ここは現代とは少し違う常識と規律が存在する世界。この世界で生まれた人間は、皆生まれた年を司る年獣と呼ばれる超常の存在に祝福を受けるのが慣わしとされている。
午年生まれのあなたはその慣わしに従い、馬の年獣を祀ってある近くの神社まで赴く。なんでも生まれた年と12年に一辺に祝福を受けなければ、その者によからぬことが起きる……らしい。
噂の真偽は不明なものの、親から行ってこいと言われたあなたは渋々年明けの寒空の中歩いていく。
神社に着くとそこには同じく祝福の儀式に臨む老若男女の人間たちが訪れていた。このしきたり自体、この地で大昔から行われている祭事なのに現代でもこうしてに受けにきている人がこれほどいるのは意外と世の中敬虔な人が多いのだなと感心する。
受付で儀式の参加を伝え、透明な液体が入った枡を受け取る。これは例の年獣の祝福を受けた稲から作った界降酒と呼ばれる特別な酒。これを飲むと肉体と魂とを分離させ、飲んだ者を祝福を施した年獣のいる世界へ導く代物。儀式を受ける者は御堂にてこの酒を飲み、高天原にて年獣様から祝福を受ける、という流れ。
しばらくしてあなたの順番になり、神社の神主に連れられ社の中へと入っていく。御堂の中は独特の装丁が施された壮観とした空間で、中央には見上げるほど巨大な2足歩行の筋骨隆々な馬獣人の男神の像が雄々しく鎮座している。
この馬の年獣『疾駆馬命(はやかけるうまのみこと)』こそが、あなたがこれから今後12年を通して無病息災や商売繁盛と言ったありがたい祝福を授けてくれる存在…なのだそう。実際に12年前にも同様に儀式を受けたのだが…その時に年獣に出会ったどうか、祝福を授けてくれたかどうかの記憶が曖昧で、その祝福が確かなものかは本当のところは不明だ。
まあこの手の行事はやる過程が大事だと言い聞かせ、あなたはいよいよ儀式に挑む。
神主は祓え串を手に取り、こう述べる。
「畏々申す。天駆け、地駆け、何里も走る疾駆馬命。これよりまた一人、貴方様の祝福を授けた者を高天原へと送ります」
「どうかその山の如き御心を以って、かの者を貴方様の背に乗せ善き道へとお導きください…」
祓え串を振り終わると界降酒を飲むよう促される。貴方は升に入った界降酒を飲み干して、しばらくすると段々と瞼が重くなり、意識を失う。すると気がつけば床に倒れた自分の体を目の当たりにし、次に驚く間もなく、自分の体…いや魂が空高く勝手に高速に舞い上がって行った。
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気がつけばあなたは、あたり一面青空が続く世界にいるにことに気がついた。太陽がないのに、これほど明るくて綺麗な景色がどこまでも続いている現実離れした光景だが、初めて来た気がしない。地に足をつけている感覚はあるのに、不思議と浮遊感もある。
どうやらここでは現世の常識は通用しないらしい。
「おう、また会ったな坊主。さっき振り…いや、一昨日振りだったかな?すっかりデカくなったな!」
ふと野太い声が聞こえて振り返るとそこには2mはある、白い着流しを着た巨躯な馬獣人がいつの間にか貴方の背後にいた。その姿は先程までいた御堂に祀られてい疾駆馬命の像に似ている立ち姿に、貴方は疾駆馬命本人(?)かと質問した。
「おうよ、俺様こそ疾駆馬命。十二獣衆が一人、無病息災を司る神様ってなもんよ」
…威厳ある姿なのにそこから放たれるフランクな口調はなんだろうか。十二獣衆とはかなり歴史のある神々のことで、イザナギとイザナミが国産みを成した頃から存在していると文献に載っていた。が、彼を見る限りその信ぴょう性を疑わざるを得ない。
「なんだよ、そんな残念なモノを見るかのような目は。お前あの時も同じ顔してたぞ」
「え、前回ってなんのことかって?そりゃお前一昨日……ああ、現世じゃもっともっと経ってるんだっけか。とにかくお前がまだガキの頃にも全く同じ反応してたってこと」
“前回も”ということはやはり自分は前にもここに来たことがあるのだろうか?それなのになぜ自分は前回の儀式のことを何も覚えていないのか?と質問した。
「そりゃあまぁ、ここの存在とか、俺様のような神の存在とかが現世の者たちに深く知られるとまずいから、神通力を使って都合の良い記憶に改ざんしたりして、お上からの色々でら面倒臭いお達しをちゃ〜んと守ってるワケよ」
神々の世界も大変なんだと、日々社会の荒波に揉まれてるあなたは少し彼のことを同情する。
「とにかく、お前は俺様の祝福を受けに来たんだろ?なら早速だが俺と交尾をしてもらうぜ」
え、何故に?あなたは疾駆馬命の言い分を理解し損ねた。交尾…というのは、セックス…のことで、自分は今から疾駆馬命と愛の営みをするって…コト!?
いやいや何故!?それになんの意味が!
「あ〜もううるせぇなぁ、どいつもこいつも似たような反応しやがって。それが上の決まりなんだから人間は黙って従えってんだ!」
はい…とあなたは超常の存在である神に逆らうことなんてできず、従うしか道は無かった。そしていつの間にか全裸にされていたあなたは疾駆馬命に肩を掴まれ。そして彼が指を鳴らすと、場面が一面青空の空間から布団が一枚敷かれた和室に変わり、あなたはそのまま疾駆馬命によって布団の上に押し倒される。
「安心しろよ、痛くはしねぇからよ。俺にぜ〜んぶ体…もとい魂預けろよ…」
ワイルドさと優しさを持ち合わせた疾駆馬命の顔は同性の神なのに崇拝や尊敬の類い無しに惚れてしまいそうだ。そしてそのまま疾駆馬命はあなたへ口づけをし、直後あなたの口の中へ馬の長い舌を差し込んで味わうように舐め尽くされる。彼の巧いテクが、何もかもが未経験のあなたには堪えるものがあった。無性に彼の奉仕に過剰さを求めてしまい、これが儀式ということを忘れてしまいそうだった。
「へっ、ちょっと舐めただけでそんなに惚けやがってこのスケベ坊主が…。ますます唆るじゃねぇか」
疾駆馬命は一度ニヤリと笑い、いやらしく舌舐めずりをした後もう一度あなたの唇に喰らいつく。今度はさらに激しく口内を長く肉厚な舌で蹂躙され、激しく吸い尽くされる。あなたは疾駆馬命からの責めにうめき声をあげるしかできず、なすがままだ。しかしあなたが抵抗らしい抵抗をしても、彼にとっては自分の胸の中でただただ雌のように喘ぐ存在でしかない。余計疾駆馬命の加虐心が掻き立てるだけであった。
「はは、どうよ神様からの口付けは。これまで色々な人間をイかせてきただけあって童貞のお前にゃ、ちと刺激が強かったか。おかげでココがビンビンになってるぜ?」
疾駆馬命は勃起したあなたの逸物を握り、数回ゆっくりと扱く。疾駆馬命のゴツゴツした大きな手の感触があなたの逸物全体に纏わりつき、気持ちのいいところを的確に刺激してくる。百戦錬磨の言い分は決して自称ではない証拠だ。
「流石に俺の祝福を受けてるだけあってすげぇ逸物じゃねぇか。あん時は勃たせても俺の親指くらいの小っせぇちんぽこだったのによ。まあお前は記憶にゃ残ってねぇだろうが」
訳を聞こうにも聞く余裕すらないまま疾駆馬命に逸物を扱かれる。快楽が蓄積されていき、絶頂がすぐそこまで迫っているのを感じる。
「思う存分出していいぞ。なにせ用があるのは、お前さんの精液なんだからな」
ーーーッ!ーーーッ!
あなたは疾駆馬命の拳の中に、あっさりと射精をしてしまう。自分で処理するよりも量も勢いがあったためか、直後の脱力感が並ではない。
あなたはただ神様にイかされた事実を噛み締めながら、絶頂の余韻に浸る。
「はあ、やっぱ成人を迎えた雄の子種はうめぇぜ。豊穣の神様やってて生きてる〜って感じするぜ!」
そんなあなたのことなんてお構いなしに、疾駆馬命はあなたの出して飛び散った精液を指で掬い取って舐めていた。流石にそんな所業は賢者タイムのあなたでも聞かざるを得なかった。
「あぁ、これか。そもそもこの儀式に何の意味があるのか知ってるか?
「意味だってちゃ〜んとあるんだぜ。まず俺が豊穣の神だっていうことは知ってるな」
なんとなくだがあなたは儀式の意味を知っていた。けど詳しい意味までは知らず、ただの通過儀礼と考えていた。
「まず俺の祝福を受けた作物はな、俺の年に生まれた人間が食べると、金玉に俺が施した神力が溜まっていくんだ」
「それで蓄積された神力はその人間を穢れや魔から身を守ってくれる。ついでにちんぽこや金玉もデカくなるんだぜ?ま、これは俺の趣味だが」
「けどな、それは決して良いことばかりじゃない。薬も多く摂れば毒になるように、人間の体に神由来の力が溜まり続けるとどうなるか」
「答えは現世からの消滅。蓄積された神力が人の体に耐えきれなくなり、人としての存在を保てなくなる。下手すりゃ死よりも恐ろしいんだ…」
疾駆馬命は真剣な表情であなたに語りかける。あなたは家を出る前に両親から言われたことを思い出す。儀式を受けなければその者に良からぬことが起きる、と。彼の説明だけでどれほど恐ろしい目に遭うのかは、先ほどまでおちゃらけていた彼が急に態度を変えるほどのことだと、示唆していた。
…そして何千年も昔から、儀式を疎かにして破滅してしまった哀れな人間を何人も見てきたのかも知れない。神であるという使命の重さに、あなたは戦慄しそうになる。
「ま、そうならないために12年ごとに俺んとこに来て、気持ちいいことで金玉の中を空っぽにして行きゃいいんだ。簡単だろ?」
最後にニカっと明るい笑みを浮かべてあなたを安心させようとする疾駆馬命。その笑顔に全面の信頼を覚えたあなたは、彼に両手を広げて思いっきり抱きしめる。
当の疾駆馬命はあなたをまるで父のような力強い眼差しで見つめながら。
「よしよし…」
と言い。背中と頭に、あの大きな手で優しく摩ってくれました。
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「さあ今度は俺のケツん中に出しな。安心しろ、ちゃんと俺が手取り足取り教えてやるよ」
そう言って今度は疾駆馬命が布団の上に仰向けに寝転がり、あなたが彼を責める番となった。しかし同性ならまだしも、異性とすら性行為をしたことないあなたはこの後どうすればいいか次の行動を躊躇してしまう。
「いいか、相手がこうして誘って来たらよ、着ているモンをそっと脱がしていくんだ。焦らすようにそっとな、あと微かに息を吹きかけたり、口付けとかの愛撫をするのが効果的だぞ。さっきのお前みたいにな」
あなたは言われ通りに疾駆馬命に跨って、着ている着流しをそっと脱がし始める。着流しの下には茶色の毛皮で覆われ、大木のようなガッシリとした質感の胸板が姿を表す。試しに触ってみるとふさふさした被毛に、鉄のように硬い筋肉。そしてあなたは胸板を撫でる度に、何故か無性にドキドキしてくる。ただ言われた通りのことをしているだけなのに、イケナイことをしているようで気分がさらに高揚してくる。
「おいおい胸だけでいいのか?他のトコも触ってみろよ。遠慮なんてしなくていいんだから…さあ…」
本人からの許可が了承され、欲を出して胸以外の場所に目を向ける。一番目についたのは、彼が締めている褌だった。真っ白で綺麗な生地に、子供の手首ほどの大きさの隆起が確認できる。それを見てあなたは唾を飲み込む。あれは紛れもなく疾駆馬命本人の男性器であり、しかも勃起しているのだ。
勃起しているということは、今彼が自身の愛撫に対して興奮したという証。それを理解した瞬間、心臓の鼓動が一層騒がしくなる。
自分は次に何がしたい?今すぐに彼が締めている褌を解いて“アレ”の正体を一目見たい、なんて浅ましいんだろう。だが“アレ”に目を離せるわけもなく少しづつ、少しづつ褌まで手を伸ばし、前袋の内側にある結び目を一気に引っ張った。
うわぁ…
思わずため息が出るほどの光景。褌を取っ払って出てきた巨大な肉棒は、綺麗なピンク色をした馬科の逸物。自分の片手では握れきれないほど太く、大根のように長く、真っ直ぐに聳え立っていた。そして時折脈動しながら鈴口から我慢汁が出てきて、まるで別の生き物のように感じる。
ふと、後ろを振り向いて疾駆馬命の様子を垣間見る。彼は依然としてあの優しげにあなたを見つめ、あなたの行動全てを受け入れんとする気概を再確認した。
遠慮なんてしなくていいんだから…さあ…
あの言葉が何度も脳内で反響し、理性を鈍らせる。自分は今から、彼にとんでもないことをするのだ。
はむ……んじゅる……んちゅ……じゅるるる……
あなたは口を大きく開けて、目の前の独特な香りのする特大ウィンナーを頬張る。舌を上から下へ、下から上へと這わせ、仄かな塩っぱさとえぐみをじっくりと味わう。するとどんどんソーセージの天辺からえぐみのある肉汁が溢れ出し、その貴重なエキスを余すことなく舐め取っていく。
「うまいぞ、いい子だ…」
彼に褒められたことによって、あなたはとてもうれしいと感じてもっともっとこのソーセージを味わいます。すると真下にある野球ボールほどある二つの球がキュッと持ち上がり、ソーセージもなんだかビクビクと震え始めた。
「うぅっ!童貞のくせに、一丁前に尺八はうめぇや…!出すぞ!うぅぅぅっ!」
ソーセージから天高く、何度も白濁色の間欠泉が勢いよく吹き出す。白い奔流は天井まで届いて雨となってあなたと疾駆馬命に降り注ぐ。試しに顔に掛かったやつをペロリと舐めてみるとこれが意外に美味しく、新鮮な野菜の風味がした。
「へへへ、よくもやってくれたな♡今度は俺がお前を思う存分搾り取ってやっからな、覚悟しておけ♡」
あなたの胡坐の下にいた疾駆馬命は急に起き上がって自分を再び押し倒した。曲がりなりにも神をイかせてしまったのだから相応の行為を被ると考えた、相手もどうやら同じ考えらしい。
もうこうなったら彼に何をされもいい。彼もそれを汲み取ったのか、何も言わずにあなたの頬に唇を落とした。そこには最早儀式のため、という名目はすでになかった。
疾駆馬命はあなたの勃起した逸物目掛けて腰を落としていく。彼の尻穴とあなたの逸物とがくっつき合い、ズブブと中へ入っていき、すんなりと全て入ってしまった。彼はニヤリと笑った後、高速でスクワットを始める、彼の尻の内部は仄かに暖かい上に適度に内部を締め付けて刺激も与えてくる。
拷問にも似た彼の快楽責めに、あなたは再び形勢が逆転される。
「はっ、はっ、はっ、どうよ!俺自慢のっ、ケツん中はよっ!お前さん、今日一番の良い顔してるぜ!」
「お前はいずれっ、色んな意味で大物になるだろうっ、神である俺が保証するぜ!」
「また会う時まではっ、色々と、学んで、場数も踏んで、そんで、いい男になるんだなっ、ああっ!すげぇ!ちんぽこが…いいとこに、あたるっ!」
疾駆馬命は顔に脂汗を浮かべながらも、あなたへ今後について急に思案している。一体どうしたのだろうと心配になる。
「んな顔すんなよ。そろそろ、お前さんがここに居られる時限が迫ってるってだけだ」
「ちと遊びすぎちまったな。お前さんは俺にとっても自分の子供同然だ、短い間だったけど楽しかった。これだけは言いたかったぜ」
「ここを去ったら“また”お前さんは俺のこと忘れちまうが、俺はいつまでもお前さんのことは見守ってる。だから……!」
ーーーッ!ーーーッ!
「出せ!お前さんのちんぽこからこれまでの成長の軌跡を俺に見せてくれぇ!」
ーーーッ!ーーーッ!ーーーッ!
あなたは二度目の絶頂を感じながら、疾駆馬命の顔を見る。彼は涙を浮かべて泣いていた。どうしてだろう、それに“また”忘れてしまうと言っていた。確かに、ここでの彼との思い出が無くなってしまうのは自分でも惜しい。でも彼曰く、人間はここでの出来事の記憶は現世に甦る際に持っていけない。
…もしかして、前の儀式の際にも自分は彼に無茶なお願いをさせてしまったのだろうか。そうだとしたら彼に随分と酷なことをしてしまったか。いずれにしろ、たとえ常識が通用しない領域の話であっても誰かの重荷になっていると考えたらあなたは…。
「たく、お前さんは…世話の焼ける」
「いいか、俺は馬の年獣だ。馬はどこへでも走っていける、お前には俺が一番願いを込めた祝福が宿ってる。だから、どんと構えてろ。そして、何があっても立ち止まるなよ」
『……うん』
そうしてあなたと疾駆馬命は別れを惜しむように、深い口づけを交わす。そしてしばらくして、あなたの意識は再び混濁していき、ここへきたのと同じように体に急に浮遊感を感じて、体が勝手に高速に動き始めた。疾駆馬命はあなたの姿が見えなくなるまで、あの優しい表情のままだった。
[newpage]
いたたた…
あなたは意識が戻って起き上がると御堂の床に倒れていた。
…妙に腰が痛い…それほど寝相が悪かっただろうか?
起き上がると神主さんは、これで儀式は終了したので次の人を呼んできてくださいと言われた。あなたは次の参加者を呼びに行った後、御堂を後にした。
帰路に着くと時刻はまだ9時前。長くかかるかと思っていたが、今年も“ただ寝てるだけ”で一瞬で終わった。その時に夢を見た気がするが、よく覚えていない。それに体全体が怠いし年獣の儀式とやらも終わったので早く帰って寝正月と洒落込みたい。
また来いよ…
鳥居を潜ったとき、ふと吹いた木枯らしがそう言った気がした。