004-039
覚醒を果たしてからかなりの時間をダインとの口付けに費やしていたフィセーリアだったが、不意に開けた目に映ったフィリッカとフォティーヌを目にして、好奇心が抑えられなかった、特にフォティーヌは魔術的な行為が行われている様で、変貌した姿が気になって仕方が無い。
名残惜しさを感じつつも、好奇心に負けたフィセーリアは口付けを止めてダインに問い掛ける事にする、確かに堕液の効果は現れているが、人間ほどの効果は出ていないのだ。
フィセーリア 「ああ、世の中にこれ程の幸福が存在していたなんて、私、四百年生きたのに・・・」
好奇心はあるものの、言葉にしたのは自らの心の変化だった。
だが、その変化は当然の事で、フィセーリアの思考自体が耳長のモノとは違う、遊魔の牝のモノへと変化したからだった。
ダイン 「それは喜しい事です、望んで遊魔に成る事の方が良いに決まってますからね、その意味ではフォティーヌには申し訳ない事をしました」
フィセーリア 「ユーマとは国の事では、あ、ダイン様の身体が魔族の様に変化しています、フォティーヌの身体が天に魅入られた様に見えるのもダイン様の仕業なのですか」
天に魅入られるとは、耳長独自の妊娠に対する考え方だ、耳長は伴侶を得るまで性的知識が与えられずに天に魅入られた者が子供を授かると教えられているのだ、性欲自体が控えめな耳長は婚姻の儀式を行ってから、性交の知識が伝授されるので、処女のフィセーリアはフォティーヌの身体の変化について多くを知らないのだ。
ダイン 「天に魅入られるですか、耳長には神というモノは存在しないのですか?」
フィセーリア 「偉業を成した者を特別視はしてますが、日本の感覚でいう神にあたる存在は有りません」
ダイン 「妊娠の知識は得られていないのに、日本の知識は得ているんですか?」
フィセーリア 「そういえばそうですね、不思議と理解している事も有りますけど、解らない事も多いです、でも、堕とされる前よりは賢くなったと思います」
ダイン 「長年知識を蓄えたフィセーリアにそう言って貰えるのは光栄ですね」
フィセーリア 「そんな、まだ断片的だと思える知識だけでも凄まじい量です、頭を掘るとまだまだ知識が湧いて行きます、あ、なるほどダイン様は繁殖プロセスを利用する事で遊魔を生み出してきたんですね、それにもうザキトスの後継者まで手懐けているなんて」
ダイン 「フィセーリアはザキトスと戦ったという話でしたね」
フィセーリア 「はい、数体のマギガントで代わる代わる交代で攻撃を仕掛けて、弱ったところを押さえ付けました、留めはクリュージアに任せましたが、人類大陸の今後を考えると人間に任せるべきだと判断したんです」
ダイン 「そういう判断を三百年前にしたとは、フィセーリアは当時から優れていたんですね」
フィセーリア 「残った耳長の中で一番位が高かっただけです、私より優れた騎士は一騎打ちでザキトスに討ち倒されていましたから、私は死ぬのが怖くて集団で迫ったんです」
ダイン 「名誉よりも実利を取った訳ですね、卑怯者と言われようが私はフィセーリアの判断が正しいと思います」
フィセーリア 「何でしょうか、今までの胸のわだかまりが消えてしまいました、他人にいろいろ言われてきましたが、ダイン様に認めて貰えた事実だけで満足しています」
ダイン 「それが遊魔思考というモノですからね、世界の常識よりも、私の評価が最優先なんですよ」
ダインは遊魔価値観を共通化する事で絶対的な権力体制を維持している、ただ、基準がダインそのものである為にところどころ変化する事も有るが概ね上手く機能している、それ故に四百歳の長寿生物が遊魔に加入しても、直ぐに遊魔の社会に上手く適合する事が出来るのだ。
フィセーリア 「確かにダイン様に都合の良い価値観なんでしょうが、私が救われた事も事実です、まさか三百年の悩みがこうも簡単に解消されてしまうなんて」
ダイン 「フィセーリアが遊魔に変わりつつある証拠ですね、そしてこのフォティーヌはより遊魔へと近付きつつあります」
フィセーリアは変わりつつある友人の姿に息を呑んだ、細身の身体は不自然な程に腹部が膨張しており、全身を覆い尽くした紋様は禍々しく有ると同時に女体と合わさって美しさも強調されている。
フィセーリア 「正に生きた芸術ですね、自らの身体で美を表現されるなんて、この上なく幸福な事だと思います」
ダイン 「直ぐにフィセーリアも体験して貰います、私はこの感動を誰かと分かち合いたくてフィセーリアに目覚めて貰ったんです、フィセーリアに喜んで貰えて嬉しく思います」
フィセーリア 「ダイン様の作品を喜ばない遊魔などいませんよね、そして喜べる感性を与えて貰った事を心から感謝します、それに私も直ぐに遊魔に魔進化させて貰えるなんて」
ダイン 「確かに現状ではフォティーヌが一歩リードしていますが、耳長騎士達の長としては不満も有るでしょうね、それにフォティーヌで精製した中和剤も良く効いている様なので、魔進化を進めましょうか」
フィセーリア 「是非ともお願いします、遊魔の素晴らしい力をこのフィセーリアにお与え下さい」
ダイン 「解りました、でも、フォティーヌの様子も気になるでしょうから、周囲にも個々の姿を投映しましょう」
ダインはまた空中パネルを操作すると、ビグ・ユーマの艦橋内部の至る所に耳長三人の姿が映し出されて行く、これなら何処を見ても三人の現状が理解出来るだろう。
フィセーリア 「凄いですね、耳長の魔術よりも数段上を行ってます」
ダイン 「娯楽として進化した技術ですから、ここまで行き着く文明も珍しいと思います、ですが娯楽を応用して、民衆に都合の良い価値観を植え付けた事で権力層は安寧を得る事が出来ているので、友好的な支配手段なんでしょうね」
フィセーリア 「同じ情報を与えて、思考を誘導して行くわけですか、思考自体を導くダイン様のやり方の下地という訳ですね」
ダイン 「それを理解出来るフィセーリアは実に私好みです、早く遊魔へと魔進化させて上げたいですが、フィリッカも同時に魔進化させます」
ダインの尻尾が伸びて、フィリッカのカプセルに潜り込むと根元から切断される、切れた尻尾は意思を持つ一つの生物の様にカプセル内部に入り込んで行くと、先に潜り込んだ先端がアナルからフィリッカの中へと侵入して行く。
ダイン 「これで準備は整いました、他の者の経過は記録していますので、フィセーリアは気にせずに楽しんで下さい、既に頭は私と触れ合うだけでも満足出来ますよね」
フィセーリア 「はい、この頬に触れる手の感触だけでも満足しています」
頬に触れるダインの手を上から手で覆って、フィセーリアは和らいだ表情を浮かべている、それは幸福を享受している少女の顔の様で、それをこれから牝のモノへと変えて行く背徳感にダインの興奮は増して行き、象徴たる肉槍が滾り勃つ。
フィセーリア 「ダイン様の股間からこんなにも太いモノが、コレを受け入れるのが性交という行為なのですね」
ダイン 「はい、本来なら子孫を作る行為です、ですが、私との初性交はフィセーリアを遊魔へと魔進化させるモノです、中和剤と共に強制排卵を促す薬剤も注入しましたので、そろそろ効果が現れているでしょう」
ダインの言葉に腹部を撫でるフィセーリア、脳が堕液に染まった事で得られた知識を習得して行く内に、自らに対して行われるダイン流魔進化の予習を完了させているのだ。
フィセーリア 「子供を作る力を、永遠の命に変える訳ですね、耳長は長寿なので永遠の生を望む気持ちは有りませんが、ダイン様の傍らに置いて貰う為には魔進化は欠かせませんよね、何よりダイン様の美がこの身体で表現される事に幸福を感じます」
そう言ったフィセーリアの目線には、フォティーヌとフィリッカの今が映っていた、フォティーヌはそれ程の変化は無いが、フィリッカはアナルから侵入した尻尾の大半が潜り込んだ様で、大分お腹が膨れてしまっている。
ダイン 「なら、この肉槍の滾りをその身で受け止めて貰いましょう、耳長の性器の構造は挿れてみないと分かりませんが、私の身体は肉槍の形も変化させられます」
そう言って、ダインはフィセーリアの陰裂を指でなぞるとしっとりした蜜が滲んでいる、淫らな知識を習得したフィセーリアは既に頭の中で想像して、身体を反応させているのだ。
あぐら座りをしたダインが、フィセーリアを抱えて脚に乗せると、陰裂に肉槍を当てがって最良のサイズを探って行く、そこで導き出された情報によって、ダインは肉槍をかなり細めると、四本の腕を使ってフィセーリアを宙に浮かせると滾り勃った肉槍の上にフィセーリアの陰裂を降下させて行く。
フィセーリア 「いよいよですね、ダイン様の抱かれる初めての耳長という栄光、これまで上げたどんな武勲よりも価値があります」
ダイン 「それほどフィセーリアが魅力的だという事です、エルフ枠は日本男児の永遠の憧れですから」
フィセーリア 「アニメとか漫画という娯楽に出てくる種族ですよね、日本では空想の筈なのにアーグルで似た耳長が居るのは変な感じです」
ダイン 「まぁ、元々日本発祥のモノじゃ有りませんからね、ですが永遠の若さを持つ女性は男の夢ですからね、私が遊魔に永遠の若さを与えたのも自分の夢を叶えた訳です」
フィセーリア 「ダイン様の求める姿であった事を感謝します、さぁ存分に堪能して下さい」
気丈な言葉を返したフィセーリアではあったが、肉槍の挿入にはかなりの痛みが伴っていた、だが、女としてダインに応えたい意思は堅く、眼尻を涙で濡らしながらも肉槍を受け入れて行く。
そんな健気なフィセーリアに対して、ダインは長い舌で涙を舐め取って労ってやると、舌先を口元へと移動させて、お互いの舌を絡み合わせて行く。
そうして、人間には不可能な遊魔性交はフィセーリアの身体に確実に快楽を芽生えさせて行く、挿入から僅かな時しか経ていないが、陰裂からは滴る程に淫蜜が流れ落ち、いやらしい水音を響かせている。
ダインは、その状況に満足してフィセーリアを開放してやると、ダインに絡み付いたフィセーリアは自ら腰を動かして快楽を得ようとしている。
ダイン思考 『対魔抗体の中和剤が効果を発揮している様です、手強いと思われた耳長も人間と変わらない程に乱れています、もっともフィセーリアに淫乱の素質が有っただけなのかも知れませんが』
ダインは懸命に快楽を得ようと動くフィセーリアが可愛くて仕方が無い、自身よりも遥かに歳上の牝に懐く感情として変だとは思ってしまうが、耳長の女性達はダイン好みの青い果実の様な歳格好で、歳上とは思えないのだ。
フィセーリアの耳には身体の動きとは別の振動が起きている様で、長い耳がもの凄い勢いで振動している、そして、耳がピンと張った瞬間に陰裂が締め上げられて潮を噴く、それは明らかにフィセーリアが絶頂した証で、腰を振る動きが止まっている。
四百年生きて、初めて味わう絶頂にフィセーリアは戸惑っている様で、知識は得ても体感する事は全く別次元の様だった。
ダイン 「性に疎い様でしたが、悦んで貰えて何よりです、ですが、次からは私が動く番ですよ、フィセーリアの身体を私のモノへと作り変えなければいけませんので」
フィセーリア 「いよいよなのですね、私には構わずに存分に堪能して下さい」
ダイン 「フィセーリアの淫らな素質ならば十分に楽しめるでしょう」
ダインはフィセーリアを抱いて身体を起こすと、前に倒れ込んで押し倒す、肉槍は一旦抜けてしまったが、股を広げさせて尻を上げさせると、陰裂は蜜で溢れて準備が整っている。
そして、一回り太くなった肉槍が陰裂を掻き分けて埋没して行くと、フィセーリアは苦痛と歓喜の入り混じった声を上げる。
フィセーリア 「グピピィ〜、痛いけど気持ち良いです、お股がダイン様に押し広げられて、ダイン様の牝へと変えられてしまいますぅ」
ダイン 「その通りです、フィセーリアはもう私専用の牝の一人です、死ぬまで私以外の男と交わる事を禁止します」
フィセーリア 「そんな事造作も有りません、ダイン様に巡り合う為に四百年も待っていたんですから」
可愛い言葉を返したフィセーリアにダインも熱量が増して行く、肉槍は直ぐに子宮口へと到達し、反発と同時に大きく引いてからまた深々と押し込んで行く。
その荒々しい抽送にフィセーリアは、苦痛と快楽が入り混じった声を響かせて、存分にダインを楽しませていくのだった。
おまけ
フィセーリア・クルトフェルス 耳長派遣騎士隊の隊長で、隊の最年長騎士、三百年以上を騎士として過ごし、ザキトス戦役時には人類圏に派兵されてザキトス自身とも戦っている。
一流の騎士というだけでは無く、マギガント技術者としても凄腕で有る為にユーマを見極める最適の人物として抜擢された。
耳長騎士団の目的はダインが作り上げた浮遊母艦の性能調査であり、その役目を任せるにはフィセーリア以上の適任者がいなかった、そしてフィセーリアは実際戦った経験などを考慮して浮遊母艦が耳長騎士団が求める以上の性能を有していると判断して、早急に接触を図った結果、ダインに籠絡されてしまう。
四百歳越えで、東方大陸耳長としては年長者で、耳も大分傾いて来ているが、耳の傾き以外は幾ら歳を重ねても耳長の身体に変化は無い。
アーグル世界人類種は耳長であっても純粋魔力を保有しており、齢四百歳を越えたフィセーリアも騎士としての役目をこなす為に純潔を保っていたが、それがダインの条件を満たす結果となってしまった。
因みにクルトフェルスとは苗字では無く、フィセーリアが居住している大木の名前である為、一族であっても同じだとは限らない。