけど、何故首が外れても生きているのか、そもそもなんで自分の姿がそうなっているのかが分からない。

  まさかこの家主は人間を粘土像に変えるのか?

  何か不都合があれば口封じに使われる役職なら、財産を大量に持っているのは納得が行くが、こんなの人権やらを無視した行動だと思う。

  けれど喋れないし、動けない。

  家主は口笛を吹きながら手慣れた様子でベタベタと粘土を足し、削いでいる。

  頭の着いていたらしい箇所を縦に伸ばしたかと思えば、そこへ竜の鱗らしい形へと整えると、こちらの頭を持って着けようとするが、いやもう少しと言いながらまたこちらを適当な箇所へと放るのを繰り返し、二十回ほどして鱗の形も完璧に整えた首へと自分の頭を着ける。

  「よぉし」

  だが頭が着いても自分の身体は動かせなかった、視線だけ動かせるのはこの職人がきちんと既に眼は作ったが故なのだろうかと思っていると、胸?乳房?辺りをため息を吐きながら整え始めるのが見える。

  だがそれにたいして段々とむず痒さが沸いてきた、まるで娼婦に乳首や胸をいじられた時のような感触に対しても自分は何もできない。

  その中で何故か乳首まで作り出すが、ヘラがそれに触れる度に腰へと浮いた感触が襲いかかるが身体は動かせず、その感覚がただただ霧散するまで待つしかないことに絶望する。

  「そう言えば泥棒野郎で作った中ではかなり馴染むの早かったな……とりあえず脚は作らないでもケツとかはしっかり作らなきゃ……面倒だなぁ、僕は悪魔とかドラゴンならかっこいいが作りたいのに、みんな雌の可愛いガーゴイルばっか頼むんだから……」

  なら雄の姿にしてくれ!と思いつつも、出来上がっていくのは女性の乳房が着いた竜の姿で、長いため息を吐きながらどんどんと粘土を足し、削り、整えていく。

  そして次は見えない範囲……背中の方へ回ったが、恐らく尻辺りを作っているのだが音しか聞こえずどうなっているのか分からない。

  尻を触られているような感触はあるが時折ごっそりその感覚が無くなり、何かを付け足す音が聞こえて泣き叫びたいのに声はまだ出せない──いや、もしかして脚は作らないと言っていたから、もしや発声器官をわざと作ってないのか?

  「はぁ……ようやく乾燥までできた。しかしさぁ、無駄な機能のあるよりただのガーゴイルなら三時間……いや一時間で作れるのに。無駄な機能ばっかつけるから……っと、どうしたの? あぁ、まぁ使っていいけど、ガーゴイルの癖にスケベだな君は」

  使っていいという単語に何をだと思っていると、途端に背中……そのさらに下側がべろと舐められたような気がした。

  そしてさらに舌のようなものが入り込む感触に襲われ、声も出せずただそれを受けるしかない。

  「まぁ頭の悪い魔獣用に発情トラップとして作ったし、雄とヤらせて二ヶ月くらい馴染ませないとならなかったしちょうどいいか。でも尻と疑似膣だけで気持ちいいのかな……?」

  なんで、ガーゴイルに尻や性器を付けたのか分からないが、そういう機能があったのか。

  自分の下腹部?を舐め続けているのは見えないが雄タイプのガーゴイルなのだろうか。

  舌らしいものがようやく離されたかと思えば、今度は冷たく固いものが当てられる。

  いやまさか、疑似膣なんて言ってたけど、冗談では──そんなことを思っていればそれが下腹部に入り込む感触がして、粘土で作られた身体だと言うのに下側に水が漏れた感触に襲われ、夢精した時のような気持ち悪さが広がる。

  けれど動けない、喋れない。

  なにもすることができないまま、ただ見えない相手に腰を振られ、動かない上に意味の無い交尾が続いている中、夜になったのに相手の動きは止まらない……もしや他のガーゴイルがとも思うが、もうそんなの関係なく終わって欲しかった。

  「まぁいいや、どうせそれ用の機能のテストもしなきゃだったし……とはいえうるさいから止めとこうかな」

  そして布を掛けられる、なんとそこで自分と雄ガーゴイルの動きが完全に止まってしまった。

  「次はなんだっけ……え、そっか……ん……だ……」

  だんだん声が遠くなる、暗闇の中で腹が苦しいのに相手の勃起した肉棒はドクドクと膣中で蠢き、時々液体を注がれる……その後も暗闇には全く眼が慣れず、永遠にこの時間が続くのかと覚悟を始めるのだった……。

  ●●●

  その後どれくらい経ったかも分からない、自分は魔法のかかった布を掛けられて完全に石化させられ、布が取られるまで動けないから大丈夫と、近くに家主と誰かが寄った際に聞こえたが、布を取られた試しはない。

  しかもよりにもよって雄ガーゴイルに犯された状態で布を掛けられているのに、内部だけ何故か完全に石化しておらず、腹がずっと苦しく、こちらの内臓の刺激を相手も石化してようが感じるのか、時々射精をしてこちらの奥へと意味の無い子種汁もどきを撒いている感覚だけがそこにある。

  何もできないのに思考と感覚だけは止まらない、この地獄はいつまで続くのか──考えたくもない、布を取られてこれが早く終わらないかだけを、今も祈るばかりだった。

  [newpage]

  【9】

  あーと声を出しながら、研究者の作ったドラゴンを模した金属製のマスクを被っただけの自分は早く終わらないかとため息を吐いた。

  外でこんな金属製のキグルミとも呼べるものを全身に着けたら暑さと熱で人間は死ぬんじゃないかとも思うが、研究所内部でイベントはやるし、着ぐるみ内部に最新の空調は着けるからあまり関係ない、とか。

  「アナタノオナマエハ?」

  しばらく声を出していたが、自分に聞こえたのは合成音声の片言。

  唐突に出たからびっくりしたが、どうやらこれがデフォルトの声らしい、あまり人間に似せると悪用されかねないから……ということだ。

  「んー、まだもう少し可愛くしてみるか。あ、そうそう、脳波……んー、難しいこと言っても分かりにくいか、とりあえず君の感情とかを読み取れるような簡単なスキャン装置あるから、試してみといてね。こっちは他の用意もあるから」

  「リョウカイデス!」

  返事しようかと思ったら先に声が出た、最近の技術はすごいなと思いつつ、蒸れているので早く脱ぎたいところだ。

  しばらくチェックシートが表示されるタブレットになんとか出された声を入力する作業をこなしていると、次に研究者が持ってきたのは各パーツに分けられた着ぐるみのセットだった。

  「あ、そうだ、頭の空調を付けてなかった、ごめんごめん」

  「アリガトウ!」

  脱ごうとしてしまったのを止められて、何かスイッチを押されると、途端に顔の汗に冷えた空気が当たった感触がして、段々不快感は無くなってきた。

  しかしここからさらにパーツをつけないといけないのかと思っていると、その間にも勝手に台詞を言ってしまうことに苛立ちを覚える。

  「よし、じゃあこれを付けてね」

  「リョウカイデス!」

  次につけられたのは大きな四つの手……二本指というか爪型のもので、大きさが違うだけのものを手足に付けられて、しっかりロックされる。

  重くはないもののまた蒸れるし最悪だ、しかもこれから付けられるパーツを見れば、膨らんだ胸らしいものがあるし多分女性型の着ぐるみなことが分かったし、何でわざわざ男に……と思ったけれど、女性だと着ぐるみを何時間も着てパフォーマンスをするなんてキツいからに決まっている。

  仕方ないかと思いつつも早く空調システムみたいなものを着けてくれと手を差し出した時だった。

  不思議と手の蒸れが感じられず、もう着けたときに点けていたのかと思ってスイッチらしい箇所を見た時、そこにはロックとだけ書かれていた。

  ん?と思ってたら今度は早く胴を着けようと言われて、急かされて胴をつけられ、あれよあれよという間にそこから成人男性が消え、可愛いメスドラゴンの着ぐるみが座っていた。

  「それじゃロックしてっと……じゃあ次は慣らしかな」

  「リョウカイデス!」

  慣らしとなると簡単なダンスでもさせられるのかと思ってた、でもそこに研究者に連れられてやって来たのは四足歩行の自分そっくりな着ぐるみのドラゴンだった。

  自分と違うのは胸部分がないことと、こちらは確か桃色の目がディスプレイに映っていたのに対して青色の目が映っているけれど、二人でなにかをするんだろうか。

  「じゃあまずは初交尾実験ということで。まだ内部変化はしてないからとりあえず肛門で頑張って慣らしてこうか」

  脳が理解を拒んだ、初交尾?肛門で?

  「コンニチハ!」

  「コンニチハ」

  研究者にじゃあお尻突き出してと言われると間抜けにも自分は尻を突き出した形となり、自分よりもふた回り大きなオスドラゴンはそのままこちらに覆い被さってくる。

  「有機生命体を変化させる実験は成功したけど、効率化はできてないんだよねえ。これがどれだけ速くなるか……」

  そしてなんとか動かせる首をずらして見ると、オスドラゴンの股から明らかに有機物の……だが見たことのない生き物の形状のペニスで、しかもメートルはあるだろうソレに恐怖さえ覚えるのに、それに研究者がバケツでローションらしいものをかけると、こちらの開いていたらしい股へと擦り付けてくる。

  固くも柔らかい感触を感じられる、だがいよいよ穴へと当てられた瞬間、それが侵入してきた。

  もう声さえ出ない、だけど相手のペニスはどんどん入ってきて、自分は暴れることもできずにそれを受け入れ、内臓が固い肉に引っ張られ、抉られる感覚は形容しがたいものなのに。

  「アリガトウ!」

  そんな言葉が出てきたのだ。

  急いで自分は動こうとするが、研究者が慌てて何かのスイッチを押すと足と手の感覚が無くなってしまい、その二秒後には自分の思ってることとは全く違う、まるで自らペニスを入れるかのように腰を落とす体勢になっていく。

  嫌だと思うのにもう完全に入り込むが、オスドラゴンがガタガタと震えだしたかと思うと、こちらの肛門を使った行為が開始された。

  排泄した時の気分と、異物が無理矢理入り込む違和感、だけどその感覚に対しても身体が拒否することはできず、オスドラゴンの固い腰と自分の付けられた忌々しい金属の着ぐるみの腰がぶつかり出す。

  ガンガン音を立てながら腰をぶつけてくる度にこちらは肉を抉られる感触に声も出せずにただ不快感と快感をタイミングよく与えられるだけだ。

  こんなの愛もなければ正しい交尾でもないのに、相手の興奮した様子が甲高い電子音と共に高まっていることが分かる、そしてビーッとサイレンのような声と共に、太い肉から脈打って何かがこちらの中へと注がれる感触に襲われた、最悪だ──恐らく、精液が注がれてるんだろう。

  その間はずっとビービー鳴いており、全然止まらない注がれる感触にも自分はただ受け入れるだけだ。

  その内にジュルボと音を立ててペニスが抜かれた感触があると、後ろからブビと汚い音がしたかと思うと、そこから生暖かい液体が流れ出した。

  そして今度はオスドラゴンがこちらの正面に立つと、機械なのに……メスドラゴンになった自分の股に、突っ込めそうな穴がもう一つ増えていた、それへペニスが当てられると、自分の手は意思と勝手にその穴を拡げている。

  「ドウゾ!」

  「アリガトウ」

  オスドラゴンはそのままグロテスクなペニスをこちらに入れてくる、自分の穴はそれをあっさり受け入れてキツく締め上げるように内臓が狭まり、バチバチと頭に電流の走る中で、オスドラゴンの射精を早めるためなのか自分から腰を振ってしまい、こちらの意思なんて無視した行動だけが続けられる。

  「ハンショク、ハンショク……」

  「アリガトウ!」

  何がありがとうなのか、こんな事をされるために治験に近いと紹介されたバイトを受けたわけじゃないのに……。

  だけれど相手のペニスを奥にぶつけられる度に自分の口からも大きく電子音が漏れて、オスドラゴンはさらに調子に乗るかのように低いモーター音を響かせたかと思うと、唐突に腰が止まり、また奥へと何かが出されるが、今度はだんだん腹が苦しくなってくる感触に襲われた。

  金属だったはずの腹がどんどん膨らんでいったかと思えば、入りきらなくなったのか濁った白い液体が漏れ出していき、糸を引くようにして床へ垂れていき、それは止まることがない。

  恐らく卵子を確実に着床させるため、それだけではなく己の欲望もすべて吐き出すため、行っていることにおぞましさを覚えているのに、自身は短い足をなんとか絡めようと必死になっており、相手も短い手で抱きしめようとしているのだ。

  最早自分の身体とも思えない、けれど腹の重さが徐々に無くなっていく感触に寂しさを感じながら、自分はこの変化に今は疑問さえ抱いていない。

  そしてオスドラゴンがようやく疲れたのか、ディスプレイには閉じた青い目が映っているが、自分の意識が途切れることはなく、誰かに触れられた感触でようやく自分の意思で頭を動かした。

  「おわっ」

  そしてこちらの身体を起こそうとしたのか、研究者に触れられると勝手に肛門と筋からごぼっと精液が溢れだし、汚い音を出しながら吐き出し続け出したのに驚いたらしい。

  「うーん、これだとこの後のイベントには他の出すしかないか。あ、再起動できたのかな? とりあえず楽しんでおいてよ」

  自分が頭をオスドラゴンへ向けると、目がまた開いた表示のされたオスドラゴンが居り、そのまままた起き上がって興奮した様子のオスドラゴンに抱きつかれながら、助けてと再び声を出そうとしたのに、

  「アリガトウ!」

  出た言葉は、それだった──でも、こんな結末でさえ、幸せに感じてしまってる自分は、本当におかしくなってしまったのかも……。

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