第28話・『ロボットコロシアム』

  【宇宙】

  宇宙船コリウスはある惑星に到着する。

  【操縦席】

  オルティオス達は、操縦席に集まっていた。

  〔あの惑星からヴィラノスの反応がありました〕

  ナビは、オルティオス達に報告する。

  「因みにあの惑星は?」

  ネシリスは、ナビに目の前の惑星について尋ねる。

  〔えっと、あの惑星は【マンディスト】……普通の惑星です 只【クリスタルシティ】という街では乗物を改造したロボットを戦わせる『ロボットコロシアム』が行われています〕

  ナビは、ネシリスの質問に答える様に目の前の惑星の情報を報告する。

  「ナビ 早速ヴィラノスの現在地を特定してくれ」

  オルティオスは、ナビに指示を出す。

  〔了解!〕

  ナビは、オルティオスの指示でヴィラノスの現在地を調べる。

  「? 奈雲、何やっているんだ?」

  チェンバーは、小型パソコンで何かを調べている奈雲に話掛ける。

  「その『ロボットコロシアム』について調べているんだ」

  奈雲は、小型パソコンを操作しながらチェンバーの質問に答えながらロボットコロシアムの公式サイトを探していた。

  「ほぅ……」

  「どれどれ……」

  サイラス・コブラージャ・フロックス・ダリウスは、奈雲の小型パソコンの画面を覗き込む。

  【惑星マンディスト・会場】

  《~その頃~》

  惑星マンディストのロボットコロシアムの会場では、トリケラトプス型マシーンに乗っていた選手の人が優勝して観客達の声を聞いていた。

  だが突然、会場にゴリラ型ヴィラノスが会場に乱入して来る。

  選手と観客達は、突然現れたゴリラ型ヴィラノスに驚く。

  【実況席】

  《‼ おっと! 突然ゴリラ型マシーンの乱入だ‼》

  実況席に居る実況者は、現状を実況して居た。

  「うぉぉぉっ‼」

  ゴリラ型ヴィラノスは、叫びながらトリケラトプス型マシーンに突進して行くのだった。

  【コリウス内・操縦席】

  《~その頃~》

  コリウスの操縦席では、ナビがヴィラノスの反応している場所を検索していた。

  〔……解りました! ヴィラノスは『ロボットコロシアム』の会場に居ます!〕

  ナビは、ヴィラノスの現在地を特定してオルティオス達に報告する。

  「……だと思ったぜ」

  コブラージャは、奈雲の小型パソコンを観ながらナビの話に納得する。

  〔え?〕

  ナビは、コブラージャの話を聞いて不思議がる。

  「そのコロシアムにヴィラノスが出ていたのですか?」

  ランビュは、ロボットコロシアムを観ている奈雲達に尋ねる。

  「ああ、このゴリラ 絶対にヴィラノスだろ?」

  奈雲は、小型パソコンを操作してメインモニターにロボットコロシアムの映像を映してオルティオス達に見せる。

  「確かに悪そうなんだな……」

  マシャンタは、メインモニターに映し出されたコロシアム会場でトリケラトプス型マシーンと戦っているゴリラ型ヴィラノスを見て呟く。

  〔嘘っ‼ そんな……〕

  ナビは、メインモニターに映っているゴリラ型ヴィラノスを見て驚く。

  「どうしたんだ?」

  チェンバーは、驚いているナビに話掛ける。

  〔皆さんも知っているでしょ? あれは“グランドパワー”ですよ〕

  ナビは、驚きながらモニター画面に映し出されているゴリラ型ヴィラノス(グランドパワー)の事を話す。

  オルティオス達は、ナビの話を聞いて無反応だった。

  「……ごめん それ誰?」

  奈雲は、ナビに申し訳なさそうに謝りながら尋ねる。

  〔え? 知らないのですか? って奈雲は知らなくって当然ですね……アノヴィス星のコロシアムのレスラーで『殴り魔』と言われる程の強者よ〕

  ナビは、奈雲の反応に納得した後オルティオス達にグランドパワーの事を熱く説明する。

  「ナビがレスラー好きとは意外ですね……」

  ネシリスは、ナビのレスラー好きのレベルに驚いていた。

  「……悪い 俺はそいつの逮捕状況しか知らない」

  ソニックエースは、申し訳なさそうにナビに謝る。

  「そんな強者が何で監獄船に乗せられていたんだ?」

  ダリウスは、グランドパワーが監獄船に乗せられていた理由を尋ねる。

  「今調べる『名前検索』 “グランドパワー”……あった! グランドパワーは大きなタイトルマッチ戦でマネージャーの“ロッキード”とズルをして出場停止になったって書いてある」

  奈雲は、小型パソコンでグランドパワーの囚人名簿を見付けて逮捕記録を読み上げる。

  「試合でズルをしただけで逮捕されて監獄に入れられるのか?」

  フロックスは、奈雲の話を聞いて驚く。

  「否、逮捕された理由は試合会場を破壊して町で大暴れしたからだ エリート側が取り押さえたがな」

  ソニックエースは、グランドパワーの逮捕状況を話す。

  「成程……」

  コブラージャは、ソニックエースの話を聞いて納得する。

  「凶暴なんだな……」

  マシャンタは、ソニックエースの話を聞いて怖がる。

  〔でも、彼がそんな事する訳……〕

  ナビは、ソニックエース達の話を聞いてショックを受ける。

  「ショックなのは分かるがこれ以上 被害が出る前に捕まえに行くぞ」

  オルティオスは、ナビを宥めた後グランドパワーを逮捕しに向かおうとする。

  「……あれ?」

  ランビュは、メインモニターを見て不思議がる。

  「どうしたんだ?」

  チェンバーは、ランビュに話掛ける。

  「あのマシーンの動きが急に可笑しくなったのです」

  ランビュは、グランドパワーと戦っているトリケラトプス型マシーンの様子が可笑しくなっている事に気付く。

  「本当だ」

  「どうしたのでしょう?」

  ソニックエース達は、ランビュの話を聞いてメインモニターに映っている試合の様子を見る。

  すると、先程まで有利だったトリケラトプス型マシーンが不自然な動きでグランドパワーにやられていた。

  「……あっ、此処 見てくれ!」

  奈雲は、何かに気付いて試合中の映像の一部を拡大する。

  拡大した映像には、老人系のミニロスがトリケラトプス型マシーンの配線を引き抜いていた。

  「誰だ? アイツ」

  コブラージャは、老人系のミニロスを見て困惑する。

  「つーか、これって反則だろ!」

  サイラスは、老人系のミニロスの行動にツッコミを入れる。

  「……分かった アイツはグランドパワーのマネージャーの“ロッキード”だ」

  奈雲は、すぐに小型パソコンで老人系のミニロス(ロッキード)の事を調べて報告する。

  「やっぱりアイツ等 正々堂々とした勝負する気無かったんだ!」

  ダリウスは、グランドパワー達が正々堂々とした勝負しない事に怒る。

  〔そんな……〕

  ナビは、目の前のグランドパワー達のやり方を見て更にショックを受けるのだった。

  「奈雲 その映像をコロシアムに……」

  ネシリスは、奈雲にグランドパワー達の不正映像をコロシアムに送る様に指示しようとする。

  「否、この映像を送って もしグランドパワー達が会場で暴れたら不味い」

  ソニックエースは、ネシリスに万が一の事を考えて映像を送る意見を却下する。

  「ああ、会場や町で暴れたから逮捕されたんだな……」

  コブラージャは、ソニックエースの話を聞いてグランドパワー達の逮捕された理由を思い出す。

  「だったら……」

  奈雲は、オルティオス達に自分が考えた作戦を話す。

  【次回に続く】