再び旅立つ

  あれから一年が経った、エドアを太らすという頼みもあり俺はここにしばらく住んでいた。

  エドアを太らすって大変というよりは俺は鍛錬で痩せるようやってはいるが。

  「なんか余計増えてる…」

  腹をつまむと余分な肉がさらについている…おかしい?鍛錬は結構しているのに痩せてない!?むしろ増えてるというよりは。

  「筋肉はつけている…それに疲れもあまりないな」

  「だから言ったであろう?我の加護によってザドラの疲れは軽減していると」

  横からエドアが割って入ってくる、確かに疲れはなくエドアの加護はすごく思う鍛錬を多くしてみると疲れもそこまでなくむしろ楽にはなっている。

  しかしお腹は引っ込むどころか余分な肉がついている…鎧もさらにパツパツで壊れそうだがエドアの加護で鎧も付与されていていて壊れる心配はない、水という自由に形を変えられるため壊れることはないようだ、それよりこんな太った原因は。

  「料理がうますぎたからか…」

  「いいではないか?我には得だぞ?」

  「お前だけは得だが俺にとっては損だぞ!」

  料理も段々うまくなっているというよりは加護を豊富に詰まった木の実や果物が栄養豊富によって中々痩せられない分疲れはそこまでなくスタミナが無限にあるような感じだ。

  そう考えるとバテることもなく動きもデブなのに動けるのは得なのはあながち間違いではない、間違いではないが……。

  「そう言うな、おかげで我も少しは体格がよくなったであろう?」

  うん…一年前と比べるとエドアも変わっていた、小竜サイズだがお腹自体に肉がついていた。

  実際本来の姿になってみたのだがちゃんと肉付きも出て細身ではなくなっていてこれで頼まれたことへの達成にはなったところだろう。

  「まあこれで満足だろ?」

  「まだ満足ではないがこれで他の奴らに自慢できる!」

  ドヤッとした顔で俺を見る、いや他の古のドラゴン達に会ってから言ってくれませんか?

  「んじゃそろそろ俺も町に行こうとは思うんだが?」

  「そうだな…ふむ、そういえば町にはうまい物があるようだが?」

  どこから情報仕入れてきたんだ?まあ飛んでどこかに行っているのは見かけたがまさかそこで。

  「あ、まあそうだが」

  「なら行こうではないか!うまい物にありつけるなど楽しみだ」

  あ~はいそうですか、なんか一年もの間にエドアお前グルメになったのか?毎回料理を作っているのは俺なんだが?っとその前に。

  「行く前に俺のステータスを確認していいか?どのみち魔物との戦闘もあるし」

  「確認か、我の加護もあるしそこまで見る必要があるのか?」

  「まあ俺がわからないのもあるし久しぶりに確認しないとわからない事があるから」

  実は一年もの間俺はステータスを開いていない鍛錬やエドアへの料理を作ったりでそれどころではなかった、俺は半透明な板を表示し確認する。

  今の俺はこのようになっていた。

  [newpage]

  名前:ザドラ・エイスカッシュ

  クラス:タンク

  レベル:5628

  体力:86712

  攻撃力:68720

  防御力:78381

  魔力:99999

  魔法防御力:56248

  素早さ:32675

  体重:152

  スキル:防御魔法、水属性魔法、絶対防御、水防壁、魔力変換、スタミナ軽減(極)、水耐性(極)、念話、気配察知

  加護:古水龍の加護

  従魔:古水龍

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  な、なんだこのステータス!!!?待て待て!?確か一年前はレベルも確か2000程度だったような、それに魔力は低かったはずなのに魔力カンスト!?タンクだった俺は魔力自体防御魔法が使えるぐらい低くそこまでの数値ではなかった、ってかちゃっかり体重まで書かれていて俺ここまで太っていたのか!!?

  それに水属性魔法に水防壁、恐らくエドアの加護によって追加されているのだろうが魔力変換?俺は魔力変換のところを触れると。

  魔力変換:魔法を使用する際に別の方から魔力を変換するスキル、ザドラの余分な肉を魔力に変化して魔法仕様が可能。

  これは使えば余分な肉を減らせるということか、でも魔力カンストで使う機会あるのかわからない、でも使えばこの腹についた余分な肉を減らせるなら得かもしれん。余程の事がない限り。

  「終わったのか?」

  「確認はできたが魔法に関しては旅しながら練習していくしかないな、そういえば…エドアのステータスも気になるな、確認していいか?」

  「好きにしろ、早めに済ますのだぞ?」

  そう言われエドアのステータスを確認してみる。

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  名前:エドア

  クラス:古水龍

  レベル:9999

  体力:99999

  攻撃力:89999

  防御力:99999

  魔力:99999

  魔法防御力99999

  素早さ:98999

  体重:???

  スキル:水属性魔法、氷属性魔法、風属性魔法、水防壁、スタミナ軽減(極)、水・氷・風耐性(極)、ステルス(極)、念話、気配察知

  加護:古水龍の加護

  契約者:ザドラ・エイスカッシュ

  うわほとんどカンスト、だけど一部カンストしていないところもあるが体重が隠れてしまってわからないのもあるが見た感じ太っているのはわかるから触れないでおこう。

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  「終わったか?」

  「確認できた、んじゃ出発するがどうやってここから出るか」

  出発したいところだがどこから出るのかわからない。

  「ならば我が本来の姿に戻って飛んでいけば問題ない」

  「んじゃ頼む」

  エドアは頷くとエドアは本来の姿に戻る、お腹の肉は目立っているが若干少し筋肉が発達しているのは見受けられる。

  俺はエドアの背中に乗り俺達はエドアの住処から飛んでいった。

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  「さてどこからいくか」

  地図を表示されながら目的地を決める、地図自体も半透明な板で表示できるため紙の地図は必要なくなった。

  ここからだとやっぱ食い物がうまい場所にした方がいいだろう、エドアがうまい物食うとかで叫ばれたら大変なことになる。

  「そうなると南にオーデラスという町があってあそこは確か肉がいいらしい」

  「ほう!肉料理なら賛成だ!早速行くぞ!」

  俺達はオーデラスへと向かった、エドアに乗せてもらうおかげで移動は楽だ…しまった一年も経ってしまっているからギルドカードの更新をしていなかった、ギルドもよっておかないとな。

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  エドアのスキル『ステルス』により町の近くに降り立った、ここから町には数分でいけるはず。

  「楽しみだな!」

  エドアはもうウキウキしている、よほど食いたいのか…影響強いだろ。とりあえず行くか…ん?

  「ザドラよ、気づいているか…」

  エドアはそう言う、まあ気配察知で複数の気配がする…これはもしかすると。

  「へへっ」

  草木からバンダナを巻いた筋肉骨々な奴らが出てくる。

  「おいそこのデブな兄ちゃんよぉ~?」

  「ここを通りたければ通行料を払いな?」

  「どこから現れたか知らんが金を払ってもらうぜ?」

  ケケッと笑う奴ら。こいつらは盗賊団か。

  『どうするザドラよ?こやつら相手に我が相手してもいいのだが?』

  ふと頭の中でエドアの声が響く、俺とエドアには念話のスキルがあるため声を出さなくてもこうして話すことが可能だ。っと、先ほどの答えだが。

  『お前だけでいいけど俺もやるぜ、まあ盗賊団だし捕まえれば報酬も手に入って肉や材料を手に入れやすいし今夜泊まる宿代も確保できるしそれに俺も魔法使うの試しでやってみたいしな、後捕まえるから命を奪うなよ?』

  『了解した、魔法を使ういい機会だやるとするか』

  俺は頷いて背中の斧を掴み構える。

  「払わないってか?なら」

  「力ずくで払わせるまで!!」

  一斉に奴らは俺達に襲い掛かる。

  ナイフで切りつけようと襲い掛かってくるが俺は瞬時にプロテクタをかけて防御を上げてダメージを軽減させる、しかしエドアと一年鍛えられたのもあって痛みはなかった。

  「なにっ!」

  「今度はこっちの番だな!」

  俺は魔力を集中させ斧に水を纏わせる。

  「サーペントスクワー!」

  斧を振ると水は蛇の形となり盗賊団の奴らを纏わせる。

  「がごぼっ!?」

  「ヒッ!」

  残った奴らはビビって逃げようとする。

  「逃がさんぞ、アイスクレイドル!」

  すると残った奴らはエドアの魔法により突如氷の牢獄に捕まり動けなかった。

  「これで大丈夫だな」

  俺はサーペントスワローを解除し気絶した奴らを水属性の魔法で拘束する、縄がないしこれで大丈夫だとは思うが。

  「んじゃこいつら連れて町まで行くか」

  俺とエドアは盗賊団を連れて町へと向かった、気絶した奴らをエドアの魔法アイスクレイドルに入れてそのまま運んでいった、水属性の魔法使えば楽に運べるからいいか。

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  町の検問に来ると騎士達が来て俺達を囲う。

  「あの、実は…」

  俺は騎士達に説明した。

  「お~そうでしたか!ではこの者達は我々に任せてと従魔の場合はギルドでの申請をしてくれると、それと身分証か何かあるか?」

  「えっと、はい」

  俺はギルドカードを提示した。

  「う~ん、どうやら期限の方が切れているようだ、ギルドで新たに申請する必要があるな…通っていいぞ。ただし従魔に関してはくれぐれも町で暴れたりしないようにな」

  「わかりました」

  ギルドカードを渡され早速ギルドへと向かった。

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  オーデラスの町は王都よりは規模が中ぐらいの広さだが賑わっている。ギルドはここから東にあるようだ、俺達はそのまま東に向かった。

  「ここか」

  数分後でかい建物の前に来た、ここがギルドのようだ。

  「とりあえずエドラはあまり目立つようにならないよう静かにな?」

  「了解した」

  俺とエドラはギルドへと入っていった。