ここはフォックと蒼剣がいた世界の魔王城、天気は快晴でもはやイメージが違って明るい感じになっていた。
そんな魔王城の中にある部屋、そこには一人の竜人が寝ていた。白くぽっちゃり体型の竜人で朝なのに眠っている。
すると部屋にせばすが入ってきた。
「アストル様、朝です」
「う、う~ん…もう朝か」
むくりとアストルと呼ばれる白竜人が起きてきた、シーツから出たぽっちゃりで見事な曲線をかいたお腹が目立っていた。
「朝食ができましたので顔を洗って食堂へお越しください」
「わかったよせばすさん」
そう言いアストルは伸びをして着替えてから洗面所へ向かって顔を洗った後食堂へと向かった。
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食堂のテーブルには完成した料理が並べられていた、どれも魔王城の魔物達が作ってくれたようで早速アストルは椅子に座った。
「いただきます!」
そのまま料理を食べる、量も多くてアストル自体満足のいくように料理担当の魔物達は考えていたようだ。
「今日はベーコンエッグだけでなくハムサンドなど洋食の方をご用意し、さらにカツサンドも出させてもらいました。アストル様のスタミナなど色々考慮しての朝食となっております」
せばすが付け足して説明する。魔物で見た目は鳥の魔物であるせばすは長年この魔王城の管理などフォックがいない間の代理として魔物達などを纏めていた。
アストルが魔王代理になったことでせばすの負担も減っていた。
「うんおいしい♪」
食べながらもアストルは食事を楽しむ、するとアストルから魔力が漏れていた、実はアストルの魔力はフォックから少しもらっていてそのおかげかアストル自体の魔力はもらった魔力より膨大であり気が緩むと溜め込んでいた魔力が周囲に出してしまうのだ、そのため魔力酔いが出て気分を悪くしたり、特に人など人間には魔物化もしてしまうというとんでもない能力となっている。
「おや魔力が漏れていますね、アストル様の魔力を吸収頼みます」
せばすがそう言うと何やら電気のような物が起動してアストルの魔力が吸われていき食堂周囲の魔力が消えていた。
「あ、すみません」
アストルが食事を止めて謝る。
「いえ、魔王様にはいつ何かあった時に対応できるよう我々が動いているのです。アストル様の魔力は人間には強すぎるのもあります、もちろんこの魔王城には人間の方々もいたりしてるのでそうならないよう我々で対応しています」
どうやら何かの対応にはちゃんとフォックは指示していたのだろう。
「とりあえず食事の後は今日の仕事などありますので、白竜部隊の方も準備は整っております」
「わかりました」
アストルは残りの料理を食っていく、竜人になってからだけでなく、アストル自身フォックの姿というよりは竜人の姿に憧れたりしていてさらにフォックと気が合うのもあり人間だった姿を竜人という姿へと変えて自身もぽっちゃりした体型となってしまっているが人間の姿の時は普通の細い体型となっている。
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「今回の仕事はこのようになっております」
せばすから仕事内容が伝わりアストルは資料などを目で確認する、主に魔王城の城内の管理など様々である。
「えっとここはメンテナンスが必要ですね、後は蒼剣さんの仲間の方々に他のとこのメンテを頼んでください」
適格にアストルは魔物達に指示する。
「スカルドラゴ団の皆はとりあえずこの世界で何か異変がないか調査を頼むよ」
「了解!」
この世界に来ているスカルドラゴ団の団員達には世界に異変がないかの調査を頼みだす、この世界のスカルドラゴ団の衣装は黒いローブを主に来ている、これはこの世界がファンタジーな部分もあるため別世界のスカルドラゴ団の衣装では似合わないためこの世界限定の衣装となっている、彼らはスカルドラゴ団のアストル率いる部隊『白竜』である、彼らもそれぞれ調査へと向かった。
「さて、こちらも仕事しないと」
アストルは魔法陣を展開して仕事する、この魔法陣はいわゆるパソコンみたいなものでこうしてデスクワークなどをしている。またフォック達との報告なども魔法陣などでやってはいるようだ。
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お昼になった頃。
「ふう~お腹すいてきた」
午前の仕事を終えたアストルは食堂へと向かった、そして食堂につくと席につく。
「お昼でございますアストル様」
せばすがお昼を用意した、お昼もボリュームがある料理が多くアストルでも食べきれるのかどうかわからない量だ。
「ありがとうございます、いただきます」
それでもアストルはいただいていく、量が多くてもアストルにはなんともなかった、最初は小さい量など自分で食べれる量であったが今は竜の姿でかなり食べられるようになっていった、竜の姿になってからアストルは変わっていった、お腹自体もぽっちゃり体型だが本人は気に入っている。
フォックのような竜の憧れを抱いていたからこそアストルはこうして魔王代理という大きな役割を任されたのだ。
「ごちそうさまでした」
あっという間にお昼の料理を完食してしまった。
「さて午後は外で魔法の訓練、休憩でオスドラのモフモフなどもあります」
「ありがとうございます、その前に休憩してから行きます」
そう言うとアストルは食堂を出た、魔王代理となったアストルによってフォックがいない代わりがうまく務めていたのであった。
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ところ変わってフォックが今いる世界の朝、スカルドラゴ団の寮の外では朝早くからトレーニングを行ってる団員達がいる、ついでに蒼剣もいるようだ。
「おしっ!まだまだ行くぞ!」
「押忍!」
スカルドラゴ団にはそれぞれ部隊があり蒼剣や雷黄などを中心としてそれぞれ役割が分担されている。
蒼剣がリーダーの部隊『風蒼』の団員達のほとんどが筋肉質だが朝のトレーニングをしている団員はぽっちゃりやガチムチな団員達ばかりだ、一部の団員の方は起きる時間は別である。
一方寮の方では朝食が作られており食事の担当はそれぞれの部隊で当番制となっている。だが蒼剣たちの部隊『風蒼』は朝食抜きでトレーニングを行っている。
だが一部の『風蒼』の団員達は普通に起きて朝食を取っていた、それぞれ鍛え方やトレーニングなどが違うため一部の団員達は朝食を取っている。では朝からトレーニングを行ってる団員達はどうするのかそれはまた後ほど話そう。
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「マスター、朝ですよ」
「う~ん、もう朝なの~?」
眠たそうにフォックが起きる。
「フォックさん起きたのか?朝食の準備ができたようだぜ」
そこに一人の団員が朝食ができたことをフォックに報告してきた。
「ありがとう、着替えていくから先に食べてて」
団員は頷いて部屋を出た、さっきの団員はフォックが率いる部隊『勇竜』の選ばれた団員だ。
「朝から蒼剣さん鍛えてますね~」
「まあ相撲のトレーニング方法など団員達それぞれの鍛え方でやってるから好きにやらせておけばいいよ、蒼剣の部隊はそれぞれ体型が違うけど部隊としては同じ所属でもある」
そう、『風蒼』のトレーニング方法によっては団員達の体型は違っている。
朝からトレーニングしてる団員達が太っていてかつ朝食をとらないのは蒼剣の体型にある。元々蒼剣が相撲大会など色々なスポーツのトレーニング方法を学んでいたため蒼剣は『風蒼』の一部の団員は相撲的な要素でトレーニングに励み、他の『風蒼』の団員は食事の管理やトレーニングによって筋肉質な体型となっている。
これにより『風蒼』の団員達はそれぞれ体型が違っているのだ、ただ力が強いわけではない、これでも風属性の魔力も持っていたり魔力なしで体型などを活かした技術などで相手を倒していく。普通の人では無理なものだろう、しかし少しの魔力をフォックは分けているため団員達それぞれ才能を開花している。
「まあお昼には結構食うし大丈夫だよ、んじゃ俺らも」
「はい」
フォックとレイリュウは部屋を出た。
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「ごちそうさま」
食事を終えたフォックとレイリュウそこに。
「帰った」
雷黄が団員達を連れて帰ってきたようだ。
「お疲れ、ランニングついでのパトロールどう?異常はなかった?」
「異常はない、俺の部隊の皆が色々サポートや偵察などしてくれたおかげだ」
雷黄はフォックにそう報告する、雷黄の部隊『雷閃』は主にライエイつまり変身した雷黄のサポートと補助をしていてその者達は黒子という役割で雷黄のサポートをしている、また団員達の中ではヒーローとしての素質もあったりなどもありさらにそれぞれ魔力によって属性が違うため雷が主に使う雷黄にとって他の属性を持った団員達がいればカバーできる。
理由としては雷黄の能力が通用しないヴィランの存在もいる、そのため対策するにはそのヴィランに対応しなければならない、しかしスカルドラゴ団の部隊がいるためかそれをカバーできるためサポートだけでなく新たな仲間となるヒーローもいるだけで雷黄の負担は軽減されている。
「まあそれぞれ部隊として分けたから俺達もやりやすいし雷黄にはヒーロー活動しやすいだろうね」
「感謝している、俺の能力では限界がある…だからこそ俺の部隊がいて助かる」
と、フォックに感謝する。
「まあ俺の意思でないけど俺についてくれた皆がいたからこそよ、まあグズマなどは驚いていたけどここまで彼らを開花するとは思わなかった、別世界の先生というよりはベレトの俺の指導のもあったからこそ彼らの才能開花もできたってわけだし」
彼らは元はスカル団の団員達で不良少年少女の集まりだった者達だ、だがフォックについていくという彼らの意思もあったからこそこうしてフォックがグズマの代わりに別の組織のリーダーとして活動できるようになったのだった。
「まあ元は悪の組織という扱いだけどまさか俺がそれを引き継ぐことになるなんて、まあこれはこれでよかったかな」
「そうだな、魔王であるお前だからこそ俺達の部隊ができたしな」
そこにトレーニングしていた蒼剣が入ってきた。
「まあだからこそ日常は大事だしまた色々と依頼やポケモン絡みの依頼も来るわ、まあポケモンになった団員達も元気だしさて、そろそろアストルの方もどうなのか連絡しないとね」
そう言うと
スカルドラゴ団と魔王代理であるアストルは今日も平和に活動しているのであった。
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おまけ
「それじゃあそっちは雷閃部隊の方で怪我した場合の治療頼むよ」
「わかりました!」
スカルドラゴ団の女性陣がフォックの指示でそれぞれ動き出す、彼女達は女性だけの部隊『レディドラ』だ、彼女達の部隊は治療だけでなく戦闘要員の団員もいる。
彼女達の部隊に関しては指示がフォックだけのため他に指揮をとるのは彼女達に任せてはいる、また寮での食事も彼女達が担当しているが当番制のため他の団員達も食事を作ったりはしている。
「そちらも変わりはないですね」
と、魔法陣にアストルが映っていて話している。
「うん、そちらも変わりないけど大魔王の動きもあるから注意してね」
「そのようですね、大魔王、フォックさん達がなんとかしてくれたようですがまた何か企んでいて僕も狙われる可能性はありますしもしもの時に備えないとですね」
フォックとアストルはそう話す、大魔王ダルクェースが何か企む可能性も考慮して交互に情報提供をしていっているようだ。
「そういえばアストルの魔力のも注意しないと、もうアストル自身の魔力だけどあいつがそれを狙って魔力を奪うのもあるけどすぐ魔力回復できてもアストルの魔力を利用するという手もあるから」
「そうですね、僕もモフモフで制御できないとこがありますし」
アストルの魔力はかなりのもので膨大、魔力漏れも制御できないとこもあるため魔王代理としては欠点的な部分はあるがそれでも魔物達などが色々カバーをしている。
「だからこそだね、まあせばす達がカバーしてるけど俺達の世界に来た時には色々となんとかする点もね」
「はい、だからこそ訓練もしています、では報告はこれで以上です」
アストルは報告を終えた。
「わかった、んじゃそろそろ切るね」
「はい、では」
互いに頷いてから魔法陣は消えていった。