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オオカミ系獣人の君は罠に嵌り狩人のお姉さんに籠絡される
(森の中を走る音)
(バチン、と大きな金属音が鳴る)
…動くな!おい、そこで何をやってる。
子供?何でこんな森の中に。森には凶暴な動物がいるって教わらなかったのか??
…っ、お前その足。もしかしてトラバサミに引っかかったのか。
(近くまで駆け寄る女性)
すまない、これは私が狩りの一環で仕掛けていた罠なんだ。ここらは野生動物しかいないから…まさか人間の子供がいるとは思わなかった。すまない。
大丈夫、怯えなくていいよ。直ぐ手当をしてやるからな。
…ん?
(少しの沈黙)
おい、君。その羽織っている布を取ってみてくれ。
いいから。どうしても取らないのなら私が無理矢理剥ぎ取るぞ。
(布を取り上げられる)
…あぁ、なるほど。くくっ、おかしいと思ったんだ。こんな深い森の中に子供1人…そういうことか。
大きな耳にその尻尾、獣人のガキだったわけか。恐らくはオオカミ系かな。そうか、獣人か…それならこんなところにいるのも頷ける。
おっと動くんじゃあないぞ?もっともその足じゃ逃げられないだろうがな。
ふふふ。思わぬ収穫だ。こんな上等な獲物を捕まえることが出来るなんてな。
どうするかな。オオカミの毛皮は高い値がつくから…ひとまず耳と尻尾を引きちぎって連れて帰るか。いや、コイツは結構綺麗な面をしてるからそのまま剥製にするのもありだな。
…お、どうした?そんなにふるふると首を振って。
殺さないでほしいって?いやいやそれは無理なお願いだよ。こっちだって趣味で狩りをやってるわけじゃない。生活が掛かってるんでね。
恨むんならこんなマヌケな罠に引っかかった馬鹿な自分を恨んでくれ。
…
何でも言うことを聞きます?…ふぅん。そんなに剥製にされるのが嫌なんだ。まぁそりゃそうか。
(不気味な笑みを浮かべる女性)
君、結構可愛らしいね。将来は美人さんかな?私の好みに合わないこともない。
…逃げないって約束出来るんなら一先ずは生かしてあげる。どうする?
あはは、可愛い。そんなに首を縦に振ってたら痛めちゃうよ。
じゃあそうだな…取り敢えず、
(何かを取り出す女性)
家に連れて帰るからその間眠っててもらおう。ちょっとチクってするけど大丈夫。直ぐ楽になれるからね。
(プスリ、と注射をされる)
おやすみなさい。
おはよう、いい夢は見れたかな。
見ての通りここは私の家だ。もっとも狩りの時にしかいないがね。ここなら森にも直ぐ向かえる。
…君が寝ている間にトラバサミは外して手当をしておいたよ。
幸いにも足は切らずに済んだけど当分は動けないよ。だから逃げようなんて馬鹿なことは考えないでね。
じゃあこれからのお話をしようか。
聞いておくけど、君はこの先もちゃあんと生きていたいんだよね?その為には私の言うことは何でも聞くと。合ってるかな?
…ふふ、いいよ。じゃあ剥製にするのはやめてあげる。こんなに可愛らしいコを殺すのは私も心が痛いしね。
君はこれから私のペットになってもらいます。わかる?ペットだよ。ペット。
お家の雑用な私への奉仕などお仕事も与えてあげる。それらをちゃんとこなしていれば君は安泰。酷い目に遭うことも無くなるよ。
でも、私の機嫌を損ねたり何らかの反抗をした場合は…キツーい躾をするからね。
殺したりはしないよ、多分。ふふ。
分かった?
…ん、いい子だね。賢い子は好きだよ。
じゃあほらこれプレゼント。私のモノだって証明する首輪。元々は狩りの道具だけどね。
リードとかは無いから自由に動けるよ。でももしオイタをしたり逃げ出そうとしたら…
(脅かすように)
バチン!!って強い電撃が流れる仕組みになってるから。このリモコンひとつでね。
死にはしないと思うけど…君じゃちょっとしんどいかもね。
まぁいい子にしてればそんなことしないから安心していいよ。
…ふふ、目に涙いっぱい溜めちゃって可愛いなぁ。もっとイジワルしたくなっちゃうよ。
説明はこれでおわり。何か質問はあるかい?
…じゃあこれからよろしくね?私だけのケモノちゃん。
ふふふ。
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