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ナンパして来たお姉さんにお世話された

  ※フクロウの鳴き声

  ※ブランコの音

  こんな夜遅くに、こんなところで何をしてるのかな?

  ※近づいてくる

  お家に帰らないの?家出?

  ……だんまりかぁ。

  ねぇ、だったらお姉さんと気持ちいいことしない?

  ※少しまをあける

  ※扉の開く音。

  適当に座って。あ、お腹空いてる?簡単なものでよければ作るけど。

  ……あ、そうだ。先にお風呂入っておいで。家出る前に溜めたからまだ綺麗だよ。着替えは準備しておいてあげるからゆっくり入っておいで。

  ほーら、行った行った。

  ※少しまをあける。

  ※お風呂場。

  湯加減どう?

  ※少し慌てる。

  そっか。着替えここに置いておくから。タオルも好きに使ってくれていいよ。

  あ、シャンプーとかも気にせず使って。

  ※少しまをあける。

  ※扉の開く音

  あ、戻った来た。

  ……服?いいよ、気にしないで。それよりこっちおいで。ご飯できてるよ。

  それと、食べながら髪乾かしてあげる。

  いいから、ほらこっちおいで。……よし、いい子。

  ※ドライヤーの音。

  簡単なものしか作れなくてごめんね。

  味はどう?……美味しい?それはよかった。ゆっくりよく噛んでお食べ。

  ※しばらくドライヤー

  ※止まる

  よし、こんなものかな。

  あ、ご飯粒ついてるよ。んっ。んー、一粒じゃ味わかんないかな。

  ゆっくりお食べ。私はお風呂入ってくるから、食べ終わったらそのままにしてていいよ。

  ※しばらくまをあける

  ※水の音

  ふぅーさっぱり。

  って、あ!洗わなくていいのに。

  ……これぐらいじゃないの。全く。悪い子だな。ほら、こっちおいで。

  ※ソファーに横にならせる

  ふふ、悪い子にはお姉さんからのお仕置きだ。

  ……お、顔真っ赤。膝枕はやっぱり恥ずかしいかい?

  別に気にしなくていいよ。ほら、お姉さんに甘えな。

  ……んー、なーに?

  どうしてこんなことをするのかって?

  言ったでしょ。気持ちいいことしてあげるって。

  あぁもしかして……

  エッチなことされると思った?(耳元

  ふふっ。して欲しいならお姉さんはしてあげてもいいよ。

  ……まぁそれは冗談だけどね。

  公園にいた君がいまにも死んでしまいそうな顔をしてたから、助けたくなったの。

  昔の、私と同じ目だったから。

  君の家庭の事情は知らないけど、私は親や周りの期待が大きくてそれがストレスになったの。

  精神的に苦しくて苦しくて……どうしたらこの苦しいがなくなるかなーって思った時、死ねば楽になるかなって思ったの。

  死ぬ一歩手前。その時に、お姉ちゃんが助けてくれた。

  家を出ていたお姉ちゃんが1日だけ私を連れ出して、家でいろいろお世話してくれたの。

  お風呂に入れてくれて、ご飯用意してくれて、髪を乾かしてくれて、そしてこうやって膝枕してくれて。

  そしたらね、気持ちがスッと軽くなったの。肩の力が抜けたみたいな、苦しさが消えたの。

  癒しっていうのかな。頭がクリアになるっていうか、そんな感じ。

  ……確かに君と私は初対面だよ。君じゃなくても、私は同じことをしていたと思う。でも今、私は君のことを癒してあげてる。不満?

  ……もし気持ちが落ち着いたら、まっすぐお家に帰りなよ。きっと家族も心配してる。まぁ言い訳は考えてもらわないといけないけど。

  ……ふふ、眠そうだね。

  いいよ、そのまま寝て。夢ぐらいは幸せなものを見てね。

  また、辛くなったらあの公園においで。また今日みたいにお世話してあげるから。

  ※少しまをあける。

  ※スズメの鳴き声

  ※布の音

  ※お姉さんが隣で寝てる

  ※起き上がる。

  ※歩く

  ※布の音

  ※歩く

  ※扉が閉まる

  はぁ……何も言わずに出て行くなんて、まるで一夜限りの関係みたいだな。

  ふふっ。待ってるからね。いつでもおいで。

  【完】

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