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私とサチは同じ高校の友達で、その日も一緒に帰っていた。
それが突然意識を失い、気付けば白い床と天井、鏡とガラス張りの部屋に閉じ込められたのだ。
不安しかなく、それ以上に考えることはもはやなかった。
屈強そうな男の人が数人部屋に入ってきて、サチの腕に注射をした。
「何!? どうして!?」
叫ぶように聞くが無視されるし、私がしがみついても振り払われる。
男達は去っていって、私達が取り残される。
暫くすると、サチは苦しみ始める。
皮膚の色が変化し、顔や身体が変形し始める。
変色した皮膚の内側から鱗のようなものが浮き上がり、そして皮膚を突き破る。
指が伸びていき、引っ張られた皮膚は裂け、その中から新しい鱗で出来た皮膚が現われる。
太股は膨れあがり、つま先が伸びていく。
手足足先の爪は鋭く、丈夫に伸びてく。
サチは頭を抱えて「がぁぁぁ!」と叫んでいる。
私が駆け寄り身体に触れると、「駄目! 逃げて!」と叫ぶ。
背中が盛り上がり、そして皮膚がはじけ飛ぶと、背中からは大きな翼が広がり、尻尾がごろりと転がった。
髪の毛がごっそりと抜ける。
顔の構造が崩れていき、下顎、上顎が伸びる。牙が生える。
「こんなの嫌だ! 殺して!」
それがサチの最後の言葉だった。
目の前に現われたのはドラゴンとも、リザードマンとも言える存在だ。
制服の一部が身体に纏わり付いている。片方の乳房はかろうじて隠され、スカートはちょうど良い感じに股間を隠していた。
身体の線が滑らかで、おっぱいもあるので性転換はしていないように見える。
息を荒くし、肩を前後させている。
自分の手と鏡に映った姿を見て、絶望しているようには見えた。
「サチ……大丈夫? 私の事が分かる?」
私が問いかけると、ゆっくりと私の手を取った。
が、それもつかの間、頭を抱えて倒れ込む。
そのまま右へ左へと身体を転がし、同時に太い尻尾がのたうち回った。
怖くなって離れると、サチの苦しみは収まったようだ。
が、立ち上がったサチは身体をビクビクとさせると、スカートの隙間から極太のペニスが生えてきたのだ。
サチは一歩ずつ近付いてくる。
私は怖くなって「サチ! サチ!」と叫び逃げ惑う。
サチは羽を広げ、手を広げ、完全に私を捕らえる格好になっていた。
そして狭い部屋ではもう逃げ場はなく、追い詰められたのだ。
「サチ、私の事分かるよね!? 分かるよね?」
必死に問いかけるが、応答などなかった。
そこからサチは私をレイプした。
犯されている間の私は、サチの名前を叫び続け、「お願い! 気付いて!」と何度も叫んだ。
小一時間ほど犯され続けた。何度射精されたか知れない。意識は何度か飛び、そして射精のショックで起こされた。
最後の射精の時、射精半ばでサチは私を突き飛ばした。顔に、身体に大量の精液が掛かったが、私はそれを拭うことも出来ずに倒れたままになった。
ぼんやりした意識の中、サチは両手で顔を覆い、泣いているのが分かった。
千切れた制服をかき集め、自分の身体を隠そうとする。
健気で可哀想なサチ……
そう思うのは、自分のこの状況を忘れたいからかも知れない。
それから数日を室内で過ごした。
眠る時も食事も一緒に寄り添った。
が、一日のうち数時間は人間の知性はなくなり、私はひたすらにおかされた。
もう途中からは、サチならばいいかと思い、遂にはその行為を楽しむようになった。
サチは隣の部屋に呼ばれた。ガラス張りの向こう側の部屋だ。
その日はなんだかだるくて、遠目でサチを見送るだけだった。
そして、部屋の中にもう一人女の子が放り込まれた。
高校生だろうか? 制服を着ている。
サチが頭を抱えている――理性を失う時だ。
女の子は私の姿を見つけて、ガラスの壁を叩きながら叫んでいる。
必死に助けを求めている。
当然の如くサチは女の子を犯した。
しかし、犯しているうちに女の子は快楽に溺れていくように嬌声を上げた。
後ろから突かれつつ、壁に手を突いて私に見せる顔は、だらしなく、そして溶けている。
その姿を見ていると、段々皮膚の色が違ってきているように見えた。
徐々に手足の先が変化し、顔も変わっていく。
最後の射精の時には絶頂してそして、最後の人間の皮を脱ぎ捨てた。
それからドラゴンとドラゴンはまぐわい続けた。
ああ、本来アレが望まれるべき事だったのか。
サチも同族が出来て嬉しいのだろう。
私は別の部屋に移る事になった。
その部屋では、何度も注射をされる事になったが、私がドラゴンや他の化物に変身する事はなかった。
また、別の様々な"元女の子"に犯されもしたが私が変身する事はなかった。
ある日、また注射を打たれた。
どうせ、何も起こらないと思った。
そこに現われたのはサチだった。
似たようなドラゴンは何匹も見たが、間違いなくサチだった。
.サチは意識を保っていたが、私が求めたのでセックスをすることが出来た。
どんな姿だろうが、それがサチというだけで嬉しい。その彼女をつかの間でも幸せに出来るのであれば、それ以上の事はない。
こんなところでそうすることが出来るのは、ただ一つ、私の身を捧げる事だけである。
何時間セックスをしただろうか。
私は何度も求め、そしてサチは何度も注いでくれた。
サチが去り、暫くぐったりしていたら、お腹が膨れている事に気付いた。
否、それはどんどんと膨れていっている。
驚くべきスピードで身体の中に新しい命が育まれていく。
数時間で臨月に達し、そして、私はたった一人、部屋の中で卵を産んだ。
どんな叫び声をしたか、自分にも分からない。
男共が現われ、そして、卵を奪おうとした。
私は必死で男に掴みかかると、男を突き飛ばし、そして投げ飛ばした。
壁にぶつかったものは、首を折って死んだり、ガラスに突き刺さって血だらけになって死んでいた。
扉はすぐ閉まったが、多分、自分の力なら開けられそうな気がした。
サチですら明けられなかった扉だ。
でも、自分は、この卵を守ることしか考えられなかった。
サチを探そう。
卵を抱きかかえ、扉を蹴破り、そして、研究室の内部に足を踏み入れた。
マシンガンを持った兵士が現われたが、私に敵うものではなかった。
何発か撃たれたと思うが、傷口はすぐに塞がった。
刃向かう者を殺し、閉ざされた扉は全て破壊した。
何人もの元女の子が逃げ出した。否、全ての子を解放した。
世の中に出て、彼女たちがまた人を襲い、そしてどうなるか――損なことはその時、一切考えていなかった。
私は、サチを見つければそれでよかったからだ。
私はサチを見つけた。二人で抱き合い、そして私達の卵だと伝えた。
永遠はここにあるのだなと確信した。
女性研究者は犯され、当然変身していった。
男の研究者や警備員は悉く殺された。
実験体は全て解放された。
日本の事、世界のことなんてどうでもいい。
それから、私達はここを家として何度も交尾し、何匹も子供を産んだ。
何十年も経ったが、我々は衰えを知らなかった。
そして、我々を襲う人間も一人としていなかった。
世界に目を向ける事はしていない。
街の風景が荒廃してきている。恐らく人類は滅んだか、滅ぶに近い状態にあるのだろう。
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