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田舎の夏は退屈で、汗だくの幼馴染を真空袋に詰めて犯しまくった
夏の匂いが腐るほど濃い村では、夕方になると、みんなやることがなくなる。
田んぼの水はぬるく光っていた。用水路の音だけが、ずっと遠くで鳴っている。山は近い。近すぎて、空まで狭い。コンビニまで自転車で二十分。駅はもっと先。遊ぶ場所なんか、ほとんどない。
だから、って言い方も変かもしれない。でも実際、俺らはよくヤる。
最初は軽い気持ちだった。部活帰り。汗まみれのまま。誰もいない納屋の裏とか、河原とか、空き家になった祖父母の離れとか。暑くて、息が上がって、制服のシャツが肌に張りついて、その湿った布越しに相手の筋肉を触るだけで、もう腹の底が熱くなった。
俺は昔から男が好きだ。隠す必要はあるけど、悩んだことはない。好きなもんは好きだし、したいことはしたい。ただ、それだけだ。
で、相手は大地だ。
大地は俺より背が高い。肩幅も広い。骨太で、首も太い。運動部を辞めた今も、身体だけはずっと男っぽいままだ。黙って立ってると怖く見える。顔つきも鋭い。
でも、俺の前だと逆らえない。逆らわない、の方が近いかもしれない。
なんでそうなったのか。きっかけは、もう細かく思い出せない。たぶん中三の夏だ。俺がふざけて、汗だくの大地の首筋に顔を寄せた。くせぇな、って笑いながら。そしたら大地が、耳まで赤くして固まった。ああ、こいつ、と思った。同じだ、とすぐ分かった。
それからは早かった。放課後、どっちからともなく目を合わせるだけでよかった。言葉はいらなかった。俺が顎をしゃくる。大地が無言でついてくる。それだけで、もう決まる。
最初のころは、触るだけで十分だった。シャツの裾から手を入れる。汗でぬるついた腹筋を撫でる。乳首をつまむ。それだけで大地は喉を鳴らした。見た目はでかくて硬そうな身体に、反応はやけに素直だった。身体が先に白状する感じだ。たぶん、ずっと我慢してたんだと思う。俺に触られるのを待ってた。待って、待って、限界になって、それでも自分からは何も言えない。そういうやつだ。
だから俺が決める。どこでヤるか。どうするか。どこまでやるか。
大地は、嫌なら嫌って言えたはずだ。でも一度も言わなかった。眉をしかめても。拳を握っても。息を殺しても。結局、脚は開く。俺の顔を見る。あきらめたみたいな目で。でもあれは本当は、あきらめじゃない。期待だ。たぶん、今日も好きにしてくれるんだろって、そういう目だ。
村はほんとに退屈だ。夏休みに入ってから特にひどい。昼は暑すぎる。外に出れば蝉がうるさい。家にいても祖父母の家は古くて、畳が湿ってる。エアコンの効きも甘い。スマホをいじっても電波が弱い。動画は止まる。ゲームも飽きる。川に行っても、すぐ蚊に食われる。結局やることがない。
午前中に畑の手伝いをして、昼にそうめん食って、午後はだらだらする。夕方になると少し風が変わる。その時間がいちばんやばい。身体が勝手に思い出す。部活帰りの汗。泥のにおい。男の首筋の塩っぽさ。脇の下のむっとした熱気。口の中に残る、濃い唾液の味。ああ、またヤりたい、ってむずむずなる。
大地の家も似たようなもんだ。親は共働きで、帰りは遅い。祖父は耳が遠い。母屋の奥でテレビを見てる。離れの物置なんか、ほぼ人っ子一人いない。昔の布団とか、座布団とか、季節物の家電とか、そういうのが積んである。
最初にそこを見つけたのは俺だった。埃っぽくて、蒸れてて、妙に落ち着く場所だった。男二人で息を荒くしても、誰にも聞こえにくい。ちょうどいい隠れ家だ。
その日も、夕飯前の中途半端な時間だった。外はまだ明るい。でも薄暗くなり始めてる。
俺は勝手口から回って、離れに入った。畳の匂いと古布の匂いがする。むわっとした熱気。奥に、大地がもういた。
タンクトップ一枚。短パン。汗で胸板が薄く光ってる。腕が太い。太腿もでかい。こいつ、ほんと高校生の身体じゃないな、と思う。肉がちゃんとついた雄の身体だ。抱くたびに興奮する。
「早えな」
そう言うと、大地は少しだけ目を逸らした。
「……おまえが来ると思った」
低い声。ぶっきらぼう。でも耳が赤い。わかりやすい。来ると思った、じゃない。来てほしかった、だ。俺にそう言う勇気はないから、少し濁しただけ。そういうのも、もう慣れた。
「何、もう勃ってんの」
俺が笑いながら股間を見ると、大地は舌打ちみたいに息を漏らした。短パンの前が、はっきり盛り上がってる。
「うるせぇ」
「仕方ねえな。待ってたんだろ」
「……知らね」
強がり方が雑だ。その時点でもう可愛い。でかい身体してるくせに、中身の反応はずっと初々しい。たぶん、俺が触ればすぐ崩れる。
俺は近づいて、そのまま胸を押した。大地が一歩下がる。背中が壁に当たる。逃げない。逃げられないんじゃなくて、逃げない。そういうところがいい。
顔を近づける。汗の匂いがした。外を少し歩いただけでこれだ。男の体臭。首筋の皮膚の熱。鼻の奥にじわっとくる。たまらない。
「くせぇ」
「……おまえ、毎回それ言うな」
「褒めてんだよ」
言って、首筋に鼻を埋めた。じっとりしてる。舌先で舐めると、塩っぽい。大地の肩がびくっと跳ねた。
「あっ……」
「敏感」
「うる、せ……っ」
言葉の最後がもう甘い。喉の奥がひらいてる。俺はそのまま耳の下まで舐め上げた。熱い。脈が早い。こいつ、今、自分がどんな顔してるか知らないだろうなと思う。眉が寄って、口が半開きで、必死に我慢してる顔。男っぽい骨格のまま、性欲で崩れていく。あれを見るのが好きだ。
口を合わせた。最初から深くいく。唇を押しつけて、隙間に舌をねじ込む。大地は一瞬だけ抵抗みたいに歯を当てた。でもすぐ力が抜ける。舌が出てくる。俺の舌を探るみたいに、ぬるく絡んだ。
ん、ぐ、ちゅ、れろ。
唾液の音が狭い離れに響く。息が混ざる。大地の鼻息が荒い。俺は後頭部を掴んで、逃げられないようにさらに深くした。舌の裏を舐める。上顎をこする。口の奥まで入れる。大地がんぐ、って苦しそうに喉を鳴らした。
「は、ぁ……っ」
「息継ぎ下手」
「おま、えが……ッ、深く、しすぎ……」
文句を言うくせに、自分から唇を追ってくる。もっと欲しいって身体が言ってる。だから遠慮しない。下唇を噛んで、舌を吸う。じゅる、って唾液を啜ると、大地の膝が揺れた。脚の力が少し抜けたのがわかった。
胸を撫でる。硬い。乳首の周りを指で円を描く。知ってる。大地は、乳首が妙に弱い。軽くつまんだだけで腹筋がきゅっと縮む。
「んぅ、あ……」
「ここ好きだろ」
「……知ら、ね」
「またそれか」
もう片方もつまんで、交互にひねる。汗が指にまとわりつく。皮膚が熱くて、ぞくぞくする。大地は俺の肩を掴んだ。爪が少し食い込む。でも押し返さない。ただ耐えてる。本気で嫌なら振りほどける。こいつのほうがデカいし力も強い。それでもしない。俺に触られるために、その力を使わない。それが興奮する。
短パンの中に手を入れた。下着越しでもう硬い。先端がじっとり湿ってる。指先で竿をなぞると、大地が腰を引いた。でも壁がある。逃げ場がない。
「すげぇな。待ってただけでこんなかよ」
「……はぁ、っ」
「返事」
「…………う、るせぇ」
やっと出た声が、もう掠れてた。それだけで十分だった。
俺は下着の中に指を深く差し込んで、根元から握った。熱い。硬い。脈がどくどく跳ねてる。掌の中で生き物みたいに膨らんで、先端からぬるい先走りがにじんだ。指先で亀頭をなぞる。ぬめりが糸を引く。大地が喉の奥で、んぐ、って鳴いた。
「ほら。ぐしょぐしょ」
「ぅ、あ……見るな、ッ」
「見せつけてんのはそっちだろ」
そのまま下着ごと引きずり下ろす。短パンも膝まで落ちた。太い脚。毛の濃い腿。股間からむっとした男の匂いが立つ。汗と皮脂と我慢汁の混じった、濃い雄臭さ。鼻の奥が痺れる。たまらなく好きだ。
大地のチンポは、いつ見てもいやらしい。太さがある。皮膚が張って、色も濃い。竿に筋が浮いて、先端はもうぬらぬらだ。それがいい。俺だけにこうなるのが、もっといい。
「しこってやるだけでいきそう」
「……いか、ねぇ」
「強がんな」
言いながら、親指で裏筋を擦る。びくん、と腹筋が跳ねる。乳首もまだ固いままだ。顔も股間も、全て正直だ。
俺はしゃがんで、亀頭に唇を押し当てた。ぬるい。塩気と、少し鉄っぽい味。そのまま先端だけ舐め回す。尿道の口を舌先でつつく。大地が壁に後頭部を打ちそうな勢いで仰け反った。
「あッ、や、め……そこ、ッ」
「ここ弱いの知ってる」
「っ、ん、ぅ……!」
先端だけを執拗に責める。舌で輪を描く。縦に裂くみたいに舐める。ぴく、ぴく、と竿が痙攣する。我慢してるのがわかる。腰を逃がしたいのに、逃げたらもっと追われるって知ってるから動けない。そういう学習の仕方をさせてる。俺が仕込んだ。
口に含まず、あえて亀頭だけ吸って離す。ちゅ、ちゅ、って音を立てる。それだけで先走りが増えた。透明なぬめりを指で掬って、竿全体に塗り広げる。根元までぬらぬらにしてから、ゆっくりしごく。大地の呼吸が崩れた。
「はっ、はぁ……っ、くそ……」
「くせぇな。最高」
「おまえ、ほんと……ッ」
罵る言葉の途中で、俺は自分のシャツを脱いだ。背中に汗が張りついてる。この暑さだ。じっとしてるだけでも汗ばむ。まして、目の前にこういう身体があると、余計に熱くなる。
[newpage]
物置の隅に、昼間見つけたものがあった。古い布団圧縮袋。でかいやつだ。来客用の敷布団をしまうための、透明で厚いビニール。掃除機で空気を抜くあれ。さっき離れに入ったとき、それが目に入って、少し笑った。退屈な田舎なのに、たまに妙なものが転がってる。で、俺はそういうのを見ると試したくなる。
普通にヤるのは、もう何度もした。河原でも、納屋でも、離れでも。キスして、脱がして、舐めて、開かせて、入れて。それだけでも十分気持ちいい。でも、俺らは暇すぎる。暇だと、性欲は変な方向に伸びる。どうせ誰も来ない。どうせ時間はまだある。なら、今日は少し違うことをしてみたい。
俺は大地のチンポを握ったまま、視線だけで隅を示した。
「おい、あれ見ろ」
「……は?」
「布団の袋。真空のやつ」
大地が荒い息のままそっちを見る。意味がわかってない顔だった。でも、すぐに俺の顔に戻る。嫌な予感はしてるんだと思う。それでも、きっと断れない。
「何する気だよ」
「拘束」
「は……?」
「飽きただろ。いつもと同じの」
「……俺は、別に」
「別に、何されてもいいくせに」
そう言うと、大地は黙った。図星だ。眉だけ少し寄る。たぶん怖いんじゃない。どうされるのか想像して、もう興奮してる。そういう沈黙だった。
俺は立ち上がって、袋を取ってきた。ビニールがかさつく音がする。厚手で丈夫そうだ。ファスナーも長い。掃除機の吸い口をつなぐ丸い弁がついてる。これなら脚までまとめられる。
「おい、座れ」
「……マジでやんのか」
「マジ」
「暑いだろ」
「だからいいんだろ」
言って笑うと、大地の喉がごくっと動いた。興奮した時の飲み込み方だ。こいつは、自分がどれだけわかりやすいか知らない。
畳に袋を広げる。透明だから、入れたら中身がよく見える。それがまたいい。男の身体が、ぴっちり包まれて、逃げ場なく晒される。想像しただけでチンポがさらに硬くなった。
「脱げ、全部」
「……」
「ほら」
低く言うと、大地は逆らわない。タンクトップを脱ぐ。汗で肌に張りついて、剥がす時に胸筋の輪郭がいやに目立った。短パンも下着も足元まで落とす。全裸になった大地は、やっぱりでかい。背が高くて、胸も肩も厚い。そのくせ、股間はもうぬらぬらで、顔は熱に浮かされてる。男っぽい身体と、犯され待ちの顔。その落差がたまらない。
「袋入れ」
「こんなの、ほんとに……」
「早く」
言い切ると、大地は諦めたみたいに息を吐いた。でも、その息は甘い。観念じゃない。期待だ。脚を上げて、袋の上に座る。透明なビニールが肌に張りついて、汗でぺたぺた鳴る。俺は手伝うふりをして、まず両手首を頭の上でまとめた。近くにあった布団紐を使う。昔ながらの、平たい紐だ。手首に食い込ませすぎないように、でも解けないくらいにはきつく結ぶ。優しく、でも逃がさない。それが好きだ。
「痛くねぇ?」
「……平気」
「えらいな」
「褒めんな」
耳まで赤い。褒められるのも弱い。ほんと面白い。
両手を縛ったまま、俺は袋の中へ大地の脚を入れさせた。片脚。もう片脚。透明なビニールの上からでも、腿の筋肉の盛り上がりがわかる。チンポは上向きのまま、腹に張りついてる。袋の口を胸の下あたりまで引き上げる。その状態でもう、かなりいやらしかった。大地の身体が包装された肉みたいで、逃げ場がない。太い脚を閉じることも、開くことも、俺が好きにできる。
「すげぇな。なんか商品みてぇだな」
大地が睨む。でも弱い。
「……くだらねぇ」
「くだらなくても勃ってんじゃん」
透明な袋の内側で、腹に張りついたチンポがびくっと跳ねた。それだけで笑える。でかい身体。太い首。広い胸。そんなやつが、ただ俺に見られてるだけでこんなに反応する。
俺は袋の口をもう少し引き上げた。脇の下あたりまで。ビニールが汗ばんだ皮膚に貼りつく。ぺた、ぺた、と鈍い音が鳴る。大地が肩をすくめた。感触に慣れないんだと思う。それが余計に興奮を煽る。
「脚、閉じろ」
「……こうか」
「ん。いい」
素直だ。脚を揃えると、袋の中で腿の太さが余計に目立つ。尻も押しつぶされて、肉付きがはっきり見える。いい身体だな、って改めて思う。こんな雄っぽい身体してるやつ、そうそういない。日焼けした皮膚。部活でついた筋肉。畑も手伝うから、見せ筋じゃない。抱くとずっしり重い。汗も匂いも濃い。俺の好みそのままだ。
袋のファスナーを閉める前に、俺はしゃがみこんだ。袋越しに腿を撫でる。ビニールの下で汗がぬるっと滑る。中の熱がこもってる。密閉前なのにもう蒸れてる。俺の指の動きに合わせて、大地の腹筋が細かく震えた。
「そんな緊張すんなよ」
「……してねぇ」
「してる。声、固い」
「おまえのせいだろ」
「そりゃそうだ」
言って、袋の上からチンポを握った。透明なビニール越しでも、形がはっきりわかる。先端の傘の張り。裏筋の盛り上がり。竿の脈打ち。直接触るのとは違う、変な圧迫感がある。それが面白い。俺がぎゅっと掴むと、大地が息を詰めた。
「あ、っ……」
「これでも感じる?」
「……く、そ」
「感じるんだ」
「うるせぇ」
その返しの雑さで、余計にわかる。感じてる。恥ずかしい。でも止めてほしくはない。たぶん今のこいつの頭の中、ぐちゃぐちゃだ。こんなの意味わかんねぇ、とか。暑い、とか。でも気持ちいい、とか。俺に見られてる、とか。そういうの全部混ざってる顔だった。
俺は袋を一度少し開けた。下から手を差し込む。中の熱気がふわっと漏れた。たまらない。蒸れた男の匂いが、鼻先に濃く広がる。汗。皮脂。先走り。袋の中で煮えたみたいな、むっとくる雄臭さ。鼻の奥がじんとした。
「ッ、くせぇ……」
「おまえほんと、それ好きだな」
「好き。すげぇ好き」
正直に言う。隠す必要なんかない。大地はそういうとこで少しだけ目を伏せる。嬉しいんだと思う。自分の匂いを好きだって言われるの。肯定される感じがあるんだろうな、と勝手に思う。こいつ、そういうの口にしないけど、たぶん嬉しい。
手を中に入れたまま、チンポを掴む。直に触るとやっぱり熱い。さっきより硬くなってる。先走りも増えてる。俺はそれを指で掬って、亀頭の先に塗り広げた。ぬら、っと光る。
「見ろよ。もうこんな」
「見せんな……ッ」
「なんで。見てほしいくせに」
「……ちが」
「違わねぇよ」
尿道の口を爪先で軽く撫でた。びくん、と袋の中で身体が跳ねる。縛った手首が持ち上がる。でも逃げられない。脚も自由がきかない。その不自由さが、反応を余計に素直にしてる。
「ここ、ほんと弱いな」
「あ、ッ……んぅ、やめ……」
「やめねぇ」
言いながら、尿道の口をぐりぐりいじる。爪は立てない。指の腹で、じわじわ。先端だけ責める。大地の喉から、低くて甘い声が漏れる。そこが最高だ。
俺は自分のチンポももう限界近かった。ズボンの上からでもわかるくらい硬い。けど、まだ出したくない。今日はじっくり崩したかった。
袋のファスナーを胸の上まで閉める。首から上だけ出した状態。身体はほとんど透明な膜に包まれた。胸筋も腹筋も、汗に濡れてくっきり見える。乳首の突起まで丸わかりだ。チンポも、腿も、尻の輪郭も。まるで展示だ。見せ物だ。俺専用の。
「なぁ」
「……なんだよ」
「興奮する?」
「しねぇよ」
「じゃあなんでそんな顔してんの」
「どんな」
「もう犯されるの待ってる顔」
「ッ……」
返せない。唇が開いて、息だけ漏れる。図星だ。そういう時の大地は黙る。黙って、じっと俺を見る。その目が、毎回ひどく煽る。好きにしろ、って目だ。でも完全に投げてるわけじゃない。怖さもある。恥もある。なのに欲が勝ってる。そういう目だ。
俺はその顔に引かれて、また口を重ねた。袋越しの身体を押さえつけながら。ビニールがしゃり、っと鳴る。唇を押し開いて舌を入れる。大地の舌は熱くて、少し乾いてた。緊張してる証拠だ。俺はそこをゆっくり濡らすみたいに舐めた。舌の側面。歯列。上顎。口の奥。粘つく唾液を絡め取る。大地がんぐ、って喉を鳴らす。息苦しそうなくせに、自分から舌を追ってくる。
「っ、は……ぁ」
「飲め」
「ん、ぅ……」
わざと唾液を流し込む。こく、って喉が鳴る。その音がいやらしい。また舌を絡める。ぬる、じゅる、れろ。口の中が完全に混ざる。夏の熱気で、二人ともすぐ汗ばんで、唾液も増える。獣みたいなキスになる。息が足りない。でも離したくない。大地の唇の端から唾液が垂れて、顎を伝った。俺はそれも舐め取る。塩気がある。汗も混じってる。
「はぁっ、は……ッ」
「息継ぎ下手すぎ」
「おまえが……っ」
「まだできるだろ」
もう一度深く舌をねじ込む。大地の鼻から熱い息が吹く。縛られた手首がびくびく動く。袋の中のチンポは、キスだけでさらに硬くなってた。袋の内側に先走りがこすれて、先端の周りがぬらっと曇ってる。それを見た瞬間、かなりきた。
俺はキスを切った。止めた瞬間の、大地の顔がよかった。肩が震える。目が少しだけ見開く。なんで止めるんだ、って顔。でも口にはしない。言えない。欲しがってるって認めるみたいで、悔しいんだと思う。
「続き、してほしいか」
わざと聞く。低く。逃げ道がないくらい近くで。
大地は唇を濡らした。俺の唾液で、もうぐちゃぐちゃだ。顎にも少し垂れてる。首筋まで汗が筋になって流れてた。袋の中の身体は熱で曇ってる。透明なのに、蒸れた男の体温が膜みたいに見える。
「……しらね」
かすれた声。でも、袋の中のチンポはびくびくしてる。乳首も硬い。腹筋もつっぱってる。身体が全部、答えを喋ってた。
「そっか」
「おい、」
俺はわざと顔を離した。するとすぐ焦る。眉が寄る。喉が鳴る。そういうとこ、ほんと好きだ。
「冗談。泣くなよ」
「泣いてねぇ」
「泣きそうな声だった」
「……うるせぇ」
言いながら、俺は袋越しに乳首をもう一回つまんだ。ぐに、っと潰すみたいに。ビニールの圧で逃げ場がない。そのまま捻る。すると大地の腹がきゅっと縮んだ。
「あっ、ぅ……♡」
「ほら。効く」
「っ、くそ……」
袋の上から左右交互に責める。摘む。弾く。爪の先で軽く擦る。汗で滑る感触の下に、硬く立った突起がある。筋肉の胸なのに、弱いところだけやたら雄っぽく素直だ。俺がそこをいじるたび、大地の腿が擦れて、袋の内側でぬち、ぬちって湿った音がした。
いい。すげぇいい。
俺はズボンを下ろした。パンツごと。もう我慢する意味がなかった。熱気に晒された自分のチンポも、痛いくらい硬い。先走りでぬるぬるしてる。それを大地に見せると、あいつは一瞬だけ視線を逸らして、また戻した。
見たくないふり。でも見たい。たぶん、自分のために硬くなってるって実感するのを好きなんだと思う。そういうところも、わかる。
「見ろ」
「……」
「俺の。おまえ見て勃ってる」
言って、亀頭で袋越しの大地の口元を軽く叩いた。ぺち、ぺち。唇に先走りがつく。大地の睫毛が震える。
「ん……」
「口、開けろ」
「……っ」
一瞬だけ逆らうような間。でも、結局開く。いつもそうだ。俺の言葉を飲み込むみたいに、最後は従う。
そこに先端を押し当てる。唇が熱い。ぬるい。俺はそのまま浅く出し入れした。口の先だけ使わせるみたいに。唇の間で亀頭を擦る。先走りを塗りたくる。口角にも、顎にも、わざと汚す。
「くせぇな」
「おまえ、が……つけてんだろ」
「俺のもおまえのも、どっちも好きだわ」
言いながら、今度は口にねじ込んだ。深くは入れない。あくまで先端だけ。尿道口を上顎に擦りつける。ぬちゅ、って湿った音がして、大地の喉がひくっと動いた。
「吸え」
「ん、ぐ……」
「そう。上手」
縛られた手首が袋の中でびくびく動く。脚は揃えたまま。身体の自由がないぶん、口だけが必死だ。それがいい。俺のチンポを舐めるたび、袋の中のあいつのチンポも腹にびくびく当たってる。見える。全部見える。そのいやらしさで頭が痺れる。
少しだけ喉奥まで押し込む。すぐ苦しそうに鼻で息を吸う。目尻が潤む。男っぽい顔なのに、その潤み方だけ妙に色っぽい。
「ん、ぐぅ……っ」
「無理すんな。今日は口でイかせる気ねぇし」
「……っは」
抜いて、またキスした。俺の先走りと大地の唾液が混ざったまま。口移しみたいに、ねっとり。舌を絡めるたび、生臭い味がする。男の交尾の味だ。濃くて、熱くて、たまらない。
俺は袋のファスナーをもう一度開けた。今度は下まで。熱がぶわっと溢れる。汗の臭い。ビニールの蒸れた匂い。大地の股間の濃い雄臭さ。全部が一気に鼻に刺さる。
「っ、は……」
「やば。もう中すげぇ熱い」
俺は手を差し込んで、まず太腿を撫でた。汗でぬめる。内腿の柔らかいところは、外側の筋肉と違って少しやわい。その境目が好きだ。男の身体の中にある、抱くための柔いとこ。
そこから尻に回す。袋の中で押しつぶされてた尻肉を掴む。むっちりしてる。筋肉だけじゃない。ちゃんと肉がある。揉むと逃げるように揺れて、すぐ締まる。
「尻、上げろ」
「……このままじゃ」
「俺がやる」
腕を差し込んで、脚を持ち上げる。袋と一緒に大地の下半身を引き寄せる。膝を胸に押しつけるみたいな体勢。尻穴が見えた。毛の濃い割れ目の奥。汗で湿って、もう少し開き気味だ。さっきから散々触られて、乳首もチンポもいじめられて、身体が勝手に準備し始めてる。
「見えてんぞ」
「……言うな」
「なんで。ここ、ひくひくしてる」
「っ、ぁ……」
本当だった。穴の周りが細かく痙攣してる。ぴく、ぴく、って。触ってもないのに。これ、たぶん期待してる時の動きだ。こいつの身体はわかりやすい。
俺は指に自分の先走りを塗った。足りない。だから大地のチンポからも掬う。透明な汁をぐちゃっと混ぜて、尻穴に塗りつける。男の汁同士の生ぬるさ。指先にまとわりつく。
「入れるぞ」
「……ん」
「返事ちゃんと」
「……入れろ」
低く、短く。でもその一言で十分だった。こいつなりの欲しがり方だ。
俺はまず指一本。ぬるっと押し込む。入口がきゅっと締まる。熱い。吸いつくみたいだ。奥まで入れる前に、大地が袋の中で全身を震わせた。
「あっ、は……っ」
「狭い」
「ぅ、ぅう……」
ゆっくり抜いて、また入れる。入口を押し広げるように。中の粘膜が指に絡む。壁がぬめって、でも締まりは強い。我慢してるのがわかる。痛みも少しあるはずだ。でも嫌がる声じゃない。耐えて、慣れて、もっと奥を待ってる声。
二本。今度はさすがに穴がびくんと跳ねた。
「あ、ッ……それ、っ」
「広げるだけ」
「ぅあ、はぁっ……♡」
いい声が出た。腹筋が震えて、乳首がさらに立つ。チンポから先走りがつーっと腹に流れる。その様子が、ほんとにいやらしかった。
俺は三本目を試す前に、穴から指を抜いた。じゅる、って音がした。大地がそれだけで腰をびくつかせる。袋の中で汗ばんだ腿が擦れ合って、ぬちぬち鳴る。もう十分開いてる。十分っていうか、待ちきれてない。たぶん大地もわかってる。俺が次に何するか。だから呼吸が浅い。肩が細かく上下してる。目だけが、妙にまっすぐ俺を見る。
「入れるぞ」
言うと、大地は唇を噛んだ。怖いんじゃない。構えるためだ。でかい身体で、ちんっと受ける準備してる。それが健気で、興奮する。俺は袋を腰のところまでたくし上げて、脚をもっと折った。腹に腿がつく。尻穴がぐっと開く。汗で濡れた割れ目の奥が、熱でてらてら光ってた。
自分のチンポを握る。太さを確かめるみたいに、一度しごく。先走りでぬるぬるだ。先端を穴に押し当てる。ひく、って尻穴が逃げようとする。でも逃げ場はない。袋と俺の手で、脚ごと固定してる。その不自由さが、こいつには合う。
「力抜け」
「……っ、むり、だろ」
「無理でも抜け。入んねぇ」
言いながら、亀頭で入口をぐりぐり押す。熱い輪っかが先端を吸う。きつい。でも柔らかい。じわ、じわって飲み込もうとしてくる。大地が喉の奥で、んぐ、って低く鳴いた。男の声だ。低いのに、甘い。そこがたまらない。
腰をひとつ、押す。ずぶ、っと先端が入った。その瞬間、大地の身体が袋の中でびくんと跳ねる。透明なビニールがしゃりっと鳴る。縛った手首が上で震える。腹筋が痙攣する。チンポは腹に擦れて、先走りをさらに垂らした。
「あ゛っ、は……ッ」
「入った。ほら」
「っ、く……ぅ、あ……♡」
半分まで。まだ先だけなのに、締まりがすごい。腸壁が脈打ってる。ぬるぬるしてるのに、きつい。夏の熱がそのまま中にこもってるみたいだ。俺の亀頭を吸って、離さない。大地はたぶん、痛い。でも痛み以上に、もう欲が勝ってる。眉を寄せたまま、脚を閉じようとするのに、膝はむしろ開く方向に震えてた。
「全部いくぞ」
「……っ、来い」
短い。投げやりみたいな声。でもその奥に、早くしろって欲がある。だから遠慮しない。腰をぐっと押し込む。ずぶ、ずぶ、って太いところが中に飲まれていく。入口が押し広げられて、肉がめくれる感触まで伝わる。奥に触れた瞬間、大地が声にならない声を漏らした。
「あ゛っ、ああッ、んぐぅ……!」
「っ、やべ……すげぇ締まる」
「は、ぁっ……でか、っ……」
根元まで入った。袋の中で折りたたまれた大地の身体が、弓なりに反る。尻穴が根元にきつく食いついてる。抜こうとしただけで、きゅうって締め返してきた。気持ちよすぎる。田舎の夕方の、蒸れた離れの中。古布団の匂い。汗。体臭。男のケツ穴の熱。全部が濃い。頭が真っ白になる。
でも、今日はちゃんと見たい。こいつがどう壊れるか。どう感じて、どう諦めて、どう俺に委ねるか。全部。
「動くぞ」
「……ぅ、あ……っ、ん」
最初は浅く。根元までは抜かない。半分だけ抜いて、また押す。ぬちゅ、ぬぷ、っていやらしい音がする。袋の内側の汗と、尻の奥の粘りが混ざってる。俺の太腿が大地の袋越しの腿に当たるたび、ぺたぺた鳴る。密着してる。逃げ場がない。熱が全部、一箇所に集まってる。
「あっ、あ……はぁっ」
「ここか」
「ちが、ッ……あ゛、そこ……!」
違わない。奥の、少し角度変えた場所。そこに当たると、大地の穴の締まり方が急に変わる。きゅっ、きゅって細かく吸う。腹筋が勝手に縮む。チンポがびくびく跳ねる。わかりやすい。俺は腰を少し浮かせて、そこに狙いを合わせた。で、じわっと深く抉る。
「あ゛っ♡ あ、あ、ッ」
「ここだろ。正直だな」
「んぅ、ぅあ……♡」
袋に包まれたまま犯されてる姿、ほんとにやばい。身体が全部見える。どこがどう震えてるか。腹筋がどう波打ってるか。乳首がどう立ってるか。チンポがどう跳ねて、先走りがどう垂れるか。全部。透明な膜の中で、男が交尾のために崩れていく。俺しか見ない見せ物。それがたまらなくて、腰の速度が自然に上がった。
「っ、は……ぁ、くそ……気持ち、いい……」
「言えんじゃん」
「言わせんな、ッ……あ゛♡」
「仕方ねえな。もっとしてやる」
袋越しに大地の胸を押さえつける。そのまま種付けプレスみたいに、身体を折り畳んで潰す。膝が胸に埋まる。尻がさらに上がる。角度が深くなる。そこへ思い切り打ち込んだ。
ずちゅっ、ずぷっ、ずっ、ずっ。
音が変わる。奥まで完全に届く音。大地の声も変わる。低いのに、裏返る。男の喉なのに、泣き声みたいに甘く崩れる。
「あ゛あッ、だめ、っ、そこ、奥……ッ♡」
「だめじゃねぇだろ」
「は、あぁっ、んぐ……ぅ、い゛い……♡」
「くそ、かわい」
「うる、せぇ……あ゛ッ」
汗が目に入る。鼻先には大地の体臭。蒸れた袋の匂いも混ざってる。男二人の熱が籠もった臭いだ。くせぇ。最高にくせぇ。この村の夕方って、だいたい何も起きない。年寄りは縁側。親はまだ帰らない。子どもは家の中。蝉だけがうるさい。その退屈のど真ん中で、俺らだけがこんなことしてる。それがたまらなくいい。
「待て、いつも通りの流れになるところだった。」
「……は、っ? おい、なん、で……」
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「ちょ、どこ行く……?」
「掃除機」
言うと、一瞬、何言ってんだって顔をした。次の瞬間には意味が繋がったらしく、大地の喉がごくっと鳴る。
「……マジで、やる気かよ」
「ここまでして、やんねぇわけないだろ」
離れの隅、古い扇風機の横に立てかけてあった掃除機を引っ張る。昔ながらのキャニスター型で、黄色っぽく日に焼けてる。コードを伸ばすと、がたがたと物置の床の上で埃が舞った。大地は掃除機の音を聞いてるだけで落ち着かないみたいだった。袋の中で腿をもぞっと動かす。でも揃えた脚は自由が利かないし、縛った手首も上で震えるだけだ。
「やめたきゃ今言えよ」
そう言いながら、俺はホースの先を弁に近づけた。大地は数秒黙って、唇の端を噛んだ。
「……やめねぇ」
「ん。偉い」
褒めたら、案の定、耳まで熱くなる。興奮と不安が混じった顔だ。暑い離れの中で、ただでさえ袋に包まれて熱がこもってるのに、そこからさらに逃げ場をなくされるって想像してるんだと思う。チンポはまだぴんと腹に張りついてる。先走りが糸を引いて、臍のあたりまで濡らしてた。
俺は弁にホースを押し当て、スイッチを入れた。
ぶおん、という古い機械音が、狭い離れに唐突に響いた。蝉の声さえ一瞬遠くなるくらい、無粋で、生活臭い音だ。その音が妙にいやらしく聞こえた。透明な袋の中の空気が、ぐぐっと吸われていく。最初は少しずつ。次に目に見えて。ビニールが内側へ沈んで、大地の胸板に、腹筋に、腿に、ぴたりと張り付いていく。
「……ッ、ぅ、わ……」
大地の声が変わる。驚いた時の、低いくせに頼りない声だ。袋が肌に吸いつくたび、汗が押し広げられて、透明な膜の下で皮膚の凹凸が剥き出しになる。胸筋の境目。肋骨の影。腹筋の縦線。太腿の張り。全部、輪郭じゃなくて、形そのものとして浮き上がった。
「すげ……」
思わず漏れた。ほんとにすごかった。大地の身体が、袋に標本みたいに固定されていく。汗で光る日焼けした皮膚の上に、透明な膜が第二の皮膚みたいに密着して、筋肉のひとつひとつをなぞる。乳首は押し潰されるどころか、逆に形がはっきりする。尖りがそのままビニールを突いてる。腹に張りついたチンポも、竿の太さも傘の張りも、裏筋も、全部いやなくらい丸見えだ。先端の割れ目に溜まった汁まで見える。
「っ、は……きつ……」
「まだだろ」
空気が抜けるにつれ、袋は脚の間にも食い込み始めた。腿同士がぴっちり寄せられ、股間が逃げ場なく圧迫される。チンポが腹に押しつけられたまま身動きとれない。尻の丸みも、押し上げられたまま固定されてる。こいつの骨太さも肉付きも、全部袋が白状させるみたいだった。
大地は首だけなんとか動かして、俺を見た。目が明らかに揺れてる。怖いのと、気持ちいいのと、恥ずかしいのが一気に来てる顔。鼻先に汗が溜まって、上唇が少し開いてた。
「……これ、っ、息は……」
「首出てんだから死なねぇよ」
「そういう、意味じゃ……ッ」
その言い返しの途中で、袋が腹にさらに密着した。大地がびくっと身体を跳ねさせる。けど跳ねても跳ねた分だけ膜がくっつき直すだけで、自由にはならない。胸が上下すると、その動きに合わせてビニールもぴったり持ち上がっては沈む。呼吸ひとつまで見える。
俺はスイッチを切った。急に静かになる。蝉の声と、用水路の遠い音と、大地の荒い息だけが残った。真空弁を外して、袋の表面を手で撫でる。つる、とした感触のすぐ下に、熱い男の身体がある。逃げない。逃げられない。俺が掌を滑らせるところ全部、筋肉の形が指に返る。
「やば」
大地の胸を撫でる。乳首の上を押す。膜越しなのに、いや、膜越しだからこそ逃げ場なく刺激が伝わるのか、大地は肩を震わせて声を漏らした。
「あっ、ぅ……っ」
「こんなんで感じる?」
「……感じ、ねぇ、わけ……」
最後まで強がれない。喉が甘くなってる。袋の中で全身が赤みを増してた。日焼けした肌なのに、耳も胸も首も、熱が上ってるのがわかる。首筋の血管が脈打って、鎖骨の下に汗が溜まる。腹筋は呼吸のたび細かく震え、圧迫されたチンポはびくびくと痙攣して、先走りをさらに滲ませていた。袋の内側に、それが薄く曇りになって広がる。
俺はしゃがみ込み、顔を近づけた。密閉された袋の表面に口をつける。中の熱で、ビニールがほんのり温かい。鼻先を押しつけると、大地の身体から逃げ損ねた匂いが、薄く膜越しに残っていた。汗の濃さ。皮脂。蒸れた雄臭さ。直接じゃないぶん、妙に濃縮されて感じる。
「くせぇ……」
「っ、嗅ぐなよ……」
「無理。こんなん、嗅ぐだろ」
言いながら、袋越しに舌を這わせた。ぺろ、と腹筋の上を。もちろん味はビニールの味だ。でも、その向こうに大地の熱があるってだけで十分だった。大地はそれを見ただけで、顔をぐしゃっとしかめた。恥ずかしさで死にそうなくせに、下半身の反応は正直だ。先端がまた跳ねる。
俺は手のひらで、圧縮されたチンポを上から包んだ。膜で押し潰されてるせいで、感触がいつもと違う。硬さがそのまま掌に返ってくるのに、皮膚の滑りがない。だから余計に、ただ圧をかけるだけで刺激になる。軽く押し上げると、大地が喉を詰まらせた。
「ん゛、ぁっ……!」
袋の上から先端を親指でぐりっと押す。裏筋をなぞって、根元まで掌で圧をかけたまま、ゆっくりしごくみたいに擦る。直接触ってるより意地悪な感じになるらしい。大地は首を反らして、喉の奥で甘い声を漏らした。
「やばい?」
「……っ、くそ、やば、い……」
認めた。珍しい。そこまで来てるってことだ。俺ももう限界が近い。さっきから擦れてるだけで、腰の奥がじんじんしてる。だから手を止めない。袋越しに乳首を弾いて、胸を押さえつけて、もう片方の手でチンポを圧迫する。大地の腹筋が何度も縮む。先端から汁がまたにじんで、膜の内側をぬらした。
「いけよ」
「……っ、まだ、」
「嘘。もうすぐだろ」
言って、俺は自分のチンポを握った。先走りでぐちゃぐちゃだ。大地の顔を見ながらしごく。袋に詰められて、汗まみれで、全身の形を晒したまま、俺にイかされそうになってる大地。そんなの、我慢できるわけがない。
俺は袋の上から、先端を集中的に擦った。ぐり、ぐり、ぐり。逃げ場のない圧で、尿道のあたりを潰すみたいに責める。大地がぶるっと全身を震わせた。縛られた手首が上で跳ねる。太腿がぴくぴく痙攣する。
「あ゛っ、あ、ッ……だめ、っ、そこ……♡」
「そこがいいんだろ」
「は、ぁっ……ん、う゛、ぁ……♡」
声が完全に崩れた。低い声に、蕩けてる。俺はもう一度乳首を押し潰して、そのままチンポの先を強く擦り上げた。腹に押しつけられた竿がびくびく跳ねる。袋の中で精液が出る寸前の震え方をしてる。わかる。何回も見てきたからだ。
「ほら、出せ」
「ッ、ぁ、あ゛、くる、っ……♡」
その一言のあと、ほんとにすぐだった。大地の腹がきゅっと縮んで、喉から掠れた声が洩れる。袋の内側で、先端がひくひく痙攣して、白いのが腹の上に散った。透明な膜と皮膚の間で、濃い精液がぬるっと広がる。何度か跳ねて、腹筋の溝を伝って、袋の内側に白く線を引いた。
「あ゛っ、は……ぁ、っ……♡」
「すげ……」
ほんとに、すげぇ。圧縮されたままの身体が射精で細かく震えて、白濁がその輪郭に沿って広がっていく。いやらしすぎて、頭がくらくらした。大地は目を半分閉じて、息もまともにできてない。口が開いて、唾液が少し糸を引く。イった直後の顔なのに、まだ俺を見てる。その顔で完全にきた。
「おまえ、ほんと……」
言い切る前に、俺も限界だった。自分ののを強く握って、二、三度荒くしごくだけで腹の奥が持ち上がる。腰が勝手に跳ねた。大地の胸の上、袋の表面に先端を押しつけたまま、どっと出る。熱い精液が透明なビニールを白く汚して、胸筋の上を流れた。乳首の近くまで垂れて、袋の皺に溜まる。
「っ、あ……くそ、やべ」
息が抜ける。脚の力が一気に抜けて、その場に膝をついた。掃除機の古い匂いと、汗と、精液の生臭さが混ざってる。蝉の声はまだ外でうるさいのに、この離れの中だけ時間が止まったみたいだった。
大地の胸が大きく上下して、喉が何度も鳴る。袋の中の白濁はまだ温かそうに見えた。俺のぶんも大地のぶんも、透明な膜の上で混ざりかけてる。
「……開けろ」
やっと出た声が、ひどく掠れてた。
「暑い?」
「当たり前、っ……息はできるけど、むかつく」
「ふは、文句言う元気あるじゃん」
ファスナーを下ろしてやる。空気が入った瞬間、大地が大きく息を吸った。袋が少し浮いて、肌から離れる。そこに溜まってた熱がふわっと逃げた。蒸れた男の匂いが一気に濃くなる。俺はその匂いにまた笑ってしまう。
「笑うな」
「だって、すげぇ顔」
「うるせぇ……」
手首の紐も解く。跡がうっすら赤い。そこを親指で撫でると、大地は少しだけ眉を寄せたけど、手を引っ込めたりはしなかった。解放された腕をだらっと落として、しばらく畳の上に寝たまま呼吸を整えてる。
俺は袋を少し持ち上げて、中に溜まった白いのを見る。腹の上にも、胸のところにも、まだべったり残ってる。大地がそれに気づいて、顔をしかめた。
「見るなって……」
「無理。エロすぎ」
「……最悪」
「でもイった」
「……それは、おまえのせいだろ」
俺は袋を完全に剥がしてやって、近くにあった古いタオルを投げた。大地は身体を起こして、腹や胸を拭く。精液と汗で肌がてらてらしてる。でかい身体が、射精のあとの気だるさで少し丸く見えた。
「もう二度とやらねぇ」
タオルで首筋を拭きながら言う。
「じゃあ袋捨てるか」
「……いや、」
「ん?」
「……捨てなくていい」
思わず吹きそうになった。大地はすぐそっぽを向く。耳がまた赤い。
「またやる気じゃん」
「違ぇよ」
「違わないだろ」
「うるせぇ」
でも否定の勢いは弱い。そういうところ、ほんとわかりやすい。俺は畳に寝転がって、汗で張りついた前髪をかき上げた。天井の木目がぼやける。狭い離れ。古い布団。湿った畳。外じゃまだ夏の夕方が続いてる。たぶんあと少ししたら、どっちの家も晩飯の匂いがし始める。
「腹減った」
俺が言うと、大地が鼻で笑った。
「イった直後にそれかよ」
「腹も減るだろ。エネルギー使ったし」
「……馬鹿」
でもその声は少し笑ってた。俺は起き上がって、近くまで寄る。大地の肩に頭を預けると、汗で湿ってて熱かった。いつもの匂いがする。さっき散々嗅いだのに、まだ好きだと思う。
「なあ」
「なんだ」
「また暇になったらやろうぜ」
「毎日暇だろ、この村」
「じゃあ毎日だな」
「死ぬわ」
そう言いながら、大地は俺の頭を軽く小突いた。痛くないくらいに。離れの外で、ひぐらしが鳴き始める。夕方が、もう夜に変わる手前の音だった。
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