【コミッション】 パパは双子のケモショタロボ

  俺は学校から帰ると宿題を片付けた。

  もちろんそれだけでなく、高校二年生ともなればそろそろ受験も意識しなければならないので、自主的に勉強を続ける。

  サッカー部のエースとして部活にも参加してきたというのに、これはたいしたものなんじゃないかと思う。

  部活は強豪校として結果を出しているし、勉強だって良い成績をキープしている。

  「文武両道ってのは人よりうんと努力しないといけないのが辛いよなあ……」

  とはいっても悪くはない。自分でもなんだが顔つきだって整っていて男前だと思う。勉強も出来て、運動しているからいい体だし。

  そう、自分はなんだって出来るはずだ……。

  「もうこんな時間か」

  パパが帰ってきたので夕食を取りにダイニングのテーブルの前に座っておかなければいけない。

  もうこっちは子供じゃないんだし、部活も勉強もあるんだからみんなで一緒になんて言ってないで、食事くらいそれぞれ別にしたっていいのにな。

  こっちはやることがあるのに家族に合わせないといけないなんて時間の無駄だ。

  「成績はどうなんだ?」

  「別に……この前のテストも上位だし次のも問題無いよ。まさか一位じゃないと許さないなんて言わないよね?

  「そうか、ならいいんだ……それで部活はいつまで続けるんだ? そろそろ受験だろ。お前が遊んでいるうちに他の子たちに学業で置いて行かれたら、元も子も無いからな」

  「そんなの関係無いだろ! 成績だって落ちてないんだしほっといてくれよ!」

  「なんだその口のきき方は親に向かって! こっちはこうして心配してるのに!」

  俺はきちんとやってるのに、パパは認めて応援してくれるどころかやる気が削がれるようなことばかり言ってくる。

  「もういいよ。その成績を落とさないために勉強の途中だったから、部屋で続ける」

  イラっとした俺はつい声を荒げてしまい、パパもそれを叱ってきた。

  夕食の途中だったけどこのまま喧嘩してもしょうがないし、俺はムカムカしたまま部屋に戻ることにした。

  「おい、食事が残ってるだろうが! 残すのは許さないぞ」

  「分かってるよ!」

  俺はイラついたまま玄米と焼き魚と煮物の残りを口にねじ込んだ。

  「あーあ、お兄ちゃんがツンツンしてるからまたパパ怒らせちゃった」

  妹からの心無い嘲笑いに俺のむかつきはさらに増すのだった……。[newpage]

  「なんでだろう。別にパパと喧嘩したいわけじゃないんだけどな……」

  確かにパパの言うことも一理ある。自分でもそろそろ塾とか検討した方がいいかなって考えてるし。

  だけどあんな言い方しなくたっていいのに……思い出すとまたむかついてきた。妹がやけに生意気なのもそれに拍車をかけて来る。

  別に仲の悪い家族ではないのだけど、最近ちょっとぎくしゃくしている所があって、自分の態度が原因であるのも自覚はしている。

  「どうせ俺が全部悪いんだろ……」

  むしゃくしゃしてて勉強する気にもなれなくて、俺はなにをやってるんだろうと思いながら電気もつけずにベッドに寝転がっていた。

  「少しくらいほめてくれてもいいのにな」

  こうしているとなんだか無性に悲しくなってくる。別に俺一人でもなんだって出来るのに……早く一人暮らししたいな。

  でも勉強に部活までやってると、家事をするのはちょっとしんどいからお手伝いさんがいるかも?

  でも、それはそれで煩わしそうだし、お手伝いロボットなんていいかもな。

  「そんな都合のいいものあるわけないか」

  自分で考えておきながら俺はクスリとしてしまい、それからため息をついた。

  窓の外をぼんやりと眺めながら、まだ学生なんだししょうがないかと自分に言い聞かせる。

  大学は遠くの寮がある所がいいかもな。なんて夜空を思っていたら流れ星が見えたので、なんとなく俺はお願いをしてみることにした。

  「お手伝いロボが欲しいです。あと、生意気じゃない性格も見た目もかわいい弟も欲しい」

  お願いって三回するんだっけ? にしてもやけに消えるのが遅い流れ星だったな。動きも不規則だったような……。

  「はっ、なんでもいいか」

  俺は自嘲気味に鼻で笑い、起き上がった。

  本当に願い事が叶うなんて思ってないし、そろそろ勉強の続きをしないとなあ……。

  今日は部活が休みで早く家に帰って来た。

  ママと妹は習い事の合宿でしばらく家にいないから、パパと二人きりだと思うと今から気が重い。

  「あれ……? なにか買ったかなあ」

  ドアの前に自分宛てのダンボールが置かれていたのだけど、ネットやアプリで購入した覚えがない。

  送り先は不明だし俺はリビングでどうしたものかとしばらく頭を悩ませた。

  「確かこういうのって開封しちゃうと送り返せないし、勝手に商品を送り付けてあとで代金を請求する詐欺とかあるんだったかな……」

  なにか情報がないかと箱を調べていると、小さく無料で差し上げます。お金は一切頂きません。と、書いてあるのを見つけた。

  「こんなのさっきまで書いてあったかなあ……それに怪しすぎる」

  そう思っていると、また別の場所に怪しくありません。大丈夫です。と、書いてあるのだった。

  あからさまにますます怪しいのだけど……パパを困らせてやりたいという気持ちもちょっぴりあるし、なら開けてしまおうかと俺は決めたのだった。

  「なになに……」

  説明書には「これはあなたの理想のお手伝いロボを作る装置です。ONOFFで面倒な操作は不要で簡単にしておきました」と、だけ書かれていた。

  箱の底にはスマートキーがぽつんと入っているだけだ。

  たちの悪い子供のいたずらかとも思ったけど、それにしてはやたらと手が込んでいるし、スマートキーもプラスチックとゴムのようだけど、金属のようでもある見たことのない素材で出来ていて、品質の高さをうかがわせる作りになっている。

  「はりきりすぎて疲れてるのかなあ。家でも落ち着かないし……」

  どうしたものかとそれを調べているとパパが帰ってきたようだ。いつもならもう少し遅いのに……気まずいし急いで部屋行こうとしたのだけど、パパがリビングにやってきてしまった。

  「ただいま」

  「お帰り」

  それ以上の会話は無く、何か言われる前に俺はその場から去ろうとしたのだけど、そうもいかなかった。

  「部活は休みだったな。宿題はもういいのか?」

  「これからやるよ」

  「なんだ、なにか買ったのか?」

  「別に買ったわけじゃないし、いいだろ」

  「買ってないとはどういうことなんだ」

  「だから無料でもらったんだって」

  「ちゃんと説明しろ。ただってことは無いだろう、なにが届いたんだ?」

  パパがあれこれ聞いてくるのはまっとうなのだけど、また始まったよと俺はうんざりした。

  それにお手伝いロボを作る装置が急に届きましたなんて、どう説明したらいいか分からない。

  「まさか変な物に応募したんじゃないだろうな? 妙な商品に高額を請求されることもあるんだぞ」

  「そんなの知ってるよ! 叱ることしか頭にないんだな!」

  「なにっ! ちゃんと説明しろって言ってるだろ。まさか言えないようなことをしたのか!」

  やっぱしこうなるんだな……俺はなにもかもがどうでもよくなって、スマートキーのボタンを押してパパに渡そうとした。

  「だからこれだって、こんなのでお金を取ろうとするなんて馬鹿げてるよ。なにも起こらないじゃん」

  ボタンを押しても無反応だったのに、スマートキーをパパに見せようとしたらジグザグした青白いビームが発射されて、パパに命中してしまった。

  「ぐあああああ!!」

  「パパっ!? そんな……」

  ビームなんてゲームやアニメでしか見たことがないのに、それが今こうして実際に発射された。

  そしてパパの体が、紺色のピッチリとしたタイツのようなものに包まれていき、腕や肩にアーマーみたいなものがいつの間にか装着されていた。

  「なんなんだこれは?」

  ひとまずパパが死んじゃったり怪我をしてみたいでほっとした。

  それにそんなことを考えている場合じゃないのに、まるでヒーロースウツを身にまとったようなパパに格好に俺はドキドキしていた。

  素材はタイツではなさそうだけど、ピッチリと体のラインが強調されているその姿は、昔スポーツをしていたというパパの逞しい肉体をより引き立てている。

  股間の膨らみも目立っていて、なんというかこんなこと誰にも言えないのだが……俺は実はゲイで、エッチがしたいとかではないのだけど、パパのいい体に時々興奮してしまうことがある。

  「パパ大丈夫……?」

  「ああ驚いたが、これはいったいどういうことなんだ……」

  こうしている間にも俺は、ピチピチのスウツを着た普段見られないパパの姿にすごくドキドキしてしまっている。

  パパは戸惑っているようだけど、もしかしてヒーローだったりするのかなあ。なんて考えていたのに、自体はより深刻になっていくのだった。

  「なんだ? ま、まさか……うっ!?」

  「パパっ……そんな、そんなあ!!」

  パパが苦しみだしたかと思うと左半身が突然銀色の溶けた金属のようなものに覆われていった。

  左だけでなく、右半身も黒い金属のような艶のあるドロドロに覆われていく。

  「パパぁ! パパが……」

  「に……げろ……助けを……呼びなさい……」

  「うわあああああああ! パパっ!?」

  あっという間にパパは金属に覆われてしまって、まるで芸術作品の二色の金属像みたいになった。

  意識もはっきりしていいないようで、発音さえおぼつかない。

  なのにパパの体は真ん中から一色ずつに分かれるように、真っ二つに割れてしまった。

  「に……げ……」

  「パパァ!!」

  俺は腰が抜けてしまいそこから離れることさえ出来ない。それにさっきまで喧嘩してたとしても、パパを置いていくなんて……。

  断面部もドロドロに覆われていたけど、ネトリと糸を引きながらパパが完全に『二つ』に分かれてしまった。

  「ああっそんなあ……パパが死んじゃった……」

  突然のことに俺はどうすることも出来なかった。

  二つのパパだったものはデロデロに溶けながら小さくなっていって、縦にも半分くらいの大きさになった。

  だけど断面だった所からなにかが生えてきていた。まるで手足みたいだし、顔も半分からちゃんとした形になりつつある。

  「くすん……?」

  半分に小さくなったパパから片方の手足や顔が生え始めて形成されていく。

  少し喜びかけたけどだってそれは明らかにパパなんかじゃない。

  昔の映画の敵みたいにつやつやした流動的な金属みたいだし、二つに分かれたままだ。

  きちんと手足が出来てきて、パパは二つの子供みたいな大きさになったけど、やっぱり金属に覆われたままで妙に筋肉質だし、なによりも顔が人間のものではなかった……。

  「パパ……パパが化け物に……」

  右のパパだったなにかは真っ黒な金属で出来ていて、工芸品みたいに艶があって所々に金色の部分がある。そして頭部がまるで狼のように変形していっている。

  左のパパだったなにかはキラキラした銀色の金属で出来ていて、とにかく光沢があってピカピカしてて鏡みたいだ。こっちも頭部が動物みたいで虎のような形だ。

  虎だと分かるのははっきりとした縞模様があるわけじゃないけど、それらしい加工がされているためだからだった。

  「まさか……これじゃあまるでロボットじゃん」

  俺の前でパパは二つのロボットに変ってしまった。

  二足歩行で動けるタイプのようだ。どちらもメタリックな光沢があって、金属で覆われているのではなく、そのもので出来ている。

  小学生くらいの大きさで、筋肉質のように見えるが明らかに人工物であり、人間の体を模した装甲だと分かる。

  獣の目のデザインにされたカメラがついている頭部は二つとも獣の頭だった。

  「パパがロボットになっちゃった……どうしよう」

  右側は狼モチーフのロボットで、艶やかな黒いボディに金色の意匠が所々にあるので、ニエロだったっけな……まるで黒色合金の伝統工芸品のようで、アンティークの趣さえある。

  黒金色のデザインなのでエジプトの神様っぽさもあるけど、あくまで狼なのだろうという頭部の形状だ。

  「ウィーン……ターゲット確認。ロック完了」

  左側は虎モチーフのロボットで、白銀の装甲はピカピカきれいで眩しいくらいだ。光沢があってSF的な近未来のかっこよさで、虎らしく縞模様にみえる加工までされている。

  正直どちらも好みでロボットとしてかっこいいし、動物のデザインなのでかわいいと思える……パパがこんなことになってなければだけど。

  「ターゲット捕捉。ターゲット捕捉」

  ロボットたちは駆動音をさせながらカメラアイで俺を捉え近寄ってくる。

  ああ、もうお終いだ……こんなよく分からない原因で殺されるんだ。

  カメラだからまばたきなんてしない。人工物は無表情なままこちらにじわじわと向かって来ている……。

  「お兄ちゃん!」

  すると突然、わざとらしい子供の声のような人工音声がして、黒い方が駆動音と共にスムーズな動作で歩いて来たのだった。

  「もうっ! ロボットを作る装置だったからよかったけど、知らない荷物を開けたりしたらダメだよ。それにちゃんと言ってくれないとこっちも分からないんだから!」

  「えっうん、ごめん……」

  子供みたい表情と仕草をいかにも機械的に表現して、黒金のロボットがむくれていたけど、なにがなんだか分からないまま俺は唖然としながら謝ってしまった。

  「じゃあ今日はママがいないから僕がご飯作るからね」

  そう言いながらロボットは人懐っこく尻尾を振りながら俺に抱きついてきた。

  背が小さいから無理して背伸びをしているのがとてもかわいらしい。

  そういえば、なんで今日はママがいないことを知ってるんだと思いかけて、これがパパだったことを思い出してゾッとしてしまう。

  いきなりで混乱していたけどパパがこんな姿になったんだ……それを考えると怖くてどうにかなりそうだ。

  「うわっ!」

  「どうしたのお兄ちゃん?」

  黒金色のロボットがきょとんとしているが、片足をがっしりと固定されてしまったので驚いてしまったのだ。

  白銀のロボットが俺の左足を控え目な様子でつかんでいて全く動かせない。足に金属の固い感触が伝わってくる。まさかこのまま機械の力で潰されたり、ちぎられるんじゃないかと俺は身構えた。

  「ゴロゴロ……」

  表情になんだかじっとりした物を感じたけど、しばらく黙ったまま虎の白銀ロボは俺の足にしがみつき、そして猫がゴロゴロとのどを鳴らす時の音を口元のスピーカーから流しながら、おでこや頬を左足にこすりつけてきたのだった。

  「あっずるいぞ! 俺も俺も!」

  そう言いながら黒金色の狼ロボは俺の右足にしがみついて、尻尾のパーツをブンブンと犬のように振った。

  元気いっぱいな少年のようで微笑ましいけど……発情期の雄犬みたいに腰を振っているし、その……あの、股間のあれがおもいきり当たってるというか、もろ押し付けてきている。

  「お兄ちゃん! なでて!」

  最初から気がついていたのだけど、ロボットにはメカメカしい人工物が股間についていて、金玉らしきボールまで金属の装甲で再現されている。

  実際に見たことあるわけじゃないが、勃起した成人男性のチンポと同じ大きさくらいあって、つやつやした金属で出来てるけど他の装甲よりも多少柔らかい。

  いくつかの黒い金属のパーツで構成されているみたいだけどゴムでもないし、ここにも金色の意匠でデザインされている。

  試しに内緒で買ったまだ未使用のディルドーとも違う不思議な感触だった。それを俺は押しつけられている。

  「……」

  白銀の虎ロボは引っ込みじあんな性格なのか、黙ったままおとなしく俺の足にしがみついている。

  チンポを押しつけては来ないのだけど、なんだかしっとりと重たいような感情を向けられてる気がする。

  股間には金玉を模した金属製のボールと、やはりいくつかの金属パーツで構成されたメカメカしいチンポがついていて、しかもめちゃくちゃな大きさだった。

  通販サイトで一番大きかったサイズのディルドーと同じくらいはあるかもしれない。それを見て、俺はゴクリとつばを飲んで勇気を振り絞りながら話しかけるのだった。

  「なあパパはどうなったんだ? 死んじゃったの……?」

  「えっ? 僕たち死んでないよ」

  「いやそうじゃなくて、パパが生きてるのかなって」

  「あーっ! 僕たちちゃんと生きてるから大丈夫だよ。パパはお兄ちゃんの希望通りお手伝いロボットになったんだ。ちゃんと弟に設定されてるよ。小さくていいから二体になった方がお得でしょ?」

  「ぼ、僕もがんばるから……」

  そんなわけあるかと思いながら、そう言われたことで俺は思い当たることが頭に浮かんでいた。

  お手伝いロボットとかわいい弟が欲しいって流れ星にしたお願いが、マジで叶ったんだ……偶然あの装置を押して、パパに向けちゃったからこうなったんだ……。

  「ははっ……」

  もう笑うしかない。信じられないが実際にこうして起こっているので、受け入れるしかなくて乾いた笑いが出て来る。

  でも、それならスマートキーみたいなあの装置でパパを元に戻せるんじゃないか……?

  「ねえお兄ちゃん。僕たちに名前を付けてよ!」

  「ええっ、急にそんなこと言われても……パパだし」

  「ねえねえ早く! 早くしてよ!」

  「ひとまず保留でもいいし、パパって名前でもいいけどお兄ちゃんに名前つけて欲しいなあ……」

  このロボットたちは確かにかわいいし、機械とはいえ名前さえ付けられずにこのまま会えなくなるのもちょっとかわいそうだ。

  「じゃあこっちがクロでこっちギンかな……」

  「お兄ちゃんありがとう! 僕がクロだね」

  「僕はギン……」

  見たまんまだけど二人とも文句も言わず、まるで生き物みたいに喜んでくれているのでこちらも嬉しくなる。

  本当の弟みたいに思えてきたけどパパをこのままにするわけにはいかないし、情が移る前に元に戻そうと俺は装置のボタンを押した。

  「次のトランスフォームまでクールダウンが必要です」

  だけど装置からは案内音声が流れるだけで、パパは元には戻らなかった。

  しまった二体にボタンを押したことがバレちゃった。気まずいなあ……普通のロボットじゃないし、自分たちのスイッチが切られそうになっても大丈夫なんだろうか?

  「あーお兄ちゃん僕たちの電源オフにしようとしたの?」

  やっぱり反応があったので俺はギクリとして、まだ相手がどんな行動をするのか分からないので緊張が走る。

  「パパに負荷がかかるといけないから、トランスフォームしてすぐはオフに出来ないよ。ねっ?」

  「うん。あと三時間はかかるかな」

  元に戻そうとしてもちっとも怒らないので俺はすっかり安心した。

  素直で忠実でかわいい弟みたいなロボット。これがパパでなければとっくに愛着がわいてたんだろうなあ……。

  「ねえご飯の用意するから宿題してきなよ」

  「家事も僕たちがしておくから」

  「えっ、うん。分かったそうさせれもらおうかな」

  「さぼぼっちゃだめだよ」

  「ちゃんとするって」

  こんな弟になら小言を言われても軽く流せるし、今パパに戻せたとしてもそっちの方がもっと気まずいから、寝る前にでも戻せばいいか。

  そう思いながら俺は自室に向かうのだった。[newpage]

  俺は昨日寝る直前にパパを元に戻して部屋にすぐ戻ったので、まだちゃんと話していない。

  でもあんなことが起きたなんて今でも夢なんじゃないかと思ってる。

  パパはもう仕事に行ったみたいだ。起きてから何となく布団から出る気にならなかったけど、遅刻しなうちに俺も準備しなくちゃ……。

  家から出る直前に、制服のポケットにスマートキー型の装置が入ったままだったのに気がついた。

  夢じゃなかったんだな。失くすと大変だけど遅刻しそうだからとりあえず靴箱の上に置いて、俺は学校へ向かった。

  「部活サボっちゃったな……」

  まだ整理がついていなくて俺は部活に行かず、学校が終わるとすぐに帰ってしまった。

  「あら、今日も部活なかったの?」

  家には居ないはずのママがいて、ちょうど出かける所のようだった。

  「勉強を優先しようと思って。ママはなんでいるの?」

  「あのこが忘れ物しちゃってねえ。ああこうしていられない、すぐに出ないと。戸締りよろしくね」

  ゆっくりしている暇もないようで、ママは慌ただしそうに行ってしまった

  ママに相談……も無理だなあ。自分ならそんな話しても信じないはずだ。ひとまず家に帰って来たんだから勉強しなくっちゃ。

  自分の部屋に行こうとしたら今度はパパが入れ違いで帰ってきた。

  「ただいま」

  「おかえり……」

  昨日のことがあって何を話せばいいか分からなくて困るなあ。

  「部活は?」

  「ほら、昨日は勉強がはかどらなかったから取り戻そうと」

  「そうか……」

  嘘はついてない。部活どころじゃないし、なら勉強した方がいいわけだし。

  てっきりなにか言われるかと思ったのだけど、さすがに今日は小言は無いようだ。

  でも、それとは別にやっぱり話したいことがあるみたい。

  「なあ、それなんだが昨日俺は分裂してロボットになったよな」

  「うん……それなんだけど」

  「お前の持ってる装置でああなったのは俺も知ってる。どうしてか頭に入っててな……それよりあれはいったいなんなんだ? 原理もだし、なんであんなものを持ってるんだ」

  言いにくいけど言わないと……。

  「願いが叶うなんて信じてなかったけど、なんとなく流れ星にお願いしたら装置が届いて……あんなことになるなんて思って思ってなかったし、それにパパに使おうとしたわけじゃないんだよ! 偶然ああなっちゃって」

  「そうか……分った」

  意外とパパは怒らないで俺の話を聞いてくれている。

  「それでその装置を見せてくれないか?」

  「うん……持ってくるね。あ、あれ……無い」

  確かに今朝靴箱の上に置いたはず。家に帰ってからママがいたりパパが帰ってきたりでまだ触ってないし。

  「ちゃんと靴箱の上に置いたのに無くなってる!」

  「なんでそんなところに置いたんだ。大事な物だろう? そんな物をきちんと管理できないでどうするんだ」

  「だって遅刻しそうだったから。今日は部活に行っても俺が最初に帰って来るはずだったし……別にいいだろ」

  こんな時でも説教かよ、イライラする……。

  そういえばママが慌てて飛び出していってたよな? まさか……。

  「いいわけないだろ! そんな口の利き方をして、こっちは心配して言っているのに」

  「そんなの頼んでない、ほっといてくれよ!」

  「いいかお前は……トランスフォームを開始します」

  「えっパパ!?」

  お説教中にパパの声が人工音声になって、そのまま昨日みたいにヒーロースウツみたいなものに覆われていって、全身の表面が金属になっちゃった。

  今日はあっという間に左右に別れて、黒金と白銀のロボにパパは変わってしまった。

  「お兄ちゃん! 装置をなくすなんてダメだよ!」

  「なんで? 装置がなくて押してもいないのに……」

  黒金色の狼のロボットがプンプン怒っている。

  「僕たちも心配だからね……」

  白銀の虎のロボットもおどおどしながらそう言った。

  今日もパパは動物をモチーフにした小学生くらいの大きさのロボットに変形してしまったようだ。

  メタリックな装甲が光を反射してキラキラしている。

  「そうだ! きっとママが車の鍵と間違えて無意識に持っていっちゃったんだ」

  ママに連絡するとやっぱりいつのまにかスマートキーが増えてて、なんだろうってなってたらしかった。

  「ママには大事な物だからって伝えておいたからそのうち戻って来るけど、今日はどうしようかな? 時間が来たらオフのボタン押すように頼んでみるか」

  二体のロボットに視点をやると、まるで生き物のようにスキンシップをしていた。

  体を密着させてお互いを舐めていて動物みたいで、とてもパパとは思えない……。

  かわいらしいなあ。なんて微笑ましく見守っていたら、メカチンポを愛撫するように触り始めて俺はビックリしてしまう。

  「お兄ちゃん……どっちを使う? 今日もまだオナニーしてないよね?」

  「ぼ、僕と両方でもいいよ……」

  「使わないよ!」

  中身はパパのはずだよな? お手伝いロボってそういう機能もあるのか。

  クロの方はともかく、ギンのあんなチンポどうしたら……いやそうじゃなくて、パパとそんなことできるはずがない。

  でもあの二体かわいいし、エッチなんだよな……クロなんて美術工芸品みたいな色気があるし、銀はキラッキラできれいでなんとも言えない美しさがあるし……。

  「いやそうじゃない……勉強しないと」

  「お兄ちゃん勉強するの? えらーい!」

  「がんばってね」

  プログラムされた言葉を電子音で発してるだけなんろうけど、自習をするだけでこんなにほめてもらえるなんて口元がゆるんでしまう。

  パパもこんなふうに応援してくれたらいいのにな……。

  「じゃあ今日も僕がご飯作るね! 今日はお兄ちゃんの好きなオムライスだよ!」

  「えっいいの……?」

  習い事で妹とママがいない時は家事は分担かつ交代でするのだけど、今日はそれぞれ適当に済ませる日だったのに……いいんだ。なんだか本当に弟が出来た気分だ。

  「じゃあお願い。パパならそんなことしてくれなかったろうなあ……」

  「そんなことないよ! パパは今日お兄ちゃんが心配で定時で上がったんだよ!」

  「ご飯もいつもの栄養と健康に気を使ったものを作る予定だったんだけど……僕たちは弟だからお兄ちゃんの大好物のオムライスを作るね」

  クロとギンから意外なことを伝えられて俺は言葉を詰まらせた。

  本当に俺のことを心配してくれたなんて……もしかして今までもそうだったのかな?

  今までの態度を思うとなんだか少しこちらが悪いような気がしてくる。俺って自分で思うよりも子供だったのかな……。

  それにしても好きな物がオムライスって……それは俺がまだ小さかった頃の話なのに。

  パパもちゃんと俺のことをよく見てない部分があるよなあ……ちゃんとお互い話ができていないのかもな。[newpage]

  それから俺は自室で勉強を始めたのだが、ギンが離れたがらなかったので連れていくことにした。

  甘えん坊なのか俺にべったりだけどおとなしいので、構いながらでも勉強は可能だった。

  それでもカメラのはずなのに、なんだかじっとりと見られてる気がして少し落ち着かない。どうにもその巨根を触って欲しそうにしているみたいだ……。

  「お兄ちゃん出来たよ! ギンばっかりずるいぞ、僕も僕も! わあ、なにこれ! 新しいゲーム?」

  一方のクロは元気いっぱい好奇心旺盛で部屋にあるものに興味をしめしている。

  「後でこれやろうよ! サッカーでもいいよ」

  「こら勝手に触るな。そうだなあ……ロボットとサッカーしてたらみんな大騒ぎになっちゃうしなあ」

  「ちぇーっ、つまんない」

  俺に構って欲しいのかクロは遊びたがっている。そういえばパパがこの部屋に入ったことってここ数年あったかな……。

  そして積極的に股間のロボチンポを俺に押し付けてくるのだ……自分のとも違う大人のおもちゃとも違う不思議な素材のチンポを、使いたそうにしているので困ったものだ。

  「じゃあご飯にして勉強も終わったらみんなで少し遊ぶか」

  「わーい!」

  「やったあ! エッチもする?」

  「エッチは無し」

  「えっーしようよー」

  「僕もしたいな……」

  エッチしたがるのは困るし。本当はパパだって分かっているんだけど、かわいい弟がいるというのは悪くないものだなあ……。

  ママがボタンを押してくれたのか、夜になるとパパは元に戻った。

  「いってきます」

  今朝も何事も無かったかのように仕事に行ったのだけど、パパはロボットになった時のことを覚えているみたいで、以前とは違うぎこちなさがあった。

  だけど、言いあいばかりでギスギスしてた時よりもずっといいや。

  「さてと俺も学校に行かなくちゃ……」

  準備をすませて玄関のドアを開けた時だった。バーナーやジェット機のような、空気と燃料を急速に燃やしている時の音が上からしたので見上げると、足のバーニアからロケット噴射しながら双子? のロボットがこちらに向かって来ているのだった。

  「お兄ちゃんこれから学校? いってらっしゃい!」

  俺はご近所に見つからないよう慌てて二人を家に入れた。

  聞けば会社でいきなり弟ロボに変形してしまったので、バレる前に早退してきたそうだ。

  「あっママ? あのスマートキーどうしてる? ぜったい失くさないようにしてね」

  ママに連絡したら妹がおもちゃみたいに暇になれば連打していて、注意しても聞かないそうだ。

  「えーお兄ちゃん車の免許も無いのにこんなのが大事なの? クスクス」

  俺が大事にしていることを分ったうえで妹がふざけて押しまくっているので、パパを元に戻してもまたいつロボットになるか分からない。

  ママに言われても聞かないなら俺の言うことなんてもっと聞かないだろうしなあ……。

  「くそうあいつ……とりあえず俺は学校に行くから留守番してて」

  「分かった!」

  「お兄ちゃん早く帰って来てね……」

  生意気な妹と違ってなんて素直でかわいいのだろう。

  この弟になら留守番を任せてても全く心配いらないな。まあ中身はパパなんだけど……。

  それからもパパは不意にロボットに変形してしまうようになった。

  注意された直後はおとなしくなるものの、妹は俺を困らせたいのかママの目を盗んではボタンを押しているようで、またいつ変形するか分かったものではなかった。

  そのせいでパパは大企業の部長なのに仕事をしばらく休むはめになった。でも、パパはどのタイミングで変形するのか気が気でないみたいだったけど、家にかわいい弟たちがいるのは正直嬉しくもある。

  そしてパパでいる時間よりもロボットでいることの方が多くなってきた頃だった……。

  「お兄ちゃんお仕事辞めていおいたよ!」

  「えええっ!? なんで? 生活はどうするの?」

  「えっとね、株取引なら家で出来るし急に僕たちになっても大丈夫でしょ……とりあえず僕らの演算能力を駆使して一億稼いでおいたよ」

  急なことでいろいろビックリしたけれど、これから毎日弟たちと気楽に会えるなんて最高じゃん。

  こうしてパパと弟たちは一日中家にいるようになった。

  パパは少しお出かけしたいみたいだけど、装置が手元にないといつ変形するか分からないから出かけられないみたい。

  その変形も今では一瞬で完了するようになった。

  なんと変形時間〇・一秒。その一瞬をマスターである自分だけがじっくりと認識することが可能なのだった。

  一度変形中に触ってみようとしのだけど……。

  「お兄ちゃん! 変身バンク中に手を出すのは許されないんだよ!」

  と、かなり強めの圧で注意されてしまった。

  弟たちは基本お互いにスキンシップを好んで、イチャイチャとお互いを愛撫しあっている。

  クロは俺を認識すると一目散にハグしてきて一緒に遊びたがり、いろんな物に興味を示しながら、俺に黒金色のメカチンポを押しつけてくるので、やや困りつつ頭をなでてやる。

  ギンはいつも俺といたがりべったりと甘えてくる。基本おとなしいのだけどロボットなのにじっとりと重たい感情を俺に向けてきて、言葉にはしないが露骨に巨根のメカチンポを握って欲しそうにしているので喉元をなでてやっている。

  「お前の好きなサッカー選手。またゴール決めてたな……」

  俺の事なんてちっとも知らなかったのに、二人……特に好奇心旺盛なクロが積極的に集めた俺のデータを使って、パパは距離を縮めてこようとしていた。

  「まあ今回の事は不慮の事故みたいなものだ。お前が気にすることは無いからな……」

  「うん、俺も願いはともかく怪しい荷物なんて開けるべきじゃなったよ」

  「それでなんだが……その……あっ、くそっまた……」

  「お兄ちゃん!」

  「あ、遊んで……」

  パパが二体の弟ロボになったので、俺は両方の頭を撫でてやるのだった。

  もしかしてパパは接し方が不器用なだけで、俺の事ちゃんと心配してくれてたのかな……。[newpage]

  この日俺は部活を終えて勉強も済ませてゲームをしていた。

  あぐらをかく俺の目の前にギンが座っていて、おとなしく画面を見ている。

  本当は俺の上に座りたいようなのだが……軽量化されていて予想よりも重たくは無いが、小学生くらいの大きさにしてはかなりずっしりくるので遠慮してもらっている。

  虎型の弟ロボットの後ろから腕を回してコントローラーを握りゲームをしていると、本当の兄弟みたいだ。

  「そろそろやめようかなあ……」

  家事はクロとギンが交代でやってくれているので、今はクロが部屋にいない。

  ギンは時々猫みたいに頭を俺に押し付けてくる。その時にわざとやって誘っているのか、銀の白銀の装甲がこつんと俺の股間に当たるのだった。

  金属で固いのだけど、当て方が絶妙で俺の体に一部がちょっと反応してしまうのだった。

  弟たちは最初からはっきりとエッチなこともしてくれるのだと伝えて来たし、こっそりオナニーなんてしたら謎のセンサーで即バレしそうで、パパがロボットに変形してから一度も抜いていない。

  だからちょっとした刺激でもすごく元気になってしまうのである。

  「お兄ちゃんの心拍数が上がって来てるよ……エレクチオンも確認出来ちゃった……」

  ギンは俺に甘えながら子供の機械音声でしゃべり、じっとりとカメラアイで俺を見つめてくる。

  ほらこれだよ。勃起しただけですぐ見抜かれちゃうんだもんな。

  でも小学生くらいの体型とはいえ、筋肉質にデザインされているメタリックな装甲は生身の肉体とも違う妙な魅力があって、正直な所パパじゃなくて普通のロボットならすでになにかしらやっているはずだ。

  そもそもパパの体だって実はドキドキしていたのに……こんなかっこよくてかわいいロボットに興奮するなってのも無茶な話だ。

  「ねえお兄ちゃん……僕もう我慢出来ないよ」

  こっちだってそうだ、我慢できない。

  こんなにかわいい弟が苦しそうにしているんだし、今はパパじゃなくてロボットなんだしエッチなことを少しくらいしてもいいよな。

  「まったくお前たちはいけない弟だなあ……」

  俺はギンの後ろから抱きかかえるようにして、乳首なんてないが胸の装甲の辺りをまさぐってやると、センサーが反応して小さな駆動音と共にギンがスケベな声をのどの奥のスピーカーから出した。

  「ふあ……っ!」

  白銀の虎のヘッドパーツを上から嗅いでも無機質でなんの匂いもしない。

  そのままギンの巨根を優しく握ってやる。

  「あっお兄ちゃ……」

  大きなメカチンポは表面こそ金属の装甲やパーツで構成されているようだが、人体に挿入することを考慮してか弾力性も兼ね備えていて、内部にショックアブソーバーでもあるのか、ただの金属の塊ではない機能美を感じさせるデザインと触り心地だった。

  「あっ! お兄ちゃん! んっ んんっ!」

  俺はギンのメタル巨根をしごいてやると、まるで感じているかのようにギンはせつなそうに喘いだ。

  やはり握った感触は内部に芯がありそうで、他にもウレタンみたいな反発材も入ってそうな絶妙な感じがする。

  センサーやパーツの類もぎっしりなのだろう。

  「お兄ちゃんんんん……僕もう出ちゃうよお……」

  中身はパパとはいえ、ロボットなのに本当の生き物みたいな反応をするんだなあって感心していると、ギンのメカチンポの先からドロドロした白い液体が飛び出したのだった。

  「イクイクッ! 僕イッチャウ!」

  ロボットだから射精なんてしないと思っていたので、俺は驚くと同時になにかやっちゃいけないことをしてしまったのかと心配になった。

  白い液体は無臭でザーメンとも違うみたいだけど……。

  「お前射精できるのか……?」

  「うん、僕たちは高性能だから絶頂機能も搭載されてるんだよ。これは疑似的に精液に似せたローションなんだ」

  「へえすごいな」

  やっぱりあくまでロボットらしく、俺は感心させられっぱなしだった。

  「ロボットだけどお兄ちゃんから気持ちいいことをしてもらえると僕たちも嬉しいから、いっぱいしてね」

  「ああ分かった」

  そう言うとギンは駆動音をさせながらベッドの上で四つんばいになった。

  そして金属製の尻尾をご機嫌な猫のようにピンと上げると、その根元にあるカメラのシャッターのような絞りがカシャンと開いたのだった。

  「ここはお兄ちゃん専用のフラッシュライトだよ。早く使って」

  「ギンはエッチなことには積極的だなあ」

  「そ、そんなことないよ……」

  フラッシュライトってオナホールの一種だったよな?

  もしもパパの肛門が生々しくあったら、とてもじゃないけどそんなことをする気にはなれなかっただろうけど、金属の穴にオナホが備え付けられてるのなら別に使ってもいいかも……。

  体格差はあるけど俺が立っている腰の高さと、ベッドにいるギンのお尻がちょうどいい感じだし、めちゃくちゃたまってるし抜いてもいいよな。

  「うう……やば、すぐイキそう」

  ギンのオナホの中はローションでヌルヌルで人肌みたいにあったかくて、無数のひだがからみついてくる。

  明らかに人工的で、くすぐったさもある気持ち良さなのだが、たまっていることもあって今すぐ出てしまいそうだ。

  「すごくいいよギンのお尻」

  「んっ……やった、もっと気持ち良くしてあげるね……」

  俺はギンの腰をつかんでぺチンぺチンと自分の腰をぶつけに行って、オナホにチンポを突っ込んだ。

  ギンの尻は金属の装甲を人間の臀部のような形にしているだけなので、当然固くて乾燥的な金属音さえしているのだけど、性行為を前提に開発されているためかクッション性があって、ラブドールとして使用しても辛くはなかった。

  「んおおおおっ!? で、出るぅぅっ!!」

  そしてギンのオナホールがバキュームで吸いつきながら電動オナホみたいに回転したので俺はすぐ射精してしまった。

  「お兄ちゃん平均よりも多く射精したね。僕嬉しい……もしも僕に上に乗って欲しかったり持ち上げたいときはジャイロ機能でアシストするから言ってね」

  「上に乗るのはいいかなあ……」

  その後も俺はギンのオナホールにチンポを突っ込んでオナニーを続けた。

  セックスなのかとも考えたけど、ロボット相手で童貞卒業も変だしやっぱりただのオナニーだと思う。

  パパの分身の片方をおもちゃとして使っているというのもなんだか気分がいい。

  そう思っていたのに……。

  「あっずるいぞ、エッチするなら僕も混ぜてよ!」

  部屋に入って来るなりクロは俺の後ろに踏み台を置いて、俺の腰をつかんで黒い光沢のあるメカチンポを肛門に当てがってきたのだった。

  「おいクロ待て、俺はお尻なんて使う気はないぞ」

  「ええーっなんで? 僕お兄ちゃんのお尻使いたいな! ねえいいでしょ? お願い!」

  そう言いながら黒はメカチンポを俺の尻のほほにグリグリと押しつけている。

  かわいい弟にお願いされたら断りにくいな……それにクロのメタリックで艶のある黒い装甲に、金色のパーツや意匠が込められたデザインはやはりオリエンタルな工芸品のような……キラキラと光沢のあるギンのボディとも趣の違う妙な色気があってなんだかそそられてしまう。

  ほどほどのサイズの黒いメカチンポも艶があってなんかエッチだし、大きさ的に入れても大丈夫そうなんだよなあ……。

  「もう……しょうがないな。あんましはしゃぐなよ」

  「やったあああああ! 僕もお兄ちゃんをうんと気持ち良くしてあげるね」

  やれやれと思いながら俺は、狼のデザインをした色気たっぷりでかわいい弟のために待ち構えてやる。

  「おいマジかよ! いきなり飛ばし過ぎじゃないか?」

  「大丈夫だって、力抜いててねお兄ちゃん」

  愛撫も開発も無しに、どうやって俺の尻に入れるつもりなんだろうかと思っていたのだが、黒いメタリックチンポの先から先走りではなくローションが出てきて表面が過剰なほどヌルヌルになった。

  そしてバイブレーターで小刻みに振動し始めたのだった。それをクロは俺の肛門にトントンと何度も小さく押しつけてきている。

  「筋弛緩剤みたいにお尻がほぐれやすくなる成分も混ぜておいたから、簡単に入るからちょっと待っててね」

  「それ本当に安全なのか、やばいやつなんじゃ……うっ!」

  ついに黒のメカチンポの先がつぷっと俺の肛門を広げて中に入ってきた。亀頭が通過して竿も俺の尻に侵入してくる。

  慣れてないから排泄感があるし、バイブの振動が腹に響いて苦しい……。

  「僕のちんちんはパパと同じサイズなんだよ。じゃあ動くね」

  「あっちょっと待っ……んんっ! 中で動いて!」

  それだけでなくクロのメカチンポは左右に一回転して捻りまで加えてくるのだった。

  小学生が頑張っているだけなように見えるのに、クロが正確で効率的な動作で俺犯してくるので、ギンのオナホにチンポを突っ込むのを再開させられてしまう。

  「うっ……パパとの同じ大きさって……」

  的確に俺の急所を狙い撃ちしているのか、高性能なバイブということもあって俺はだんだんと尻を獣の弟ロボに犯されるのに感じるようになっていた。

  振動と捻りもあって大きさなんて考える余裕はなかったけど、こうして前と後ろでオナニーしていると、パパを犯してパパに犯されているような気分になってくる。

  もしかしてパパも俺に興奮してたけど隠してたのかな? 俺と本当はエッチしたかんったのかも……。

  「お兄ちゃんが安定して快感を受け取っていて僕嬉しいな……」

  「お兄ちゃん! 俺のチンポはどう? お兄ちゃんのお尻はすごくいい感じだよ!」

  「うん、二人ともすごくいいよ……うっ! また出た……」

  小さな黒金色の艶やかな狼ロボが俺の尻に頑張って金属のパーツで出来た腰を打ちつけてくる。

  黒ベースに金色の部品が混ざるオリエントなメカチンポがヴヴヴヴヴヴヴと、振動しながら回転し俺の尻をえぐりながら突っ込んできて、俺の弱い所を確実に打ち抜いてくる。

  金属だからちょっと固めだけどパーツ構成によって弾性も持ち合わせているので、なんともいい感じのフィット感を生んでいた。

  俺の尻が犯されそれと同時に腰が前に突き出され、小さな白銀で光沢のある虎ロボの尻にぶつかる。

  鏡みたいにキラキラした金属の装甲の尻はショックを受け止める機構があるので、固いけど打ちつけても痛くはない。

  尻尾の付け根付近に埋め込まれている特製のゆるいフラッシュライトが、バキュームで吸いつきながら回転して俺のチンポに凄まじい快感を生じさせている。

  「ああっすごい! また出るっ!」

  前も後もかわいらしい弟に犯されやばいくらいの快感に、俺は何度もイカされて絶頂しっぱなしだった。

  「そろそろお兄ちゃんの耐久力と体力が心配だから終わりにするね。イクよ」

  「ぼ、僕もイッちゃう……」

  可愛い弟たちが尻と腰を押しつけてくる。適度な圧力でロックされて機械の固い感触が伝わってくる。

  ギンのオナホールがぎゅうっときつく圧搾してきて、黒のメカチンポの先から熱い液体が飛び出している。

  「イクイクッ! 出るぅ! んっ……中に出された」

  「ザーメンっぽくしたローションだから安心してねお兄ちゃん!」

  「あっ、今まで観測した中で一番の射精量だよお兄ちゃん……僕たちで満足してくれてとっても嬉しいよ、ありがとう」

  安全で最高に気持ちが良かったけど、さすがに疲れたので俺がベッドに倒れ込むと、弟たちも俺の左右に寝転んできた。

  その日はパパに戻さないまま俺たち三人で寝てしまうのだった……。[newpage]

  次の日の朝、俺は大急ぎでママにオフの方のボタンを押してもらう連絡をした。

  ママと妹が帰って来る日だからだ。

  いつものように弟ロボが合体してパパになっていく……。

  「ごめんねパパ。ついあんなことしちゃって……でも、ロボたちが毎日誘ってきてて」

  「いやいいんだ。実はなパパもその、お前のことが男として気になんてたんだが……息子にそんなこと言えないだろ」

  てっきり怒られると思ってたのだけど、パパも俺と同じだったらしくて照れくさそうにしている。

  なんだ、やっぱり俺たち似た者同士なんだろうな。これからはパパともちゃんと会話しようかな……。

  「ひっぐ……ごめんなさい……私あれ大きな川に落としちゃって……」

  妹が帰って来たら分からせようと思っていたのだが、妹は家に入る前から大泣きしていてすぐに謝ってきたのだった。

  あの装置をうっかり落としてしまいそのまま見つからず、途中からは誤作動でパパが変形させられていたようだ。

  「わざとじゃないみたいだし、反省もしているんだ許してやりなさい」

  「うん、分かったよ……」

  いつもなら反発している所なのだが、俺は素直に従うのだった。

  「でも後でたっぷり遊んでもらうからね……」

  そうパパに耳打ちしてこっそりとキスをするのだった。だってパパは僕の双子の弟ロボットなんだもん。

  「ひとまず片付いたな……」

  あれから俺は進学し、予定通りに県外の大学を選択した。

  ただ変更点があって、それはパパに保護者として新居についてきてもらったのだ。

  まだ不意にロボットに変形することもあるけれど、装置が無くても俺の意思で変形のオンオフをコントロールできるようになりつつある。

  「じゃあクロ、ギンさっそく遊ぼうか」

  パパがかわいいロボットに分離変形し、俺たち三人兄弟はチンポを出して仲良く遊ぶのである。