001-006
猫の異形を取り逃したと思える状況を報告した、真夏と華美はイレイサーの手配した移動基地車というキャンピングカーの中で仮眠を取っていた。
イレイサーは強度2クラス以上(一人以上の配下を持つ異形)の異形を殲滅した猫の異形に重大な関心を抱きかなりの人員を投入しており、実際にその姿を目撃した真夏と華美を現場の指揮中枢に置く事で柔軟な対応をしようと画策していたのだ。
依然として、猫の異形の足取りは不明で進展しているとは言い難い、だが、山中で回収された強度2異形の亡骸や戦闘の痕跡を調べる事で解った事もある。
先ず、強度2異形を圧倒的な力で屠るほど猫の異形は強力だという事、そして、人目に付かない様に山中に敵を誘導するだけの知能も有しているという事だ。
一般的な異形はその優れた身体能力の代償に知性の低下が顕著で、文字通りの野獣なのだが、猫の異形は異形化しても理性を維持しており、実家に隠れ住んでいたのだ。
この状況を鑑みると猫の異形が自らの姿を隠しながら、他の異形を狩っていた可能性が高く、実際強度2異形はその戦闘跡から一方的に敗北した事が予想された。
そして、イレイサー本部では猫の異形に関しての情報が精査されて、今後の対応が話しあわれていた。
分析官 「いつかは発生するとは思っていましたが、予想以上に早かった様ですね」
イレイサー指揮官 「イレイサーでもかなりの数の異形を仕留めましたが、発生が予想以上の様です、異形同士が接触すればその分上位異形の発生確率が上がりますから」
分析官 「現状で猫の異形の強さは魔将クラスと想定されますが、積極的に他の異形を狩続ければ直ぐにでも魔王クラスへと昇華しますよ」
イレイサー指揮官 「それは避けたいですね、魔王クラスへは好ましい存在を支援すべきです、その為にはなるべくイレイサーの手で異形を狩る必要が有りますね」
指揮官も分析官も異世界ルヴァルテの人間だ、彼女達が勝利する魔王側で権力を得るには、野良の魔王を誕生させるよりも好ましい存在に力を与えて魔王とした方が有効的だ、そうこの世界の新しい魔王の配下になって支配する側になる事がルヴァルテから転移した者の隠された目的なのだ。
イレイサー指揮官 「現場の報告では偶発的に発見したとの報告ですが」
分析官 「はい、真夏の花火は惨殺された強度2の目撃情報で出動して、偶然遭遇したといってますが、強度2が猫の潜伏場所を襲撃した事は確かです、ですが強度2が自分よりも強いモノを襲ったというのは不自然な気もしますが」
イレイサー指揮官 「それは猫の変異者が三宅祥子という女性なので説明は出来ますよ、雄異形は人間でも異形でも牝には見境無いですから」
分析官 「確かに、現状、近隣に展開しているイレイサーチームでは真夏の花火が一番戦闘力が高いですから、増援専門に当てた方が有効的ですね」
イレイサー指揮官 「はい、現状の体制がベストです、国からはUAV(無人偵察機)の使用許可も出ていますので、三日間は元体制を維持します、ですがそれで限界ですね」
分析官 「はい、常時2チームの展開が精一杯になりますね、イレイサーには学生も多いですから」
イレイサー指揮官 「頭の痛い問題ですね、猫の異形が早く姿を見せてくれればいいんですが」
分析官 「牝型は異性を襲う事は有りませんから、ですが、潜伏場所は失ってますので近い将来網に掛かるとは思いますが」
それから三日後、猫の異形以外の異形は二度討伐出来たが、猫の異形は全く姿を現さなかった、イレイサー側も猫の異形に対する即応体制を改めるしか無く、猫の異形より先に他の異形を討伐して、その成長を阻むという消極的な対応策への切り替えが行われる事になった。
その結果、ようやく真夏と華美はイレイサーの待機任務から解放されて、自由行動が可能になったので、ダインに連絡を取ると七実の部屋に来る様に言われる、三毛猫が消息不明になっている現在では、なるべくイレイサーと遊魔を感じさせない場所の方がいいという判断だ。
七実 「二人とも久しぶりですよね、学院も欠席してましたから心配してたんですよ」
真夏 「三毛猫への対応がとても重視されているんですよ、普段全国に配備している監視用無人機をこの地域に集めてますから」
ファービ 「ファービには魔王の資料が開示されました、イレイサーでは三毛猫を魔王に至る存在でもある魔将だと推測している様です、ダイン様がやり過ぎたから」
ダイン 「あの時は私の理性が消し飛んでいましたから、暴力的になれば状況が打開出来ると何処か感じていたんです」
ファービ 「その理由も開示された資料ありました、魔王は眷属の魔力を蓄積出来る様でそれが一気に使えたんですよ、普段は氷みたいに固まってますけど、怒りで溶けて爆発的な力が発揮出来る様です」
ダイン 「なるほど、あの力の説明しては納得出来るモノです、確かに普段から何かが潜んでいる事は感じてましたから」
力を行使したダインもファービの説明で納得している様だ、資料には魔王についての情報がまだまだ記されている様だが、勉強嫌いのファービは全てを閲覧していない様で、念の為にファイルのコピーではなく写真で内容を保存すると、ダインは直ぐに閲覧はせずに真夏とファービを抱き寄せて遊魔のキスの為に舌を延ばす。
真夏 「遊魔なら三人一緒にキスを楽しめますから華美も参加して下さい、ダイン様が待ちどうしかったでしょう」
ファービ 「正に夢の様な状況です、ダイン様と真夏先輩と一緒にキス出来るなんて」
七実 「良いなぁ、七実も混ざって良いですよね」
七実の言葉に真夏は延ばした舌を戻して拒否を告げる。
真夏 「七実は三日間可愛がって貰っていたでしょう、真夏達はご無沙汰だったんですから遠慮して下さい」
真夏に拒否されてしまって七実も諦めた様で、ファービのスマホを借りて魔王の資料の閲覧を始める、こういうモノに熱中する七実は文字通り周りが見えなくなって、既にキスで淫らに絡み合う三遊魔も気にならない様子だ。
そして、七実がふと気付いた時には部屋から三人の姿が消えていて、隣の七実の部屋から喘ぎ声が聞こえている、この状況に七実は取り合えず部屋に向かうと資料に有った記述が本当かどうか確かめる事にする。
七実 「七実放置して始めないで下さい、この二匹がダイン様に餓えてるのは解りますけど」
ダイン 「今回も声掛けましたよ、七実は熱中すると周りが見えませんからね」
真夏と華美をベッドに横に並べて仰向けにさせて、段差を使って交互に二人を楽しんでいるダインが腰を振りながら応える。
七実 「だって魔王の資料なんて楽しすぎるじゃないです、それに色々面白い事も解りました、今、真夏と華美を抱いている行為も魔王の強さの源なんですよ、ダイン様とSEXすると疲れる理由も解りましたし、ダイン様の身体が冷える理由も解りました」
ダイン 「アレは別に問題じゃ有りませんけどね、牝は寝ると回復してますし、私も添い寝で暖まってますから」
確かに今までは問題が生じていないが、ちゃんと原因を把握している方が適切に対処出来るのも事実だ、そして身体が冷える事はダインにとってそれほど悪い事でもない様だ。
七実 「取り合えず七実は三人を観察して本当にダイン様が魔王の域に有るのか確認してみますね、お預け喰らっていた二人を十分に可愛がってあげて下さい」
ダイン 「七実はいいんですか?」
七実 「七実が楽しんじゃったら、状況の確認が出来ませんから、それに七実の立場は研究者ですから気にせず二人を可愛がってあげて下さい」
ダイン 「そうですか、なら遠慮なく」
そう言って突き上げるダインの腰使いは以前より格段に力強くなっている、七実の体感では、三毛猫探索時に愛耶を救う為に身体を強化したという話だったが、その片鱗はちゃんと今のダインに根付いている様なのだ。
そうして、強化されたダインと初めて交る真夏と華美も男らしい主の行いに十分満足している様で、快楽を享受する牝の叫びがだんだんと大きくなっている。
七実思考 『確かにダイン様は力強くなってますよね、当事者では無く横から観察すると違いがよく解ります、以前なら休憩する様なところも有りましたが、今は休み無しで交互に真夏ちゃんと華美ちゃんを満足させてます、むしろ一人でダイン様の相手をしたら遊魔の牝でも直ぐに参ってしまいそうですね』
七実の目線の前には荒い息を整える真夏の姿がある、既に一度堕液を堕された様で陰裂から流れ落ちる堕液が生々しく垂れ落ちているが、今のダインの状況を見る限り胎内に堕される堕液はこの程度で収まらないだろう。
実際、愛耶別荘に居るダインは毎日、七実、愛耶、三毛猫の三人を相手にしているが、一人に対して一日二回は堕液を注ぎ混んでいる。
七実思考 『魔王が眷属の牝から魔力を集めて冷凍保存しているという話でしたが、真夏ちゃん達の魔力もこの房中術で奪われてますよね、だからこそイレイサーは牝異形で有る三毛猫の魔王化を警戒してる訳ですか、今のところ女のイレイサーは男の魔王でないと上手く取り入れられない訳ですね、確かに今の状態のダイン様ならば幾ら牝が居ても大丈夫みたいですし』
今ダインは真夏と再び交り初めており、ファービは肩で息をしながら、息を整えようとしている、既に今のダインの相手をするには牝二人では少々手に余るのかも知れない。
七実思考 『ならば他のイレイサーも手っ取り早く遊魔に変えてしまった方がいいかも知れませんね、むしろ学院の美少女をダイン様に献上した方がいいかもしれませんね』
七実はダインに激しく攻め立てられる真夏を見て遊魔勢力の拡大を決意していた、遊魔化して強靭な肉体を持っている真夏の身体を持ってしても、ダインの欲求を全て満たす事が出来ていないのだ、ならば新しい仲間に担って貰うしか無いだろう。
ダイン 「難しい顔をしてますね、やはり仲間に加わりますか遊魔の淫欲は人間より遥かに多いですからね」
七実 「それも有るんですが、最近のダイン様は激し過ぎて、既に真夏ちゃんも華美ちゃんもへとへとになってます、ダイン様がまだ足りないのであれば七実もお相手しますが、どうも牝が足りてない気がして」
ダイン 「いいんですか牝を増やしても、確かに最近私の性欲が強くなって三人には迷惑を掛けていると感じてはいたんですが」
七実 「七実達三人は反対しませんよ、真夏ちゃんと華美ちゃんも十分解ってますよね」
ファービ 「うん、華美と真夏先輩じゃダイン様を十分満足させられないみたいだから、ダイン様を満足させるのが遊魔の牝の役目だよね」
真夏 「はい、真夏と華美じゃ役不足みたいです、今日は七実に手伝って貰えば何とかなりそうですけど、今後、牝を増やすべきだと実感してます」
ダイン 「私としては余り目立たせないつもりでしたが、牝達を疲弊させてしまうのは嫌ですからね、充実した牝を抱いてこそ私も充実出来ますし」
ダインによって遊魔の拡大路線は示された、異形と違ってダインに抱かれる事で増やせる遊魔は拡大自体はそれ程難しい事ではないのだが、その候補者の選定にはダインの意志が不可欠だ、七実はダインの好みそうな級友を何名か思い浮かべてみたが、誰も何かが足りない様な気もする。
だが、暫くは七実達が頑張れば何とかなる筈なので、候補者の選定には十分に時間を掛ける必要があると七実は考えていた。
おまけ
ダインの私見パラメーター
三宅祥子(異形) ニア・ミーケ(遊魔)
淫 12 淫 753
技 700 技 800
体 350 体 520
ニア・ミーケはダインよって与えられた新しい名前
異形祥子の時の淫12はギリギリダインが抱けるレベルだったが、七実によってダイン好みに作り変えられている、だが、糞が臭い欠点は残ったままで、愛耶別荘のトイレが一つニア専用にされている
猫タイプの特性から素早い動きを得意とし、その速さはファービを上回る
元異形の為か体の能力にも優れ、個体戦闘力も高い