魔王勇者は大魔王勇者へと~後編~

  街はパニックで逃げ惑う者達が多くいる。

  「うわぁ!」

  「おっと逃がさねぇぜ」

  魔物の一匹が虎獣人に襲い掛かろうとする。

  「唸れ!」

  そこにライエイに変身した雷黄が魔物を雷撃を纏った拳で殴りだす。

  「ぐわっ!?」

  そのまま魔物は吹っ飛んでしまった。

  「大丈夫か?早く逃げろ」

  「は、はい!」

  虎獣人はその場で逃げ出す。

  「さて…」

  ライエイが振り向く、そこにはさらに魔物達が押し寄せてくる。

  「俺だけだと思ったら大間違いだぞ」

  そう言うと魔物達が吹っ飛ぶ、そこには『雷閃』のメンバー達が魔物達と対峙して倒していく。

  「人々を守るのがヒーローの勤め、だた一人ではできないことはある…だがこいつらがいるからこそ俺はこころ起きなく戦える」

  そう言うとライエイは拳を構え電気を帯びる。

  「スカルドラゴ団チーム『雷閃』リーダーライエイ、お前達の好きにはさせん」

  冷静にそう言い魔物達と対峙する。

  [newpage]

  別の場所では。

  「それっ!」

  アストルが魔法を駆使して魔物達を倒していく。

  「オラァ!」

  「食らえ!」

  魔導書や魔法、さらに杖を使って叩きつけるように攻撃したりする者が多く、魔物達もかなり押されていた。

  「魔王代理としてフォックさんに代わって皆を守ります!『白竜』の皆!僕達でフォックさん達が行ってる間に何とかしていこう!」

  『おぉ!』

  連携していきながらも魔物達はかなり押されてしまうのであった。

  [newpage]

  「よっと、あいつらはあそこにいるようね」

  フォック率いる『勇竜』蒼剣率いる『風蒼』、そして『レディドラ』の面々に支えながら後ろで見守るエルティウスとライザオ。

  「油断しない方がいい、奴らも私達の魔力を吸収している」

  「悔しいが気をつけろ何を仕掛けてくるかわからねぇぞ」

  二人がフォックと蒼剣に忠告する。

  「まああの頭でっかち鳥ならそうするかもね、でもね」

  「俺らも色々経験してこいつらのような奴らとも対峙していた、だからこそ今度は」

  蒼剣が大剣を腰に乗せる。

  「そう簡単にはいかねぇ」

  「まあ俺は来て浅いがあんたらを守らせてもらうぜ、こっちは俺らに任せてフォックと蒼剣、お前らはあいつらを」

  「えぇ、この二人の事はみんなと蓮蛇、頼むわ」

  蓮蛇は頷いて他の皆も頷く。

  「レイリュウ、サポートは頼むわ」

  「了解ですマスター」

  「んじゃ行くぞ!」

  フォック、蒼剣、レイリュウが二人の大魔王の元へと向かった。

  [newpage]

  「来ましたね」

  「ククク、我らを恐れぬとは二人も勇者がいるとは想定外だったな」

  待っていたクラソレスとダルクェースがそう呟く。

  「あら、意外と勇者だったのバレたけどまああの二人の大魔王が話したのならしょうがないわ」

  「まっ、おかげで俺も勇者という意味を改めて知り得たからな」

  と、二人は構える。

  「ダルクェースの方は蒼剣に任せる、俺とレイリュウはそこの頭でっかち鳥をやっておくわ」

  「了解、やられるなよ?」

  もちろんとフォックは頷いた。

  「ぐっ!頭でっかちですって…この私に対して!」

  クラソレスは風の魔法でフォックを攻撃する。

  「このぐらいでやられるほど甘くないよ」

  そう言いバリアで防ぐ。

  「ならそのバリアを壊してあげますよ!あなたの魔力もいただきにね!!」

  クラソレスは複数の羽を飛ばす、エルティウスとライザオのくらったあの羽だ。

  「その魔力私達によこしなさい!!」

  フォックに羽が迫る。

  「レイリュウ!」

  「はい!」

  「なっ!?」

  フォックはレイリュウに合図してレイリュウはいつの間にかクラソレスの背後にまわっていた。

  「はっ!」

  「くらえ!」

  「ぐっ!」

  剣で羽をはじき返しレイリュウはそのままクラソレスに羽を放ってクラソレスの身体に刺さりクラソレスは苦渋の表情をする。

  「おのれ!」

  「ぐわっ!?」

  そのまま風の魔法でレイリュウを吹っ飛ばす。

  「なにしてくれとるんじゃオラァ!!」

  「ぐがっ!?」

  レイリュウを吹っ飛ばしたことによりフォックがブチキレてクラソレスを蹴り上げる。

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  一方。

  「ハハハ!その程度か勇者、いや元勇者か?」

  「このぐらいで俺はやられないぜ」

  ダルクェースと対峙していた蒼剣、パワーも上がっていて少しながら蒼剣が押されている。

  「だがこれで終わりにしてやる!貴様を倒したら次はあの魔王だ!」

  ダルクェースが大技を仕掛けようとする。

  「(あっちのパワーが前より上がってる、やっぱ大魔王二人の魔力を吸収しちまって戻ってきちまったからか、くそっ!このままじゃ奴にやられる!)」

  心の中ではダルクェースに有利となっていて追い込まれる状態の蒼剣、大魔王二人の魔力を吸収したためダルクェースに思ったほどダメージを与えられていない。

  「これで貴様も最後だ!」

  ダルクェースが大技の繰り出すため力をためていく。

  「(どうする…これではあいつに!)」

  緊張が走る。

  『お前は魔王から色々学べたのだろう?勇者に相応しくないと思っているがお前はすでに答えを出している、勇者というのはただ魔王を倒すだけのものではないと』

  ふと勇者の剣の言葉を思い出す。

  「(そうだ、俺はあいつに色々叩きこまれた、ただ倒すだけが勇者じゃない、今度は俺があいつを助ける番だって)」

  思い出したかのように蒼剣は大剣…勇者の大剣を構える。

  「消え去れ!!忌々しい勇者!!」

  ダルクェースは闇のオーラを纏って蒼剣に突進する。

  「……」

  蒼剣が無言になる。

  「させねぇよ!」

  と、そう一言言うと。

  「何っ!?」

  なんとダルクェースの突進を大剣の腹で止める。

  「小癪な!!」

  ダルクェースはそれでも突進を辞めず止まらない。

  「俺は勇者だった…けどあいつと対峙してわかった、あいつは魔王と勇者という因縁を何とかしたい、ただ魔王が勇者が互いに倒し合うだけが全てじゃねぇ」

  「なっ!?我が…押されてる!?」

  ふとダルクェースが押されて押し戻されそうになる。

  「世界を守ったり誰かのために支える!俺は勇者じゃねぇ!俺は!!」

  蒼剣の大剣が光る。

  「蒼剣という名前の!勇者竜だ!!」

  すると蒼剣の背中から光の両翼が広げだしダルクェースを吹っ飛ばす。

  「ぐわあ!?」

  そのまま倒れてしまうダルクェース。

  「これでいいんだよな?」

  と、呟いた。

  [newpage]

  「ぐっ!こんなことが!ありえない!だがまだやられるか!あの方のためにこの世界を!!」

  風魔法などいくつもの魔法をフォックに向けて放っていく。

  先ほどレイリュウによって自身に羽が刺さって魔力の消耗が少し激しくなる。

  「深紅の薔薇よ、我が光へとなれローズシャイン!」

  光輝く薔薇の花びらの光がクラソレスの魔法を打ち消していく。

  「もうやめたら?その者がそう言われているのならそこまで執着する必要はないはず!そこまでして世界を支配するつもり?」

  「うるさい!!あなたのせいで計画は台無しです!最大魔法で終わりにして差しあげましょう!!」

  するとクラソレスが詠唱する。

  「斬りつけろ!我が暴風!全てを壊してしまえ!!」

  「レイリュウ、ちょいとばかし氷属性の魔法頼むわ、ちょいと傷ついているけど大丈夫?」

  「だ、大丈夫です。これでも私はあなたの使い竜です最後まで付き合いますよ」

  そう言いレイリュウは詠唱する。

  「大丈夫なら頼むわ、さてこちらもいくよ」

  フォックも詠唱していく。

  「閉ざされし永遠の氷結」

  「色どりの散る一凛」

  「大いなる封印となり凍てつけ」

  「咲き誇れ」

  二人の詠唱が重なる。

  「吹っ飛ぶがいい!!クラウソス!!」

  暴風がフォックとレイリュウに迫る。

  「プリズンコフュン!!」

  「レインボーローズ!!」

  色どりの薔薇の花びらといくつもの枝分かれした氷が暴風に絡まり防いでいく。

  「なっ!?私の最大魔法を!?」

  「砕け」

  「そして散れ」

  暴風は凍りつき色どりの薔薇の花びらが光となりクラソレスを襲う。

  「そんな!?この私が!!?」

  そのまま吹っ飛ばされた。

  [newpage]

  「おっ!そっちもやったようだな」

  そこに蒼剣が駆け付ける。

  「そっちも決着ついたようね」

  どちらも決着がついたようだ。

  「ぐっ!まだです!」

  「まだ我らは終われん!!」

  ボロボロになりながらもまだ立ち上がるクラソレスとダルクェース。

  「まだやるつもり、いい加減終わりにした方が身のためよ?」

  「うるさいですね!まだ私達は!」

  「このまま我らも終われん!貴様らを倒してこの世界を支配するまでは!!」

  諦めが悪い二人。

  『見苦しいぞクラソレス!ダルクェース!!』

  「そ、その声は!?」

  そこに何やら上空が雲ってきて雲を突き抜けて大きな者がやってくる、二本の角をしていて顔にはヒゲを生やしている。

  『大魔王グラントニス様!?』

  「あれがあの二人の上の大魔王…」

  「でかっ!?」

  見上げるとかなりでかい図体をしていた。

  「貴様達は我が命令に背くとは、世界をこの魔王にと言ったはずだ、何故拒む?」

  「拒むとは、私はただ貴方様の命令に従ったまでです。グラントニス様もどうしてあの魔王に加担するのですか!?貴方様は自分の世界を滅ぼして他の世界も滅ぼすと私達に話したはず!それなのに何故なんです!?」

  「我も納得ができません!どうして魔王にこの世界を託すというのですか!?」

  見下しながらクラソレスとダルクェースを睨むグラントニス、二人は反論していて納得していないようだ。

  『ばっかもーん!!』

  『ひゃっ!?』

  「うおっ!?」

  「きゃっ!?」

  「ひゃっ!?」

  一斉にグラントニスの一喝に驚きだす。

  「貴様らはただ支配することが全てだと思っているのか!我は確かにそう言った、だがそこにいる魔王は自分が何者なのか縛られず滅ぼすことなど考えていない!我もそれを見てこれ以上干渉することはしないことにしようとして矢先に貴様らは!!命令に背いた二人には罰を与える!!」

  怒りだしたグラントニスが上空から二人に雷を落とす。

  『あばばばば!!?』

  二人に雷が落ちて二人は縮んでしまい魔力も全て尽きてしまう。

  「そんな!?私の魔力が!?」

  「我の魔力が!!?」

  二人はショックを受けてしまい項垂れて地面に脇をついた。

  「さて魔王とそこの勇者よ、我が四天王二人の失態とお見苦しい所をお見せして申し訳ない」

  と、フォック達に謝る。

  「あ、いえもう俺達が黙らせましたのでそんな謝らないでください」

  フォックも慌ててグラントニスに言う。

  「この二人には言って聞かせ…ぐっ!」

  するとグラントニスは片脇をつく。

  「どうしたんです!?」

  「どうやら…二人に対して我も魔力が尽きたようだ、我もそろそろ寿命なのでな、滅ぼすのを命じた理由も我の寿命によるものだ、しかしそれももうできん…」

  先ほどの雷で魔力を消耗してしまいさらには具合もよくなく寿命が来ていたようだ。

  「グラントニス様!?」

  「くっ!もう時間は残されていないのかよ!?」

  そこにエルティウスとライザオ、さらに他のメンバー達も駆け付ける。

  「エルティウスとライザオか…すまない、我はここまでのようだ」

  「そんな!?」

  「俺達が不甲斐ないばかりに!」

  二人もグラントニスが心配のようだ。

  「これってやばいんじゃないのか?どうするフォック」

  と、蒼剣はフォックにふる。

  「一つだけ方法はあるわ」

  と、フォックは一つの方法を思い出す。

  「ホントか!?」

  「どうするんだ?」

  二人がフォックに言いよる。

  「こうするしかないけどそれでもいい?」

  と、フォックはその案を言う。

  「なるほど…だがいいのか?我は支配する計画したり世界を滅ぼしたりした大魔王なのだぞ?」

  納得するがグラントニスは自分がやってしまったことに関してフォックに言う。

  「あなたが償う気持ちがあるのでしたらやれるけど」

  「ホントにできるのならやってくれ」

  「グラントニス様を救ってほしい」

  二人の大魔王もフォックに懇願する。

  「わかった、俺もあまり命を失うのはごめんだし何とかしてみるよ」

  果たしてその方法とは。

  [newpage]

  屋敷内にある部屋の一室、そこには卵があった。

  「彼の魂をここに」

  卵に魂が宿る、すると卵に罅が入り割れるとそこには。

  「我は…生きているのか?」

  小さな黒い竜が誕生した。

  「グラントニス様!」

  そう、寿命により命が尽きてしまいそうだったグラントニスであった。

  実は転生で大魔王から新たな命として卵から孵った黒い竜として第2の人生もとい竜生となったのだ。

  「どうやら成功ね、魂自体を宿して転生させれば生きる可能性もありまたやからしたことに関しての清算もできるから大丈夫ね」

  フォックも納得した様子だ。

  「ありがとう、魔王であり勇者の者よ、どうやら我はもう大魔王でもない貴様に大魔王を受け継いでほしい」

  「えっ!?でも俺はそんな大魔王の素質なんて…ましてや勇者のもあるから余計」

  「いいんじゃねぇの?大魔王になってもこれまでと同じようにやればいいし」

  お礼を言われさらに大魔王を受け継いでほしいと言われたフォック、しかしそこまで大魔王になるのは余計ではと思っていた時蒼剣がなっても言いと言ってきた。

  「確かに大魔王になろうとお前はお前だろ?」

  「フォックさんは大魔王になっても世界を支配とかそういうつもりないですし」

  「まっ!あんただからこそ俺達はついてきたんだ、別に大魔王になろうとやること変わらねぇだろ?」

  蒼剣、雷黄、アストル、蓮蛇がそうフォックに言ってくる。

  「みんな…」

  みんなに言われフォックは。

  「わかった、大魔王となろう、まあ勇者でもあるけどいつも通りの俺だもんね」

  と、承諾した。

  [newpage]

  それから数日後。

  フォックがいた世界から今のいる世界に魔王城が移動してきた、さらに色んな装飾が施されてこれからフォックの大魔王受け継ぎの儀と魔王城のリフォームなどを行うことになった。

  「これより魔王フォック様の大魔王受け継ぎの儀を執り行う!」

  せばすが司会を勤める。

  「ではフォック様」

  「うん」

  フォックがグラントニスの前に立つ。

  「始めるぞ」

  「頼むわ」

  グラントニスが言葉を詠唱していく。

  「我大魔王を辞退し、魔王を新たな大魔王へと受け継ぐその名をフォック」

  グラントニスがそう言うとフォックから魔力が流れ黒いオーラを纏うがさらに白いオーラもまた纏い二つのオーラがフォックを纏って数秒後に消える。

  「これでフォックは大魔王となった」

  これによりフォックは大魔王へとなったのだった。

  「すばらしい、では大魔王様」

  フォックは頷いてみんなの前に立つ。

  「皆さん、今日はお集まりいただきありがとうございます、俺は本当はなるつもりはなかったものですが仲間や皆が『大魔王になってもやることは変わらない』と言ってくれて決心しました。でも俺は最初魔王でない火の竜人であり竜と人のハーフは忌み嫌っていました、しかしながら魔王になって受け継いでそれを変えたいのと勇者と魔王が争っているのを終わらせたいだからこそ俺は勇者も受け継いでしまった。だけどこの世界に来て色んな人達や同じ竜人などと出会い大きく変わりました。だからこそ今度は忌み嫌われないように大魔王としてこれからも平和など嫌にならないような事を築いてあげたいと思います、みんなこれからもよろしくね!!」

  わーという歓声が広がりこうして大魔王の儀を終えることができた。

  [newpage]

  それから数か月後。

  この世界にある街の一角に元は屋敷だった場所は大きく代わりそこは学校と寮、さらには屋敷や色んな住居が多く建っていた。

  そんな屋敷に。

  「う~ん、ここも大分変わって大丈夫のようね」

  フォックが背伸びして屋敷のドアから出てきた、大魔王になっても変わらずに活動している。

  「マスター、今日は何します?」

  「フォックよ、我も早く他の世界へと行きたい」

  そこにレイリュウとグラントニスがいた。

  グラントニスは転生して大魔王を辞めてからフォックの使い竜として仲間になった、ちなみにグラントニスが崩壊した世界に関してはここ数か月学校などの建設と同時に崩壊した世界の修復など大忙しだったがようやく世界自体の修復作業が終わってグラントニスも一安心で色んな世界に興味を示しているようだ。

  「どうしますマスター、グラントニスが言っていますが?」

  「そうね、まあひと段落したし他の皆を連れて別の世界に行ってみましょう、それならあそこに行くか」

  ひと段落ついたため別世界に行くことにしたようだ。

  「おっ!行くのか?」

  そこに蒼剣、雷黄、アストル、蓮蛇、さらにエルティウスとライザオがやってきた。

  エルティウスは蒼剣のそばにいて彼は蒼剣の使いとして仲間となった、理由としては蒼剣自体勇者の力が戻りかつ風属性の使い手のため同じ風属性を使うエルティウスと気が合ったということだ、エルティウスは魔力を吸われて小さい姿となっていて魔力自体は戻っても姿自体はどうやら戻れなくなったらしくそのままになった。

  一方ライザオは雷黄のそばにいて彼の使いとなった、またエルティウスと違って元に戻れるようで普段は小さい姿いわゆるSDと呼ばれる姿でいることが多くヒーロー活動の時には元の大きさに戻り雷黄と同じヒーロー活動をすることになり彼もまた活動が広がっていったのだった、大魔王と呼ばれた者がヒーローへと変わったのだ。

  「ちょうどよかった、皆と行こうと思って呼びに行くところだったよ」

  「おっ!なら行くか」

  「色々と学ぶことが多いからな」

  「他の世界でも平和でないこともありますし」

  「色々周るのもいいからな~」

  と、蒼剣、雷黄、アストル、蓮蛇が一言そう言ってきた。

  「フォック様方がいくのでしたら」

  「俺らも行くぜ、俺達も見て周りてぇしな~!」

  エルティウスとライザオもワクワクしていた。

  「そんじゃ出発しちゃおうか!」

  フォックは魔法陣を展開して皆が魔法陣に乗る。

  「出発だがフォックよ、ダルクェースとクラソレスの二人はどうしたのだ?我が魔力を奪って以来姿を見ていないのだが?」

  出発前にグラントニスが聞いてくる。

  「あ~あいつらは屋敷のとある部屋で少しばかり役割を与えたわ、それ以上は別の機会に言うから」

  「そうか、なら後で聞くとして出発しようではないか」

  「では行きましょうかマスター」

  魔法陣が展開されフォック達の姿が消えていった。

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  「ホントなんで私が!」

  「はあ~我は結局こうなるのか」

  そんなダルクェースとクラソレス二人はというと何故か穴にはまっていた。

  「この屈辱忘れないですよ!大魔王になったからって!」

  「我らには無理があったかもな…」

  クラソレスは怒っているがダルクェースは呆れてしまっていたのであった、だが彼らは知らなかった、この穴にはまっているのがどういうのかをダルクェースは知っているがクラソレスだけは後で知ることになるのだった。