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卒業する先輩に告白卒業する先輩に告白を

  ※風の音

  じゃあね。

  ……あ、後輩くん。

  うん。無事に卒業できたよ

  嫌味?別にそんなことないけど。

  ふふっ。学年主席なんて目に見えないものに名前をつけただけだよ。それにここでの一番なんてどうでもいいでしょ?

  贅沢?そう思うなら後輩くんも頑張って見たらどう?

  ふふっ。それで、声をかけてくれた理由はお祝いの言葉だけ?

  えー、どういうことって。私、在学中で一番可愛がってたのは後輩組んだと思うけど。

  ねぇ、可愛がってくれた先輩から何か欲しいものとかないの?

  ……まぁ無難は第二ボタンだけど、生憎とうちの学校の女子制服はセーラー。それに、第二ボタンが特別視されてるのは心臓に一番近いから。

  もしブレザーだったら、男子が女子にボタンを求めるときは第一ボタンだと思うよ。

  まぁそれはいいとして、何かない?今ならなんでもあげるけど?

  ……面白いことを言うのね。

  卒業するから最後に先輩をからかおうってことかしら?

  違うの?それじゃあ、どう言う意味で”先輩が欲しいです”なんて言葉を言ったのかしら。

  ……まさか、卒業式に後輩に告白されるだなんてベタなシチュエーションを私が受けることになるとは思わなかったわ。

  一つだけど言ってくけど、私、頭の悪い子は嫌いよ?

  ……ふふ、頑張ります、ね……それじゃあ、頑張ってもらおうかな。手始めに、春休みは勉強詰めだと思ってね。

  ※先輩、後輩を抱きしめる

  貴方に私をあげる。その代わり、貴方を私に頂戴。(耳元

  ……うん、よろしく。

  ほら、在学生は片付けとかあるでしょ。行っておいで。

  ……大丈夫。なかったことになんかしないから。

  あとで連絡するね。

  ……うん。頑張って

  ※遠くなる足音

  ※風が吹く

  ふふ。しつこく可愛がってよかった。

  やっと、欲しがってくれた……やっと、君をもらえた……

  【完】

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