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会社の先輩にお菓子をもらった

  ※キーボード

  お疲れ様、後輩くん。はい、差し入れ。

  ……遅くまでご苦労様。優しい先輩が疲れた頭に効くお菓子を進呈しよう。

  ん?どうしてポッキーかって?私好きなんだ。特にイチゴ味。あ、後輩くん嫌いだった?

  ……よかったぁ。そういえば後輩くんが甘いの苦手とか考えてなかったよ。

  もし苦手だったらモラハラだね。いかんいかん。

  作業どんな感じ?もう終わりそう?

  ……おぉー、じゃあもうちょいだね。終電には間に合いそうだ。

  ん?私はもうとっくに終わってるけど、頑張ってる後輩をおいて帰るのもあれかなーって。

  それに、もし終電逃したらうちに泊めてあげようかなと思ってたし。

  ……あ、今のは失言。完全にセクハラだわ。ごめん忘れて。

  え、あぁお菓子、ありがとう?あー、いやいやいいよ気にしないで。

  それじゃあ、私は別作業してるから終わったら教えて。

  ん?そうだなー……上に次の企画考えて欲しいって言われてるから、それでも考えようかなって。

  おぉー、後輩くん目が爛々だね。

  そういえば後輩くん、うちにきた理由は私が企画したゲームだっけ?

  ……嬉しいなぁ。こんな近くにファンがいて。

  あ、そうだ。もし一通り仕事がこなせてきたら、上司に頼んで一緒に企画作らない?

  ……もちろん。私、後輩くんのポートフォリオ見てさ、結構私が好きな世界観の企画書がいくつかあったからさ、それを少しリメイクして実際に作って見たりするのもいいかもって思ってるよ。

  ……うん。だから、そのためにもいまはしっかり経験詰みな。まだまだ今のままじゃ、企画は任せられないよ。

  ※時計の音

  ん、後輩くん終わった?

  そっか。それじゃあ帰りますか?

  んー、時間的にご飯食べたら終電逃しちゃうなー。

  ん?どうしたの後輩くん。

  ……え、私の家?……確かに明日休みだけど……むしろいいの?上司の家に泊まるなんて……モラルに反してないかな?

  ……僕が行きたいか……大したものとか作れないよ。

  え、後輩くんご飯作れるの?あー確か履歴書にバイト先の情報載ってたな……。お菓子のお礼?別にお礼なんてしなくていいよ。

  ……そっか。じゃあお言葉に甘えようかな。

  あ、私ちょっとお手洗いに行ってくるから少し待ってて。

  ※水の音。

  はぁ、まさか後輩くんが私の家に泊まりたいなんて……冗談で言ったとはいえ、まさか本当に叶うとは思わなかった。

  ……期待、していいのかな……?

  あー、ダメだダメだ。私は先輩だから。確かに、社内恋愛は禁止ではないけど……

  ウゥー……変な気を起こさないといいなぁ……

  あ、後輩待たせてる!急がないと!

  【完】

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