001-005
ダインと愛耶の口付けが長引いたお陰で、七実、真夏、ファービの三人は遅刻の危機に有った。
昨夜ダインは真夏とファービに色々な道具の持ち込みを頼み、朝に三人を自分の車で学園へと送る予定にしていたのだ。
そして、学園に急ぐダインの車の中で三人は愛耶の別荘から持ち出したバゲットを三つに千切って頬張っていた。
七実 「真ん中の七実だけ何だか損してる気がします」
三等分したバゲットの真ん中を持つ七実が不平を言う。
真夏 「三人皆んなが端がいいんだから仕方ないですよ、量的には七実が一番多いですし、普段の運動量考えれば七実が一番少なめでいいんですよ」
七実 「そう言って食べるから、胸だけ太るんですよ」
ファービ 「それ、負け惜しみじゃん」
ダイン 「悪いのは私なんですから喧嘩しないで下さい、ところで監視カメラには何も映らなかったんですよね」
七実 「はい、なんか野生生物は映ってましたけど、例の猫異形は見てません」
ダイン 「真夏とファービは私達より先に現地を調査した様ですが、何か分かった事は有りますか?」
真夏 「めぼしい手掛かりは無かったです、イレイサーは例の監視カメラの映像のコピーを解析してる様ですけど」
ファービ 「慣れない技術ですから期待出来ませんよ、むしろ残留魔力とか探る方が当てになります」
ダイン 「残留魔力ですか?」
ファービ 「はい、コッチの人では解らないと思いますけど、異形もイレイサーも魔力高いですから、でも今回はそんなに強くは無い様です」
ダイン 「他で同様の事件は無く、複数の糞が有った事から愛耶の屋敷が標的の可能性は高いですが」
七実 「あ、それで愛耶さんを急に遊魔にしたんですね、愛耶さんが殺されたり誘拐されるのは面倒ですからね」
ダイン 「そういう事です、あと少しで学園ですので早く食べて下さい、私は捜査を続けますから」
真夏 「はい、でも気を付けて下さいね、ダイン様は真夏達より弱いですから」
ダイン 「イレイサーより強い異形は今のところ居ませんよ」
真夏 「それはそうですが、ダイン様より強い異形は居ますからね」
ダイン 「まぁ、現れるのは夜でしょうから」
ダインはそのまま三人を送り届けると、愛耶の別荘に戻って車庫に車を止める、既に愛耶からは合鍵を預かっており、調査の事は屋敷の人間にも伝えられている様だ。
そこでダインは母里家の屋敷に赴くと家人に話を聞いてみる事にする。
作業服姿の男は屋敷の庭の手入れを任されており、昨日例の糞を発見したのはこの男らしい、ダインは男の案内で糞の発見場所へと案内して貰うと周囲を見回す、するとかなり離れた位置の監視カメラにこの位置が映る事に気付く。
ダイン 「あのカメラの映像を見せて貰う事は出来ますか、それと確認したいんですがここの匂いは玄関前に糞が置かれた時期と同じなんですか?」
庭師 「確証は持てませんが、確かにそうだったと思いやす、カメラはあっしの担当じゃありませんので、他の者に尋ねて下せえ」
ダイン 「そうですか、ここと後二か所ですね」
庭師 「へえ、まだ若干匂いは残ってますので解るかも知れませんが案内しやす、全く誰の嫌がらせだか」
ダイン 「本当ですよね」
後二か所を案内して貰ったダインは個々の場所が映りそうな監視カメラをチェックすると屋敷に戻り、担当者にカメラの事を尋ねる、すると愛耶が見せてくれたPCでもチェックが可能な事を知り、再び別荘に戻って作業を開始する。
画面分割と早送りを駆使して映像のチェックを終えたダインは映像の中に手掛かりを見付ける、例の糞が発見された数カ所の茂みに近付く同じ人物がいたのだ。
そして、まともな画像を解析ツールを使ってクリアにして、どうにか人物が特定出来るレベルまで修正すると、ちょうど愛耶が帰って来た。
愛耶 「ダイン様に会いたくて早めに仕事を切り上げて来ました、今日は新しいメニューの試食でしたから」
ダイン 「愛耶の眼鏡に叶う料理は厳しそうですね」
愛耶 「そんな事有りませんよ、価格と味はちゃんと考えてますから、でもうちの料理は手間でグレードを上げる様にしてますから」
ダイン 「そうなんですか、ならまた今度食べに行かないと駄目ですね、ああ、それよりこれを見て下さい、カメラに映った怪しい人物の画像を修正してみました」
ダインはPCの画面を愛耶に見せると、愛耶もそれを食い入る様に見つめる。
愛耶 「何処にも居そうな人ですけど、何処かで見た様な気もしますね、店のお客でしょうか」
ダイン 「それは殆ど手掛かりになりませんよね、従業員では有りませんね」
愛耶 「それは無いって断言出来ます、辞めた人もしっかり覚えてますから、でも、この衣装にスニーカーは特徴的ですよね」
ダイン 「逃げやすい様にスニーカーなんでしょうか、履き慣れてる感じもしますが」
愛耶 「ならジャージでも着せてみますか?」
ダイン 「そういう風に弄るのも可能ですよ、いっその事髪型とかも弄ってみましょうか」
そうして、ダインと愛耶は画像加工ソフトを使って、怪しい人物の見た目を色々と変えて行く、そしてその作業の中で愛耶を何かに気付いた様で、部屋から卒業アルバムを持って来る。
愛耶 「さっきのポニーとジャージで気付いたんですけど、この娘と少し似ていませんか?」
拡げられた卒業アルバムに映った少女と映像の人物を比較してみると、確かに似た特徴が有る、特にお尻の形がよく似ているのだ。
ダイン 「同じお尻ですね、私はお尻より胸が好みなんですがお尻も行けますから」
七実 「ダイン様の女体鑑定眼は七実も驚く程ですからね」
ちょうど別荘に戻って来た七実が太鼓判を押す。
ダイン 「同一人物の可能性は高いですね、もしくは姉妹とか」
愛耶 「愛耶と同級生の娘なんですが、スポーツ推薦で大学に行って街から離れた筈です、でもそこから先は知りませんね」
ダイン 「取り敢えず貴重な情報です、名前が解ればSNSで情報もだどれるかも知れません、彼女を調べてみましょう」
七実 「そうですよね、選択肢は消していかないと正解には辿りつけませんから」
それから、愛耶と七実を加えた捜査網は確実に標的を洗っていく、女の名前は三宅祥子ミヤケ ショウコ、愛耶が思い出した当時の記憶では確かあだ名は三毛猫だった様だ。
七実 「あだ名三毛猫ですか、怪しいですよね」
ダイン 「三毛猫だから猫異形は安直では有りませんか?」
愛耶 「愛耶を熊獣人にしたダイン様の言葉とは思えませんね、因みに愛耶のあだ名は森のクマさんでした」
七実 「ボ○ノーク・サマーンですね、偵察用なのに盾にハサミ付いてる謎マシーンです」
ダイン 「そこは敢えてスルーしますが、三毛猫さんはこの街に戻っている様ですね、取り敢えず実家を探ってみますか」
愛耶 「はい、住所も割れてますからね、愛耶情報戦は得意なんですよ」
七実 「やっぱりボリ○―ク・サマーンじゃ無いですか」
ダイン 「いや、愛耶は私の四番目ですから、アレは三番目ですよね」
愛耶 「楽しそうなのはいいんですけど、早く探りに行きません?」
ダイン 「そうでしたね、私に車を使いましょうか、愛耶の車は目立ちますから」
七実 「七実はアレに乗ってみたかったですけど」
愛耶 「隠密行動には向いてませんからね、その点ダイン様の車は同じのがよく走ってますし」
ダイン 「大衆車の方が安上がりですからね、出回っているので維持費も安いですから」
愛耶 「それ有りますよ、高級外車って壊れると直ぐディーラー修理で部品取り寄せですから」
七実 「本当に贅沢なんですね」
愛耶 「買って終わりじゃないんですよ・・・」
ダイン 「まぁそれはいいとして現場に向かいますよ、愛耶は着替えた方がいいですね」
七実 「そうですよね、地味な服探して下さい」
愛耶 「ダイン様も七実ちゃんも厳しいですよ」
そうして、愛耶が手間取っている間に、真夏とファービも帰ってきて、遊魔の全戦力を投入する事になる。
真夏 「確定情報ではないのに大袈裟じゃ有りませんか?」
ダイン 「相手は異形ですからね、特に運動能力が高そうなので捕獲には人が多い方がいいでしょう」
ファービ 「あ、捕獲なんですか、殲滅なら真夏先輩とファービで十分だと思ってましたけど」
ダイン 「私以外の異形がどういうモノか研究したいですからね、ちょうどこの別荘なら人一人ぐらいなら監禁出来るでしょう」
七実 「まだ三毛猫さんが異形と決まったわけじゃ無いですけどね」
丁度その時着替え終わった愛耶が二階から降りて来て、ダインの前でクルッと一回転する。
愛耶 「お待たせしました、目立たない服装にしたけど大丈夫ですよね」
ダイン 「大丈夫だとは思います、四人は後ろに乗って下さい」
ダインは助手席に誰が座るのかで一悶着有ると思い、敢えて全員を後ろの席に座らせる、他にも人数を少なく見せたい意図もあるが、正直これは余り意味が無いだろう。
そうしてダインが運転する事二十分、ダインのワンボックスは目的地手前の公園で停車する、ちょうど三宅祥子の実家が見えており、夕闇の中二階の電気が着いている。
ダイン 「真夏とファービに偵察をお願いしましょうか、二人なら異形を感知出来ますよね」
ファービ 「真夏先輩には無理ですけど、ファービには探知魔法が有りますから、この距離なら此処からでも可能ですよ」
ダイン 「ならここで一度お願いしましょうか?」
ファービ 「解りました、じゃあ行きますよ」
ファービは何やら呟いて印を結ぶと、開いた両手の間に三つの点が映っている、中央の大きな点は遊魔一行の様で、他の一つは止まったままだが、どうやらもう一方は動いて近付いている様だ。
ファービ 「ヤバいですよ、あの家に居るのは間違い無いですが、もう一つの異形は近付いてます」
ダイン 「三毛猫には既に主人の異形が居たという事でしょうか?」
ファービ 「解りません、でも、様子見した方がよく有りませんか」
ダイン 「そうですね、二つの関連性が解らない以上はその方が得策で、三毛猫と他の異形が仲間なら殲滅に切り替えます」
愛耶 「後味悪そうですけど仕方ないですよね、愛耶達はダイン様を守らないと行けませんから」
ファービ 「そうですよ、こういう潰し合いは先に相手を潰さないと」
真夏 「あ、相手の異形が確認出来ました、よく居る男のマッチョタイプです、普通に猫さんの家に入って行きますけど」
ダイン 「ならこちらも臨戦体制です、真夏とファービはイレイサーモードで出て下さい」
真夏 「了解です、二人を殲滅ですね」
ダイン 「その認識で構いませんが、男を優先して下さい」
ファービ 「そんな暇あるか解りませんけど」
ダイン 「あくまでもお願いです、自分の安全を最優先ですよ」
真夏とファービは車から躍り出ると眩い光を放ってイレイサーの姿へと変身する、そして三宅宅を目指すが、その三宅宅の二階の窓から例の猫異形が飛び出てくる。
愛耶 「あれ、確かに祥子さんの面影が有ります、逃げてる様に見えますけど」
ダイン 「なら私達は三毛猫を追跡します、二人は男の異形を殲滅して下さい」
真夏とファービは頷くと男異形の潜む三宅宅を警戒する、三毛猫はその二人の姿を発見してダイン達の車とは逆方向に逃走するが、ダインは車のエンジンを掛けてその後を追う。
切り替えで手間が取られた為、三毛猫との距離はかなり離れてしまっているが、アクセルを踏み込みスピードを上げると距離は縮んでいる様だ。
ちょうど三宅宅を過ぎた辺りで家から男異形が出て来た様だが、アレは真夏達に任せるしかない、そして徐々に距離は縮まって行くが追跡する車に気付いた三毛猫は車道を大きく離れて、雑木林に逃げ込んで行く。
ダイン 「ヤバいですね、車ではもう追えません」
七実 「むしろ好都合です、狐は森が得意ですから、七実行きますね」
ダインが停車させると、直ぐに獣化した七実が飛び出す。
愛耶 「愛耶も追います、森は得意ですから」
確かに熊も狐も森の生き物だが、俊敏さは猫の方が上かも知れない、ダインも取り敢えず車を止めてから探索に加わる事にする。
異形として身体能力の低いダインは七実達を追って森に入ったが、真夏から残念な知らせが届く、どうやら真夏達は男の異形を取り逃がした様で、何処かに逃走してしまったらしい。
ダインは七実と愛耶にその事を通話で知らせるが、二人もこの森のなかで三毛猫を見失った様だ。
それから暫くダインは森を探索したが、誰にも出会う事は無かった、身体能力の劣るダインは三毛猫と対峙しても敗北する程だろうが、牝達が頑張っている以上は投げるわけにも行かない、だが、そこでダインは最悪な状況に出会してしまう。
倒れた愛耶に覆い被さる巨大な異形、その肉棒は熱り勃っており今にも愛耶に挿入しそうだ、遊魔になった愛耶をダインはまだ抱いておらず、このまま愛耶が異形に襲われてしまえば愛耶は異形に奪われてしまうかも知れない。
無茶とは解っていたがダインは異形に襲い掛かり背後から数度の攻撃を加えるが、異形は全く効いた様子もなくダインを払い退けると、吹き飛ばされたダインは木の幹に背中から激突してしまう。
その様子は見た異形はニヤリと笑うと、愛耶のスカートを剥ぎ取って、今にも肉棒を押し付けようとしている。
言いようの無い怒りがダインに込み上がった時、ダインの身体に今までに無い力が沸き立って来る、そしてその衝動に任せて異形に向かって行くと、信じられない跳躍で膝が異形の胴にめり込んでそのまま吹き飛ばしてしまう。
ここに至って異形の方もダインの危険性を認識した様で威嚇の咆哮をあげる、だが、ダインはそれに臆するどころか嘲笑い、今度は鋭い爪を剥いて異形に襲い掛かる。
不意の一撃を喰らったとはいえ、異形とダインの体格差は倍以上で、重量差なら十倍は有るだろう、そんな華奢なダインなど臆さない異形はダインの突進に対して右のショルダータックルで跳ね除けようとするが激突の衝撃は無かった、同時に右手に凄まじい痛みを感じて飛び退くと、右の感覚が軽くなってフラついてしまう。
右の腕の有ったところからは血が流れ出して、辺りを見回すと自分の腕を持ったダインが薄ら笑いを浮かべて立っている。
男異形 「グガァァァー」
異形は咆哮を上げるが、ダインは異形の腕に力を込めると握った部分から徐々に腕が萎れて、最後には腕自体がミイラの様に干涸びてしまう。
この状況に際して、流石の異形も不利を悟って逃走を試みるが、草木の生い茂ったこの森では巨体は明らかに不利だった、思う様に動け無い異形は背後からダインに刻まれていき、左腕も奪われてしまう、次に右脚、左脚も切り落とされ生気を吸われてミイラにされていく。
切り落とされて生気を奪われた部位は最早再生不可能な様だが、異形まだ往生際悪く這って逃げようとしている、そんな異形に対してダインは心臓に一撃を加えるとそこから生気を奪い始める。
胴体がだんだんと干涸びていき、頬の皮も薄くなっていく、そんな中異形はただ恐怖を感じながら絶命する。
ダインは暫くそこに佇んでいたが、ハッと我に返って倒れている愛耶に駆け寄るとその身体に息が有るのを確認して安堵する。
そして、ダインの安堵が伝わったのか愛耶が目を覚ますと、ダインは堪らずその唇を奪う。
愛耶 「あ、愛耶いきなり何かに殴られて・・・ダイン様?」
ダイン 「はい、真夏達がヘマをした様です、例の男異形と鉢合わせになって不意打ちを喰らった様です」
愛耶 「え、なら他の誰かが倒してくれたんですか?」
ダイン 「いや、私がやりました、どうやら見かけ倒しだった様で生気を吸い取ってやりましたよ」
そんな時ダインのスマホに真夏から着信が入る、応えたダインが状況を尋ねるとどうやら三毛猫の確保に成功して、GPSを頼りにここに向かっている様だ。
それから暫くダインは愛耶をあぐらお姫様抱っこして、真夏達の到着を待つ。
真夏 「申し訳有りません、ダイン様の言い付けを守れずに」
辿り着いた真夏は開口一番に謝罪の言葉を口にするが、ダインは別に咎める事無く逆に自分の迂闊さを謝罪する。
ダイン 「私が男の異形の強さの想定を間違えたのが原因です、まさかイレイサー二人から逃げおおせるとは」
ファービ 「むしろファービ達の強さがいけなかったのかも知れないです、初めから全力で逃げに掛かってましたから、モノ投げられて怯んだんです」
真夏 「まさか石灯籠を投げて来るとは予想外でした、ですが最低限の仕事は出来たと思います」
その真夏の声に応えてファービが担ぎ上げていた三毛猫を下ろす、轡が嵌められ手脚が縛られているが、異形に油断は禁物だろう。
ダイン 「いやでも本来の目的は果たしてくれましたから、むしろ私達が無能ですよ」
真夏 「でもこれ愛耶さんじゃなく、ダイン様がやったんですよね、多分真夏達が対峙した異形で一番強かったと思いますけど」
ダイン 「愛耶を犯そうとしてましたからね、私も久しぶりに激怒したら力が漲って圧倒出来ました」
ファービ 「やはり異形の力は怒りみたいな激しい感情で引き起こされるんだね、ルヴァルテでの研究ではその事が言われてたけど、ダイン様が凄い力を発揮出来たならそれが本当って事だよね」
ダイン 「なるほど、激しい感情で力を得られるなら、魔王という存在が暴虐になるのも当然ですか、最も強く力を発揮出来た者が魔王でしょうから」
七実 「なら七実達も怒ると強くなるんですか?」
ファービ 「あんまり変わらないかな、素の魔力が低いから」
ダイン 「まぁ、詮索は場所を変えて行いましょう、コレが大きく吼えたせいで住民が通報してそうですから、真夏とファービは残ってイレイサーとして対処して下さい、私達は三毛猫を連れて戻ります」
真夏 「コレは三毛猫がやった事でいいんですか?」
ダイン 「それが無難ですね、異形三毛猫の存在は最早隠しようが有りませんから、その力を少々盛ったところで問題は無いでしょう」
再びファービが三毛猫を担ぐと、ダイン達は車を停めた場所に戻り真夏達と解れる、既に到着していた警官達の注意を引くにはイレイサーが相手をした方が都合がいいのだ。
そして、真夏達の演技は警察を上手く引き付けて、ダイン達は上手くその場を離れる事に成功していた。
ダイン 「それにしても、三毛猫は暴れずに大人しくしてますね」
愛耶 「一応愛耶が状況を簡単に説明しましたから、多分ネコさんは愛耶に助けて欲しくてあんな事したんですよね」
バックミラーに映る三毛猫はどうやら頷いている様で、愛耶と三毛猫の間には何か繋がりが有るのかも知れない。
別荘に辿り着いた後も三毛猫は素直に従って、自分で歩いて別荘に入って行く、その様子は何処か緊張している様ではあるが明らかに敵対的では無く、色々と話してくれそうだ。
応接室に招かれ、一応、手枷足枷を嵌められた三毛猫はダインと対面するソファーに座らされた、愛耶は三毛猫の隣に付いて轡を取って上げると優しく語り掛ける。
愛耶 「数日前にお店に連絡して、愛耶を尋ねた人ってネコさんだったんですね、愛耶もダイン様と色々捜査して、ようやく今日ネコさんだって解ったんですよ」
三毛猫 「うん、昔クマさんに困ったら相談してって言われたの思い出したから、僕の中でクマさんはなんでも出来る人だったから、この姿じゃ尋ねられないし」
ダイン 「貴女が知っているかは解りませんが、その姿は異形のモノです、私達も同じ異形なんですが、貴女は人の姿に戻れないんですか?」
三毛猫 「そうなんですか、僕は起きたらこの姿に変わっててそれからずっとこのままです」
七実 「なら証拠見せますね」
七実は躊躇せず服を脱ぐと直ぐに獣人化する、その様子を三毛猫はじっくりと凝視していて、人の姿に変われる七実を羨ましいがっている様だ。
三毛猫 「凄いですね、本当に変わっちゃいました」
ダイン 「普通変われるモノじゃないんですか?」
愛耶 「愛耶も調べてましたけど、一度異形化した人間の姿が戻った話はないですね、現れると大抵イレイサーに消されますから」
ダイン 「そうでしたか、七実は戻れる様に私がデザインしてましたから、他の異形も当然だと思ってました」
三毛猫 「貴方がその娘やクマさんを異形にしたんですか?」
愛耶 「ダイン様です、それに愛耶達は異形じゃなくて遊魔です、愛耶も昨日ダイン様に遊魔にして貰いました、でもまだ完全にダイン様に捧げて無いんですよね」
ダイン 「まぁ私が気に入った娘を仲間の遊魔に作り変える事が出来るのは本当の事です、三毛猫を捕獲した二人のイレイサーも仲間です」
三毛猫 「クマさんって凄いです、こんな人達と知り合っていたなんて」
愛耶 「ネコさんがあんな事したからですよ、ダイン様は異形の仕業だと察してウチを調査しに来て知り合ったんです、まぁ結果的にはネコさんには感謝なんですけど、ダイン様の牝にして貰う事も出来ましたし」
三毛猫 「あのクマさんがこんなに懐いてるなんて、男に媚びる事なんて絶対有り得ないと思ってたよ」
愛耶 「ダイン様は本当に特別ですから、ネコさんもダイン様が興味を示してますからダイン様の牝に成る事をお薦めしますよ、もっとも決めるのはダイン様ですけど」
三毛猫 「もし僕がダインさんの牝に成れば、人間の身体に戻れるんですか?」
ダイン 「人間に戻るのは不可能ですね、人間の姿に戻るのは多分可能ですが、祥子は異性との性交渉の経験は有りますか?」
三毛猫 「何でそんな事を、でもクマさんが睨んでるので答えますけど、有りません、恋愛するなら練習しろって言われてたましたから」
ダイン 「それなら私の審査に合格です、他の男に抱かれた女は受け付けませんから」
七実 「良かったですね、ダイン様ってこういう事では一切妥協しませんから」
ダイン 「まぁ遊魔の力は特別ですからね、ただ、私も祥子が元の姿に戻れるとは保証は出来ません、祥子は既に異形で私が異形に変えた訳では有りませんから」
愛耶 「でも、今のままでは一生その姿で味方も居ませんよ、その姿のままでも愛耶達はネコさんの味方ですから、取り敢えず此処を住処として提供しますが」
三毛猫 「ダインさんにお任せするしか無いですよね、またあんなのが襲って来れば僕には対処出来ませんし、あんなのに犯されるぐらいならダインさんの牝になって保護して貰った方がいいと思うから」
ダイン 「過度な期待は抱かないで下さいね、私も野良の異形を抱くのは初めての経験ですから、元通りの姿に戻れるかは解りませんが、人間の姿に成れる様にはしてみせます」
七実 「むしろ三毛猫さんは新しい姿の方がいいかも知れませんね、三宅祥子が異形化した事はイレイサーにバレてしまうでしょうから」
愛耶 「確かにそうですね、でもダイン様を含めて遊魔の皆んなを養うぐらいの甲斐性は愛耶が持ってますから」
ダイン 「何だか申し訳ありません」
愛耶 「愛耶はダイン様のモノですから、愛耶の物はみんなダイン様の物です、むしろ頼ってくれるのは嬉しいです」
七実 「七実は金銭面ではお役に立てないので、愛耶さん頼るしか有りませんね」
ダインは強力な力を持っている様だが、人間社会ではそういうモノは通用しない、だからこそ愛耶を手に入れて、愛耶もその期待に応えている、その点においてダインは人を見る目が有った様だ。
愛耶 「ではどうします、早速ネコさんを抱きますか、真夏ちゃん達を待ちますか?」
ダイン 「真夏達は暫く合流出来るか解りませんね、何せ三宅祥子に逃げられて何処かに潜伏を許しているわけですから、イレイサーも何か有った時の為にも二人の戦力は温存しておきたいでしょうから」
三毛猫 「あの、僕には話が見えないけど」
ダイン 「そうですね、その辺りの説明も必要ですね」
それから状況整理の為の話し合いが開かれる、三毛猫は拘束を解かれて参加するが、既に遊魔と事を構える気は無くなって完全に打ち解けている、意外と人懐っこい性格の様で本当に猫の様にダインに甘えたりもしている。
そして、高校を卒業して愛耶と離れてからの人生を語った三毛猫の話にダインが涙ぐんでしまうなどというアクシデントも発生していた。
三毛猫 「僕の話で泣いてくれるなんてダインさんは優しいよね」
ダイン 「むしろ、今の話は周りがおかしく有りませんか?」
三毛猫 「勝負の世界はそういうモノさ、結果を出せない者には居場所が無いんだよ、特に推薦で期待されている者にはさ」
ダイン 「祥子が異形になったのは、その辺りに原因が有りそうですね、ファービは力を求める者が異形に成るとも言ってましたし、それで脚は大丈夫なんですか?」
祥子 「完治はしてると思うよ、でも人間離れしてるから人間の競技には出れないよ」
愛耶 「そうですよね、でもそれって諦めて新しい生き方を楽しめって事ですよ、愛耶もまだ遊魔に生まれ変わったばっかりですけど、今が一番充実してますから」
三毛猫 「羨ましいなぁ、僕は悩んで引き篭もってたのに、正直、成功してるクマさんが恨めしいところもあったよ」
愛耶 「でもそのお陰で愛耶がダイン様のモノに成れて、ネコさんも救われるから結果オーライですよ」
三毛猫 「それは言えてるよ、昨日の僕は膝を抱えて震えてたから、でも今はこんなに仲間がいる」
愛耶 「直ぐに仲間なんて言えなくなりますよ、愛耶にとってダイン様は生き甲斐ですし」
祥子 「堕液ってそんなに凄いモノなの、クマさんが男に溺れるなんて信じられないよ」
愛耶 「なら試してみればいいじゃ無いですか、キスするだけですから怖くないと思います、ダイン様もいいですよね」
ダイン 「祥子がいいなら私も問題有りません、猫の異形化で舌がどう変化しているのか興味有りますから、猫の舌はザラザラしてると言うじゃ無いですか」
ダインは舌を出して、自分の舌が人間とは違う事をアピールする、三毛猫の覚悟を見極めているのだ。
七実 「でもダイン様、三毛猫さんイケるんですか、結構獣人度高いですけど」
ダイン 「ケモナーLV4ぐらいですから行けますよ、まぁ私的な基準ですけど、LV1が獣人コス、LV2が耳と尻尾付き、LV3が一部獣化まぁ手とかですけど遊魔がこの段階です、ケモノ顔と全身体毛のどちらか一つを満たせばLV4、両方満たせばLV5、手で道具が使えないと体型がケモノ型も一つでLV6、両方ならLV7、そして直立するケモノがLV8、喋るケモノがLV9、普通のケモノがLV10ですかね」
ダインは長々と自説を語り始めたが、他の三人は呆れるどころか熱心に聞き入っている、普通には下らない事だが、獣人達にとってはとても重要な基準なのだ。
七実 「なるほど、それならケモノ顔で全身体毛じゃない三毛猫さんはLV4なんですね」
ダイン 「あくまで私の基準ですが、昔ケモノアニメが流行った時に調べてみましたが明確な基準は無かったんですよ、あと私の上限はLV5ぐらいですね」
七実 「結構イケるんですね」
ダイン 「ですが猿は駄目ですけどね、人間のブスより、子犬の方がイけそうな気もしますし」
愛耶 「確かに子犬可愛いですよね、性的な目では見れませんけど」
ダイン 「そもそも可愛いのベクトルが違いますからね、側に置くならブスより犬って事ですね」
七実 「なら犬の獣人は作らないんですか?」
ダイン 「犬は犬が飼えるじゃ無いですか、でも狐や熊は飼えませんよね」
愛耶 「何か納得出来る説明です、確かに人間の知性が有るなら犬にする必要は無いかも」
ダイン 「それに狐や熊の方が強そうですよね」
七実 「強いかどうかは別にしてイメージ掴み易いですよね、愛耶さんはちょっと可愛い過ぎますけど、熊の凶暴性が欠けてると思います」
ダイン 「七実は大切な事を忘れてますよ、遊魔は私の美意識を体現していますから」
愛耶 「そうですよね、幾ら強くても愛して貰えなければ悲し過ぎます」
七実 「と言う事は、三毛猫さんもダイン様の美意識が反映されてLV3ぐらいに戻るって事ですか?」
ダイン 「私としてはそのつもりですが、祥子はそれでいいですか?」
遊魔の会話に気圧されていた三毛猫も、話を振られてしまっては答えない訳には行かない。
三毛猫 「僕を変えてくれるならお願いします、もうこの身体で怯えて暮らすのは嫌なんです」
ダイン 「なら決まりですね」
三毛猫の耳の下に手を当てたダインはそのまま顔を引き寄せて唇を奪う、当然ダインがそれぐらいで終わる訳がなく、三毛猫の唇をこじ開けて舌をねじ込んで口内を蹂躙し始める。
慣れない口付けに三毛猫も戸惑っていた様だが、ダインの長い舌による口付けは三毛猫の牝の部分を刺激する事に成功した様で、今では積極的に口を突き出している。
愛耶 「慣れてきた様ですね、でもこれから何をされても逃げちゃ駄目ですよ、ダイン様を完全に受け入れてこそネコさんも未来が開けますから」
七実 「そうそう、絶対に噛んじゃ駄目だからね、それに先に脳ミソ堕とされた方が後々楽しくなるから」
三毛猫は二人に言葉を大袈裟だと思っていた、ダインとの口付けは忘れていた人の温もりを思い出させてくれてとっても気持ちいいのだ、それに舌で出来る事などそうはないのだ。
だが、三毛猫はその認識の間違いを直ぐに思い知る事になる、ダインの舌は三毛猫が想像もしなかった鼻の奥まで伸びて来て、正直気持ち悪い、だが愛耶や七実の手前我慢する事しか出来ない。
舌先が左右の鼻から出て絡んで結合すると、いよいよ三毛猫にも恐怖の感情が芽生えてくる、だが、震えて過ごした時には戻りたくない。
三毛猫の決意は恐怖を上回り与えられた痛みにも耐えてみせた、そして暫くするとふわふわとした感情が頭に込み上げて理由は解らないが幸せな気分が押し寄せて来る、そしてそこで三毛猫は意識を失ってしまった。
七実 「野良の異形にもちゃんと堕液が効いてますね、脳さえ抑えちゃえば勝ったも同然ですよ」
愛耶 「勝ち負けがある様なモノとも思えませんけど、でも、ネコさんが助かるなら愛耶も安心です、方法は不器用でしたけど、ネコさんなりのSOSでしたから」
堕液の注入を終え、舌を戻したダインが愛耶の優しさを労う。
ダイン 「アレを流せる愛耶は大物ですよ、悪意が有ったと本人も言っていたでしょうに」
愛耶 「知ってしまうと放っておけませんからね、それにネコさんの立場なら成功してる愛耶が許せないのも解ります」
七実 「愛耶さんって本当に心広いですよね、七実があの糞の攻撃喰らったら火炎放射器で焼毒ですね、正に汚物は焼毒です」
ダイン 「なるほど、その手で消臭する手段も有りますね、もっとも焦げ臭くなるでしょうが」
七実 「火が吐ける遊魔でも生み出すつもりなんですか?」
ダイン 「いや、私自身が出来るかも知れません」
愛耶 「もう二人とも馬鹿な事言ってないで、ネコさんをどうにかして下さい、元のネコさん知りたければ写真見せましょうか?」
ダイン 「それなんですが、三毛猫は全くの別人に変えた方が良いと思うんですよ、それで私に良いアイデアが有って」
七実 「その言い方、駄目なヤツですよ司令官」
ダイン 「別に三毛猫をトランスフォームさせませんよ」
愛耶 「え、何の事ですか、司令官じゃ無くてダイン様ですよね?」
ダイン 「まぁ普通はこうですよね、七実も別に拾わなくても良いですよ」
七実 「何かと絡めちゃう年頃なんですよ、溢れる知識が七実を駆り立てるんです」
ダイン 「七実が楽しいのはいいんですが、置いて行かれる愛耶が可哀想ですね、まぁそれはいいとして、三毛猫には全くの別人になって貰います、それも別人種ぐらいに」
七実 「あ、それ凄く楽しそうです、外人なら変な詮索無いかも知れませんし」
ダイン 「私の挑戦は行き当たりばったりです、ですがそれで遊魔を成功させてますから大丈夫でしょう、駄目なら次を考えるだけですしね」
愛耶 「良い考えかも知れません、熊造の知り合いのヤバい人なら裏のパスポートとか用意出来そうですし、なまじ日本人にしようとするよりも誤魔化せると思います、それにアニメで日本語覚えて凄く話せる人、ウチでも雇ってますから、凄く綺麗な娘なんですけど残念な事に非処女なんですよ」
ダイン 「それなら私も手が出せないですね、人が手を付けた女には手を出さないのが私のポリシーです」
七実 「処女厨なだけですけどね、でもスポーツしてる人って乱れてるイメージですけどね?」
三毛猫を見下ろす七実がオタク的な感想を漏らす、そうオタクの認識ではスポーツ少女はコーチに寝取られてる場合が多いのだ。
愛耶 「それは大丈夫じゃ無いですかね、ネコさんには本当にネコって意味も有りましたから、女の先輩と仲良かった筈です」
ダイン 「では何故愛耶を頼ったんでしょうか?」
愛耶 「多分男が出来たからですよ、愛耶は商売柄地元の人間との付き合いが多いんですけど、ネコさんと一緒にいた女の先輩は娘連れて家族で食べに来てますよ」
七実 「幸せな家庭築いてる人にこんな話は出来ませんよね」
愛耶 「はい、それにその旦那さん高校時代の奥さんのコーチなんですよ」
七実 「やっぱり七実が正しいじゃ無いですか、きっと百合寝取りが発生してます、もし無くても七実の中では確定です」
ダイン 「確かに普通そう思いますよね、やはり身体動かす奴は腰もよく動くんですね」
愛耶 「変な偏見じゃ無いですか?」
ダイン 「どうでしょうね、私は身体の繋がりよりも先に心の繋がりを求めますから、その為に気に入った牝を堕液で洗脳してますが、精神的な繋がりより肉体的な繋がりを重視するなら取り敢えずSEXじゃ無いんですか」
七実 「その考えは七実にも解ります、ちゃんと理解し合える人じゃないとSEXなんて出来ませんよね」
ダイン 「ですが多分それは少数派ですよ、多分人間というモノはそれほど考えて生きて無いんですよ」
愛耶 「その意見には愛耶も同感ですね、ですからダイン様には感じるモノが有ったんですよ、じゃないと怪しい人を家には招きませんから」
ダイン 「なるほど、相思相愛だったという事ですか、愛耶が私と七実の会話に興味を示していたのは感じてましたから、それが解って私も釣りましたし、結果ちゃんと釣れた訳ですね」
七実 「ダイン様があの時誘ったのは、あの店に愛耶さんが働いている事を知っていたからなんですか」
ダイン 「それは本当に偶然です、でもネームプレートの母里を見た時からは意図してました、母里熊造は私でも知ってましたから」
愛耶 「名前で得してるって自分でも言ってますからね、何だかんだでモリと言われるとクマですから、それで娘にも外国語のクマにするのはどうかと思いますけど」
ダイン 「愛耶は似合っていると思いますよ、愛らしいですから」
七実 「なら七実はどうなんですか?」
ダイン 「うーん、七でラッキーな感じがしますね、つまり七実を手に入れた私がラッキーという事です」
七実 「七実もダイン様の牝に成れてラッキーなんでそれで満足します」
三毛猫 「アレ、何だか寝てたみたいですど、気持ちが晴れ晴れしてます、ダイン様がネコを受け入れてくれたんですよね」
三毛猫は意識を覚醒させてダインを見つめると、その頬をぺろぺろと舐め始める、それは猫が信頼する飼い主にじゃれている様でもあり、そこに確かな愛情が存在する事は疑い無い。
ダインは三毛猫のしたい様にさせて、頭を撫でてやっているが、三毛猫も目を細めて気持ちいい様にしている、そしてそのまま身体を丸めて行くとダインのお腹においた頭が何かを嗅ぎ取った様でビクンと反応して起き上がる。
すると尻を突き上げて伏せたポーズを取って、にゃあにゃあ鳴き始めた、それは正に発情した牝猫の様であり、ダインを誘っている事は間違いない。
七実 「浅ましく本能全回ですね、さすがはLV4のケダモノです」
ダイン 「私は別に構いませんよ、異形とは本能に従う存在でしょうから、ねだる牝なんて可愛いじゃ無いですか」
そのダインの言葉に反応したのは愛耶だった、愛耶も遊魔となってからダインとの契約のSEXを行っておらず心待ちにしているのだ、服を脱ぎ捨て全裸になると三毛猫の横に並んで尻を振っておねだりし始める。
こうなってしまっては残された七実も覚悟を決めた様だ、七実とてダインを欲しているのは間違い無く、出来得るならダインを独占したいのだ、そして七実には自分がダインの最初の牝だという自負もある。
結局、三毛猫を挟む形で尻を並べた三人はペースを合わせて尻を振りダインに挿入をねだる、誰もが今日初めての濃い堕液を陰裂にタップリと注いで欲しいのだ。
牝達の尻ダンスは当然ダインの肉槍を滾られる、どの尻も魅力的な尻で迷ってしまうが、やはり初物から頂くのが醍醐味だろう。
三毛猫 「ふにゅあ〜」
ダインが背後に回ると三毛猫は歓喜に叫ぶ、他の牝を抑えてダインに選ばれた事がよほど嬉しい事なのだろう、そして、滾った肉槍が押し入って来ると荒い息を上げて痛みに耐える。
三毛猫 「ふっ、ふっ、ふっ、ふびぃ、ふっ、ふびぃ、ふっ、ふっ」
ダインは二度の抵抗を肉槍に感じたが、構わず胎内に肉槍を押し込む、異形になると処女膜が再生していると思っていたが、実は異形になる事で新しい膜が追加される様なのだ。
そして、処女のまま異形化した三毛猫の陰裂には二つの膜が存在しており、その二つの純潔はダインの肉槍に捧げられた。
ダイン 「二度純潔を散らした感覚が有りました、異形化すると元の膜が再生する訳では無く新しい膜が産まれる様です、ですがこれで祥子は名実共に私の牝に成りましたよ」
愛耶 「それって愛耶より先に遊魔服従契約も済んだって事ですよね、愛耶がダイン様のモノになるのを望んでるの知ってる筈なのにとんだ泥棒猫です」
七実 「愛耶さん、泥棒猫って言いたかっただけですよね、ほんとは騎乗位で自分から捧げるのをダイン様が悦ぶの知ってるクセに」
愛耶 「バレてました、けど、この泥棒猫って一度言ってみたいじゃないですか」
七実 「気持ちは解ります、だから七実も・・・この泥棒猫は本当に浅ましいですね」
三毛猫 「にゃ、にゃ、にゃ、にゃ〜」
愛耶の七実もその言葉の意味は解らないが、馬鹿にされている事は解った様だ、仕返しの為か二人は仰向けに転ぶと三毛猫の上体を起こして、頭を三毛猫の胸の下に差し込むと、舌のダインチューブを乳穴に差し込んで行く。
ダイン 「二人は優しいですね、祥子の乳を楽しませてあげるなんて」
無論、ダインも七実と愛耶の行動に悪意が有る事は解っている、だが、遊魔の悪意は人間と違って楽しく無い事はしないモノなのだ。
ダインチューブから堕液を三毛猫の乳に注入していた七実は面白いモノに気が付く、どうやら三毛猫は人間と違って胸の下の副乳もかなり膨らんでいるのだ、どうせならこの副乳の機能を強化した方が面白いだろう。
七実は楽しい事は即実行するタイプだ、胸のダインチューブを舌に戻すと今度は副乳を舐めて位置を確かめると、陥没したその乳首の中にダインチューブを差し込んで行く。
そして、隣でその様子を確認していた愛耶も続いて、二人共同で三毛猫の身体を弄んで行く。
異形の交わりはその後も続き、既に三毛猫は何度も絶頂を経験していた、堕液によって改造された乳首も四箇所全てで射乳を経験して、遊魔三人の淫らな欲望で染め上げられてしまって、人語はほぼ失われている。
愛耶 「ネコさんはもう十分ですよ、ダイン様が堕さないと壊れちゃいますよ」
ダイン 「異形の雄はもっと無茶しそうですけど、私には他に抱く牝がいますのでこれぐらいにしておきましょう」
愛耶 「そうですよ、愛耶の純潔も残ってますからね、愛耶はダイン様にご奉仕するので寝て勃ててくれてるだけで大丈夫ですけど」
ダイン 「なら、三毛猫はこれぐらいで勘弁して上げましょう、仕上げは七実に任せますよ」
七実 「はい、アナル処女は七実の尾チンポで頂きます、臭い糞が出るのでちょっと怖いですけど」
ダイン 「母乳で洗えば大丈夫でしょう、私が堕した後は浴室に移動しましょうか」
愛耶 「はい、大浴場ですね、あそこなら愛耶の部屋と違って大勢でもくつろげます、でも山側で景色はよくないんですよね」
ダイン 「この屋敷にはそんな物も有ったんですか、さすが資産家は違いますね」
愛耶 「他にもダイン様や七実が好きそうな地下室とかも有りますよ」
ダイン 「それは燃えますね、やはりアジトには地下室が必要ですから」
愛耶 「そうだ、愛耶泡踊りやってみたいから、今から大浴場がいいです、ネコさんは愛耶が運んで行きますので、どうせ遊魔の契約には遊魔の姿ですから」
ダイン 「遊魔の愛耶はパワーが有りますからね、大浴場を採用しましょうか」
愛耶 「もうダイン様ったら牝にそんな事言っても嬉しく無いですよ」
ダイン 「愛耶は頼りになるって意味ですがね」
愛耶 「それなら嬉しいですね」
愛耶は嬉しそうに微笑むと獣化した腕で三毛猫を軽く担ぎあげる。
愛耶 「ネコさんしなやかでいい毛並みですよね、愛耶はチョット硬いですけど」
ダイン 「私の熊のイメージですから、熊の毛並みって丈夫そうじゃ無いですか」
愛耶 「確かに調べるとゴワゴワしてるって書いていたと思います、でも愛耶は熊であって熊じゃ有りませんから、毛並みは気持ちよくていいと思うんです」
ダイン 「ならそれは愛耶への宿題にしましょう、遊魔の能力なら自己変化も可能ですよね、私も自分が望む自分に変わってますし」
七実 「切れて強くなったのもそのせいなんですか?」
ダイン 「アレは私も意図してませんでしたが、ああいうイメージは持ってましたね、デカいだけが強く無いという私の理想ですね、まぁアレは今は詮索せずに祥子の方を何とかして上げましょう、洗い上げてからは七実の出番です」
七実 「はい、産み直しを行うんですよね」
ダイン 「そうなります、今回は一度人間に戻してから、遊魔化させますよ」
七実 「ちょっと時間掛かりそうですね」
ダイン 「はい、ですが祥子は早く安心させて上げたいですからね」
愛耶 「ダイン様は自分の牝には本当に優しいですよね」
ダイン 「その分、他人には冷酷ですよ」
ダインの言葉を七実は嘘だと思っていた、基本ダインは普通の人には寛大で、ダインの認定する悪にのみ冷酷なのだ、だからこそ敵対していたイレイサーの二人は仲間に迎え入れて、愛耶を襲った男の異形は惨殺したのだ、もっともそれには単に好みの現れも有る様だが。
大浴場に着いた遊魔一行は、力の抜けている三毛猫を綺麗に洗うとそこからは遊魔七実の出番だ、念入りに洗った三毛猫のアナルに皮を剥いた尾チンポを宛がうと徐々に中へと押し込んで行く、尾チンポは先端から母乳を吹かせているのですんなりと飲み込まれて行き、生の部分が入った後は皮を延ばして三毛猫を包み込む。
愛耶 「長い尻尾にこんな使い道が有ったんですか」
ダイン 「はい、七実は私同様に改造にリソースを割り振っているんですよ、同じ狐型でも個々の能力はかなり違っています」
七実 「華美ちゃんがスピード重視なのは解るんですけど、真夏ちゃんは謎ですね」
ダイン 「真夏は感覚が鋭いんですよ、射撃で重要なのは探知ですからね、先に敵を見つけて攻撃出来るのは有利ですから」
愛耶 「あ、尻尾割れてネコさん見えてますよ」
真夏の時同様に、七実の尻尾が割れて生体カプセルに変化する、今は猫異形の三毛猫はこのカプセルの中で別人に産まれる変り、その後でまた遊魔として産まれ変わるのだ。
七実 「既に変化は始まってますからね、顔は時間を掛けてダイン様の好みのにして上げたいので既に取り掛かってます、髪の毛は金髪ですか?」
ダイン 「七実の腕は私も評価していますから安心です、金髪もいいですがここは銀髪にしてみませんか、銀の毛並みを持つ三毛猫にするんです」
七実 「なるほど、確かに金髪だと三毛猫から外れちゃいますからね、白を銀に変える訳ですね」
ダイン 「はい、私からのリクエストはそれぐらいで、後は七実に任せます、存分に新しい三毛猫を作り上げて下さい」
七実 「はい、七実の腕の見せ所です、改造は七実の趣味ですからね」
愛耶 「何かこの娘ヤバい事言ってますけど」
ダイン 「殆どプラモデルの事ですよ、真夏の時は手伝って貰いましたけど、しかし七実の邪魔をするのも行けませんから、私と愛耶は二人で遊びますよ」
愛耶 「はい、ようやく泡踊りの時間です、先ずは体毛にいっぱい泡を付けてダイン様にご奉仕しますよ」
全身に泡を纏わせた愛耶は白熊となってダインを楽しませる、愛耶のゴワゴワとした毛並みは身体を擦るにはちょうどいい硬さで、愛耶の泡踊りは実用性と楽しさを併せ持った娯楽としてダインの高評価を得た。
愛耶も自ら編み出した熊体毛泡踊りの出来に十分満足している様で、ダインの身体に色々なポーズでまとわりついて効き目の効果を試している。
そうして一通り泡踊りを楽しんだ二人は、纏った泡を綺麗にシャワーで洗い流してからいよいよ本番の儀式に移る、遊魔に再誕して産まれた純潔を愛耶がダインに捧げる事で、完全なダインの牝になった事を示す儀式だ。
水滴の滴る愛耶の全身は、毛が萎んで少し頼り無くはなっているが、女性としてのボディラインは現れて、濡れていない時より妙に色気が有る、濡れた熊は細くなって威厳が低下する物だが、遊魔愛耶は乾いても濡れてもなかなか魅力的な存在だ。
そんな愛耶は今、愛するダインに二度目の純潔を捧げようとしている、肉槍の上で開いた陰裂からは、体毛を濡らす水とは異なる淫液が流れて落ちて既に準備が整っている。
愛耶 「これで愛耶は完全にダイン様のモノです、危ない事も有った様ですが、ダイン様が愛耶の為に頑張ってくれて愛耶はとても感謝してます」
ダイン 「私もこうして愛耶を抱ける事を嬉しく思います、愛耶は私の新しい可能性を引き出してくれましたからね、現状よく解らない事も多いですが、私が愛耶を思う気持ちがあの力を引き出した事は間違いないでしょうから」
愛耶 「はい、自分の牝を護ろうとするダイン様の執念が現れたんだと思います、ですからそれに応えて愛耶の全てを捧げます」
愛耶には全く躊躇いなどない、遊魔となった以上は生涯の雄はダイン以外有り得ないのだ、だからこそ愛耶は一気に肉槍を迎え入れて純潔を捧げると自ら動いてダインに奉仕する、そうダインを喜ばせる事は愛耶にとっても最大の幸福なのだ。
遊魔になった事で、愛耶は人間の時以上にダインを感じる事が出来る様になっていた、敏感な遊魔の感覚はダインの吐息だけでもその昂りが判断出来て、よりダインを昂らせる事が愛耶の目的になっていた。
失った遊魔の純潔は人間時以上の出血を伴っていたが、これは多分ダインの好む演出なのだろう、自らの負傷をモノとも為ずにダインに奉仕する覚悟を見せる事がダインの精神により高い興奮を与えているのだ。
そして、ダインと交るという精神的な高揚だけで愛耶は盛大な潮を噴いて達してしまう、それは正に人間には経験出来ない遊魔の絶頂でその感覚は人間のそれを大きく上回っている。
愛耶 「アウゥ〜、愛耶イっちゃいました、愛耶の中で愛が弾けちゃいましたぁ」
ダイン 「どうでした遊魔の絶頂は、身体の相性は比べ物にならないほど上がっていますので、より繋がりを感じられたでしょう」
愛耶 「はい、遊魔の身体だとダイン様の息の匂いまで感じられて、全てがダイン様に包まれてる感じで最高です」
ダイン 「それは何よりです、遊魔の幸福は私の幸福でも有りますので今日は存分に楽しみますよ」
愛耶 「はい、明日はお休みにしますので存分に愛耶を可愛がって下さい」
愛耶はそのまま舌を垂らすとダインに交りを求める、遊魔の長い舌同士なら騎乗位で交わっていても、十分に交る事が可能なのだ、そしてダインも舌を延ばして愛耶との結び付きをより深くする。
ダインと愛耶は激しく交わっていたが、七実にはそれが全く気にならなかった、確かにダインの事は大好きなのだが、七実の趣味の好きは恋愛感情すら上回っている。
三毛猫の改造は七実にとって至上の時で、趣味の美プラを改造するよりも楽しめていた、新しい遊魔を産み出す事は七実の情熱に火を灯して感性をフル回転させていた。
鼻の低い猫顔を銀髪の似合う白人種に改造する為に、七実は尻尾の中の触手を使って肉を盛ってみたり、骨格を変化させたりもしている。
その甲斐あってか三毛猫の顔はちゃんとした美しい人間のモノへと変様したのだが、まだまだ七実は納得していない、求める美の表現としてはまだまだ何か足りていないのだ。
七実思考 『やはり顔だけだと全体のバランスが難しいですね、一旦やめて人間体の調整を進めてからバランスを考えるべきですか』
そう考えると七実の行動は早い、獣化した骨格を人間の物に戻す作業を地道に行うと、肉の盛りを考えて体型を整える。
七実自身よりも魅力的な体型になってしまうが、七実もダイン同様に自分の求める美に対しては全く妥協しないのだ。
そうして完成した三毛猫の身体はもはや芸術といっていい程の完成度で、ダインの喜ぶ姿が目に浮かぶ。
だが、女性の美を表現する為のモノが今の三毛猫には欠けている、体毛の殆どを処理した関係で頭髪がまだ生えていないのだ。
七実思考 『こうしてカプセルの中のスキン女性をみると、咽せる奴の一話を思い出しますね、あの姿のインパクトがヒロインに異形感を与えてしまってますよね、まぁ主人公に一途なヒロインでしたから人気出なかったのかも知れませんけど』
そんな事を考えつつも、七実は三毛猫の頭髪の成長を促す、色の薄い銀髪はかなりの密度を出さないといい感じに仕上がら無かったが、元から密度の高い猫っ毛だった事が幸いしてかなり理想的に仕上がって行く。
七実思考 『ストレートは無理そうですね、細くてカールしてしまいます、でもダイン様って好きになった娘が好みみたいなところがあるから大丈夫でしょう』
それ程長い付き合いでは無かったが、遊魔の感覚で捉えた七実のダイン像正しい、ダインは自分を好きになってくれている美しい女性なら、それが全て好みになるのだ、そう、ダインにとっては容姿以上に心根なのだ。
三毛猫の頭に頭髪が生え揃うと、七実にも足りていなかったモノの正体が見えてくる、そう、頭髪がちゃんと決まっていないと眉毛の感覚が掴み難かったのだ、そして、頭髪とのバランスを考えて調整した三毛猫の新しい顔は七実の美意識を上手く体現出来ており、自信を持ってダインに披露出来るだろう。
七実思考 『これで人間形態は完成ですね、ですが二人はまだお取り込み中ですから、次に行きましょう、人間形態は取り敢えず秘密にしておきましょう』
七実にこういった思考が芽生えているのは、ダインが必ずしも七実の一番とは言い切れないからだ、七実思考では恋愛感情よりも自身の楽しみを優先する傾向があるのだ、そして七実の欲求は自らの欲望を優先した。
結果、七実は次に遊魔三毛猫に取り掛かる、猫異形と違って遊魔は人間を元にした獣人なので、人間の三毛猫が完成すれば遊魔を産み出す事は七実にも可能だ、モデルの動物の種類が変わってもやることはダインがやった事と対して変わらない、遊魔の獣人はダイン基準のケモナーLV3なので部分部分のパーツを組み換える程度の変容で済む、そう、先程行った猫異形を人間に変える事よりはるかに容易だ。
七実思考 『ですがこの銀髪美女に三毛猫成分を加えてバランスを整えるのは骨の折れる作業ですね、七実のセンスが問われますけど三毛猫を加えるのは必須ですから、銀猫なら楽なのに』
七実は三毛猫成分の添加にアイデアを絞っていた、普通に獣化部分になる腕や脚に銀意外の二色を配する手もあるがそれだと三毛猫感が薄くなってしまうのだ、ちゃんと頭部に三色を配してこその三毛猫という難題にアイデアは定まらないが取り合えず簡単なところから試してみる。
七実思考 『眉毛を太くして黒と茶にすれば三毛猫感は少しは出るでしょう、あ、耳毛は獣化時に生えますからそれは黒か茶でいいかも』
そうして試行した姿は意外と悪くない、あと少しのワンポイントは欲しいが十分に三毛猫感は表現されている、そしてやはりワンポイントとして何かを加えるならば前髪だろう。
変えたところは僅かだったが、前髪のワンポイントで三毛猫は劇的に三毛猫感がましていた、七実としてもその出来には十分に満足でダインにも喜んで貰える自身がある、そして、その傑作を披露すべくダインの元へと視線を送るとそこにその姿は無い。
七実思考 『遊魔改造に集中し過ぎて失敗しました、多分、二人で寝室に行っちゃんたんですよ、きっとダイン様は声を掛けてくれたんでしょうけど、七実凄く集中してましたからね、でも、誕生の瞬間はダイン様も立ち会いたいでしょうから七実はここで一眠りしましょう、幸い適温で寝やすい湯船も有りますから』
七実は三毛猫入りの尻尾を抱えて大きい浴槽に入る、そこは身体が冷えないぐらいのぬるま湯で、入れた尻尾もぷかぷか浮いて丁度寝やすい姿勢を維持出来る、狐耳は前向きなので水にも浸かる事無く心地よい睡眠が可能であろう。
そして、重い瞼は閉じて行き、七実は達成感と共に心地良い夢の中へと落ちていった。
おまけ
ダイン式ケモナーレベル解説
LV 1 コスプレした人間
LV 2 耳、尻尾付き
LV 3 ケモノ手足
LV 4〜7 作中は4、5と6、7に別れているが4種類の条件を一つ満たす毎に+1
全身が体毛、鱗、羽毛で覆われている
顔がケモノ寄り
関節がケモノ
手を使えない
LV 8 直立したケモノ(体型がケモノ寄り、首の太さ、手足の長さなど)
LV 9 喋るケモノ
LV10 唯のケモノ
LV4〜7でかなり印象の違いが出るが、判定が難しいので要素を別けて加点方式にしている
手が使えるは見た目の区別がつき難く見た目では判断出来ないが、生物的に大きな意味があるとの理由で採用されている