新たなチームとポケモンとなった彼ら

  ここはフォック達のいる世界でドラゴンアカデミーと呼ばれる場所だ。

  魔王城を改造して大規模な学園施設となりスカルドラゴ団の拠点でもある、ちなみにパルデアにあるオレンジアカデミーに一部のスカルドラゴ団のメンバー達も通っていてドラゴンアカデミーにも通っていたりもしている。

  そんな場所に集められたのはこの前せばすに捕まったロケット団のしたっぱ達だ、他にはエーテル財団の職員もいる。

  エーテル財団職員は前にウルトラホールを開けたためルザミーネに頼まれ彼らの処遇も行われている。

  「ようこそ俺達の世界へ」

  竜人姿のフォックが登場する。

  「なっ!?あれがスカルドラゴ団ボスの姿なのか!?」

  一同はかなり驚いていた。

  「フォックだけじゃないぜ」

  「俺達もだがな」

  「まあ私達はポケモンの姿でしたけど本来の姿でようやく喋れますし」

  「私もですがね」

  他のメンバー達も出てくる。

  「ヒッ!?」

  レイリュウを見て若干悲鳴をあげてしまう。

  「まっ!俺らを化け物と思われてるかもしれねぇが」

  「仕方がない、私達からしたら彼らにはね」

  ライザオとエルティウスが同感する。

  「んじゃそれぞれどうするのか決めるがメンバーになったからって逃げ出すわけにはいかないからそれっと」

  「うわっ!?」

  するとフォックは何やらロケット団のしたっぱ達の腕に印を魔術でつけた。

  「この印は悪いことすれば動きを封じたりもできる、これで悪いことや脱走とかは不可能諦めてちょうだい」

  「くそ~」

  「なんですって!?」

  もはや彼らは逃げられなかった。

  「したっぱ達の方はライザオ任せたね、チームリーダーとして頑張ってくれ」

  「任せろ大魔王様!」

  大半のしたっぱ達をライザオに任せることにして残りの方を割り振っていく。

  [newpage]

  数分後には割り当てられ『レディドラ』の方には女性ロケット団したっぱ達が、男性したっぱの方はライザオ率いる新チームが担当、しかしエーテル財団職員の方が残っていた。

  「さて君達はこっちに」

  「こちらです」

  フォックとアストルの誘導でどこかへと向かった。

  「んじゃこれからお前はチームリーダーだ、俺の元へ教えたことを忘れずに頑張れよ」

  「わかったぜ雷黄、まっ!俺のチームをうまくいい感じにしてやるぜ」

  『雷閃』メンバー達もそれぞれ解散して活動に入った。

  「なんでこいつら驚かないんだ?」

  一部のロケット団したっぱがそう呟く。

  「言っとくがこいつらは元はスカル団の連中で大魔王様が引き取ったんでな、まっお前らじゃ敵わない相手だってことだ」

  「ぐっ…」

  ライザオがそう言う、スカルドラゴ団は元スカル団の連中でアローラに残したメンバー達だがフォックをボスにして彼らもまたもはやしたっぱと呼ばれるようなレベルでもない強さを持ってしまったのだった。

  「んじゃ俺らはこっちだついてこいよ!」

  ライザオに言われしぶしぶついていくのだった。

  [newpage]

  アカデミーの奥にある森、そこにはドーム型に覆った領域があり中は見えなかった。

  「こっちだよ」

  ついてこられ中に入る。

  「これは!?」

  中には色んなポケモン達がバトルの特訓だったり遊んだり食べたり昼寝したりなど自由にやっていて中は色んな場所があり森や川さらには山など自然や環境に適していた。

  「ここはポケモン達の空間で俺達のポケモンもこうして自由にこの空間で暮らしている。もちろん外にはいけないしこの空間で色々とやっている、さて話はこれぐらいにして君達の処遇だが」

  フォックはエーテル財団職員達に飲み物を渡す。

  「これは?」

  「喉が渇いているから用意したの」」

  どうやら飲み物を用意したようだ。

  丁度喉が渇いていたのでありがたい。

  「い、いただきます」

  職員全員が飲んだ。

  「お、美味しい!?」

  「甘いな」

  しかし飲んだ数秒後。

  「ぐっ!」

  「えっ!?」

  職員達の様子がおかしかった。

  「か、身体が熱く…う…がぁっ!?」

  「あがっ!?なんなんだ…!この飲み物は!?」

  と、苦しみながらも段々と彼らの姿が変わっていき最終的には服が破れたり脱げてしまう。

  「説明するとそれは君達をポケモンに変える飲み物というよりは薬ね、君達の処遇はポケモン保護と言ってロケット団と金稼ぎと生じて金儲けした君達にはポケモンの気持ちを理解できるようにポケモンになってもらうよ、俺らは君達の言葉がわかるから何とかなるし安心なさい」

  『ぐっ!まさか私達が!?』

  『ポケモンに!?』

  ポケモンの姿になってしまったエーテル財団職員、彼らの処遇はポケモンとして生活することだ。

  彼らがポケモンを保護するために働いているのにも関わらずウルトラホールを呼び出してロケット団に加担した、ルザミーネ達までも手に出してしまったようだ。

  そこで考えたのが彼らのポケモン化だ、ポケモン達の気持ちや何を伝えているのかをわかるため彼らにポケモン達の気持ちを考えるにはこの方法がいいようだ。

  「その方が小童共にはいい薬にはなるな」

  そう言うグラト

  「そういうこと言っとくけどこの空間はポケモンの姿以外は出られるけどポケモン姿では君達は出られないとだけ言っておくね、それじゃあじっくりとポケモンとして反省しなさい」

  「ポケモンになったスカル団の皆もいるのでそれじゃあ」

  そう言ってフォック達は空間を出た。

  『くっ、俺達ポケモンのまま過ごさないといけないのかよ!』

  『そう言われても私達元に戻れないかもしれないし』

  ポケモン化したエーテル財団職員がそう呟いていると。

  『お?新人か?』

  そこに一匹のジャラランガがやってくる、しかし普通のジャラランガと違ってほぼぽっちゃりとした体型をしていて鍛えているためか若干筋肉もある。

  『なんだお前は?』

  『俺はフルダム、まあフォックさんの手持ちの一匹で元はスカル団だった者だけどな』

  『なっ!?あなた元スカル団なの!?』

  『そういえばポケモンになったスカル団の皆がいると言っていたわね』

  フルダムと呼ばれたジャラランガに自己紹介するとポケモンになったエーテル財団の職員が驚く、そう彼は元はスカル団でPバルーンチェンジ事件がアローラに広がり彼もまた被害者となってしまいポケモンとしてフォック達と生活している。

  『まあな、というよりPバルーンチェンジ事件の被害者ってとこだな』

  と、頭を掻きながら説明した。

  『フルダムどうしたの?』

  『フォックさん達が誰か連れてきてポケモンに変えたようだけど』

  そこに二匹のポケモンが、一匹は薄い茶色の体質のポケモンルガルガンのまひる姿ともう一匹は黄色の体色のポケモン、パルスワンだ。

  『おうヨウガにパルワ、実はな』

  [newpage]

  『へえ~君達はそれで』

  『そりゃそうなるわな、まあ俺らもポケモンの気持ちなどわかるからこそ元に戻れないまま今に至るけどな』

  三匹の話を聞いてエーテル財団職員達は唖然とする。

  『まああの人も最近大魔王になってからさらに煉獄の大竜魔王へと二つ名がついてしまったし』

  『まあ他の悪の組織もパジオに来てから大人しくなったりしてるから大丈夫になったけど』

  『フォックさん達の活躍もあったからロケット団やブレイク団も敗北したみたいだし』

  もはや三匹の話を聞いて既に彼らには情報が届いていたようだ。

  『とりあえず話が脱線して悪かったな、まあフォックさんもお前らにポケモンの気持ちを味わうのはいいと思うし、まあ姉御がきびしく指導してくれるから』

  『え?姉御って?』

  すると彼らの間に一匹のポケモンが入ってきた。

  『うわっ!?』

  『フォックが言っていた根性を叩きなおす奴らは貴様らか?』

  それはユウリが持っていたポケモン、ザシアンだ。

  なおこちらはフォックの手持ちポケモンでもある。

  『フィアルの姉御!』

  『お前達話していないで特訓の時間だ、後は私がこいつらを指導する』

  『了解です!』

  三匹はそれぞれの場所へと向かう。

  『えっと…』

  『貴様らはこの私が指導してくれよう、貴様らはポケモンの保護と言って飽きてそこから金儲けという目的で動くとは…その腐った根性叩きなおしてくれよう』

  伝説のポケモンのためかなりの威圧感だ。

  『ヒィッ!?』

  『覚悟はいいか?』

  その後この空間に断末魔が多く響いたという。

  [newpage]

  一方ライザオの方は。

  「着いたっと、んじゃお前らまずは着替えろ」

  と、更衣室に来て着替えることに、ちなみにライザオ達全員男のため男性更衣室の着替えである。

  数分後。

  「着替えたか?」

  「着替えたけどよ…」

  「このかっこでやるのかよ」

  全員がウェアに着替えていた、ちなみにこのウェア自体はスカルドラゴ団の服装である。

  「そりゃあお前らは俺らの一員だからだ、そんじゃついてこい」

  更衣室を後にしてライザオ達は別の場所へ。

  [newpage]

  着いた場所はグラウンドのようだ。

  「さてお前らの根性を叩きなおすためにまずはランニングからだ!しっかりついてこいよ!」

  気合を入れてライザオが走り出す。

  「マジかよ…」

  けだるそうに男性ロケット団したっぱ達がライザオについていく。

  グラウンドに男性達の声が木霊する。

  「それ1・2!1・2!」

  『1・2、1・2…』

  ライザオは元気でも他は元気がない。

  「おいもっと声出せ!声を!!」

  『は、はい~!!』

  喝を入れられ走らされるのであった。

  『はあ…はあ…』

  汗だくになりながらランニングを終える。

  「お前らだらしねぇぞ!気合が足りん!腕立て伏せ100回!」

  『そ、そんな~!?』

  さらに腕立て伏せを追加されやらざるをえなかった。

  [newpage]

  数時間後。

  「も、もうダメ…」

  「マジで疲れた…」

  彼らは疲れて倒れてしまう。

  「おしっ!トレーニングは終わりだ!食事と行くぞ!」

  ライザオはまだまだ元気のようだった、彼らもまさかロケット団とは違うのをやらされるとは思ってもみなかった。

  ライザオについていきながら食堂へと皆は向かう。

  [newpage]

  「はあ~なんで私達が」

  「ほら他のチーム達も来るからちゃっちゃと支度しな!」

  「ライザオさん達のチームが来るみたいです支度お願いします!」

  『レディドラ』の方は女性陣のためか料理など色々と準備に終えていてロケット団女性したっぱ達も慣れない作業をしながらもやっていく。

  「こっちの料理完成したよ!運ぶの手伝って!」

  「了解!こいつらに運ばせる!んじゃ料理運ぶよ」

  「は、はい…」

  料理を運んで並べていく。

  「おっ!料理ができてるな!」

  そこにライザオ達が来た。

  「食べる前に手を洗ってうがいしてから手の消毒をしてから座りな」

  「おう!んじゃお前ら手を洗ってうがいと消毒な!」

  手洗い、うがい、消毒をしてから席に座るそこに。

  「おっ!うまそう~!」

  『風蒼』の面々が食堂に入ってきた。

  「ちょっと待ってな~あんたらの用意していくから手洗いうがい消毒してから座りな」

  『おう!』

  『風蒼』の面々も手洗いなどして座るのであった。

  「お待たせしました~」

  『レディドラ』の面々が料理を運んできた。

  「お~!」

  「そんじゃ皆食べていいぞ!」

  『いただきます!!』

  そう言うと皆が食っていく、特に『風蒼』のメンツがかなり食っているしかも。

  「お前らも食え!」

  「これもいいぞ!」

  「お、おい!?」

  「なんで俺らが!?」

  まさかのライザオ達の方にも食べさせられるのであった。

  「ようやくあいつらに食べさせられるのを解放されたぜ…」

  食べながら蓮蛇は呟く、彼らに色々と食べさせられ太らされたことが多かった蓮蛇。

  しかし標的が彼らロケット団男性したっぱ達に向けられ食堂はかなり賑やかになっていた。

  「うぷっ!ちょ!?もう食えね!?」

  「うご!?」

  「うめぇ!やっぱ肉だよな~!」

  ライザオは何故かがっついていて彼らに巻き込まれなかった。

  「なんなの一体…」

  一部のロケット団女性したっぱが食堂の騒ぎに唖然としていた。

  「あ~いつものこと」

  「男性の後輩達が来たら大体食べさせてあげていますので」

  「えっ!?」

  もはや彼らには驚きばかりである。

  [newpage]

  「うぷっ!」

  「おっぷ!」

  おくびを出しながら食べたロケット団男性したっぱ達、腹が若干出ていて目立ってしまう。

  『ごちそうさまでした!!』

  「はいお粗末様でした」

  『風蒼』の面々も食べ終えて満足のようだ。

  「おっ!こいつらもすげぇな」

  「まあこれでも鍛えているから食えるのは食えるしな」

  「もっとも俺がやられたのをあいつらが洗礼を食らうとはな、マジで俺が先輩になってよかったわ」

  ライザオと蒼剣はそう言いしたっぱ達を見ていた蓮蛇は自分がやられたのがまさか彼らにも来るとはと安心していた。

  もっとも蓮蛇も慣れていて沢山食べたりしてはいる。

  「ぐ、ぐるじい…」

  「う、動けねぇ…」

  「おいおいこんなんで倒れるなんてまだまだ鍛えるから休んだら風呂入るぞ!」

  『は…はい…』

  もはや色々洗礼を受けてしまったのであった。

  『……』

  ロケット団女性したっぱ達も唖然だった。

  「あ、唖然としてるとこ悪いが次フォックさんとアストル達率いる『勇竜』と『白竜』の2チーム来るから片付けて準備するよ!」

  『はい!?』

  こちらもさらに洗礼を受けるのであった。

  [newpage]

  数日後。

  「う…体重増えてる…」

  「マジで太っちまった…」

  数日もして彼ら自体腹に余分な肉がついてきていた。

  服も用意してくれたが服を着ても腹が目立ってしまう。

  「これは俺ら痩せないとやばいんじゃ」

  「ってかあいつらが余計俺らに食べさせられてくるから余計」

  太ってしまって焦りが出てしまう。

  「お~いお前ら!着替え早くしろよ!」

  『は、はい!』

  ライザオの声で我に返って急いで着替えたのだった。

  [newpage]

  「はあ…はあ…」

  ランニングを終えて地面に倒れこむロケット団男性したっぱ達、太ってしまったのかバデる回数が多くなった。

  動きも少し鈍くなってロケット団したっぱとしての動きにキレがなくなっていた。

  「よ~し!昼飯行くぞ~!」

  ライザオが先に食堂へ行く。

  「う~マジでしんどい」

  疲れも出て少しずつ歩いていく。

  「腹減った…?」

  ふと腹が鳴っていて普段お腹が空いていることがわかる。

  今までそこまで空腹を感じたことがないが太ってしまってか空腹が鳴りやまない。

  「マジかよ…俺らこのまま太ったら」

  「流石にこれはダイエットしないと」

  これ以上食うと太ってしまうと彼らも危機感を覚えるが。

  「あ!お前らまだ食堂に行ってなかったのか?」

  そこに蒼剣と『風蒼』の面々が来ていた。

  「あ、いや俺らお腹が空いてなく…」

  しかし言い終える前に腹が鳴る。

  「腹減ってるな」

  『あ…』

  腹の虫が鳴り恥ずかしがる。

  「んじゃ行こうぜ!」

  「飯だ飯!」

  「お、おいちょっ!?」

  「俺らはっておい持ち上げるなよ降ろせ!?」

  持ち上げられ彼らは食堂へと向かってしまった。

  [newpage]

  食堂に連れていかれ料理が並ぶ。

  『(流石に食べないぞ)』

  太ってしまっているためこれ以上は食べないと思ってしまう。

  「おしっ!お前ら!これ結構いいぞ!」

  「おいおいそんなやせ我慢すんなよ!楽しく食べようぜ!」

  しかし『風蒼』の勢いが止まらず。

  「いや俺らは食べ…んぐっ!?」

  「んがっ!?」

  「あがっ!?」

  「遠慮すんなよ~」

  「俺らも食うし俺ら太っていても鍛えているからな!」

  彼ら『風蒼』の大半が太っているが鍛えているため遠慮がないようだった。

  「おい俺も混ぜろよ!俺もお前らに洗礼受けるといいぜ」

  そこにニヤリと不敵な笑みで料理を持ってきた蓮蛇が乱入。

  「お~わかってるじゃんか蓮蛇!」

  「流石俺らの可愛い後輩だな!」

  「お前らのせいでこうなったんだからな、んじゃお前らにも俺の気持ち味わってもらうぜ?」

  ロケット団男性したっぱ達から見た蓮蛇と『風蒼』の面々が怖いように見える。

  『あ、悪魔だ~!!?』

  結局食べさせられるのであった。

  『……』

  「見てないで次の料理運ぶよ」

  女性したっぱ達ももはや何回も見ているのか呆れたりなどの表情をしていたがとりあえず次に行動を移すのであった。

  [newpage]

  さらに数日後。

  『はあ…はあ…』

  汗を出しまくりながらランニングをする男性したっぱ達の姿があった。

  体重も更に増えて腹もさらに大きくなって動きもかなり鈍くなり走るのもかなり大変だった。

  「よしっここまでだな」

  既に夕方になっていて夕食の時間であった。

  「ぐっ…腹…減った…」

  「で、でもまた太るのは…」

  もはや太ってしまってこのままだと動けなくなるとさらに焦りを生んでしまう。

  「さてそろそろ本格的にやるかね」

  ライザオがそう呟きスマホを取り出す。

  「もしもし…そろそろあいつらに本格的に俺のチームとしての特訓をするから今日は多めにで明日からメニューもこいつらに合わせるように頼む」

  と、電話を切った。

  「んじゃ食事行くぞ~!」

  すぐに表情を変えて食堂へと向かう。

  「ぐっ…」

  「なんであいつ同じ量食ってるのに太らねぇんだ…!?」

  彼らと違ってライザオは太っておらずというよりはかなり動いているためかそこまで太ることはなくましてや鍛えているためでもあり彼らと比べると運動量が明らかに多い。

  「くそ…」

  「情けねぇ…」

  彼ら自体悔しさと情けなさを感じていた。

  「俺ら一体何をやっていたんだろうな…」

  「俺達はサカキ様のためにだったけど…」

  「なんだろう…この虚しい感じ」

  それぞれ想うことを呟いていく。

  「俺らってさ…悪だくみしていて失敗したけど」

  「向いていなかったのもあるかもしれない」

  「パジオの奴らもこいつらもみんななんか楽しくやってたな…」

  前までは悪だくみしてポケモン達を使って色々やっていた。

  しかし失敗もあったり最近になって彼らが楽しいと思い込んでいるのを感じていて比べると虚しく思える。

  パジオもそうだが色んな地方にいる悪の組織達は楽しい感じとロケット団のパジオ占領の時にはパジオを守るために戦っていた。

  彼らには自分達にはなく彼らにはあるものを感じている。

  「あいつらは悪の組織と思えないほど楽しい感じだったし」

  「何よりあいつらはみんな仲間を思えていた」

  「あいつらに比べると俺達は…」

  想いは違うけど彼らの仲間意識など絆が深かった。

  「ようやく理解したか?」

  そこに食堂に行っていたはずのライザオが来た。

  「お前…」

  「大魔王様もそうだがあいつらは仲間意識と絆もある、お前らにはないものだ…ならお前らはどうする?悔しいんだろ?なら俺がお前らを導いてやるよ、ロケット団とは違うやり方があるのだからな」

  腕を組んで皆にそう言う。

  『……』

  「明日からさらにきつくなる、その分腹一杯食って備えればいい、明日からお前らのためにメニューを考えてくれるようだ、俺が連絡してな」

  『!?』

  ライザオも電話したのは食堂のメニューの事で連絡していたようだ。

  「そのためにまずは飯を食ってその分太れ!明日から厳しくなるからな?」

  『おう!!』

  それはライザオのチームに絆が生まれる瞬間だった。

  [newpage]

  『おかわり!!』

  「おっ!あいつらなんか食いっぷりいいぞ!」

  「おしっ!もっと食わせてやろうぜ!!」

  食堂で彼らはがっついていく。

  『風蒼』面々の手厚い食事も受け入れどんどん食っていく。

  「なんか吹っ切れた感じ?」

  「でも私達も料理作れるようになったしなんか美味しく食べてくれるのいいね」

  そしてこちらロケット団女性したっぱ達も何か変わっていっていた。

  「あたい達『レディドラ』は傷を癒したりなどサポート面でだからな」

  「何もできないわけじゃないですからおかわりも追加しそうなのでこちらも用意しましょう」

  『はい!』

  『レディドラ』の方も行動していくのであった。

  「『ガツガツガツガツ!』

  「食べ過ぎるなよ~勝負じゃねぇんだから」

  と、蒼剣が注意していく。

  「ガハハ!そうでねぇとな!」

  ライザオは豪快に笑いながら食うのであった。

  [newpage]

  『ごえっぷ!』

  おくびを漏らし床に倒れこんででかい腹を出していくロケット団男性したっぱ達。

  『も、もう食えね…』

  「明日からは沢山食えねぇがガチムチでいいなら頼んでおくが?」

  と、ライザオは彼らに選択肢を与える。

  一部は手を挙げてそれぞれどうしたいのかが決まった。

  「さてお前らは休んでこっちも片付け手伝うか」

  と、『レディドラ』の方を手伝いにライザオはキッチンへ向かう。

  「んじゃ俺らも手伝うか」

  『おう!』

  『風蒼』の面々も手伝いへと向かった。

  「あら、なんかすごく太ってるわね」

  「『風蒼』の皆のせいでしょうか?」

  「小童共にもこういうのがお似合いだがなんか満足した感じだな」

  そこにフォック、レイリュウ、グラトの三人が来ていた。

  「あ、フォックさん今準備しますのでお待ちをついでに『風蒼』のメンバー達も手伝ってくれるようですし」

  「わかった、それじゃあ頼むね」

  エクアがお辞儀をして準備する。

  「ってかどうしよう、ライザオは?」

  「あ~すみません彼はあたいらの手伝いで後はあたい達などがやるのでフォックさん達は注文お願いします」

  と、『レディドラ』の一部メンバーがそう説明した。

  「なるほどわかった、それじゃあオムライスで」

  「俺もマスターと同じで」

  「我はカツ丼を頼む」

  三人は注文するのであった。

  [newpage]

  「オラァ!気合入れろ!脂肪はおもりみたく思え!」

  『オ!オッス!!』

  次の日ライザオ指導の下彼らの特訓が本格的に始まる、ランニングもそうだがさらに筋トレまでもありさらには。

  「オッス!俺を投げ飛ばしてみろ!」

  『オオッス!!』

  道着に着替えて柔道をやっていく、体重は重いかれらを軽々と投げ飛ばされていく。

  「受け身もしとけ!怪我に繋がるからしっかりと!」

  『オオッス!』

  何回も投げ飛ばれその都度受け身もするが怪我も出たりしたが回復は『レディドラ』のメンツ達が治療していく。

  何故柔道なのかというと『風蒼』は相撲が主にだがそれとは違うスポーツをライザオは考えた、そして決まったのが柔道だ。

  「よしっ!次はグラウンドでラグビーだ!休んだら着替えて集合だ!」

  『はい!!』

  さらにラグビーまでもだった、蒼剣もやってはいてさらには『風蒼』のメンツも含めて合同で今は行っている。

  「お前らしっかり決めろ!」

  『オオッス!蒼剣リーダー!』

  「テメェ等もしっかり守らねぇと吹っ飛ばされるぞ!」

  『はいぃ!』

  [newpage]

  それから数か月後。

  「そこだ!」

  「おっ!やるじゃねぇか」

  ラグビーの練習試合でライザオ率いる彼らが勝つ。

  「これが…」

  「チーム…!」

  そう感じるロケット団男性したっぱ達数か月もライザオにより身体は絞れているがまだ少し脂肪があるのだがその分筋肉もできていて一部はかなり脂肪もあって筋肉もちゃんとしている。

  「よし集合!」

  皆が集合する。

  『ありがとうございました!!』

  試合は『風蒼』のチームとライザオのチームで行われライザオのチームが勝利したのであった。

  「皆さん!お疲れ様でした!」

  そこにエクア率いる『レディドラ』の皆が料理などを持ってきてくれたようだ。

  「みんなお疲れさん!腹減ってると思って作ってきたぜ!」

  『おぉ~!』

  どうやら色々持ってきてくれたようだ。

  「それじゃあ手を洗ってから召し上がってください!」

  『はい!』

  それぞれのチームが手を洗って食事を取る。

  「うめぇ!」

  「あ!俺の!?」

  「早い者勝ち!」

  みんな奪い合いもあるがおかわりもあるため沢山食っていくのであった。

  「そういえばフォックとアストルの方は?」

  ふと蒼剣が二人がいないのを気にしていた。

  「あ、大魔王様とアストルさんなら」

  [newpage]

  一方ポケモン達の空間では。

  『うむ見事にやってくれたな、ポケモンの気持ちというのはわかったか貴様ら?』

  『はい!フィアルの姉御!』

  フィアルによってポケモンになったエーテル財団職員達はポケモンの生活に慣れて少しずつ改心していってはいた。

  「よくなってきたね」

  『はい、姉さんの指導が厳しいのとフルダム達が色々と教えたりしてくれたおかげです』

  そう言ってきたのは蒼剣の手持ちでトアダと呼ばれるザマゼンタだ。

  彼はフィアルの弟で姉を止めたりなど苦労が絶えないのである。

  「まあフィアルに任せて正解ね、真面目なとこあるし指導もしてくれるから」

  「こっちも問題はなさそうですし後は彼らの今後をどうするかですね」

  メモしながらそう言うアストル。

  「あ、そういえばライザオまだチーム名の忘れてるわね後で呼びにいっておかないと」

  そう言いフォックは空間を出る。

  [newpage]

  フォックの屋敷内にある理事長室と呼ばれる部屋にフォックとライザオがいた。

  「お呼びでしょうか大魔王様…じゃなかったフォック理事長」

  「うん、呼んだのは他ではない君のチーム名の事で忘れているようだったからね」

  ライザオを呼び出してチーム名の事をどうするのかを聞いてきた。

  「はい、俺なりに決めました」

  「どういうチーム名に?」

  一旦間を置いてライザオは答える。

  「『[[rb:轟獅子 > ごうしし]]』これが俺のチームです!」

  『轟獅子』ライザオらしいチーム名だ。

  「『轟獅子』ね…君らしいチーム名ね、では改めてスカルドラゴ団チーム『轟獅子』リーダーライザオ」

  「はい!」

  大声で返事をする。

  「今日から『轟獅子』のリーダーとしてチームを引っ張ってくれ、彼らの面倒だけでなく活動も期待している」

  「了解しました!」

  こうしてスカルドラゴ団に新たなチーム『轟獅子』が結成させたのであった。

  [newpage]

  「ウヒヒ…あいつら追ってこねぇな!」

  一台の車に覆面の男二人が逃走していた。

  「サツは追ってこねぇし後は…」

  スピードを出そうとしたその時。

  「ぐっ!なんだ!?」

  アクセルを踏んでもスピードは出さずそのまま止まってしまう。

  「くそっ!走るぞ!」

  車を降りて走り出そうとしたその時。

  「ん?」

  彼らの前方に大柄な男達が走っていく。

  「なんだこいつら!?」

  「っておい!?後ろから!?」

  背後からも大柄な男達が走っていて彼らを挟むうちにする。

  「くっ!テメェ等!」

  「命が惜しくなかったらそこをどけ!!」

  ポケットからナイフを取り出して襲い掛かろうとする。

  「うがっ!?」

  しかし大柄な割に彼らのナイフをはたき落とす。

  「くそっ!」

  「おっとそこまでだぜ」

  二人の頭上から何者かが降りてくるが二人は避ける。

  「なんだテメェは!?」

  「俺か?俺は!」

  するとその者は一瞬で消えると。

  「がっ!?」

  「ぐはっ!?」

  二人を気絶させた。

  「獅子のヒーローグランレオだ!」

  ニヤリとそう言い気絶した二人を拘束した。

  [newpage]

  『昨日未明強盗が押し入り現金を奪って逃走、しかし彼らは拘束され逮捕されました』

  朝ニュースでそう取り上げられた。

  「昨日強盗が来るとは、まあアカデミーは厳重にセキュリティを万全にしてはいるけど油断ならないのよね」

  と、食堂でスープを飲みながら食パンを口にするフォック。

  「まあ余程ですけどね」

  レイリュウも朝食を取っている。

  「まあ彼らがやってくれたってことだね」

  と、フォックは視線を別に向ける。

  「ね?ライザオ?」

  「流石は大魔王様、まあこいつらも仕事してくれたのでチームとしても活動してるからなガハハ!」

  豪快に笑うライザオ、そう彼こそ獅子のヒーローグランレオの正体だ。

  ちなみに大柄な男達とは元ロケット団男性したっぱ達である『轟獅子』の面々達だ。

  「はいちょうど朝食運ぶね!」

  『レディドラ』の一部メンバーが運んでいく、ロケット団女性したっぱ達も慣れてきて『レディドラ』の一員として働いている。

  「さて今日も忙しくなるよ」

  「そうですね」

  彼らもまた新たな一員として活動するのであった。